2016年06月25日

本日はGM5を発火

MGC系ガバでPFC&爆音プラグを使うための、改良を進めています。
全長6mm、延長ストローク2.5mmで上手く行くと思っていたのですが、今日試しに発火してみたら、作動がいまひとつ。ベストな寸法を見つけるまでにはもう少しかかりそうです。

気晴らしに調子のいい銃で遊ぼうと思い、久々にオープンカート仕様にしたGM5を発火しました。GM-7のバレルに換装してあるので、オープンプラカートを使えば、破損の心配なく撃ちまくれます。
GM-7.5が発売されてから、めっきり出番の減ったGM5ですが、やはりこれはこれで魅力的です。

ちなみに、GM-7のバレルを組み込むと、先端がブッシングから約2mm飛び出ます。GM5のスライドは、少し短いのです。

ただ、実銃でもマズルが少し出ているものはありますし、見た目的にもこれぐらいなら許容範囲です。あと1mm出ていたらNGです。カッコ悪いです。
もしこれでも気に入らず、ブッシングとツライチにしたいなら先端を削って短くするしかないです。フラットなマズルにするなら、そう手間はかかりません。丸めるのは少々コツが要りそうです。
  

Posted by Red at 19:35Comments(4)モデルガン

2016年06月23日

パイソンR-model7月発売

タナカの7月の新製品は、コルトパイソンのR-model・4インチです。
これは嬉しい!
メカニズムなど、従来品から大幅にリニューアルしたパイソンのR-modelは、ガスガンで先行して発売され、非常に好評でした。それがついにモデルガン化です。
パッケージも凝ったものになるらしい。非常に楽しみです。
すでに純正の木グリがスタンバイしています。
  

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2016年06月19日

寸法が固まってきたMGCガバ用爆音プラグ

MGC系ガバメントをPFCで発火するため、爆音プラグの改良を続けています。
先週、マックジャパンさんからまた修正したプラグを頂き、寸法がだいたい固まってきました。


全長が6.0mm、外周を削って増やしたストロークは2.0mm。
これでCAWのデトニクス、GM12のフルサイズガバで試したところ、なかなか好調です。
全長の6.0mmは、おそらくこれで決まり。
ストロークの2.0mmについては、もう少し伸ばしても良さそうです。
というのも、デトニクスでは問題なくブローバックしますが、フルサイズのガバメントではスライドストップがかからない時があります。おそらくパワー不足なのだと思います。
2.5mmにして試す予定。
寸法決定まであと1歩。完成したらぜひマックジャパンさんには発売してもらいたいです。
でも、MGCのガバをPFCで発火しようと思う人っているのかな???
  

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2016年06月18日

マルシンガバのグリップ塗装


マルシンガバのグリップは、プラ丸出しでカッコ悪いです。特にキットのヤツは、木目すら描かれていません。
実物グリップを加工して付ける事はできますが、ただでさえインナーシャーシがプラ製で軽いマルシンガバが、さらに軽くなってしまいます。CAWの木グリならウェイトも入っていますが、分厚いです。

そこで、純正のグリップに塗装を施して木グリ風にする事にしました。
初めての挑戦で、あまりうまく出来なかったので、作業工程などは紹介せず、完成した写真だけ載せます。

使い込んだウォルナット風とも言えますが、いまいち納得がいきません。
あとでTake.Rさんブログを見ると、木目は黒だけでなく、赤でも書くと良いという事が分かりました。赤い塗料なんて、ベレッタのセフティの窪みに入れるぐらいしか使わないので、先に見ておけば良かったです。
もう少し修行します。
  

Posted by Red at 23:17Comments(0)モデルガン

2016年06月13日

GM5デトニクスのデトネーター


写真はスモールカートを使用する、いわゆるGM5のデトニクスです。
購入したのは1990年頃に新宿のMGCで。価格は7,500円ぐらいだったと記憶していますが、当時の本などを見るとステンレスモデルは9,800円と書いてあり、定かではありません。
結構発火して遊んでいますが、実はデトネーターを外した記憶がほとんどありません。子供の頃はまともにクリーニングもしていませんでしたし、そうこうしているうちにデトネーターがバレルから抜けなくなりました。イモネジを外して引っ張っても、マズル側から突っついても抜けないのです。サビなどで固着しているのかな?と思ったのですが、まあCP方式だからデトネーターがついたままバレルを水洗いするだけでも大丈夫だろうと思い、放ってありました。

