2015年08月25日

CAWバレル100発到達

CAWのナショナルマッチ用のバレルを、MGCのガバ(GM12)に転用するテストをボチボチやっていましたが、発火総数100発に達しました!


バレルに損傷は見られません。
MGC製バレルの脆さを考えると、ウソみたいです。
カートはMGC純正のリアルサイズカート、タニオ・コバのヘキサゴンCPカートに一般的なFピンを入れたもの、さらにC-Tecなどを織り交ぜて使用しています。
凶弾C-Tecカートでもバレルが破損しないのは立派ですが、銃のほうにダメージがあるので、やはり控えたほうが良さそうです。

とにかく、MGCガバの交換パーツ用としては素晴らしいバレル!
…と評価したいところですが、実は知り合いから指摘されて気付いたのですが、バレルを上から見ると左に曲がっているんです。私は1本しか持っていませんが、どのバレルも同じらしいので、金型か成形時の問題と思われます。
ちなみにMGC製のバレルもチェックしたところ、微妙に曲がっているものがありましたが、CAW製ほどではないです。
この問題は気になるので、分かりやすい写真と共に改めて書きます。

強度は抜群なのに、惜しい!
  

Posted by Red at 22:52Comments(10)モデルガン

2015年08月17日

USP再販らしいです


タナカのHPによると、USPが9月に再販されるようです。
4〜5年ぶりぐらいでしょうか?もっとかな?かなり久々ですね。
モダンオートというほど新しい銃ではないのですが、現代的なポリマーオートのモデルガンを発売してくれるのはタナカだけなので、非常に嬉しいです。再販されれば補修用パーツも入手しやすくなるので、その点でも大歓迎です。

エボリューションモデルは比較的快調に作動しますが、フレームなどに薄い箇所があり、破損しやすいので注意が必要です。
またエジェクションポートが小さいために、フルサイズの9ミリカートよりも、全長が少し短いカートのほうが排莢性能が上がるようです。
私の試したところでは、マックジャパンの爆音カート、KSCの.380カートに一般的なインナーFピンを入れたものなどが、エボパラやM9用PFCよりも排莢しやすかったです。
私は試していませんが、MGCのP220カートも良いらしいです。MGC製のカートはもはや入手困難ですが、タニオ・コバや加農堂からリバイバル品が発売されたばかりなので、丁度良いかも知れません。ただしCPカートはオーバーパワーになる可能性もあるので注意したいところです。

GM–7.5の発売も控えているので出費を抑えたいところですが、過去の例から言うと、USPはSIGやグロックに比べて再販のサイクルが長いので、欲しい方はこの機会に入手しないと、次の再販はいつの事やら、という感じですね。
  

Posted by Red at 19:42Comments(11)モデルガン

2015年08月16日

塗装日和&セラコートその後


昨日と今日は天気が良くて塗装に持って来いでした。
ガバの手でよく触る金属パーツと、GM-7のスライドを塗装しました。
私はキャロムのブラックスチールをよく使います。食いつきも良く、金属感もあってイイです。ただ仕上がりが少しグレーっぽいんですよね。トップコート代わりにインディのクリアパーカーを吹いたら、さらにグレーっぽくなりました。これでも触っているうちに、だんだんと剥げてくるでしょう。

やはりグリップセフティやハウジングはセラコートがいいですね。
ちょうど1年ぐらい前にセラコートをしたグリップセフティとハウジングですが、

まったく剥がれる気配はありません。
1年間、いじくり倒しましたが、光沢のあるミッドナイトブルーも、マットで真っ黒なアーマーブラックも、一切変化なし。やはりコレはイイです。

ただセラコートの依頼をすると、戻って来るまで数週間かかるのがもどかしいです。もう少し早く仕上がればいいんですけどね。
  

Posted by Red at 22:01Comments(43)モデルガン

2015年08月11日

PFCの内径


以前、「PFCは面取りが十分でないロットがあり、そのようなカートに当たった場合は面取りをしたほうがいい」という記事を書きました。
自分の所有するカートでさらに詳しく調べたところ、数年前に購入して面取りが十分でなかったカートは、内径も少し狭く感じます。

