2017年07月28日
ベレッタ92F Inoxがタナカから
タナカがベレッタ92FのInox、すなわちステンレスモデルの発売を予定している事が、今月発売の『Gun Professionals』や『アームズマガジン』で明らかになりました。
ベレッタのシルバーモデルと言えば、現在購入できるものは、

マルシン製のみですが、これで選択肢が増える事になります。
記事から分かる仕様としては、タナカが今年から採用しているHP(ハイパフォーマンス)樹脂に、セラコートでシルバーの肌を再現するようです。
モデルガンのシルバーモデルと言えばABSにメッキの組み合わせが定番ですが、素材をHP樹脂とする事で、シルバーモデルでも重量が増すのは良いと思います。
メッキではなくセラコートとしたのは、そのほうがマットな表面を再現しやすいという判断なのか、HW同様にメッキとの相性が良くないからなのかは分かりません。いずれにしても、塗装っぽくならずステンレスの雰囲気を再現できるかどうかがポイントです。
オートのハンドガンで、セラコートを施して発売する製品は初めてだと思うので、その仕上がりに注目したいです。うまく行けばHP樹脂×セラコートはタナカの新機軸になるでしょうし、P226などへの展開も期待されます。
発売時期、価格は未定との事ですが、おそらく9月か10月の発売でしょう。
気になるのは価格です。
参考までに、パーツをセラコートしてもらうために個人で依頼すると、スライド、フレームはそれぞれ5,000円、バレルは1,000円かかります。合計1万1000円です。メーカーによる大量発注ですから、うんと安いはずですが、それにしてもそれなりのコストがかかるでしょう。
M9のエボリューションHPは実勢価格で2万3000円前後ですが、これが3万円をオーバーすると購入を躊躇する人も増えると思います。なんとかプラス5千円ぐらいに留めてくれるとうれしいですね。
このような新しい試みに挑戦してくれるだけでありがたいのですが、せっかくですから多くの人に買ってもらいたいです。
とりあえず価格に注目。そして店頭で手にとってその仕上がりを確認したいと思います。
ベレッタのシルバーモデルと言えば、現在購入できるものは、

マルシン製のみですが、これで選択肢が増える事になります。
記事から分かる仕様としては、タナカが今年から採用しているHP(ハイパフォーマンス)樹脂に、セラコートでシルバーの肌を再現するようです。
モデルガンのシルバーモデルと言えばABSにメッキの組み合わせが定番ですが、素材をHP樹脂とする事で、シルバーモデルでも重量が増すのは良いと思います。
メッキではなくセラコートとしたのは、そのほうがマットな表面を再現しやすいという判断なのか、HW同様にメッキとの相性が良くないからなのかは分かりません。いずれにしても、塗装っぽくならずステンレスの雰囲気を再現できるかどうかがポイントです。
オートのハンドガンで、セラコートを施して発売する製品は初めてだと思うので、その仕上がりに注目したいです。うまく行けばHP樹脂×セラコートはタナカの新機軸になるでしょうし、P226などへの展開も期待されます。
発売時期、価格は未定との事ですが、おそらく9月か10月の発売でしょう。
気になるのは価格です。
参考までに、パーツをセラコートしてもらうために個人で依頼すると、スライド、フレームはそれぞれ5,000円、バレルは1,000円かかります。合計1万1000円です。メーカーによる大量発注ですから、うんと安いはずですが、それにしてもそれなりのコストがかかるでしょう。
M9のエボリューションHPは実勢価格で2万3000円前後ですが、これが3万円をオーバーすると購入を躊躇する人も増えると思います。なんとかプラス5千円ぐらいに留めてくれるとうれしいですね。
このような新しい試みに挑戦してくれるだけでありがたいのですが、せっかくですから多くの人に買ってもらいたいです。
とりあえず価格に注目。そして店頭で手にとってその仕上がりを確認したいと思います。
2017年07月26日
M9用ZEKE中空デトネーター
発売からだいぶ経っていますが、ZEKE(ホビーフィックス)製・タナカM9用の中空デトネーターを入手しました。
GM-7用は発売直後に購入、その後ガバ系以外にもタナカのグロックやUSP、マルシンのM84用など様々なデトネーターが発売されましたが、一切手を出していませんでした。
理由は、多弾数オート用にダブルキャップのセットをするのが面倒くさそうなのと、インナー5個付属とはいえ価格があまり安くないからです。
とは言え、興味はあったのでとりあえず1つ購入。何用にしようか迷いましたが、作動・耐久性とも安心なタナカのM9用にしました。