それが先日、スライドを引いてみたら、デトネーターが外れて先端がチャンバーまで出かかっているのを発見しました。

で、抜いてみたらこんな感じ。

樹脂パーツを金属で挟み込む3ピース構造のデトネーターがバラバラです。
おそらく樹脂と金属の接着が剥がれた事で、抜けるようになったのでしょう。樹脂パーツは両側に突起があるはずですが、後端(マズル側)が折れています。まあ主に縦方向にしか力は加わらないので、そのまま接着すれば問題ないでしょう。

接着。

樹脂が変形しているので、厳密に言えば長さが足りなくなったりして、発火性能に支障があると思いますが、とりあえずこのままバレルに戻しました。
なぜデトネーターをこのような3ピース構造にしなければならなかったのか、私には分かりませんが、小林さんの事だからきっと深い理由があるのでしょう。
  

Posted by Red at 22:23Comments(3)モデルガン

2016年06月11日

改良型・爆音プラグ

CAW製デトニクスをPFC&爆音プラグで発火する挑戦を続けています。
前回は、ロングタイプの爆音プラグよりも、さらにロングな+Pカートリッジ用の爆音プラグを使用しました。
理由は、CAWデトニクスの(というよりMGCガバメントの)デトネーターは先端が細く、プラグが深くはまってしまうためです。深くはまると、デトネーター+プラグの全長が短くなるので、不発が起きたり、パワーが落ちたりします。
これを解消するために長いプラグを使用したというわけです。
その結果、不発は減りましたが、ブローバックパワーがもうひとつです。おそらく、プラグが長くなった事でカート内でのピストンストロークが短くなったためだと思われます。

ここまでは前回の記事で書きましたが、最後に「プラグを加工すれば解消できそう」とも記しました。
その改良案は、次の通りです。

プラグ上部の外周(赤く示してある部分)を削り、のような形状にするというアイディアです。
これでパワーが上がると思うのです。
その仕組みを簡単な図にしました(寸法は適当です)。

赤矢印が、キャップとプラグの移動距離で、これがスライドを後退させるパワーというわけです。
(1)は通常の爆音プラグ使用時。
(2)が長い爆音プラグを使用した時。ストロークが短く、十分にパワーを発揮できません。
(3)が改良型プラグ。全長は長いですが、削った部分が弾頭の穴に入り込み、その分、ストロークが稼げるわけです。
このようなプラグをボチボチ作ろうと考えたのですが、私の思いつく事などマックジャパンさんにはお見通しだったようで、前回の記事を書いた翌日には、私が考えた通りのプラグを試作し、送ってくださいました(ありがとうございます!)

今回作ってくださったのは3種類で、すべて全長は同じですが、細く削った部分の長さが違います。

全長はどれも+Pカート用と同じ5.5mmで、削った部分の長さは、左から0.5mm、1.0mm、1.5mmです。
マックジャパンさんの見立てでは、パワーアップを実感するには1.5mm必要との事で、短いものでは変化は感じないだろうとの事です。

下の写真は、通常のプラグを弾頭側いっぱいまで押し込んだ状態と、改良型1.5mmストロークを押し込んだ状態です。

右の改良型のほうが、前方へ飛び出ているのが分かります。このストローク分、デトネーターを押して強くブローバックできるわけです。

発火テストはCAWのデトニクスと、MGCのリアルサイズカートを使用するガバメント(いわゆるGM12)で行いました。
この改良型爆音プラグは、CAW製デトニクスだけでなく、同一形状のデトネーターを使用する、MGCのあらゆるガバメントに対応する可能性を秘めているからです。

結果は、マックジャパンさんの予想通り、0.5mmストロークと1.0mmストロークでは違いはあまり感じず、1.5mmストロークでは確かにパワーが上がり、排莢の勢いも増しました。
しかし、先日+Pカート用プラグで発火した時は起きなかった不発が、今回は何度か起きました。
どうやら、プラグの全長がこれでも少し短いようです。

デトネーターの付いたバレルにカートをセットし、プライマーを押し込んだ時の写真。

左はマルシンガバに爆音プラグショート。これなら不発は起きません。
右がMGCガバに今回のプラグ。マルシンよりも少し深く押し込めます。このストロークだと、不発が起きる/起きないのギリギリのラインだと思います。プラグの全長をあと0.5mm長くし、そのぶん加工箇所も0.5mm長くすれば不発は解消され、パワーも確保できそうです。

