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Posted by ミリタリーブログ at

2020年12月27日

焼付塗装から1年


ちょうど1年前ぐらいに、初めての焼き付け塗装にチャレンジしました。
ネットで調べたら、金属パーツにファインスプレーブラッセンを塗布して高温で焼き、その後にさらにアトム耐熱スプレーを塗布して高温で焼くという、2段階の焼き付け塗装を行う事で強靱な塗膜が得られるという事が分かったので、BWCのキットを製作する際にマネしてみたのです。

焼付塗装に初挑戦(前編)
焼付塗装に初挑戦(後編)

それから約1年が経過しましたので、どうなったかを報告します。

まずはグリップセフティから見てみます。

右側のエッジ部分(赤丸の部分)がわずかに剥がれていました。同じエッジの丸で囲ってない部分も白く見えますが、これは光が反射しているだけです。
グリップセフティ後面は握っているうちに退色して白っぽくなる事が多いですが、そのような退色も見られません。それほど頻繁に握っていたわけではないからかも知れませんが、とにかくキレイなままです。

ハンマーとサムセフティ。

ハンマー前部は当然剥げています。
ここはリリース時にリテナーに直撃する上、スライド後退時にもリテナーやブリーチ底部で激しく擦れます。
ハンマー側面はほとんど剥げていません。左側面はキレイで、右側面は少しだけ白い線が付いているのが、前の写真で確認できると思います。

サムセフティはまったく変化が見られません。

トリガー、マグキャッチ、スライドストップ。

トリガー前部と、マグキャッチ表面に僅かに剥がれが確認できます。しかしよく見なければ分からないレベル。
スライドストップはまったく変化が見られません。
トリガーとマグキャッチのグルーブ、そして先のグリップセフティのエッジ部分のように、尖った箇所には塗料は定着しにくいのかも知れません。
スライドストップは、塗装前にエッジを少しメルトダウンしたためキレイな状態が保たれています。
下処理が重要ですね。

インナーシャーシ。

これはさすがに赤丸で示すまでもなく、かなり剥がれている事がご確認頂けるかと思います。
しかしメーカー完成品の黒染めでも、同じ箇所が同じように剥げているので、これは普通の事だと思います。
というか、過去記事を見るまでインナーシャーシも焼き付け塗装した事を忘れていました。それぐらいメーカー純正のような安心感がありました。

焼き付け塗装から1年経過した結果は以上の通りです。
期待通り、非常に強靱で満足しています。

ハンマー前部とインナーシャーシのレール部分は、極度に強く、繰り返し擦れるので仕方ないですが、それ以外の、例えばトリガー表面やハンマー側面、グリップセフティ側面、マグキャッチの側面(穴と擦れる部分)など、かなり擦れる箇所でも塗装が取れる事はありません。
メーカーによる黒染めと同等か、それ以上と感じます。

ただし、注意点もいくつか。
別のパーツで試したところ、焼き付け後に気泡のような膨らみが発生した事例がありました。亜鉛の成分が溶けたのかも知れません。
焼き付け時の温度管理で防げる問題なら良いですね。今後ノウハウを蓄積していきたいと思います。

また、ファインスプレーブラッセンによる1回だけの焼き付け塗装ではどの程度の耐久性なのかと思い、試してみたのですが、2度焼きとは雲泥の差でした。さすが研究を重ねて完成されたレシピです。

今後は退色した金属パーツの染め直しなどに積極的に採用していきたいと思います。
  

Posted by Red at 00:17Comments(10)モデルガン

2020年12月21日

S&W M19用アクリルスタンド


ZEKE製のS&W M19用アクリルスタンドです。
M29用は既に発売されていましたが、タナカのM19に合わせて発売されました。もちろん、タナカ以外のモデルにも使えます。


レーザー(?)で掘られた刻印がクッキリと美しいです。
M19専用と書かれています。


銃と接する箇所にはビニールのクッションが取り付けられていて、銃を傷つける心配もありません。


キャーーーーッ!カッコイイーーーー!
銃を置いても、「MODEL No.19」の文字が隠れないところがポイントです。


これは、ディスプレイ派は必携かも知れません。
タナカからM10がリリースされたら、M10用も出るのでしょうか。
スマイソンが出てもこのM19用が普通に使えるでしょうが、個人的にはスミスとコルトのダブル刻印で、スマイソン専用も欲しいところです。
  

