2021年09月16日

リニューアル!ガバメントシリーズ(マルシン)組み立てキット


マルシンのガバメントシリーズ(M1911A1、シリーズ'70、コマンダー)がリニューアルして再販されました。
まずは組み立てキットから発売、完成品は1週間ぐらい遅れて出荷されるようです。

これまでの再販でもマイナーチェンジされる事はありましたが、今回は結構本格的なアップデートです。特にM1911A1。
というわけで、私はM1911A1を購入しました。
まだ組み立てていませんが、改良された部分を中心に見ていきます。


マルシンのミリガバが、どうしてもミリガバっぽくなかった部分。スライドストップとメインスプリングハウジングがチェッカリングになりました。ハウジングの内側は、従来のマルシンガバと同じ「片側だけ」仕様です。


グリップパネル。これもフルチェッカーにネジ穴周りの台座があるお馴染みのミリガバ仕様になりました。グリップの見た目は最も銃の印象を左右しますので、これのお陰で圧倒的に「ミリガバ」っぽい見た目になっています。
またグリップ裏にはみっちりウェイトが仕込まれているので、他社ガバに流用してウェイトアップなんて使い方もできそうです。


形状が変更されたフロントサイト。
グルーブなしです。ちょっと幅が広い気がするのですが、この辺のマニアックな部分は私は正解が分かりません。


インナーシャーシが金属になってます!!!
マルシンガバのシャーシは、古くは金属でしたが、いつからか樹脂になり(タニコバコラボのMTでは金属でしたが)、そのせいで持った時のスカスカ感が萎えポイントでした。
これで重量がかなりアップすると同時に、剛性感も増しました。
以前のモデルは実物グリップを装着しようとするとプランジャーチューブが当たってしまい、加工が必要だったのですが、今回はプランジャーチューブの形状が変更されているようです。これで実グリもすんなり付くでしょう。ちなみにフレームのグリップ部分がやや短いのはそのままです。
またシャーシのフィードランプ部分の形状が変更されています。給弾性能向上のためだと思われます。


刻印は変わりないようです。
ダストカバーも今まで通りです。

今回、アップデートポイントが多かったのはこのミリガバで、だから私はコレを買ったのですが、シリーズ'70やコマンダーもメインスプリングハウジングの底部形状や、グリップの仕様などが変更されており、当然シャーシも金属になっているはずです。
これでマルシンガバに対する不満はかなり減りました。
キットだと市場価格は1万円台中盤ですから、おウチ時間のお供に1挺おすすめです。


ハイパワーに続き、『俺のガバメント フォトコンテスト』も開催されます。
今回再販されたキットを組み、写真を撮って応募すれば、全員必ず参加賞としてマルシンステッカーがもらえます。そして優秀作品には金のガバや銀のガバなどの激レアアイテムも贈呈されます。
応募は郵送、Eメールの場合は2021年11月22日まで。
Twitterの場合は2021年11月22日〜28日の間に「#俺のガバメント」のハッシュタグをつけて投稿。
今回は2ヶ月ぐらい製作期間があるので、ぜひ参加しましょう!
  

Posted by T.K.Red at 22:39Comments(3)モデルガン

2021年09月10日

改造モデルガンで老ユーチューバー逮捕の件

6月に改造ハイパトで逮捕の件を書いたばかりですが、3ヶ月足らずでまた逮捕者が出たので残念ながら再度このような記事を書きます。

事件のあらましとしては、
愛知県に住む70歳男性が、モデルガンを改造した拳銃8挺と、色を塗り替えた模造拳銃2挺を所持していたとして、警視庁に逮捕された。
というものです。

この男性が公開していた動画に関しては、少し前にネット上のマニアをざわつかせたので、ご記憶の方もいらっしゃると思います。
私が見たのは、龍馬の銃のモデルガンのバレル及びシリンダーのインサートを除去し、それを撮影した動画を誇示するように公開していたものです。

ハイパト事件の時も書きましたが、もう一度明確に記しておきます。

模造拳銃や模擬銃器は金属で作られている事が要件なので、樹脂製モデルガンにインサートがあるのは自主規制であって、樹脂製モデルガンのインサートを除去しても違法ではない…
…という解釈をしている人がいれば、それは大間違いです!


撃針から銃口まで一直線に筒抜けになっていれば
、弾丸を発射できる構造なので、それは模造拳銃を通り越して「真正銃」です。素材が何であろうが逮捕されます。

しかも本件の被疑者が悪質だったのは、後撃針で発火でき、なおかつ先端に弾を詰められるようなカートリッジまで自作していたと見られる事です(動画では詳細に説明せず「匂わせ」だけでしたが)。
これはもう、完全に武器を製造していますから、情状酌量の余地はありません。

念のために書きますが、今回例に挙げた龍馬の銃は、自主規制組合STGAの厳格な基準のもとで製造・販売されていますから、「改造する事はほぼ不可能」と言ってよく、危険性はゼロに近いです。当然、販売したメーカーに落ち度はありません。
被疑者が異常な執念と特殊な技術で改造したと考えられます(弾薬を自作しているあたりからして異常)。

さらに金属製モデルガンを白、黄色以外の色に塗り替えた模造拳銃も押収されていますが、被疑者の年齢と経歴からすると、モデルガンの法規制やその経緯を知らなかったとは考えられず、こちらも悪質と言わざるを得ません。