現在販売されているPFCは快調に作動しますが、その内径は約6.9ミリ。
対して以前購入したカートの内径は、おそらく6.85ミリ前後。
「おそらく」というのは、肉眼ではノギスの目盛りを見ても差が分からないからです。
しかし、以前購入したカート内側にノギスを入れて一杯まで広げ、そのまま現行のカートに入れると、ノギスが僅かに広がります。逆の場合にはノギスが入らないので、差があるのは間違いないです。
0.1ミリ以下なんて誤差と言えるのかも知れませんが、ブローバック作動の根幹に関わるデリケートな部分なので重要です。

内径の違いで影響を受けるのは、Oリング付Fピンの動きのスムースさです。内径が狭ければ、当然抵抗が強くなり、その違いは感触でも分かります。
カートにFピンを押し込んでみるか、カートを組み立ててプライマー部分を押してみると、内径が狭いカートのほうが明らかに動きが渋いです。
これは不発が起きる可能性が高まります。マルシンのモデルガンはハンマースプリングが弱いので、なおさらでしょう。
現行のPFCでは発生しない不発が、このようなカートでは実際に発生します。
ちなみに、私の所有する爆音カートも、若干内径が狭い感じがします。

0.1ミリ以下なので、ヤスリやリューターで内側を削るのはやりすぎだと思います。
サンドペーパーで磨くか、もしかしたらコンパウンドでも十分かも知れません。
今度試してみます。
  

Posted by Red at 22:31Comments(9)モデルガン

2015年08月08日

シリーズ70/GM-7.5/タニオ・コバ


本日〜明日開催のブラックホールに行ってきました。
10月発売予定のタニオ・コバGM-7.5/シリーズ70の量産品と同じモノが展示されていて、手にとって見る事ができます。


小林社長が丁寧に説明してくださいます。


左側。


右側。


リコイルスプリングガイドも新型。
従来の閉鎖式リコイルスプリングガイドも伸縮式でしたが、今度のはスプリングが2重です。

スライドを引かせてもらいましたが、動きも実にスムースです。


上からGM-2、GM-5、GM-7.5。まさにモデルガンの歴史そのものです。
それにしても今回のシリーズ70はカッチリ仕上がってますね。社長の気合いが伝わって来ます。
フルチェッカーメダリオンのグリップも良い感じです。HW製なので、持った瞬間に重量が感じられて、これまでのGM-7とは印象が違います。
発売が待ち遠しいです。



おまけ。

何気に毎回楽しみにしている1/6フィギアコーナー。
いつもミリタリーものが多いのですが、今回はSWATが展示されてました。
こういうの作れる人も本当に尊敬します。
  

Posted by Red at 15:06Comments(25)モデルガン

2015年08月06日

グロックGen4製作中2

以前、第4世代のグロックを作り始めたという記事を書いたのですが、その後、
「アレはどうなりましたか?」
とか
「完成を楽しみにしてます!」
という意見を結構頂いてます。
まったく捗っていませんが(大汗)、時間を見つけては少しずつやっています。

基本的にはタナカのインナーシャーシが入るようにガスガン用のフレーム内部を削っていく作業です。写真の通り、結構はまるようになって来ました。シャーシがピッタリ入れば、ほぼ完成したようなものなので、あと少しです。
意外と細かいところの寸法違いもあるので、地味に面倒くさいのですが、ガスガン用のガワがあるだけマシです。BLKとかスクラッチビルドの方々を、本当に尊敬します。
  

Posted by Red at 09:20Comments(0)モデルガン

2015年08月02日

ローマンのサイドプレート補修


写真はMGCのABS製コルト・ローマンです。
25年以上前に購入したモノですか、いまでもバリバリ動きます。
「どんなに手荒く扱っても壊れない」
というのがローマンに対するもっぱらの評価ですが、サイドプレートの赤枠で括った箇所だけは割れやすいです。部品取り用に手頃な中古を購入しようとネットオークションで探しても、写真を見ると結構な確立でこの部分にクラックが入っているので、ローマンの唯一の泣き所と言えるかも知れません。

