2018年12月29日
コマンダー(マルシン)でC-Tecを撃つ

マルシンのコマンダーです。
このモデルと同社のガバメントは箱出しでもそれなりに、調整すればより快調に作動するので遊べるモデルではあります。
しかしマルシンは最近カートを値上げしていますので、純正のPFC以外にも使えるカートを模索したいところです。
Youtubeで、C-Tecのマイルドキックを使ってコマンダーを発火している方の動画があり、快調に作動しているので自分も試してみたところ、確かにバッチリ作動し、カートも軽快に排莢されました!
ただ、自分としては少しパワーを落としたいところです。
そもそもCPカートはPFCよりもかなりパワーがあり、C-Tecのマイルドキックは一般的なCPよりもさらに少し強いですから、PFC用に調整された銃にはキツいです。
手っ取り早い対策として、リコイルスプリングを同社のフルサイズガバメント用に交換し、おまけにGM-7用のリコイルバッファを取り付けてみました。

フルサイズ用の長いスプリングなので、セットする際にクニャクニャと曲がって難しいです。
なんとかセットして組み立て、スライドを操作してみるとギシギシという音がします。きっとクニャクニャのスプリングがどっかに接触しているのでしょう。
しかしこれでテンションは上がったので発火してみました。
…まだ少し強い気がします。
そこで次はKSCの93R用リコイルスプリングに交換。

このスプリングは短いですが、とてもテンションが強いです。組み立ててみると、かつてない固いスライドの引き心地になりました。
これで発火したところ、パワーはだいぶ押さえ込まれていると感じます。それでいてスライドストップもしっかりかかるので良い感じだったのですが、暴発やジャムが何回が発生しました。
これはおそらくスライドが戻るスピードが速すぎるのだと思います。特にコマンダーはスライドの後退ストロークが短いので、余計にスライドが高速で戻っているのでしょう。
というわけで、現状としてはクニャクニャでセットしにくいけど、同社のガバメント用リコイルスプリングのほうがイイかなぁ。
あとはハンマースプリングの交換や、デトネーター先端の形状を加工し、C-Tecの中空インナーを使用するなどの方法も順次試していきたいです。
それよりも何よりも、アルミ製PFCの発売を望むわけですが、旧来の真鍮製ですら値上げされたのに、マルシンが作ったら一体いくらになるのやら…。
2018年12月22日
ベレッタM93Rも1月発売ですって

タナカからグロック18Cが1月に発売されるというニュースに小躍りしたばかりですが、なんとKSCからはベレッタM93R(2nd)が12年ぶりに再販されるそうです!しかも同じ1月。
KSCの93Rは作動性能の高いモデルですが、市場から消えて久しいです。少量生産との事ですので、欲しかった人はぜひ予約して購入されたいところですし、既に持っている方もスペアパーツ確保の良いタイミングだと思います。
KSCにモデルガン製造に力を入れてもらうためにも、自分も1挺購入して微力ながら売り上げに貢献したいと思います。
1月はマシンピストル祭りになりそうで楽しみ。
お金もマシンガンのようにあっという間に撃ち尽くしてしまいそうですけど。
2018年12月19日
グロック18Cが1月発売ですって

タナカから1月発売予定の製品が発表されましたが、なんとグロック18Cが新発売との事ではないですか!
これまでCの付かないグロック18は発売されていましたが、スライドやバレルにポートが空けられたグロック18Cのモデル化は初です。
写真は名古屋フォートレス製のカスタムスライドを、グロック18のフレーム(Gen2)に乗せた物です。このようなショップカスタムは、過去においてはCAWも発売した事がありましたが、タナカがようやく製品化してくれるのは大変嬉しい事です。
仕様としてはスライドがABS、フレーム(Gen3)はHWで、これまでと同じ組み合わせではありますが、Evo2カートに対応しているとの事ですので、バランスは見直されている事でしょう。
発火性能が良ければロングマガジンも欲しいところですが、それは望みすぎでしょうか。
今から年明けが楽しみです。
2018年12月18日
ハイパワーMkIII化への道(最終回)
マルシンハイパワーのコマーシャル・ビジランテをベースにMkIII化の作業を続けてきましたが、一応今回で最終回です。
ハイパワーMkIII化への道(1)
ハイパワーMkIII化への道(2)
ハイパワーMkIII化への道(3)
ハイパワーMkIII化への道(4)
ハイパワーMkIII化への道(5)
一通りの加工やパーツ製作は終えていますので、あとは塗装をするだけです。
まずはチタン製のアンビセフティを塗装。