Posted by Red at 19:12Comments(5)モデルガン

2020年12月17日

P228の排莢方向

SIG P228はとても発火・作動性能が高く、ほとんど調整する箇所は見当たらないのですが、唯一気になるのは、たまにおかしな方向に排莢する事です。

右斜め前方に飛ぶ事があるのです。
ひどい時は正面に飛ぶ時もあります。
YouTubeなどで様々な発火動画を見ても、同様の現象が起きている方がいるようです。
私の個体では1マガジンに2〜3発ぐらいこのようになる事があり、なんかだんだんと頻度が増えて来た気がするので、色々と考えてみました。

カートが前に飛ぶという事は、カートが前進するスライド当たって、前方に押し出される格好になっているのだと思います。
P228はスライドが後退するストロークが短い、つまりP226と比べてスライドが後退しきって前進し始めるタイミングが早いです。スライドの前進が始まった瞬間にカートがエジェクションポートから完全に抜けていれば正常な角度に排莢されるはずですが、たまに抜けきれないカートがあるのだと思います。

という事は、カートがきちんと(早めに)エジェクションポートから抜ければ良いはずです。

手動で操作してみると、エキストラクターの上あたりのブリーチにカートが当たる可能性が考えられました。

排莢ルートの邪魔になりそうなので、ブリーチのこの角の部分を削りました。


チャンバーカバーで隠れる範囲内で削ってます。
あまり削りすぎると、スライド閉鎖状態でも削った部分が見えてしまいます。
これでカートが当たらなくなればいいんですが、発火してみるとまだ少し前に飛ぶ事がありましたので、エジェクターも少々触りました。


エジェクターの上の部分を少し削って角度をつけました。
本当はこれはやりたくなかったです。なぜなら、エジェクターにこのように角度をつけると、排莢方向が上になるように調整できるはずですが、エジェクターが短くなる事でエジェクトタイミングが遅くなる可能性も考えられるからです。エジェクトタイミングが遅くなると逆効果です。
しかもP228のパーツ販売はまだ始まっていないので、失敗だった場合に後戻りができません。
なので、ほんの少しだけ削りました。効果があるか分かりません(笑)。

これで発火してみたところ、以前よりは前に排莢する回数は減った気がします。
それでもまだパーフェクトでは有りません。60発中2〜3回ぐらいは前に飛ぶ感じです。

なので、この調整に効果があったのかはよく分かりません。
カートの消耗が原因の可能性もあります。

しかしジャムや不発が起きるわけではないので、このモデルの価値は1ミリも下がりません。
いやあ、本当にいいモデルガンです。

  

Posted by Red at 01:12Comments(6)モデルガン

2020年12月16日

DMM.makeがトイガンパーツ取り止め!

DMM.makeの3Dプリントサービスで、トイガンパーツの販売が可能になる!という記事を先日書きました。
12月7日から受け付けを開始するとの事だったので、同日さっそく第1弾アイテムをアップロードし、出品申請を行いました。
程なくDMM.makeより、誓約書のPDFファイルが送られてきたので、その誓約書に署名し、顔写真入りの身分証のコピーと共に郵送。
それがDMMに到着次第、内容を確認して1週間ほどで出品が許可される見込みとの事だったので、「そろそろ許可下りるかなぁ〜」と思っていたところ、予想外のメールが届きました!

=====
大変申し訳ないお知らせをしなくてはならなくなりました。

12月7日に受付を開始しましたトイガンパーツですが、弊社としては、取り扱いをしないという経営判断をするに至りました。

誓約書を書いて頂いたにも関わらず、ご希望に添えなくなってしまいましたこと、大変申し訳なく思っております。
なお、今回いただきました誓約書に関しましては、弊社で破棄させていただきます。

この度、お詫びに、DMMでポイントを5000円分お送りしたく思います。

=====

なんじゃそりゃ〜。

送った書類に不備があったか、出品予定のデータに問題があってハネられたのかと一瞬思いましたが、
トイガンパーツの取り扱い計画自体が白紙撤回
という事です。

いやぁ〜、今年最大のぬか喜びでした(笑)。

STGAの協力や、使用できる素材の限定、誓約書や身分証の提出など、安全なフローを構築していたのに、サービス開始からわずか1週間、誰も出品できぬまま白紙撤回とは実に不可解ですね。
考えられるのは、経営トップの鶴の一声があったか、当局からの圧力があったかだと思います。なんとなく後者の気がしますね。