デトネーターの一部が太くなっています。ここはカートストッパーの役割を果たすほか、バレルにセットすると…

チャンバー内をすっぽり塞ぎ、フラッシュホール以外からはガスが抜けないようになっています。
カートはC-Tecの9mmマイルドキックを使用し、FピンのみZEKEの中空インナーに交換します。

ZEKEのインナーは5mmキャップをプライマー側に向けてセットするわけですが、専用のローダーがないとかなりやりづらいです。
どれぐらいパワーがあるのか分からないので、リコイルスプリングを強い物に交換しようと思いましたが、ハイパフォーマンスモデルのM9を使用するので、とりあえずノーマルのまま発火してみました。

おお!マズルフラッシュがスゴイ!MGキャップのみでこれは面白いですね。
不発や排莢不良はなし。
ただし2マガジン中2回ほどフィーディングトラブル(閉鎖不良)がありました。これはハイパフォーマンスモデルのスライドが軽いためではないかと思います。HWモデルであれば快調に装填されそうな感じ。
カートのパワーはそれほどキツくはないのですが、スライドの戻りを強くするために、やはりリコイルスプリングを交換しました。KSCの93R用です。

今度はフィーディングトラブルもなしで、全弾快調に撃ち切り、スライドストップもかかりました。
射手側から見てもこのマズルフラッシュ。デトネーター形状のおかげでしょうか。
なかなか調子良いので、他機種用も少しずつ集めていこうと思います。
しかしモデルガン本体、C–Tecカート、デトネーター、ホローインナー(予備)、専用ローダーと、イチからこれだけの物を買い揃えるとなるとなかなかの出費ですね。
自分はデトネーター以外は少しずつ買って持っていたから問題ありませんが、そうでない人に「楽しいから試してみなよ!」と気軽に言えないのは悩ましいところです。
GM-7用は発売直後に購入、その後ガバ系以外にもタナカのグロックやUSP、マルシンのM84用など様々なデトネーターが発売されましたが、一切手を出していませんでした。
理由は、多弾数オート用にダブルキャップのセットをするのが面倒くさそうなのと、インナー5個付属とはいえ価格があまり安くないからです。
とは言え、興味はあったのでとりあえず1つ購入。何用にしようか迷いましたが、作動・耐久性とも安心なタナカのM9用にしました。

デトネーターの一部が太くなっています。ここはカートストッパーの役割を果たすほか、バレルにセットすると…

チャンバー内をすっぽり塞ぎ、フラッシュホール以外からはガスが抜けないようになっています。
カートはC-Tecの9mmマイルドキックを使用し、FピンのみZEKEの中空インナーに交換します。

ZEKEのインナーは5mmキャップをプライマー側に向けてセットするわけですが、専用のローダーがないとかなりやりづらいです。
どれぐらいパワーがあるのか分からないので、リコイルスプリングを強い物に交換しようと思いましたが、ハイパフォーマンスモデルのM9を使用するので、とりあえずノーマルのまま発火してみました。

おお!マズルフラッシュがスゴイ!MGキャップのみでこれは面白いですね。
不発や排莢不良はなし。
ただし2マガジン中2回ほどフィーディングトラブル(閉鎖不良)がありました。これはハイパフォーマンスモデルのスライドが軽いためではないかと思います。HWモデルであれば快調に装填されそうな感じ。
カートのパワーはそれほどキツくはないのですが、スライドの戻りを強くするために、やはりリコイルスプリングを交換しました。KSCの93R用です。