ザラザラの表面を研磨後、ミッチャクロン→ブラックスチール(キャロム)→ダークパーカー(インディ)の順番で重ねました。
最近はマットブラックに仕上げる場合にはこの組み合わせが多いです。
スライドも同様にブラックスチールとダークパーカーの重ね塗りです。

作ったフロント/リアサイトも一緒に塗装してしまいましたので、別パーツ感はなくなりました。
最後にホワイト入れです。

MkIIIの3ドットは四角いんですが、奇麗な四角にするのは意外と難しいです。
というわけで、すべて乾燥したところで組み上げて完成です。

グリップ周り。

タナカのガスガン用を加工して付けてます。ボトムがフレームより飛び出ているんですが、そのままにしています。いずれ削るかも知れませんが、見た目も使い勝手もあまり問題ありません。
グリップとフレームのラインの違いや、メインスプリングハウジングなどはマルシン仕様のままです。こだわるならハウジングの隙間は埋めたほうが良いでしょうが、頑張ってやってもいつ壊れるか分からないのでやりません。
セフティ(左)とリアサイト。

セフティは3Dプリンタによるチタン製で、サイトはプラリペアによるものです。
延長されたセフティは操作性が格段に向上しており、MkIIIの進化を最も感じる箇所です。
フロントサイト。

仕上げが雑なので、アップでは撮りません(笑)。
セフティ(右)と拡張したエジェクションポート。

セフティのアンビ化もMkIIIの象徴的な部分です。
本当は軸棒の先端が貫通して飛び出ているのですが、今回はモールドにしました。
フロントサイトとマズル。

バレルは実銃に倣ってシルバーに塗装しました。
前にも塗装した事があるのですが、発火しても意外と剥げないです。
というわけで発火テストですが、自分の場合には自作のデトネーターを用いてタナカのEvo2カートによる発火です。

まあ内部メカは特にいじっていないので、撃ち味も作動性能も変わらないです。
全弾ではないのですが、写真のようにカートがやや斜め上に排莢するようになった気がします。エジェクションポートの拡張が効果あるのか?正直そこまで断言はできません。この点はもうちょっと研究してみます。
正直言って修正したいところばかりだし、いつ破損するやも知れぬスライドは予備も作っておかなければならないので、まだまだ作業は続きますが、ひとまず形にはなったのでハイパワーのMkIII化はこれにて一旦完了とします。

今回の一連の作業で、ハイパワーの魅力を改めて感じました。
いずれ自分だけのカスタムハイパワーなんかも作ってみたいと思います。
ハイパワーMkIII化への道(1)
ハイパワーMkIII化への道(2)
ハイパワーMkIII化への道(3)
ハイパワーMkIII化への道(4)
ハイパワーMkIII化への道(5)
一通りの加工やパーツ製作は終えていますので、あとは塗装をするだけです。
まずはチタン製のアンビセフティを塗装。

ザラザラの表面を研磨後、ミッチャクロン→ブラックスチール(キャロム)→ダークパーカー(インディ)の順番で重ねました。
最近はマットブラックに仕上げる場合にはこの組み合わせが多いです。
スライドも同様にブラックスチールとダークパーカーの重ね塗りです。

