2022年11月30日

マルシンM16に実物30連マグを使う(1)


今年再販されたマルシンのM16シリーズ。本体には20連マガジンが付いています。
マルシンは過去に30連マガジンも発売していますが、ずいぶん長いこと再販されていません。本体をブラッシュアップして再販した今回のタイミングでも30連が復活しないところを見ると、もうプレス型がないのかも知れません。

そこで米軍放出品の実物マガジンを使いたいと思います。


まず何も加工せずにマルシンに挿入してみると、入る事は入りますがマガジンキャッチが掛かりません。
どうやらマガジン側面の穴とキャッチの位置が少しズレているようです。

ネットで調べると、マガジンキャッチの上部を1ミリほど削るだけで掛かるようになるとの事。
ただその方法だと今度は純正マガジンを入れた時に1ミリ下で保持されるようになり、純正を使えなくなってしまいます。
「実マグを加工したくない」「純正マガジンは使えなくてイイ」という人はマガジンキャッチを削るで良いと思いますが、自分の場合には純正が使えなくなると困るので、本体はいじらずマガジンを加工する事にしました(そんな貴重な物でもないし、安かったし)。

マグキャッチを削れば良いという事は、マガジン側の穴の上部を削っても同じ事です。


1ミリ幅の印を付けて削りました。
最終的には1ミリ削っただけでは掛からず、2ミリぐらい削りました。また上部だけでなくサイドも少し削って、キャッチが掛かるようになりました。

これでOKかと思いきや、ホールドオープンした状態からボルトキャッチを操作しても、ボルトがリリースされません。
純正マガジンと比べると、マガジンフォロアーのボルトキャッチがかかる場所が違います。マルシンのほうはかなり下です。

実マグを入れると、ボルトキャッチを押してもフォロアーを下げ切れないのだと思います。

そこでフォロアー後部も純正と同じ形に削りました。

これでOK!

マガジンスプリングが強いので、とりあえず3巻きほど切りました。

とりあえずこれでマガジンの挿入、手動での装填、排莢はできるようになりました。


しかし肝心の発火性能のほうが…購入当初は良かったものの、だんだんと調子を崩して不発が頻発するようになっているので完動にはほど遠いです。
30連射できなければ30連マガジンにする意味がないので、いつか実現したいと思います。

  

Posted by Red at 17:48Comments(2)モデルガン