今度はフィーディングトラブルもなしで、全弾快調に撃ち切り、スライドストップもかかりました。
射手側から見てもこのマズルフラッシュ。デトネーター形状のおかげでしょうか。
なかなか調子良いので、他機種用も少しずつ集めていこうと思います。
しかしモデルガン本体、C–Tecカート、デトネーター、ホローインナー(予備)、専用ローダーと、イチからこれだけの物を買い揃えるとなるとなかなかの出費ですね。
自分はデトネーター以外は少しずつ買って持っていたから問題ありませんが、そうでない人に「楽しいから試してみなよ!」と気軽に言えないのは悩ましいところです。
2017年07月23日
Vショー終了!
本日のビクトリーショー、無事終了しました。
ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。
当方のブースにもたくさん方にお越し頂きまして、感謝感謝です。
また発火好きのモデルガンフリークス達と共に設置した、無料のモデルガン発火体験ブースも、前回に続き大変盛況でした。

たくさんの方に並んで頂き、モデルガンの発火を体験してもらいました。
やはりモデルガンの事は知っている/興味があるという方でも、実際に発火を体験した事はないとか、モデルガンがどのような仕組みで作動するのかをご存知ない方も、まだまだたくさんいらっしゃるようです。
モデルガンに初めて接する機会として、今後も可能な限り続けて行きたいです。
また年齢制限のないモデルガンだけに、チビッコ達も参戦してくれました。

自分も初めてモデルガンに触れたのは小学生の時でした。
若い人達にも、どんどん体験してもらいたいです。
ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。
当方のブースにもたくさん方にお越し頂きまして、感謝感謝です。
また発火好きのモデルガンフリークス達と共に設置した、無料のモデルガン発火体験ブースも、前回に続き大変盛況でした。

たくさんの方に並んで頂き、モデルガンの発火を体験してもらいました。
やはりモデルガンの事は知っている/興味があるという方でも、実際に発火を体験した事はないとか、モデルガンがどのような仕組みで作動するのかをご存知ない方も、まだまだたくさんいらっしゃるようです。
モデルガンに初めて接する機会として、今後も可能な限り続けて行きたいです。
また年齢制限のないモデルガンだけに、チビッコ達も参戦してくれました。

自分も初めてモデルガンに触れたのは小学生の時でした。
若い人達にも、どんどん体験してもらいたいです。
2017年07月22日
明日はVショー、発火体験もあります!
明日、7月23日は都立産業貿易会館 台東館にてビクトリーショーが開催されます。
いつものようにトイガン関連アイテムやTシャツなどを販売します。
そして前回に続き、サークル切粉(くすのき工芸)さん、そしてモデルガンフリークスによる発火体験コーナーとの共同出店となります。
お越し頂ければ、どなたでも無料でモデルガンの発火が体験できます!
モデルガンの発火とはどういうものなのか?モデルガン未経験の方は、ぜひ買い物帰りにでもお立ち寄りください。
もちろん、マニアの方も大歓迎です。
場所は7階Gunフロアの、入り口を入ってすぐ左側、A1〜4のブースです。
ご来場お待ちしています!

いつものようにトイガン関連アイテムやTシャツなどを販売します。
そして前回に続き、サークル切粉(くすのき工芸)さん、そしてモデルガンフリークスによる発火体験コーナーとの共同出店となります。
お越し頂ければ、どなたでも無料でモデルガンの発火が体験できます!
モデルガンの発火とはどういうものなのか?モデルガン未経験の方は、ぜひ買い物帰りにでもお立ち寄りください。
もちろん、マニアの方も大歓迎です。
場所は7階Gunフロアの、入り口を入ってすぐ左側、A1〜4のブースです。
ご来場お待ちしています!

2017年07月21日
デトニクス×BWCカート発火動画
先日のデトネーターの記事で予告した通り、CAWのデトニクスでBWCカートを用いた発火動画を撮影しましたのでアップします。
デトネーターは約200回発火した物を使用していますが、変形や破損はありません。BWCカートに対応させるためには、デトネーターの先端付近に非常に薄い箇所を作る必要があり、それゆえ強度に不安がありましたが、まったく問題なさそうです。
デトネーターもそうですが、デトニクスのスライドもよく耐えてくれています。BWCカートはなかなかパワーがありますが、それでも破損する事なく持っています。
やっぱABSってスゲ〜!
と、当たり前の事をいまさら実感。
デトニクスはMGCのスモールカート仕様をずっといじってきて、その重量に馴染みがありますから、自分としては軽さも気になりません。
コンパクトガバにダブルキャップは、迫力あって楽しいですね。
V10とかでも遊んでみたいです。持ってないけど。