作ったフロント/リアサイトも一緒に塗装してしまいましたので、別パーツ感はなくなりました。
最後にホワイト入れです。

MkIIIの3ドットは四角いんですが、奇麗な四角にするのは意外と難しいです。
というわけで、すべて乾燥したところで組み上げて完成です。

グリップ周り。

タナカのガスガン用を加工して付けてます。ボトムがフレームより飛び出ているんですが、そのままにしています。いずれ削るかも知れませんが、見た目も使い勝手もあまり問題ありません。
グリップとフレームのラインの違いや、メインスプリングハウジングなどはマルシン仕様のままです。こだわるならハウジングの隙間は埋めたほうが良いでしょうが、頑張ってやってもいつ壊れるか分からないのでやりません。
セフティ(左)とリアサイト。

セフティは3Dプリンタによるチタン製で、サイトはプラリペアによるものです。
延長されたセフティは操作性が格段に向上しており、MkIIIの進化を最も感じる箇所です。
フロントサイト。

仕上げが雑なので、アップでは撮りません(笑)。
セフティ(右)と拡張したエジェクションポート。

セフティのアンビ化もMkIIIの象徴的な部分です。
本当は軸棒の先端が貫通して飛び出ているのですが、今回はモールドにしました。
フロントサイトとマズル。

バレルは実銃に倣ってシルバーに塗装しました。
前にも塗装した事があるのですが、発火しても意外と剥げないです。
というわけで発火テストですが、自分の場合には自作のデトネーターを用いてタナカのEvo2カートによる発火です。

まあ内部メカは特にいじっていないので、撃ち味も作動性能も変わらないです。
全弾ではないのですが、写真のようにカートがやや斜め上に排莢するようになった気がします。エジェクションポートの拡張が効果あるのか?正直そこまで断言はできません。この点はもうちょっと研究してみます。
正直言って修正したいところばかりだし、いつ破損するやも知れぬスライドは予備も作っておかなければならないので、まだまだ作業は続きますが、ひとまず形にはなったのでハイパワーのMkIII化はこれにて一旦完了とします。

今回の一連の作業で、ハイパワーの魅力を改めて感じました。
いずれ自分だけのカスタムハイパワーなんかも作ってみたいと思います。
2018年12月15日
M36が活躍する映画『ポリス・ストーリー/香港国際警察』

今週はタナカのS&W M36スチールジュピターフィニッシュVer.2を購入し、ずっといじっていましたが飽きませんね。まさにS&Wリボルバーの傑作です。
世界的にもスナブノーズの代名詞的な銃なので、チーフスペシャルが登場する映画やドラマは数えきれません。その中でもチーフスペシャルの活躍する映画で思い出深いのは、ジャッキー・チェンの『ポリス・ストーリー/香港国際警察』です。ジャッキー映画で育った世代なので。

製作年は1985年。人気も体力も全盛期のジャッキーが作った傑作です。
同作が語られる時、常に強調されるのは当時の香港映画でしかできないような狂気に満ちた危険なスタントの数々なのですが、実は銃器描写にこだわった最初のジャッキー映画でもあるのです。
ジャッキーをはじめ、刑事全員が使用しているのがチーフスペシャルで、冒頭のバラック集落での大銃撃戦から、ワナにハメられたジャッキーが殺人犯に仕立て上げられる映画終盤まで、実に印象的にチーフスペシャルが用いられています。
アンクルホルスターで携行したり、ジャックされた2階建てバスが迫り来る中で行うリロードなど、カッコいいシーンが盛りだくさん。
今になってよく見ると、スクエアバットのモデルだという事が分かります。日本でトイガン化されるチーフは、大抵がラウンドモデルなので少し新鮮でした。しかしそんな事など気付かなかった小学生の頃には、コクサイのチーフでよくジャッキーのマネをしたものです。

