2021年02月26日

俺のハイパワー

マルシンのキットを組み、写真を撮って応募する『俺のハイパワー フォトコンテスト』。
昨年末の発売から始まり、2月上旬に締め切り、ツイッター上での、上位4作品への投票を経て終了しました。
ノーマルのままのハイパワーから、凝ったカスタム、塗装やブルーイングなどで美しく仕上げた物など、様々な作品がツイッターで見られ、自分では考えもつかないような作品の数々は、見ているだけでも非常に楽しめるイベントだったと思います。

金賞は、物置から出て来たような錆びた質感を表現したビンテージ風ハイパワーでした。技術もコンセプトも最高だったと思います。
当方も参加し、見事落選しましたが(笑)、非常に楽しい製作期間でした。
特に自分は以前からカスタムハイパワーを作りたいと考えていましたが、機会がないとなかなか着手しませんので、今回のコンテストは良いタイミングでした。

下の画像が応募した写真です。

自分は普段、写真を撮ってから明るさやフレームを調整したり、埃を消したりする事が多いのですが、フォトショップなどの画像編集ソフトの使用は禁止というレギュレーションでしたので、撮った生データのまま送れるように撮りました。


今回のハイパワーは、主に後方をカスタマイズしました。


プラリペアを被せて作ったノバック風のリアサイト。
遠目にはそれっぽく見えるようにはしましたが、こんなアップに耐えられるような出来ではありません。やり直したいです。
ちなみに上位入賞作の中には当方のようなモールドのなんちゃってノバックではなく、きちんとアリ溝加工をして取り付けた作品がありました。とても格好良い仕上がりでしたし、自分の考えるカスタムの方向性とも合っていたので、その作品に投票しました。

今回、サムセフティを新造しました。

ガバのを参考に作りましたが、やはりこの形状だと操作性は格段に向上しますね。
ハイパワーのサムセフティは操作しにくいです。
ちなみにハイパワーのスリムさという利点を損なわないよう、アンビにはしませんでした。

長いスパーハンマーを切り詰めました。
細いグルーブがうまく切れずに、太くなってしまいました(笑)。
そして、ハンマーを短くすると、ハイパワー組み立て時の最難関であるシアーの組み込みがより一層難しくなるという事に、後で気付きました(大汗)。


グリップは木製をヤフオクで入手しました。

model-sさんという方がマルシン用に製作、出品された物です。このMk.3タイプの形状はあまり需要がないのか競らずに落札できましたが、普通のタイプのグリップは人気でした。
それもそのはず、無加工でマルシンハイパワーにポン付けできる貴重なグリップです。

マルシンのハイパワーは、特にグリップの裏側の形状が実物と大きく異なるため、実物グリップを入手しても大きな加工をしなければ付けられません。そもそも、その実グリすら日本ではあまり流通していないんですが(実グリが付くようなトイガンのハイパワーがほとんどないから)。
過去にはマルシン純正であったり、CAWなどが木製グリップを製作していたと思いますが、それも入手困難な現在では、このようなグリップを製作してくださるのは非常にありがたいです。しかもその出来映えも見事です!

参加賞のマルシンステッカーが届きました。

キットを組んで写真撮るだけでステッカーがもらえるので、今回参戦されなかった方も、次回はぜひご参加ください。
マルシンの公式ツイッターによると、近く第2弾も予定されているそう。次は俺のガバ?俺のM9?

ともあれ、新しいモデルガンの楽しみ方を提示してくれた良い企画だったと思います。
  

Posted by Red at 21:40Comments(3)モデルガン

2021年02月25日

オープンカートは樹脂かアルミか


GM-7/7.5用のオープンカートは、樹脂製とアルミ製がありますが、どちらが良いのか。

安価で紛失しても痛くないけど、使っているうちに消耗する樹脂カート。
消耗しないけど少々高いアルミカート。

性能に大きな違いはないので、これはもう好みの問題です。

樹脂カートは、発火すると通常のキャップ火薬の匂いだけでない「焦げた」ような匂いがします。
現行の樹脂カートはビニールが溶けたような匂いで、旧樹脂カートはゴムが溶けたような匂いでした。GM-7発売当初は、デトゴムが溶ける匂いだと思っていましたが、素材の違う新旧カートで匂いが異なるという事は、カートが溶けている匂いだと考えられます。
旧樹脂カートをしょっちゅう発火していた時は慣れて気にならなくなりましたが、現行の樹脂カートの匂いはなかなか慣れません。
一方、アルミカートだとそのような匂いはほとんどしません。

GM-7登場時、樹脂製のオープンカートは、夢のカートだと思いました。
しかしカートをなくすような状況、例えば屋外で発火するなんて事は近年でははばかられるわけですから、お座敷発火をしている限りは、変な匂いもせず、見た目も格好いいアルミカートが一歩リードだなぁ、というのが最近の感想。

またコンバットゲームとかしたいですね。その時には樹脂カートの出番です。
  

Posted by Red at 13:27Comments(2)モデルガン

2021年02月20日

P229とミリポリが同時発売!