デトネーターは約200回発火した物を使用していますが、変形や破損はありません。BWCカートに対応させるためには、デトネーターの先端付近に非常に薄い箇所を作る必要があり、それゆえ強度に不安がありましたが、まったく問題なさそうです。
デトネーターもそうですが、デトニクスのスライドもよく耐えてくれています。BWCカートはなかなかパワーがありますが、それでも破損する事なく持っています。
やっぱABSってスゲ〜!
と、当たり前の事をいまさら実感。
デトニクスはMGCのスモールカート仕様をずっといじってきて、その重量に馴染みがありますから、自分としては軽さも気になりません。
コンパクトガバにダブルキャップは、迫力あって楽しいですね。
V10とかでも遊んでみたいです。持ってないけど。

2017年07月16日
BWCデトネーターの長さ

BWCのダブルキャップカートと専用のフラッシュホールデトネーターを使用し、GM-7系で発火すると、添加物なしで手軽にマズルフラッシュと大きい発火音が体験できます。非常に優れたアイテムですね。

ただひとつ気になるのは、デトネーターの長さです。少し長い気がします。
バレルにデトネーターをセットし、撃ちガラキャップを入れたカートを装填、プライマーを押してみると…

ほんのわずかしか動きません。たぶん1ミリ以下です。
セットしているのは撃ちガラですから、火薬が入っているキャップなら、ほとんど遊びがないと思います。また5ミリキャップの装填が不十分な場合、Fピンはより押し込まれるはずですから、さらにギリギリの寸法となり、わずかな衝撃で発火するでしょう。
GM-7のハンマースプリングは弱めなので、不発対策としては良いと思います。発火性能のアップに貢献していると思います。
しかし、やはり暴発が時々発生しますね。正確なデータはとっていませんが、感覚としては2マグに1回ぐらいバーストする感じでしょうか。
個人的には、もう少しデトネーターが短いほうが安心できます。あと0.5ミリ〜1ミリぐらい余裕があると良いですね。
ならばデトネーターの先端か後端をチョチョイと削ってしまえば良い…と思ったのですが、このデトネーターの構造上、そう簡単ではなさそうなのです。
BWCのデトネーターは、インナーFピンにセットされた5ミリキャップに先端が入り込んで発火する仕組みです。

このようなシステムなので、先端を削ってしまうと、キャップ内の火薬に届かなくなり、発火しない可能性があります。
ではデトネーター後端(銃口側)を削るのはどうでしょうか。
これも少々問題があります。
デトネーター中程の段差はカートストッパーですので、後端を削ってしまうと、送り込まれたカートが適切な位置で止まらず、バレルに深く入りすぎてしまいます
もし後端を1ミリ削るなら、カートストッパーを1ミリかさ上げする必要があるはずです。

実際にはカートストッパーがなくても、エキストラクターだけでカートを保持してくれると思いますが、気分的にあまりよろしくありませんし、エキストラクターの破損に繋がる可能性もあります。
後端を1ミリ削ると、カートストッパーの役割に影響が出そうですが、0.5ミリなら大丈夫かな?
先端と後端を0.25ミリずつ削って、全体を0.5ミリ短くするという方法も考えられます。
さて、どうしようかな…。
2017年07月13日
【スッピン】キットモデル?