特にバスが突進してくる緊迫した中、ゆっくりとリロードする場面はこの映画の隠れた名シーンです。
スピードローダーで装填すると、シリンダーをジーッと回して片手で振り込み、ゆっくりと2ハンドで構える。今じゃシリンダーの振り込みなんて御法度だと分かっていても、何度見てもシビれます。ジャッキー映画にはガキんちょがマネしたくなるような要素が溢れているのです。
その後の映画を見ても、ジャッキーはアクションやスタントだけでなく、銃器の扱いにもこだわっているのがよく分かります。
そして“カッコイイ銃器の取り回し”というこの映画の隠れた見どころは、2004年に自身がリメイクした『香港国際警察/NEW POLICE STORY』においては、グロックの早組み対決という形で進化を見せています。
このシリーズの新作『ポリス・ストーリー REBORN』が現在公開中。年内には観に行きたいところです。
最後は昔の洋画劇場のオープニング風、縦長画面。

2018年12月11日
S&W M36スチールジュピターフィニッシュVer.2

タナカの新作、S&W M36スチールジュピターフィニッシュVer.2を購入しました。
オーソドックスなチーフスペシャルの決定版のような物が欲しいと思っていたので、迷わず購入です。
開封して手に取ります。

ピッカピカ〜。
HWにメッキという組み合わせは、ヒンヤリとしている上に硬質感があり、非常に金属的です。
作る側にとっては難しいフィニッシュだと思いますが、量産品としてはとてもキレイな製品だと思います。欲を言えば、フレーム左側はもう少し丁寧に下地処理してほしいところ。
ハンマーとトリガーはケースハードゥン風。シリンダーラッチは、自分の世代的には小判型ではなくこの形状がドンピシャです。

コクサイのブルースチールを思い出しますね。あれはみるみるブルーが剥げてM60のようになってしまいましたが、タナカのジュピターはもう少し耐久性はあるようです。
発火仲間にはジュピターフィニッシュでも構わず発火している人もいますが、意外と発火耐性があるとの事。

Ver.2なので刻印がリアルになっています。
メーカー名とSPGの刻印は、グリップで隠れる箇所に入れられています。
ピンなどの考証にこだわるほどマニアではない自分も、リアル刻印はやはり嬉しいです。

ハンマーコック。
タナカのリボルバーは作動が非常にスムース。これはどんなに言葉や文章で説明しても伝わりません。実際に動かして初めて分かります。
リボルバーはシリンダーに作動痕などが必ず付くので、ジュピターフィニッシュは操作する事をためらいがちですが、今回はガチャガチャ動かして遊ぶと始めから決めて購入しましたので、容赦なくいじり倒します。いずれ発火もするつもりです。

シリンダーには純正カートの他、C-Tecの.38スペシャルが入ります。写真はトリプルキャップ用。

グリップは近くで見ても本物と見紛うほどリアルですが、やはり実物の木グリに換装したいところです。
ホルスターも味のある物を1つ欲しいですね。写真はイーストAのクロスドロウ用。味気ないです。

久々にリボルバーを購入しましたが、やはりイイですね〜。
常に手元に置いておきたくなる1挺です。
2018年12月07日
ハイパワーMkIII化への道(5)
マルシンハイパワーのMkIII化、今回はスライドの加工です。
カスタム箇所はフロント/リアサイトとエジェクションポートです。
まずはサイトの大型化ですが、実物と同じにするならスライドトップにアリ溝加工をして、別パーツのサイトを取り付けるという事になるのですが、以下の理由でアリ溝加工は断念しました。
1)スライドの肉が薄いので強度的に心配
2)アリ溝加工は難しい
3)面倒くさい
自分の場合には必ず発火するので、加工した箇所が衝撃に耐えられるか心配…などと言い訳をしつつ、一番の理由は(3)です(笑)。
ではどうするのかと言うと、まずタナカのガスガンMkIIIのサイトを、スライドに付いたままの状態で型を取ります。