考えようによっては、
当局が「3Dプリンターで銃を作る可能性がある危険人物のリスト」を作成するために、DMMと結託してエサを撒き、身分証のコピーまで収集できたところで5000円配って中止を通達した
…なんて陰謀論も成り立ちますが、まあそこまで邪推してはDMMが可哀想でしょうか。

元の状態に戻っただけですので何も無かったと思えばいい話ですし、チャレンジしてくれたDMM.makeには感謝します。あんなに誉めたのはちょっと後悔してますが(笑)。

DMMのアダルトサービスのように別会社としてやる方法もあると思っていましたが、当局の介入があるのだとすれば、きっと同じ結果になるのでしょうね。

モデルガン業界は来年も楽しみが目白押しですので、カッカしないで楽しい事を考えて年末を過ごす事にします。
  

Posted by Red at 00:16Comments(6)DMM.make出品3D造形

2020年12月05日

マルシンからM9A1!

昨日はタナカからP229だの.357SIGだの9ミリダブルキャップカートが発表されたり、その配信映像を発売されたばかりのS&W M19・2.5インチをいじりながら見たりと、素晴らしくタナカ漬けの1日。記念日協会は12月4日 を「タナカワークスの日」として制定したほうがいいのではないか!?
…なんて思っていたら、「俺を忘れてませんか?」と割り込んで来ましたね。マルシンが!!

ベレッタM9A1ですって!


写真はベレッタの公式サイトより拝借。

本当ですか!?私、めっぽう嬉しいです!
M9A1は、2006年頃に登場し、米軍に限定採用されています。
92FSにピカティニーレイルが付いたモデルで、マルシンの公式ツイッターによると、このフレームを完全新規金型にて製作したとの事。
モデルガンではレイルドモデルはあまりないので、数少ない近代オートの1挺に仲間入りする事になります。

いやこのフレームね、自作しようと思ってたんですよ。
いま作ってるカスタムベレッタに使いたくてね。マルイの10禁電ブロを買って来て、レール部分をぶった切ってくっ付けようかなぁとか構想を練ってたところだったんです。
ちなみに、M9A1と言うとレールが目立ちますけど、もう1つのアップグレードポイントは、グリップのフロント&リアのチェッカリングです。従来の92Fではフロント&リアともに2.5ミリ幅の縦のグルーブが入っていますが、これと同じ幅の溝が横にも切られているのです。おそらくグリッピングがかなり向上するはずです。
私は自分のベレッタにG10グリップを付けたら手に食いついてきて非常に良いと思った反面、そうなると余計にフロントストラップにチェッカリングが欲しくなりました。
ミリブロのオラガバニストさんの過去の記事を見たら、ネジ山修正ヤスリでこの幅のラインを引けると分かったので、すでに購入済みでした(笑)。

キレイに彫れるか心配でしたが、これで自分でやらずに済みます。まさに渡りに船。

しかも!どうやら刻印がリアルになるらしい!!
マルシンの試作写真を見ても、グリップパネルのベレッタロゴが燦然と輝いています。…と思ったら、モドキでした(笑)。どこまでリアル刻印になるのか期待です。

いまさらベレッタかよ…という批判も多いのではないかとも思いましたが、ネット上の評判は結構良いです。
レイル付きの銃の好き嫌いはあるかと思いますが、近代的な銃の需要は確実にあるという事だと思います。フレームだけですが新規製作というあたりからも、マルシンのやる気が伝わって来ます。

そして、私はもうこれをベースにしてウィルソンカスタムを作る事を決めました。確定!