モデルガンは恐ろしく厳しい法規制、さらにそれを上回る組合の自主規制を、メーカーの工夫と不断の努力によりクリアして存在できています。
これはユーザー1人の不届きな行為によって崩壊するような微妙なバランスで成り立っていますから、「自分1人ぐらい悪さしちゃっても大丈夫だろう」という考えの人がいれば、今すぐその思考を改めて頂きたい。「誰にも見せずに自宅にしまっておけば大丈夫」というのは幻想です。必ず逮捕されます。
「法律がおかしい」と感じてそれが我慢できないのであれば、自分が政治家になって法律を変えるか、法律を変えてくれそうな人に投票してください。自分が「おかしい」と感じただけで違法行為に及ぶのは、テロに等しいです。

ちなみに、私も主催者のひとりである『モデルガンカーニバル東京』は、モデルガンを発火して遊ぶイベントであると同時に、法律遵守の啓発イベントでもあります。イベントではほぼ毎回、STGAの小林太三技術部長に銃刀法に関する講義を行って頂いています。しかし社会情勢によってここ2年ほどイベントが開催できていないので、何らかの形でまた小林社長にお話し頂ける機会を作りたいものです。

それにしても、メーカーの努力によって外観や性能に何の不満もないモデルガンが入手でき、弾を飛ばしたければエアガンをいくらでもチョイスできる時代で、このような犯罪に手を染める人がいるのは何なんでしょうか?
私はずっとその事が疑問です。どのような思考回路なのか知りたいです。
もし被疑者と同じような願望を持っている、あるいは同様の罪を犯して逮捕された事があるという方とコンタクトがとれるなら、ぜひ話を聞いてみたいです。一体何が望みなのか?

ちなみに、「前方からの見た目に不満がある」という事であれば、このようなアクセサリーも販売されています。

C-Tec製ダミーブレット。
シリンダーインサートに挟み込むように取り付ける飾りで、おまけに銃口をふさぐ黒い樹脂製のフタも付属していますのでディスプレイに最適です。前からの眺めを良くしたい方はぜひご検討ください。
  

Posted by T.K.Red at 17:50Comments(6)雑談

2021年09月04日

USPの構造

先日、USPのフレーム交換に伴い、初めてフレームをほぼ完全分解した話を書きました。
その際にUSPの構造の特徴や設計方針などを再認識できたので、所感を書いておきたいと思います。ホントは分解記事の中で書こうと思ったのですが、長くなりそうだったので…。

以前、スクラッチビルド大会で活躍されているキノハナさんとUSP談義をしていた時、「USPのモデルガンを持っているなら、完全分解してみたほうがいい!」と強くすすめられました。キノハナさんは銃の構造に精通するメカマニアです。
対して自分は発火して遊べればそれでいいというテキトー人間なので(笑)、せっかくのアドバイスを頭の片隅におきつつも、分解してみる事はありませんでした。なんせUSPは分解/組み立てが面倒くさくて有名な銃です。
今回、フレーム破損によって背に腹は替えられなくなり、とうとう分解に至ったわけですが、さほどメカに興味のない自分でも、感じるものがありました。


銃を完全にバラしてみると、キノハナさんが力説していた話を思い出します。
「USPは1つのパーツが1つの役割しか担っていない」

例えばグロックの場合、トリガーバーがストライカーをコックしたり、AFPBを押し上げる役割も担っています。
ベレッタのトリガーバーは、ディスコネクターも兼ねています。
しかしUSPのトリガーバーはトリガーとシアーを繋ぐだけ。そしてシアーやディスコネクターなど、あらゆるパーツが独立して存在しています。
そのぶんパーツ点数は多くなるわけですが、考えようによってはシンプルな設計とも言えます。

USPは、それまで独創的な銃を輩出してきたH&K社が、オーソドックスな銃へと路線変更した事で知られています。
そしてこの事が語られる時、例として決まって挙げられるのは、「外装ハンマー式のDA/SAオート」「ブローニングタイプのショートリコイル」「1911に寄せた操作感」などです。
もちろんこれらはその通りなのですが、さらにプラス要素として、「内部構造も奇をてらっていない」と感じます。

一般的に、銃はパーツ数が少ないほど故障や作動不良が起きにくいと言われています。
しかしUSPは逆にパーツ数を増やし、1パーツ1機能に限定する事で作動不良を起こしにくくしているように思えます。万が一故障しても原因を特定しやすく、そのパーツだけを交換すれば良いわけだから、メンテナンス性も優れています。この辺りは設計思想の違いかと思います。
そのパーツ交換にしても、USPは完全分解する事なく、ほとんどすべてのパーツにアクセスする事ができます(だからこそ幾度もパーツ交換をしていながら、完全分解する機会がなかったわけですが)。

USPの構造は完成の域に達しており、だからこそH&K社は改良する事なく現行製品としてUSPを販売し続けているし、後継機であるP2000やP30、HK45も、基本的にUSPの設計がそのまま踏襲されています。1911のようなマスターピースにはなっていませんが、もっと評価されるべき銃だと思います。

USPのモデルガンをお持ちの方は、ぜひ一度完全分解してみる事をおすすめします!(とかずっと分解しなかったヤツが言う(^^;;;)。
  

Posted by T.K.Red at 17:37Comments(5)モデルガン

2021年08月29日

USPのフレーム交換

USP(エボHP初期ロット)のフレームが破損しました。

作動がおかしいので確認したところ、トリガーピンのところと、スライドストップ軸のところにクラックを発見。
ただのヒビだと思っていたら、

しっかり破断してました。
この破損の理由はだいたい分かります。
一言で言うと、発火時にバレルの後端が持ち上がった力が、巡り巡ってこの部分の破損に繋がっている、という事だと思います。