自分のローマンも気付いたら割れていたのですが、
「ABSはプラリペアの溶液でくっつく」
と教えてもらい、修復した状態が上の写真です。
プラリペアの溶液を接着剤のように使うわけです。
確かにこれでくっつきましたが、ご覧の通り表面を磨き込んでも割れ目は隠せませんでした。

で、そのうち、

また割れた。
きっと自分のやり方が悪かったんだと思いますが、とにかく今回はこれの再修復です。


今回は溶液だけでなく、プラリペア(粉)も使います。
理由は強度アップのためと、表面をプラリペアで覆って割れ目を見えなくするためです


プラリペアが硬化したら、ペーバーがけです。
この時、平面出しをしようと躍起になると割れ目が浮き出てきてしまい、何度かやり直しました。割れ目が見えていると気分的にも嫌だし、強度も弱くなっていると思うのです、多分。
結局、平面を出すのは諦め、多少歪んでもいいので盛ったプラリペアを残すように磨く事にしました。
400番から番手を上げ、1500番まで。その後コンパウンドで磨き、最後にオイルをすり込んでひとまず完了としました。


パッと見では分からなくなりましたが、光の角度によってはうっすらクラックが見えます。
まあ今回はこんなところでやめておきます。
強度の方はどうか分かりませんが、ネジを締めすぎないように注意したり、昔よくやったシリンダーの振り出し、振り込みをやらないようにしたり、KURE556を使わないように気を付けたり(笑)すれば、たぶん大丈夫でしょう。
  

Posted by Red at 23:28Comments(8)モデルガン

2015年08月01日

GM-7.5シリーズ70予約開始

各ショップでタニオ・コバのシリーズ70の予約が始まったようです。
値段が予想してたよりも安い!
定価で3万円を切り(税別)、実勢価格は2万5千円前後になるようです。
入門機としても最適なので、ヒットしそうですね!
これまで公開されていた試作では、

従来のGM-7と同じダイヤモンドチェッカーのグリップが付いていましたが、
新たに公開されたイラストでは、フルチェッカーのメダリオン入りになっています。やはりシリーズ70はこれじゃないといけませんね。しかもHW製との事なので、重量アップにも貢献しそうです。
来週開催のブラックホールで展示されると思うので、参加できればじっくり見てきたいと思います。
  

Posted by Red at 17:56Comments(16)雑談モデルガン

2015年08月01日

ブリーチの盛り上げ


GM-7用のバレルを組み込んでオープンカート化したMGCガバです。
オープンカートは手軽に発火できるので、これまでの発火総数は、おそらくMGCでは想定していなかったであろう恐るべき数に上ります(数千発)。

なかなか調子良かったのですが、さすがに最近ガタがきはじめたようです。
ブローバックしてスライドが戻った時、ハンマーがダウンしている、という現象が発生しはじめましたのです。スライドの後退量が足りないというわけでもないです。またハンマーが倒れるといっても、バーストはしません。
トリガーを引いたままスライドを手動で操作しても、やはりスライドと一緒にハンマーも元の位置に戻ってしまいます。

原因はブリーチ底部が摩耗し、ディスコネクターがちゃんと押し下げられていない事のようです。
この解決策としてディスコネクターの一部を削る方法を以前教わった事があり、確かにそれでも良かったのですが、やり過ぎるとトリガーのキレが悪くなります。

というわけで、摩耗した分のブリーチを盛って復活させる方法をとりました。過去に一度この方法で成功した事があります。
ブリーチ底部に薄い金属版やプラ版を貼り付ける方法もありますが、今回はプラリペアで盛り上げる事にしました。


まずは少し多めにプラ盛り。


硬化したところでヤスリで削って平らにしていきます。


ちょっと荒いですが、自分用ですし普段は見えないところなのでこんなものです。
0.1〜0.2ミリぐらい厚さが増しました。とりあえず手動で確認したところハンマーは倒れなくなりました。今度発火テストも行います。
  

Posted by Red at 02:06Comments(7)モデルガン