使用しているのは「型取りくん」です。
短時間でキレイに型が取れます。

スライドトップのアールも含めた型が出来ました。
続いてマルシンスライドのサイトを削り落とします。

完全に削ってしまうのではなく、少し突起のように残しておきます。
さきほど作った型に、プラリペアを入れ、

サイトを削って出来た突起に被せるようにし、硬化するのを待ちます。

半日も置けば十分でしょう。

パカッと型を外すとサイトが出来ています。
自分としては、プラリペアはHWには付かないという認識だったので、ここで一度スライドからサイトを取り外して形を整えようと思っていたのですが、意外にもガッチリくっ付いていて外れません。無理に取ろうとすると割れそうなので、スライドに付いたまま仕上げる事にしました。

はみ出たプラリペアを削り落としたり、形を整えたりします。
後で思ったのですが、作ったサイトを外さないと最初から分かっているなら、元のサイトは下図の黒いシルエットのような形に削るのが良いと思いました。

※イメージ図なので寸法は適当です。
突起部分を図のようにT型にするか、逆三角形でも良いと思います。とにかく頭が大きい状態で残し、赤で示しているような大型のサイトを上から成形すれば、発火時の衝撃で外れる事はないと思います。
次回作る事があったらこの方法でやろうと思います。
そんなわけで、フロントサイトも同じ方法で作りました。

あとはエジェクションポートの加工です。
タナカMkIIIのエジェクションポートとの比較。

スライドを上から見たところ。上がマルシンで下がタナカです。
楕円形のMkIに対し、MkIIIはスクエアのような形である事が分かります。これは楕円形のコーナー部分を削って広げればイイのですが、それよりもマルシンのエジェクションポートのほうが前後長が長いという事に気付きました。
タナカのガスガンはおそらく実物にかなり忠実な寸法だと思いますから、マルシンのほうがアレンジしているのでしょう。実際、タナカのエジェクションポートはかなり小さく、空ケースの排莢なら問題ありませんが、モデルガンのカートを安定して排莢するのは難しいと感じます。
だからマルシンのアレンジは妥当なのですが、どの道デフォルメされているのなら、作動を優先して少し大きめに開いてみました。

とりあえずこれでフレーム、スライドとも加工は完了。
あとは塗装したら完成です。というわけで次回、最終回!
カスタム箇所はフロント/リアサイトとエジェクションポートです。
まずはサイトの大型化ですが、実物と同じにするならスライドトップにアリ溝加工をして、別パーツのサイトを取り付けるという事になるのですが、以下の理由でアリ溝加工は断念しました。
1)スライドの肉が薄いので強度的に心配
2)アリ溝加工は難しい
3)面倒くさい
自分の場合には必ず発火するので、加工した箇所が衝撃に耐えられるか心配…などと言い訳をしつつ、一番の理由は(3)です(笑)。
ではどうするのかと言うと、まずタナカのガスガンMkIIIのサイトを、スライドに付いたままの状態で型を取ります。

使用しているのは「型取りくん」です。
短時間でキレイに型が取れます。

スライドトップのアールも含めた型が出来ました。
続いてマルシンスライドのサイトを削り落とします。

完全に削ってしまうのではなく、少し突起のように残しておきます。
さきほど作った型に、プラリペアを入れ、

サイトを削って出来た突起に被せるようにし、硬化するのを待ちます。

半日も置けば十分でしょう。

パカッと型を外すとサイトが出来ています。
自分としては、プラリペアはHWには付かないという認識だったので、ここで一度スライドからサイトを取り外して形を整えようと思っていたのですが、意外にもガッチリくっ付いていて外れません。無理に取ろうとすると割れそうなので、スライドに付いたまま仕上げる事にしました。

はみ出たプラリペアを削り落としたり、形を整えたりします。
後で思ったのですが、作ったサイトを外さないと最初から分かっているなら、元のサイトは下図の黒いシルエットのような形に削るのが良いと思いました。