もう少し詳しく書くと、発火するとバレルが持ち上がるわけですが、それと連結しているのがリコルスプリングガイドで、そのリコイルスプリングガイドはインナーシャーシ(トリガーハウジング)と噛み合っており、そのシャーシを固定しているのが、トリガーピンとスライドストップの軸です。
だからバレルが持ち上がると結果的にインナーシャーシも持ち上がり、それを受け止めるトリガーピンとスライドストップ軸周辺のフレームに負荷がかかるというわけです。
以前のUSPではスライド左側面に非常に薄い箇所があって簡単に破損していたのですが、エボHP化した際に薄い部分は補強されました。しかし発火を繰り返せばやはりこのように破損するのでしょう。

このモデルはエボHPの初期型ですが、再販時からはシャーシがフレームに2箇所ネジ留めされるように変更されています。
今回、フレーム交換にあたりシャーシも現行型に交換する事にしました。

左が現行型、右が初期型です。
ご覧の通り前後2箇所(赤矢印)をフレームにガッチリとネジで固定しますから、これならフレームが破損するリスクは大幅に減ると思います(もちろん、現行のフレームには対応する箇所にネジ穴が空いています)。
ちなみに、この写真で初期型のほうに付いているトリガースプリングカラー(青矢印の真鍮製のパイプ)は、右から左へ抜きます。シャーシの穴が左右で異なるため、逆方向に抜くのは困難です。備忘録として記載しておきます。

さて、フレームの交換作業です。当然、ほぼ完全分解する事になります。

タナカのUSPは個人的に好きなモデルガンの1つで、長年いじり倒し、パーツ交換も何度もやっていますが、実はフレームを完全分解するのは初めての薄っぺらいファンです(笑)。一部のパーツが破損しても、大抵は完全分解せずに不良パーツを交換できるから…。
そしてUSPは完全分解/組み立てが難しい機種と言われています。果たして無事に組み上げられるでしょうか?

分解自体はあまり手こずる事なく、ピンを抜いていけば比較的簡単にバラしていけます。
ただ、後半に難所がありました。
まず、リアシャーシ(シアー・ハンマー・ハウジング)がフレームから外れません。
よく探すと、下から小さなネジで固定されていました。

これは見つけにくい。

そして最後の最後に、シアースプリング(フラットスプリング)が外れません。

これは接着されているのか?と思って無理矢理引っこ抜いたところ、その仕組みが分かりました。

下の部分に「かえし」があり、この部分がフレームに引っかけられていたのです。
引っこ抜いたのが正解だったかどうかは不明です。

ほぼ完全分解した状態。

ここまで分解したのは初めてです。

新しいフレームに組み込んでいきます。

現行型なので、例のシャーシの穴に対応した箇所にネジ穴が空いています。
初期型やエボHP以前のオーナーでも、腕に覚えのある方ならフレームとシャーシに穴を空け、汎用のネジを使えば現行型と同仕様に加工できるでしょう。

さて、組み立てですが、分解時に悩んだシアースプリングの取り付けがやはり苦戦しました。
最終的には取り付けられたんですが、ダマしダマしやってなんとか組み込めたので、正直どうやって組み込んだのか自分でもよく分かりません(笑)。きっとコツがあるのでしょう。

組み立ては、同仕様のP8を見ながら行いました。

この見本があった事と、自分はある程度USPの構造に対する知識もある事から、例のシアースプリング以外はあまり悩む箇所はなかったです(面倒くさい事は間違いないですが)。
しかし初心者や、USPに慣れていない方は大苦戦すること必至です。故障した場合は無理に分解して直そうとせず、メーカーに修理に出すのが無難でしょう。

最後に、フレーム後端のレールがシャーシのレールと若干ズレているので、下側を削ります。


これで組み立て完了です。

まあまあ時間がかかりましたが、USPの構造についてより深く理解できました。
今後の調整や修理に大変役立ちそうです。
  

Posted by T.K.Red at 16:37Comments(2)モデルガン

2021年08月19日

グロック17Cでマイナーアップデート


タナカとトイガン問屋フジカンパニーのコラボ商品、グロック17Cが9月に発売になります。
外観の特徴は、スライドとバレル上部にマグナポートが空いているだけで、横から見ると普通のグロック17と変わりません。フルオート機能もないです。

しかしこのグロック17Cで注目すべきは、外観よりも内部のアップデートです。

・バッファー付きリコイルガイドの採用
・ストライカーとファイアリングピン・ロックを磨耗しにくいステンレス切削へ変更
・スライドの材質変更・スライドストップの変形を防止する焼付け処理の追加
・スプリング類の再セッティング 等


これらの変更がアナウンスされていますが、当方がネットで情報収集した印象では、スライド前面が補強されたり、リコイルスプリングガイドがアッセンブリー化されるのではないかと想像しています。

近年発売されたタナカのグロックは、昔と比べたら隔世の感を覚えるほど進化していますが、それでもまだ不満は残ります。
タナカグロックの弱点は、ズバリ、
スライドが割れる!
不発が起きる!

この2点です。

下の動画は不発対策を施した68連発の発火の様子です。

対策のおかげで不発は1発で済みましたが、あとで銃をよく観察したらスライドにクラックが入っていました(泣)。

今回のグロック17Cに組み込まれるバッファー付きリコイルガイドやスライドの材質変更はスライドの破損対策であり、ストライカーやFピンブロックのステンレス化は不発対策である事は容易に想像できます。
タナカがどのように仕上げてくるか見物ですね。

そしてタナカはこの内部のアップデートを「Evolution2 改」と位置付けています。
この改良が成功していれば、通常モデルのグロック17にもフィードバックして欲しいです。それが成功すればグロック19やGen4、Gen5などへの発展も見えてくるでしょう。

SIGシリーズは極限まで発展を遂げていますので、そろそろグロックにも着手してほしいとずっと願っていました。その意味ではEvo2改に期待しています!
  