LAホビーショップによると、マルシンのブローニングハイパワー(各バージョン)が12月に再販になるそうです。
今年のマルシンの再販品は、仕様変更されているモデルが多いです。ハイパワーも昨年秋の再販品と仕様が異なるかも知れません。
ちょっと気になるのは、いつも通りキットモデルも発売されるのですが、従来のキットとは別に、
モデルガンキット【スッピン】
というバージョンも予定されている事です。
説明書きを見ると、パーツのバリ取りや、金属パーツの黒染めもされていないとの事です。型から出したままか、それに近い状態なのかも知れません。
値段はなんと、メーカー希望小売価格: 10,584円/LAホビーショップWEB特価:8,467円。
実勢価格で9,000円切りとは、とても安い!
どの程度のスッピンなのかにもよりますが、だいたいマルシンのキットはパーティングラインの処理や塗装は必須作業なので、仕上げが得意な人にはとても良いでしょう。でも、相当古い型を使っているわけですから、かなりの大工事が必要だったりして。
今後このスッピンシリーズはガバやベレッタなどにも広がっていくのでしょうか。そちらも楽しみです。
2017年07月09日
デトニクス用ダブルキャップデトネーター
今年は3Dプリントによる、チタン製のデトネーター作りを研究しています。
CAWのデトニクスでPFCを使用するためのデトネーターは先日紹介しましたが、お次はBWCのダブルキャップカート!

このカートを使用するための中空デトネーターです。
コンパクトガバにダブルキャップの組み合わせはワクワクします。
というわけで、製作したデトネーターがこちら。

形状はご覧の通り、下はMGC/CAWのそれと同等で、先端がBWCカートに対応する形状、そして内部は貫通しています。

銃側の加工箇所は、エキストラクターの爪を削ってBWCカートのリムに最適化するぐらい。
また装填時にストーブパイプジャムが起きがちだったので、マガジンリップを少し締めました。
そしてBWCのカートはややパワーが強いので、リコイルスプリングガイドに、GM-7用のリコイルバッファーを装着。

使用するモデルガンは、ABS製のシルバーモデルとしました。HW製のブラックモデルでは、スライドが破損する可能性が高く、またパーツ供給も安定していませんので、パワーの強いカートはなるべく避けたいところです。
で、その発火ですが、先に説明しておきますと、発火性能や作動についてはほとんど問題ないのですが、ひとつ想定外の出来事がありました。
それは、新品のデトネーターを使用すると、プロップパウダーを使用したような、強いマズルフラッシュを発するのです。
このデトネーターはチタンの粉末をレーザー焼結によって固めて成形しているのですが、成形時にはサポート材と呼ばれるチタン製の支えが必要となります。建設現場の足場のようなものです(ちょっと違うけど)。完成後は業者のほうでそれを取り除いて出荷してくれるのですが、ホール内部はこのチタンのサポート材が完全に取り切れていないものと想像されます。その残ったチタンが粉末状となり、発火すると燃えるのだと思います。
調べると、完全に固まったチタンは耐熱製も優れていて燃える事はありませんが、粉末のチタンは確かに燃えるようです。マグネシウムほどではありませんが、結構な閃光です。
デトネーター完成後、まもなくの状態で発火。

ご覧の通りです。約30発ほど発火した後に撮影した画像ですので、これでもやや抑えられています。
70発ほど発火したデトネーター。

まだ火花がほとばしっています。
約120発ほど発火したデトネーター。

やっと納まってきた感じです。
撮影しているシチュエーションが違うので、純粋な比較にはなっていませんが、雰囲気はお分かり頂けるでしょうか?最初の写真と比較すると、120発目の写真はショボく見えるかも知れませんが、これでもスゴイ迫力です。
やはりコンパクトガバにダブルキャップは迫力あります。
チタン製のデトネーターはこれまでに何本も試作していますが、このようなフラッシュホール型の貫通タイプはどれも同様で、しばらくは強いマズルフラッシュを放ちます。貫通していない従来型のデトネーターではそのような事はありませんから、やはり貫通型は内部に残りカス(?)のような物があるのだと思います。そしてこれは水洗いやブラシなどで擦るぐらいでは取れないので、半分固まっているような状態なのでしょう。たぶん。
3Dプリント製のデトネーターも、チタン製のデトネーターも過去に例がないため、参考にできる物がありません。また自分は焼結金属やチタンの性質などに関しても全くの無知なので、本当に手探り状態です。
完成直後に強いマズルフラッシュを放つデトネーターがアリか?ナシか?の判断もつきかねますが、ひとりで臨床試験をやっていても仕方がないので、とりあえずDMM.makeで販売してみる事にします。
かなりの数を発火しても変形や崩壊はないので、使用に際しては問題ないはずです。
ご興味のある方で、上記のような事情をご理解頂ける方は、↓よりご注文ください。
http://make.dmm.com/shop/180012
後日、発火動画も撮影しようと思います。
CAWのデトニクスでPFCを使用するためのデトネーターは先日紹介しましたが、お次はBWCのダブルキャップカート!