※イメージ図なので寸法は適当です。
突起部分を図のようにT型にするか、逆三角形でも良いと思います。とにかく頭が大きい状態で残し、赤で示しているような大型のサイトを上から成形すれば、発火時の衝撃で外れる事はないと思います。
次回作る事があったらこの方法でやろうと思います。
そんなわけで、フロントサイトも同じ方法で作りました。

あとはエジェクションポートの加工です。
タナカMkIIIのエジェクションポートとの比較。

スライドを上から見たところ。上がマルシンで下がタナカです。
楕円形のMkIに対し、MkIIIはスクエアのような形である事が分かります。これは楕円形のコーナー部分を削って広げればイイのですが、それよりもマルシンのエジェクションポートのほうが前後長が長いという事に気付きました。
タナカのガスガンはおそらく実物にかなり忠実な寸法だと思いますから、マルシンのほうがアレンジしているのでしょう。実際、タナカのエジェクションポートはかなり小さく、空ケースの排莢なら問題ありませんが、モデルガンのカートを安定して排莢するのは難しいと感じます。
だからマルシンのアレンジは妥当なのですが、どの道デフォルメされているのなら、作動を優先して少し大きめに開いてみました。

とりあえずこれでフレーム、スライドとも加工は完了。
あとは塗装したら完成です。というわけで次回、最終回!

2018年12月01日
ハイパワーMkIII化への道(4)
マルシンベースのブローニングハイパワーMkIIIの製作記です。
今回はフレームのトリガー後方を加工しました。

自分的にはやらなくてもそれほど気にならないんですが、せっかく参考になるタナカのガスガンがあるので、見ながら似た感じに削ってみました。
塗装後。

なんかちょっと形が違うんですが、あんまりやるとドツボにはまりそうなので、こんなところで妥協しておきます。

右側もやりましたが、こちらも形が少し変。まあやらないよりはマシでしょう。雰囲気だけでイイです。
マニアに言わせるとダストカバーのラインもおかしいらしいのですが、さすがにそこまではやりません。これで精一杯。
形状を微調整したセフティも出来ました。

左右のレバー同士はネジで固定します。
計画段階ではガバのように中央で噛み合うようにしようかと思ったのですが、よく考えるとガバはグリップパネルや専用のシアーピンで右レバーが外れないようにしているから出来るのであって、それが出来ないハイパワーはイモネジで固定するしかないんですね。

本当は軸棒が右レバーを貫通して頭が飛び出ているのですが、今回は飛び出る分をモールドとしました。
このほうが後加工を要する可能性が減るからです。

これでセフティレバーの表面を磨いて塗装したら、後はスライド側だけです。
なんとかゴールが見えて来ました。年内には出来そう。
今回はフレームのトリガー後方を加工しました。

自分的にはやらなくてもそれほど気にならないんですが、せっかく参考になるタナカのガスガンがあるので、見ながら似た感じに削ってみました。
塗装後。

なんかちょっと形が違うんですが、あんまりやるとドツボにはまりそうなので、こんなところで妥協しておきます。

右側もやりましたが、こちらも形が少し変。まあやらないよりはマシでしょう。雰囲気だけでイイです。
マニアに言わせるとダストカバーのラインもおかしいらしいのですが、さすがにそこまではやりません。これで精一杯。
形状を微調整したセフティも出来ました。

左右のレバー同士はネジで固定します。
計画段階ではガバのように中央で噛み合うようにしようかと思ったのですが、よく考えるとガバはグリップパネルや専用のシアーピンで右レバーが外れないようにしているから出来るのであって、それが出来ないハイパワーはイモネジで固定するしかないんですね。

本当は軸棒が右レバーを貫通して頭が飛び出ているのですが、今回は飛び出る分をモールドとしました。
このほうが後加工を要する可能性が減るからです。

これでセフティレバーの表面を磨いて塗装したら、後はスライド側だけです。
なんとかゴールが見えて来ました。年内には出来そう。