Posted by T.K.Red at 23:34Comments(11)モデルガン

2021年08月02日

ウィルソン92Gへの道(1)


マルシンからM9A1が発売されたので、これをベースにウィルソンコンバットの92Gブリガーディアタクティカルを作りたいと思います。
こちらが実銃です。


ウィルソンコンバットHPより画像を拝借

昨年、マルシンからM9A1が発表された時から、これを作ると決めていました。というか、M9A1が発表される前から、なんとかレールを追加して作れないかという構想があったぐらいです。
マルシンからレール付きフレームのM9A1が発売されたので、思う存分作れるというわけ。自分はこれを作るために、完成品とは別にキットも購入したのです。

さて、カスタムポイントはいくつかありますが、一番の肝というか、見た目の印象を決定付けているのは、ラウンド形状のトリガーガードと、溝が1本追加されたレール周りです。
まずはこの部分から着手します。

トリガーガードをラウンドにする事はさほど難しくありません。

コツコツと削っていけばやがて出来ます。
厚さをどれぐらいにするかだけを考えれば良いでしょう。

実銃の画像を見るともっと薄いので、もう少し攻めても良いかも知れませんが、表面仕上げをする時にさらに削れるわけですから、とりあえずこんなところにしておきます。

続いてレール周りです。
M9A1は溝1本、ウィルソンカスタムは溝2本ですので、1本掘り増します。
これはあらかじめ治具を作りました(マルシンさんがなかなか発売してくれないので、こんな物を作って待ってました・笑)

元からあるレール部分にスポッと嵌めて、開口部から見えている部分を削るとレールが1本追加できるというわけです。
さらに縦の溝も延長して完了です。

これでフレームの加工は完了かと思いきや、まったくそんな事はありません(むしろ地獄の1丁目)。


側面の溝を延長しなければいけないのと、下面のレールとトリガーガードの間をえぐらなければいけません。

まずは下面を削り込んでいったわけですが、ここで危惧していた事態が!!

フレームの厚さが足りず、穴が空いてしまいました!
ミリブロのオラガバニストさんがKSCベースで製作された際には、このようになる事を見越して予めフレームの裏面からパテ盛りをされています。自分はその記事を読んで知っていましたが、「KSCじゃないし、気を付けながらやれば大丈夫だと思う〜♪」と安易に作業を始めたのが失敗でした。
やはり偉大な達人は見習わなければいけません。

遅ればせながらジーナスを盛りました。
そして作業を再開したところ、

結構盛った部分が出て来ました。何も盛らずにやるのは、土台無理な話でした。
続いて側面の溝を掘って延長しましたが、それ自体は簡単ながら、側面からえぐれた下面への形状が難しい。
どこがどう難しいとか説明するのもイヤなぐらい難しいです。

頑張ってもなんだかイマイチです。ぱっと見の形は近づいてきましたが。
写真やYouTube動画などを見ながら形を作ってますが、見本となる立体物がないとよく分かりません。
ある程度のところで妥協したりデフォルメする手もありますが、個人的にこのカスタムモデルの一番の萌えポイントはこのクビレ部分だと思っているので、納得いく形状にしたいものです。

まあ…少しずつやって年内の完成を目指します(苦笑)。
  

Posted by T.K.Red at 22:57Comments(5)モデルガン

2021年07月25日

ハードボーラー用T1レーザーサイト&マウント

B.W.Cから6月にハードボーラーT1モデルが発売されました。言うまでもありませんが、T1というのは映画 『ターミネーター』第1作を指しています。劇中に登場するレーザーサイト付きのロングスライドガバが、忠実に再現されたモデルです。
それから遅れること半月後にレーザーサイト&マウントがのみが発売されました。

これは同社が過去に発売したハードボーラーに取り付けてターミネーターモデルへとドレスアップするためのパーツですが、過去にここまで忠実に再現されたアクセサリーはないため、他社のモデルガンやガスガンに取り付けたいと考える人もいるかも知れません。

私は昨年、B.W.Cのハードボーラーを購入していますので、

これに取り付けてターミネーターモデルにします。
このハードボーラーが発売された時から、…というか発売する前から「ハードボーラーならやっぱりレーザーサイトが欲しい」という声はメーカーに多く寄せられていたと聞きます。かくいう自分も「ダミーでもいいから作って欲しい」と懇願したクチです。

さて、取り付けのその前に、私の所有するハードボーラーは前期型で、ターミネーターのプロップは中期型となりますので、せっかくなので細部のパーツも中期型へと変更します。
具体的には、ハンマーをワイドに、スライドストップとサムセフティはロングタイプをカットした物になります。B.W.Cはレーザーの他にこれらパーツも販売してくれていますので、当方はこの3パーツも購入しました。

さし当たってレーザーサイトだけ買って付けたいという方は、ハンマーとスライドストップは前期型のままで問題ありません。ただサムセフティはマウントに干渉しますので、自分で短く切り詰めるか、ノーマル形状の物に交換するしかありません。

このサムセフティを組み込んだところ、トリガーが引けないというトラブルに見舞われました。
シアと干渉しているのかと思い、当たりそうな部分を削りましたが、症状は改善されず。よく見ると、グリップセフティを握り込んだ時、サムセフティが僅かに動く事に気付きました。

矢印の箇所が当たり、グリップセフティを握り込むとサムセフティが上がってセフティONになってしまうのが、トリガーが引けない原因のようでした。というわけで、サムセフティ軸の矢印の当たりを削ったところ、問題は改善されました。これから組み込む方の参考までに。

無事に中期パーツを組み込めたところで、メインのレーザーサイトを取り付け!