先にも書いた通り、このプラグがうまく完成すれば、リアルサイズカートを用いるMGCのガバメントをPFCで発火できるようになるはずです。どんどんパーツの入手が困難になる一方のMGCのガバメントは、なるべくローパワーのカートで遊んで、破損を回避したいところです。

またマルシンのベレッタ92系などMGCガバ以外の機種についても、今回紹介した加工を従来の爆音プラグに施せば、パワーを上げる事ができるはずです。もしパワー不足を感じるなら試してみる価値はあると思います。
削る長さを長くすればするほどパワーが増すはずですが、ピストンストロークを長くしすぎると発火のエネルギーがそこに消費されるので、発火音や火花は小さくなるはずです。そうなると何のための爆音プラグなのか分からなくなってしまうので、まあほどほどが良いでしょう。

この改良型・爆音プラグについては、もう少し研究を続けます。
  

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2016年06月03日

GM-7をPFCで発火

先日の、デトニクスをPFCで発火する記事の最後で、プラグの改良案があるという話を書きましたが、その改良案と同じものを、早々にマックジャパンさんが作って送ってくださったようです。到着を楽しみにしつつ、本日はGM-7にPFCを使用しての発火テストです。

GM-7と言えば、セットが楽なオープンカートを使える事が最大の利点であり、そこへ閉鎖系カートを使用するのは本末転倒な感じもするのですが、オープンカートのみならずヘキサゴンCPやイージーCP、ポリマーCPなどがリリースされている今となっては、閉鎖系を使うのも、それほどおかしくないのかな、という気もしてきました。
数あるカートリッジの中から、ユーザーが好みの物を使えるモデルガンであるという存在になりつつあります。

さて、GM-7でPFCを使用するには、CPカート用のデトネーターを使用します。ヘキサゴンCP用は長すぎるのでそのままでは使えません。

左はエフアンドティー製、右はBWC製で、それぞれ一般的なCPカートを使用するためのデトネーターです。同じ用途の物なので、全長は同じですが、先端の太さが異なります。CPカートは、他のカートに比べて先端の形状にさほど左右されないので、どららが正解というわけでもないと思います。
ただし、PFCで爆音プラグを使用する際には、太さが関わって来ますので、エフアンドティー製を使用しました。爆音プラグはショートを使用です。

問答無用の発火マシーン、GM-7の事なので作動についてはまったく心配せず、銃はノーマルのままで発火です。

快調に作動!発火音も爆音プラグらしく、ズドンという重い音で気持ち良いです。
スライドストップはしっかりかかりますが、パワーは少し控えめ。
それでも真鍮製なので、エジェクターに少し変形が見られました。
BWCのメタルシャーシとエキストラクターを使用したほうが安全でしょう。
アルミ製のCPカートは各社から販売されていますが、PFCもアルミ製をどこかのメーカーが発売してくれると嬉しいですね。

ちなにみBWCのデトネーターを使用する場合は、ロングタイプの爆音プラグにすると良さそうです。試してませんが、デトネーター+プラグの全長は同じなので、たぶん大丈夫でしょう。
  

Posted by Red at 09:45Comments(0)モデルガン

2016年06月02日

PFC変形対策

ガバメント用のPFCを繰り返し使用しているうちに、パーツが変形してしまった話を、以前書きました。

発火の衝撃でFピンとリムケースの底が激突し、赤で示した箇所が変形してしまいました。
これらの箇所が変形すると、カート内部でFピンがスムースに動かなくなり、不発を招きます。
とりあえず応急処置として変形箇所を削り、Fピンがスムースに動くようにしましたが、この方法は繰り返し行う事は出来ません。
何度も削ると、当然ですがパーツの形が変わっていき、不具合が出ます。具体的には、プライマーがカート底面から飛び出してしまうようになります。
変形箇所の切削で対応出来るのは、せいぜい2〜3回程度でしょう。

というわけで、変形する前に対策をしておいたほうが良さそうです。
M92用カートのように、FピンにOリングをもう1本追加する方法が浮かびましたが、それ用の溝を1個1個掘るのは面倒なので、リムケースの底にクッションとなるO リングをセットしました。

内径6.5mm、線径(太さ)1mmのOリングを、接着とかはせず、単に入れただけです。

とりあえず作動に影響は無さそうなのと、10回以上発火してみても、今のところ変形は見られません。
引き続き使用し、効果の程を検証していきたいと思います。
  

Posted by Red at 00:44Comments(0)モデルガン