このカートを使用するための中空デトネーターです。
コンパクトガバにダブルキャップの組み合わせはワクワクします。
というわけで、製作したデトネーターがこちら。

形状はご覧の通り、下はMGC/CAWのそれと同等で、先端がBWCカートに対応する形状、そして内部は貫通しています。

銃側の加工箇所は、エキストラクターの爪を削ってBWCカートのリムに最適化するぐらい。
また装填時にストーブパイプジャムが起きがちだったので、マガジンリップを少し締めました。
そしてBWCのカートはややパワーが強いので、リコイルスプリングガイドに、GM-7用のリコイルバッファーを装着。

使用するモデルガンは、ABS製のシルバーモデルとしました。HW製のブラックモデルでは、スライドが破損する可能性が高く、またパーツ供給も安定していませんので、パワーの強いカートはなるべく避けたいところです。
で、その発火ですが、先に説明しておきますと、発火性能や作動についてはほとんど問題ないのですが、ひとつ想定外の出来事がありました。
それは、新品のデトネーターを使用すると、プロップパウダーを使用したような、強いマズルフラッシュを発するのです。
このデトネーターはチタンの粉末をレーザー焼結によって固めて成形しているのですが、成形時にはサポート材と呼ばれるチタン製の支えが必要となります。建設現場の足場のようなものです(ちょっと違うけど)。完成後は業者のほうでそれを取り除いて出荷してくれるのですが、ホール内部はこのチタンのサポート材が完全に取り切れていないものと想像されます。その残ったチタンが粉末状となり、発火すると燃えるのだと思います。
調べると、完全に固まったチタンは耐熱製も優れていて燃える事はありませんが、粉末のチタンは確かに燃えるようです。マグネシウムほどではありませんが、結構な閃光です。
デトネーター完成後、まもなくの状態で発火。

ご覧の通りです。約30発ほど発火した後に撮影した画像ですので、これでもやや抑えられています。
70発ほど発火したデトネーター。

まだ火花がほとばしっています。
約120発ほど発火したデトネーター。

やっと納まってきた感じです。
撮影しているシチュエーションが違うので、純粋な比較にはなっていませんが、雰囲気はお分かり頂けるでしょうか?最初の写真と比較すると、120発目の写真はショボく見えるかも知れませんが、これでもスゴイ迫力です。
やはりコンパクトガバにダブルキャップは迫力あります。
チタン製のデトネーターはこれまでに何本も試作していますが、このようなフラッシュホール型の貫通タイプはどれも同様で、しばらくは強いマズルフラッシュを放ちます。貫通していない従来型のデトネーターではそのような事はありませんから、やはり貫通型は内部に残りカス(?)のような物があるのだと思います。そしてこれは水洗いやブラシなどで擦るぐらいでは取れないので、半分固まっているような状態なのでしょう。たぶん。
3Dプリント製のデトネーターも、チタン製のデトネーターも過去に例がないため、参考にできる物がありません。また自分は焼結金属やチタンの性質などに関しても全くの無知なので、本当に手探り状態です。
完成直後に強いマズルフラッシュを放つデトネーターがアリか?ナシか?の判断もつきかねますが、ひとりで臨床試験をやっていても仕方がないので、とりあえずDMM.makeで販売してみる事にします。
かなりの数を発火しても変形や崩壊はないので、使用に際しては問題ないはずです。
ご興味のある方で、上記のような事情をご理解頂ける方は、↓よりご注文ください。
http://make.dmm.com/shop/180012
後日、発火動画も撮影しようと思います。
2017年07月01日
グロックのFピン
スペーサースリーブを削ったり、ストライカースプリングを最新のステンレス製に交換したりと、グロックの不発対策を行って来ました。今回はFピンを見てみます。(あ、ストライカーSPは交換しても、発火性能の変化はあまり感じませんでした)