うひょ〜っ、たまらん!


ターミネーターファンが長年焦がれていたスタイルです。


マウントはグリップと一体化しています。
そしてレーザーサイトから出たケーブルの先にスイッチがあり、押すと実際にレーザーが照射されます。
スイッチ部分は、写真のように付属のバンドをグリップに巻いて、そこにマジックテープで固定するか、マジックテープの逆側をグリップ部分に貼りつけるかを選択できます。


マウントと一体化しているのは左側のグリップだけなので、右側のグリップをどうするかは個々に工夫する必要があります。前期型についていた木グリでも実用上は問題ありませんが、やはりそれだと左側と違いすぎるので、黒いグリップを調達してきて取り付けると吉でしょう。
ちなみに完成品のT1モデルでは、シボ加工されたラバーグリップが付いているそうで、これは別売りしないらしいです。

レーザー照射!

煙を焚けば映画のようにレーザーが見えます。
「照らして撃てば百発百中」。
ちなみに、筐体の中にはハートフォード製のレーザーサイトが入っています。


ターミネーターは個人的に思い入れのある作品なので、ここまでプロップを再現したモデルを手にできるのは至福の一言に尽きます。
まさにターミネーターモデルの決定版です。
  

Posted by T.K.Red at 17:49Comments(3)モデルガン

2021年07月02日

M9A1【マルシン新製品】


マルシンの新製品モデルガン・M9A1です。
私はこの発売を手放しで喜んでいます。
同社は数々のベレッタ92F系を展開しているので、そのバリエーションが1つ増えただけという言い方もできるかも知れませんが、少し前のモデルガンの低迷ぶりや、同社の品質低下著しかった頃から考えると、完全新規金型にてフレームを製作してのM9A1発売は、画期的な出来事だと思うのです。

M9A1の最大の特徴は、フレームのダストカバーがピカティニーレールになっている事です。

これにより、フラッシュライトなど様々なアクセサリーを取り付けられます。
現代銃ではレール付きはもはや標準的と言えますが、モデルガンでレール仕様の製品はまだまだ少ないです。


トリガーガード前面の形状も変更されています。

これはアクセサリー類を装着した際に安定させるための形状だと思います。
また銃の構え方に対する考え方が変化し、トリガーガード前面にサボートハンドの人差し指を掛ける事が少なくなったのも関係していると思います。


グリップのフロント/バックストラップは、従来の92F系では縦のグルーブのみでしたが、同じ幅の横グルーブも入ってチェッカリングになりました。これでグリッピングはかなり向上します。


従来の92F系よりもビーバーテールの下の辺りがわずかに深くえぐれていて、ハイグリップしやすくなっています。これはマルシンのCQBでも同仕様でした。
グリップスクリューはマイナスから六角に変わっています。わずかな変更ですが、見た目の印象が結構変わります。
グリップパネルのロゴは、ベレッタロゴによく似ていますが微妙に違います。
うまく似せていて、これならグリップを交換しなくても気にならないと思います。

スライド左側面の刻印。

「U.S.A.」の左は空白になっています。従前モデルのように「BULLET」などと中途半端に入れられるよりは何も入ってないほうが潔いと思います。この空白部分に「BERETTA」と刻印を追加すれば実物と同じになります。
右端のロゴ部分は実物では【PB】ですが、ここは【MK】になっています。

右側面の刻印。

こちらは実物通りです。
ちなみに「STGA」や「MARUSHIN、「JAPAN」などの刻印は見えるところには入っていません。これはありがたい。
「STGA」刻印はグリップパネルを外したところに入っているのを確認しました。しかし「MARUSHIN」の文字はどこにも見当たりません。イイの?それで(笑)。ユーザーとしては嬉しいですけど。今後発売される製品もぜひこの方向で!


マガジン挿入口は斜めに面取りされています。
細部までよく再現している事が分かります。

マガジンチューブはつや消しのシルバーにメッキされいてます。

バンパー部分は黒。
耐サビに期待します!

フィールドストリッピング。

構造や内部パーツは基本的に従来の92F系と同じですが、リコイルスプリングガイドはリニューアルされています。


リコイルスプリングガイドは樹脂製となり、前後端以外は十字形状になっています。
これは実物に準じた変更です。
樹脂製となった事で触るとチャチっぽさを感じますが、見た目では素材は分からないのと、サビなくなった事を歓迎したいです。

従来モデルのアッパー(ブリガーディアスライド)と組み合わせてみました。

構造や噛み合う部分の形状は同じなのでまったく問題ないと思われます。
マルシンは92F系を様々展開していますので、今回の新規フレームによって、カスタムの幅が広がりました。色々と楽しめると思います。


マルシンベレッタは、バレル内にカートストッパーがありますので、デトネーターを外せばそのままダミーカートモデルになります。
非発火派の方も十分楽しめるはずです。

ライトを装着!

タクティカルな雰囲気と、現代銃っぽさがグッと増します。
M9A1の登場は2006年。なんとPx4よりも後なのです。
「モデルガンは新しい銃が少ない」という不満がよく聞かれますが、M9A1は間違いなく「最近の銃」なのです(笑)。

購入当日に、ライブ配信にて開封、発火まで行いました。

箱出し未調整でしたが、40発をノートラブルで撃ち切りました。
マルシンベレッタはもともと快調モデルで有名ですが、面目躍如といった感じです。
ちなみに、スライドなどを手動で操作した感じでは、若干動きに渋さを感じました。新品らしくタイトな感じです。
それでもジャムる事なく軽快に作動し、スライドストップもきっちりかかりました。これなら初心者の入門機としてもバッチリです。

マルシンがM9A1を発表した時、私は「フレームの金型を改修して作るのだろう」と想像したのですが、メーカーからは「完全新規金型」とアナウンスされています。そして従来品とはパーティングラインの位置が異なる事からも別の金型である事が分かります(トリガーガード内のパーティングラインがなくなり、右のエッジ部分にカモフラージュするようにラインが見られます)。
このあたりからも、マルシンの気合いがうかがえます。
ユーザーとしては、このモデルを遊び倒す事でマルシンの意気込みに応えたいと思います。
モデルガン業界は現在、タナカの一強状態ですが、ここへきてマルシンも俄然、存在感を増して来たと思います。現存する最古のモデルガンメーカーですから、ぜひタナカと共に業界を熱くリードしていってほしいと思います!