気になるのは、いつ出るかです。タナカは発表から間もない時期に発売するという戦略をとっていてこれがとてもイイと思うので、他社も見習ってほしいと思います。
せめて夏ぐらいまでには出て欲しいですね。そしてパーツ供給もお願いします。

いやあ、しかし2021年は楽しみだらけです。明るい未来しか見えません!
…それが怖いです(笑)。何かのフラグだったりして。
  

Posted by Red at 17:32Comments(3)モデルガン

2020年12月04日

タナカの日:M19、P229、.357SIG、9ミリダブルキャップ

本日はタナカの日でした。
まず、昨日購入したS&W M19(バージョン3)2.5インチを愛でました。

キレイな仕上がり、素晴らしい作動にとにかく感激です。
4インチを入手されている方からは1ヶ月遅れの感想になるので多くは語りませんが、とにかく最高です。


.357マグナムカートが付属します。
C-Tecの各種カートもきちんと入りました。


マズル周り。
やはりスナッブノーズ最高です。


刻印も実物通りです。


グリップを換装。
最初から付いているサービスタイプのグリップも、プラとは思えない木目の再現とウェイト入りでとても良いですが、やはり木グリです。
S&W純正のブーツカットのようなグリップです。


エモイ。
この言葉を初めて使いました。きっとこれがエモイという事なのでしょう。

見た目の出来も素晴らしいですが、作動も最高。
スルスルッと動き、それでいてカッチリ。
スルカチです。

そして夜はArms祭オンラインの第4夜を視聴。本日はモデルガンファン大注目のタナカ特集でした。
Gun Pro誌の松尾副編集長、トルネード吉田さんと、タナカ副社長との対談です。

前半はパイソンのガスガン・シティハンターモデルの紹介があり、後半はモデルガントーク。
森副社長のトーク初めて見ましたが、発火モデルガンについて熱っぽく語っていて、非常に嬉しくなる内容でした。
そしてこの対談の中で、下記の新情報が明らかとなってます。

●SIG P229が来年2月頃に発売
●そのP229はモデルガン初の.357SIG仕様となる
●9ミリダブルキャップカートが来年1月か2月に発売
●映像内ではWキャップカートをM11にて試射しているがSIG以外の銃にも順次対応していく
●P228用のスレテッドバレルとサプレッサーを発売


どれもこれも楽しみな情報ばかり。
ちなみにP229は、、、

セレーションが半分の、初期のタイプがモデルアップされるようです。
松尾副編集長も言っていた通り、これが最もP229らしいスタイルの気がします。
最新のタイプも欲しいですけどね!

そして昨日のM19開封ライブ配信の中で、チャットで参加された方から、タナカの森副社長のインスタアカウントがあると教えて頂いたので、さっそくフォローしました。
そんな、タナカな1日でした。
  

Posted by Red at 22:20Comments(3)モデルガン

2020年12月01日

S&W M19(2.5in)開封ライブ配信やります


タナカの新製品、S&W M19の2.5インチが発売になります。
私は12月3日に入手予定ですので、当日の23時から開封の模様をYouTubeにてライブ配信します。

まあ、すでに4インチをお持ちの方も多いでしょうから、あまり興味ないかも知れませんが、ご試聴およびチャットでご参加頂ければ幸いです。

ライブ配信アドレス
https://youtu.be/ImG8YfGtIe0

12月3日(木)の23時から開封する予定ですが、10分前ぐらいからスタートして前説やってます。
※アーカイブ映像は数日後に削除します。

SIG P228の開封ライブ配信をやった時は、途中でYouTubeの検閲がかかって強制終了という不測の事態がありましたので、今回も何らかの理由で中断した際は、新たなライブ配信として再開しますので、チャンネルトップから入り直してご覧ください。

チャンネルトップ
https://www.youtube.com/channel/UCL0vDsJb1LLy230kLNdwDLw

YouTubeは銃に関連する映像への締め付けが厳しくなっており、特に収益化してる映像については玩具であっても公開が難しくなるという情報は知っていました。
しかし私は公開動画もライブ配信も収益化していませんので、関係ないと思っていましたが、SIG P228のライブでは発火した直後に配信をストップされました。
コミュニティガイドラインに違反しているために配信停止、アーカイブも公開不可とされましたが、再審査を請求したところ、問題なしと判断されてアーカイブが復活したという経緯があります。

YouTubeは映像の検閲を、人が見て確認する以外にAIも活用しているという話も聞きますので、AIによる判定で止められたのではないかと思います。
視聴者に誤解や不快感を与えないように注意しているつもりでしたが、これからはAI様の機嫌も損ねないように気を付けたいと思います(苦笑)。