タナカの来月発売製品が明らかになりました。

まずはすでに発表済みだったSIG P229です。

昨年のアームズ祭で発表されたモデルがいよいよ登場。買います!
モデルガン初となる.357SIG弾のカートも新開発です。しかも『快音トップ』と名付けられた中空インナーを採用しているのも興味深いです。写真を見ると、トップ(インナーFピン)に小さな穴が4つ空いています。ガス抜けが向上し、発火音が大きい事は間違いないでしょう。
パワーの抑制にも効果があるかも知れません。

そしてもう1挺、S&W M10の4インチ、即ちミリポリが電撃発表です。
副社長のインスタでそれらしき写真が公開されていたので薄々気付いていましたが、FBIスペシャルが雑誌で発表されていましたから、そちらが先に発売されるものだと思っていました。
まさかP229と同時発売とは、マニアの嬉しい悲鳴が聞こえてきそうです。
ちゃんと.38スペシャル専用の短いシリンダーを装備しているようなので、リボルバーマニアも納得の仕上がりとなるでしょう。
2インチを待っている人も多いでしょうが、間もなくでしょうね。FBIスペシャルとどちらが先でしょうか。

店頭に並ぶのはおそらく3月11日頃になると思います。
1月、2月は静かだったぶん、タナカによる春の嵐が予想されます。みなさま、十分ご注意ください(笑)。
  

Posted by Red at 00:49Comments(8)モデルガン

2021年02月19日

M84発火テスト


昨年7月に、マルシンからトリガーバーが強化されたM84が発売されました。
同モデルの弱点が克服されたのは素晴らしい事です。
当方も発売後すぐに購入しましたが、確変がかかったようなタナカフィーバーの最中だったため、まったく発火せずに放置してしまいました。せっかく壊れなくなったのにもったいない事この上ないし、マルシンにも申し訳ないです。

C-Tecのアルミ製のPFCを購入したため、それも含めて発火テストを行いました。

上からマルシン純正PFC、C-Tecアルミカート、タニオ・コバイージーCP。
見た目はC-Tecが圧倒的にカッコイイですね。
タニコバのカートを使うには、専用のデトネーターが必要です。

発火結果は以下の通りです。
■純正PFC
 さすが純正だけあって、まったく問題ない発火、作動、排莢です。
 ただし音は小さいです。キャップ火薬に穴が空かない場合もあり、その時は作動音しか聞こえないぐらい。

■タニオ・コバ イージーCP
 甲高い音がとても大きく、軽いカートがビシビシと排莢します。超快調!パワーが強すぎという感じもしません。これはイイです。

■C-Tec
 音はイージーCPのような甲高い物ではありませんが、かなり大きいです。爆音タイプのプラグが効果を発揮している感じがします。
 装填や発火は問題なく、排莢時にジャムも発生しませんが、排莢方向がおかしいです。

写真のように、真上もしくは左側に排莢する事がほとんどです(ワルサーP38みたい)。
上の2種類のカートではそのような事はなく、右斜め後ろに一直線にエジェクトします。

銃を確認すると、スライドの内側に当たった跡がありました。

おそらくカートがここに当たって跳ね返されるように排莢方向が狂っているのだと思います。
スライドの当たる箇所を削って当たらないようにしてしまう事も考えましたが、オープントップスライドのベレッタでは削った箇所が外から見えてしまうのでやめました。
エジェクターの調整をするか、いま考え中。まあゆっくり調整していきましょう。
ちなみに当方のM84はHW製ですが、もしかしたらスライドスピードの早いABSモデルだとこのような問題は起きないのかな?などと考えています。どうでしょうか???

発火時には何度もダブルアクションで撃ちましたが、トリガーバーはもちろん無事。
安心して撃てるモデルガンは最高です。
  

Posted by Red at 01:31Comments(2)モデルガン

2021年02月05日

C-Tec/M84用PFC


C-Tecの新カートリッジ、マルシン製M84用の.380ACPを購入しました。
Take Fiveでモニター販売されています。
同店のウェブサイトに紹介された時から、非常に気になっていました。パッケージに「プラグファイヤーカート」と書かれているからです。C-Tecのオート用カートと言えばCP方式が多いですが、マルシン純正カートと同じ方式である事を意味しています。
さらに興味深いのは、PFCであればケースの下のほうで分割されているはずなのに、写真をよく見てもケースが分割されているように見えないのです。

弾頭の色が違うので、タナカやエランのカートのように弾頭部分をねじ込む設計だと推測できますが、PFCはキャップ火薬を射手向きにセットするため、ケースのネック側から火薬を入れるのは少々やりづらいのではないかという懸念もありました。

購入し、分解してみてその謎が解けました。

ブレットケースがズドーンと長くなっているのです。なるほど、これなら純正PFCと同じ感覚でキャップ火薬をセットできます。
プラグは爆音タイプですが、前後が決まっているのと、中央に溝が切られています。これがどのように作用するのでしょうか。
火薬の代わりに付属のスプリングをセットすれば、空撃ち用カートとしても使えます。


組み立ては、プライマーもこのようにブレット側にセットしてねじ込む事になっています。
ちなみにブレット側は真鍮、ケースはアルミで、どちらもメッキが施されています。

まだ発火していませんが、M84は作動に定評のあるモデルですし、C-Tecのカートも一級品ですので、間違いなく快調に作動するでしょう。
ちょうど『Gun Pro』誌でM84の特集が組まれていた事もあって、俄然発火したくなって来ましたーー!
  

Posted by Red at 23:45Comments(4)モデルガン