…パーツ供給もよろしくお願いします。。。

  

Posted by T.K.Red at 22:07Comments(6)モデルガン

2021年06月30日

M9A1開封ライブやります


本日、マルシンがM9A1を出荷したとアナウンスがありました。
当方、予約済ですので開封〜初発火の様子をYouTubeでライブ配信します。

ただ、タナカと違ってマルシンの場合はメーカー出荷からショップ入荷までどれぐらいかかるのか分からないので、明日入手できるか分かりません。明後日には間違いなく入手できるでしょう。

とりあえずライブ配信枠は明日、7月1日(木)22時から予約しましたが、明日購入できなければ7月2日(金)22時に順延となります。


追記:無事入手できたので7月1日(木)22時から配信します。

↓のリンク、もしくは当方のYouTubeチャンネルトップからお入りください。
https://youtu.be/p-kgSmCpHGk

今回もAIによる自動検閲の対策として、タイトルを工夫してあります。
また強制終了された時のために予備枠を設けており、説明文にあるリンクから移動して頂く事で、再開したライブをスムースにご試聴頂けます。
お時間あればぜひチャット機能にてお声掛けください〜。
  

Posted by T.K.Red at 23:11Comments(0)モデルガンライブ配信

2021年06月24日

M84用トリガーバー発売


マルシンのベレッタM84オーナーに朗報です。
モデルガン用ターゲットiSDでお馴染みの切粉さんが、マルシンM84用トリガーバー(真鍮製)を発売します。

マルシン製M84はリアルな外観と高い発火性能を持つ名機ですが、欠点は「トリガーバーが折れる」という事です。
昨年、ジュラルミン製トリガーバーを備えた「強化版」が発売されましたが、その強化トリガーバーがパーツ単体で販売される見込みはありません。
またマルシンのパーツ供給の悪さによって、従来タイプのトリガーバーも入手困難です。

おそらく、
「トリガーバーが折れたままのM84が眠っている」
「折れるのが怖くて発火も作動もできない」
という方が多いのではないでしょうか。

そんなわけで切粉さんがこの度、真鍮製のトリガーバーを製作され、切粉さんのネットショップ(BOOTH)にて販売されます。


純正トリガーバー(上)の形状が再現されています。

今回の発売に先立ち、当方はこのトリガーバーの耐久テストに協力させて頂きました。


マガジンセフティスプリングはトリガーバーに負荷がかかるので外している方も多いと思いますが、耐久テストなので装着して発火しまくりました。

カートはイージーCP。
最終的に、

発火総数112発(うちダブルアクション9回)


これだけ発火しても破損せず、まだまだ使えそうです。
耐久性は問題なし!純正パーツの代用品として十分という結論に達しました。

ちなみに、80発撃ったところで外してみたところ、少し変形していました。

これぐらい曲がっていても作動に問題はありませんでしたが、気になるので直してからテストを続けました。ペンチでグイッとやれば簡単に元の形に戻せます。この柔らかさが破損しない肝なのだと思います。

というわけで、とてもおすすめな切粉製トリガーバーですが、
ただし!
組み込む前に、銃の個体に合わせてハンマーとの接点などを自分で削って調整する必要があります。
切粉さんのブログで調整のポイントが解説されていますが、これぐらいの調整が出来るひと向け商品です。

今週末の6月26日(土)から販売するとの事ですが、大人気商品になりそうなので、どんどん増産してほしいです。
これからM84の購入を考えている方は「強化版」を購入される事をおすすめしますが、従来型をお持ちの方は、このパーツによって「折れやすい」「折れたらパーツが手に入りにくい」という不安から解消され、気兼ねなく遊べるようになります。
  

Posted by T.K.Red at 01:19Comments(5)モデルガン

2021年06月21日

父の日にモデルガンを撃たせる



先日来レストアしてきたMGCのS&W M59は、私が小学生の頃に父から譲り受けた物です。
モデルガンに夢中になっている私を見て、「そんなに好きならコレをやる」と出して来たのです。

父はかつて銃砲所持許可を受けて実銃の空気銃を所持し、歌舞伎町にあった射撃場へ練習に通ってたほどだから、射撃は好きでした。しかしガンマニアというわけではなく、私が知る限りモデルガンを所有していたのはこの1挺のみです。
MGCがM59を発売した時代はモデルガン全盛でしたから、流行り物を買ったというだけなのだと思います。父がドック刑事に憧れてたなんて話も聞いた事ありませんから、「とりあえず一番人気のヤツを」という感じで買ったのでしょう。
だから別に思い入れもなさそうでしたし、私がもらった時も、掃除された形跡はありませんでした。
そう、私がもらった小学生の頃に、すでにジャンク状態だったのです。それを30年あまり放置していたわけですから、