一般的な銃のファイアリングピンは先端が円形ですが、グロックは長方形です。ピン自体は直方体という事です。
この特徴的な形状により、実銃の世界では空薬莢のプライマーを見れば、その打撃痕からグロックで撃った物はひと目で分かるそうです。
先日、発火仲間と会った際、タナカのグロックはカートがチャンバーに装填された時、センターがずれているという話になりました。
下の写真は、エキストラクターを外し、カートをブリーチに当てて正面から撮影したものです。

カートはきちんとセンターに収まり、中央にFピンが見えるので、ブリーチの形状に問題はなさそうです。
しかし、エキストラクターを装着してみると…

ご覧のようにエキストラクターに押されて、センターがズレてしまいます。
先端が円形の一般的なFピンではこれぐらいズレでも問題ないかも知れませんが、グロックのように長方形のFピンだと、10時のあたりがカート底部に当たり、きちんとプライマー(アンビル)を押し込めない可能性があります。当然、打撃力が不足し不発の原因となるでしょう。
実際にはバレルの内壁やデトネーターによってもカートが保持されるので、ここまでセンターがずれる事はないと思いますが、この四角いFピンとセンターずれの相性はちょっと気になるところです。
そのためかどうかは分かりませんが、よく見るとFピンは角が落とされ、楕円形のようにも見えます。

メーカーとしても、最初からこのような対策を施しているわけです。
このように面取りしてあれば、多少センターがずれても、Fピンがケースに当たるリスクは軽減されます。
センターがズレるのはエキストラクターがキツいからだと思われますが、装填、排莢は比較的安定しているので、あまりエキストラクターを加工したくはありません。
そこで、Fピンの角をもう少し丸めてみる事にしました。

ただし、削りすぎると発火時の衝撃を受け止める面積が小さくなり、先端が変形しやすくなると予想されますから、加工はそこそこに。

発火テストをしても、正直言って効果は実感できません。
「ここを加工すれば不発に対して効果テキメン!」という対策はなかなかないですね〜。
あちこちの小さな調整を積み重ねていきます。

一般的な銃のファイアリングピンは先端が円形ですが、グロックは長方形です。ピン自体は直方体という事です。
この特徴的な形状により、実銃の世界では空薬莢のプライマーを見れば、その打撃痕からグロックで撃った物はひと目で分かるそうです。
先日、発火仲間と会った際、タナカのグロックはカートがチャンバーに装填された時、センターがずれているという話になりました。
下の写真は、エキストラクターを外し、カートをブリーチに当てて正面から撮影したものです。

カートはきちんとセンターに収まり、中央にFピンが見えるので、ブリーチの形状に問題はなさそうです。
しかし、エキストラクターを装着してみると…

ご覧のようにエキストラクターに押されて、センターがズレてしまいます。
先端が円形の一般的なFピンではこれぐらいズレでも問題ないかも知れませんが、グロックのように長方形のFピンだと、10時のあたりがカート底部に当たり、きちんとプライマー(アンビル)を押し込めない可能性があります。当然、打撃力が不足し不発の原因となるでしょう。
実際にはバレルの内壁やデトネーターによってもカートが保持されるので、ここまでセンターがずれる事はないと思いますが、この四角いFピンとセンターずれの相性はちょっと気になるところです。
そのためかどうかは分かりませんが、よく見るとFピンは角が落とされ、楕円形のようにも見えます。

メーカーとしても、最初からこのような対策を施しているわけです。
このように面取りしてあれば、多少センターがずれても、Fピンがケースに当たるリスクは軽減されます。
センターがズレるのはエキストラクターがキツいからだと思われますが、装填、排莢は比較的安定しているので、あまりエキストラクターを加工したくはありません。
そこで、Fピンの角をもう少し丸めてみる事にしました。

ただし、削りすぎると発火時の衝撃を受け止める面積が小さくなり、先端が変形しやすくなると予想されますから、加工はそこそこに。

発火テストをしても、正直言って効果は実感できません。
「ここを加工すれば不発に対して効果テキメン!」という対策はなかなかないですね〜。
あちこちの小さな調整を積み重ねていきます。