汚かったわけです。

今月、集中的にこれのレストアを行っていたのは、
むかし父からもらったモデルガンをレストアして、父の日に撃たせてあげる
という企画を思いついたからです(笑)。

というわけで、父の日にレストアしたM59を携えて実家へ。

辛うじて健在の父に、昔あなたからもらった物だと説明しましたが、まったくピンと来てない様子。だいぶもうろくしてますから、まあ予想はしてましたが。
しかし、「銃は覚えてないけど、この箱は覚えてる」との事。

確かに私がもらった時にもハコ推しで、「箱がカッコイイだろう」と言ってたのを思い出しました(笑)。
このM59の特製ケースのセンスの良さは、さすがMGC・小林さんですね〜。

もらった時から付いてた謎の木製スムースグリップは、裏を見ると削り方が荒く、明らかにお手製。

父はこういう物を手作りするような性格ではないので謎だったのですが、訊ねたところ薄っすら思い出したようで、好きモノの友人が作ってくれたのではないかとの事でした。その人物の事は私も知っていますが、確かに作りそうな人なので納得。

イージーCPカートをセットして父に撃たせようとしたところ、「イヤだ」「怖い」などと、元実銃所持者とは思えない発言(笑)。
ほとんど無理矢理発火させました。

不発、暴発する事なくキレイに排莢!
横で見ていた母にも撃たせ、自分でも撃ちましたが、まったくノートラブルで完璧に作動しました。
(その後、自宅に帰って撃ったら調子悪かったです。まだまだ調整は必要)。

当の父は喜ぶどころか、とても嫌そうな表情を浮かべながら自室へと戻って行きました(笑)。
まあ別に喜ばなくても、父に感謝するのが父の日であって、このような歴史に残る名機を授けてくれた父に感謝したから良いでしょう。
  

Posted by T.K.Red at 18:35Comments(9)モデルガン

2021年06月20日

S&W M59レストアその4

MGC製S&W M59レストアその1
MGC製S&W M59レストアその2
MGC製S&W M59レストアその3

ジャンクに近い状態のM59レストア企画。
前回までに洗浄、欠損部品の補完、仕上げ直しなどを行い、無事に組み上がりましたので発火編です。

M59は、カートが送り込まれた瞬間に発火してしまい、バーストするという持病があります。本ブログのコメント欄やメールなどでアドバイスをくださった皆様、ありがとうございます。

作動を確認するため、マガジンを抜き、トリガーを引いた状態でスライドを引きます。


で、スライドをリリースすると…


やはりハンマーがコック状態で保持されていません。
AFPBなどありませんので、これでは暴発してしまいます。

しかし、スライドを少し強めに引いて話すと、ハンマーはきちんとコックされます。
という事は、ガツン!とパワフルなブローバックであれば、問題なく作動する可能性があります。

とりあえず発火してみましょう。
デトネーター&カートは3種類あります。

上がイージーCP用、中央はタニオ・コバのオープンカート用、そして下がオリジナルのオープンカート用です。

まずはイージーCPカートから発火。
自分が子供の頃からジャンク状態だった銃が、ついに火を噴きます。

快調に作動!
15発中、不発0回、ジャム0回、バースト1回(2連発)。かなりの好成績です。

続いてオープンカート2種類でも発火しましたが、こちらはまあまあ。
不発、ジャム、バーストがボチボチ出ます。
特にオープンカートではフィーディングトラブルが顕著です。空薬莢のような形状だからだと思います。イージーCPカートもほとんどオープンのような形状ですが、わずかながら弾頭部分にアールがついているので、その微妙な違いがフィーディングに影響を及ぼしていると思います。

オープンカートでもマガジンリップの調整などで対処できると思いますが、何もせずに快調なイージーCPを採用する事にしました。

ところが!
その後発火していると、イージーCPでも調子を崩してきました。
やはり暴発が起きますね。そして不発も増えて来ました。

暴発については、ディスコネクターを潰すか叩くかして伸ばす方法が有効との事なのですが、もうひとつ簡単な対策を教わったので、そちらから先に試す事にします。

なんでも、「トリガートラベルを少なくする事で暴発しなくなる」との事です。
トリガーの裏に2ミリ厚のゴム板を貼るだけでいいとの事。

最初は外観を崩さないように、トリガーの付け根のところに1ミリ厚のゴム板を貼って実験。これでダメなら2ミリ厚の大きめを、それでもダメならディスコネ加工を、という作戦です。

結果から言うと、効果アリ!
カート内にきちんとオイルを塗布し、ガツン!とブローバックするようにしたのも良かったかも知れません。
でも本当はシアーとのディスコネクトを根本的に直したほうが良いですね。しばらくはこれで様子を見てみますが、いずれきちんとやりましょう。

不発については、ハンマーが変形してサイドが膨らみ、リリースされた時にスライドと緩衝するために打撃力不足になっているようでしたので、膨らんだぶんを削っておきました。


まだ不完全ながら、ボロくなったせいで調子が悪いというわけでもないでしょうから、ここから先はレストアというより“発火調整”という事になりますね。
モデルガンとして普通に遊べるようになったので、あとはゆっくりやっていこうと思います。


  

Posted by T.K.Red at 23:24Comments(2)モデルガン

2021年06月18日

「けん銃」がなくなる!改正銃刀法で

令和3年6月16日に、改正銃刀法が公布されました。今から9ヶ月以内に施行されます。
今回の改正の目的は、主にクロスボウに対する締め付けです。今後は許可を受けなければ所持できなくなると、警察庁のホームページに詳しく記載されています。

クロスボウは畑違いなので当方から言及する事は何もありませんが、一応このサイトの下のほうにある、銃刀法の「新旧対照表」を見ました。
今までの銃刀法と新しい銃刀法の主な違いは、当然の事ながらクロスボウに関する記述が増えているところなんですが、他にも変更点がありました!しかも我々ガンファンが注目すべき点が…。


「けん銃」という表記が「拳銃」に変わっています。
上の画像は冒頭部分ですが、これ以外の箇所もすべて「けん銃」から「拳銃」になっています。相当な量です。たぶん、クロスボウに関する記述よりも「拳銃」への変更箇所のほうが多いです(笑)。

だからと言って、我々に何か影響があるわけではないんですけどね(あ、『モデルガン女子』『モデルガンと銃刀法』を書かれているコダマジンガーさんは改訂しないといけませんねぇ)。
そもそもなぜ法律では「けん銃」という表記だったのか、そちらのほうが謎です。草案を書いた時代は手書きだったでしょうから、書いた人が「拳」という字が思い出せなかったとか?「銃」と書き間違えないようにひらがなにしたとか?(笑)
追記:以前は「拳」は常用漢字ではなかったため、法律ではひらがなで書かれたという事を教えて頂きました。ありがとうございます!

いずれにせよ、現在では「けん銃」と表記するのは法律上だけですし、内閣府令ではすでに「拳銃」となっていますから、統一を図るという点でも変更は妥当だと思います。
先の広島ハイパト事件を報じるニュースでも、「けん銃」と表記している記事があり、これは法律用語に基づいて表記しているか、警察発表通りに書いていると思われます。今後はこのようなニュースも「拳銃」に統一されるのでしょう。

というわけで、長らく法律用語としておなじみだった「けん銃」はこれにてなくなります(たぶん)。もちろん、「模造けん銃」も「模造拳銃」に変わります。

また改正銃刀法施行時には、内閣府令も改定されますので、我々はこれにも注目すべきです。模造拳銃や模擬銃器に関する決まりは、銃刀法よりも内閣府令に細かく記載されています。
以前、内閣府令の中で「金属製」と表記されていた箇所が、一部「金属性」に人知れず書き換えられていたという事を、小林社長が指摘されていました。
我々は銃刀法及び内閣府令があるからこそ、大手を振ってモデルガンで遊べています。正しい知識は持つべきだし、最新の情報に対してアンテナをはっていなければならないと、改めて感じています。
  

Posted by T.K.Red at 01:24Comments(9)雑談

2021年06月16日

S&W M59レストアその3

MGCのS&W M59レストアの続きです。
前回は汚れを落としましたので、今回は外観の仕上げ直しです。

スライドの側面などに傷はあるのですが、完璧にキレイにするのは大変なので、そこまでするつもりはありません。まあ傷も歴史という事で。

それにしてもエジェクションポートがボコボコです。

ストーブパイプジャムでこうなったのでしょうか?
これは少し修正しておきます。

完璧には修正できませんが、みっともなくない程度にしました。


バレルのチャンバー入り口もボロボロ。


ここはフィーディングに影響するところなので形を整えて磨きます。


…あんまり変わらない気がするけど(笑)、まあフィーディングがスムースならOK。


イモネジはサビサビなので、ステンレス製の物に交換。
これでもうサビないでしょう。

グリップスクリュー。

使用には問題ないですけど、ボロっちいのでちょっとキレイにしましす。

表面を磨いてから塗装します。


退色したほかの金属パーツも一緒に塗装。
塗料は俺の定番、ミッチャクロン→ブラックスチール→ダークパーカーです。


一部パーツは焼き付け塗装をしました。
もちろんファインスプレーブラッセン→アトム耐熱スプレーの二度焼きです。


コントロールレバー周辺もヒドい有様。
なんでこんな事になるのか(笑)。
ある程度の傷は歴史という事で許容できますが、これはやはりダメです。


ボコボコの表面を平らにすべく削りはじめたところ、そのカスはアロンアルファのような臭いがします。
それで何となく理由が分かりました。

実は、コントロールレバーを制御する小パーツ、、、

ここに入るべき小さなスプリングとベアリングボールが紛失しているのです。
これがないとレバーがプラプラしてしまいます。
で、プラプラしないようにレバーをスライドに接着剤で貼りつけたのではないかと思うのです(笑)。
前にも書きましたが、この銃はもともと父の所有物で、自分が子供の頃に譲り受けたのです。親父がやったのか、ガキの頃の自分がやったのか…。どちらにしても許せませんね。

足りないスプリングとベアリングは、どちらも3ミリ径の物を東急ハンズで買ってきました。

スプングは2〜3ミリカットします。
ボールは40個入り。。。こんなにいらない。。。


寸法バッチリ!
組み込んで動かしてみると、クリック感も復活です。


見た目もまあ、許容範囲でしょう。
やっぱり完全にキレイにはできません。

謎のスムースグリップ。

こういうオプションパーツがMGCかサードパーティーから発売していたのかと思ったんですがね、、、

裏を見ると何やら鉛筆で下書きした跡があるし、削り方も荒すぎ。
どう見てもお手製ですよねコレ。
しかし父はこういう工作をする人間ではないので、ホント謎です。
ちなみに父は辛うじて健在ですので、今度聞いてみます。

よく分からないですが、レア物でもなさそうなのでテキトーに亜麻仁油を塗り込んでおきます。


これでだいたいお掃除と仕上げ直しは終了ですが、まったく手を加える必要がなかったバーツが、

リコイルスプリングガイド。
約40年前の製品、発火しっぱなしで掃除した形跡もなし。それなのにリコイルスプリングガイドだけはわずかな擦り傷があるだけでピカピカ!スゴくないですかコレ。
特殊なコーティングがされているんでしょうか。

というわけで、各所にシリコンオイルをさして組み上げます。

謎グリップも、オイルで仕上げたらちょっと味がある(笑)。


外装の小傷などはほとんど諦めたので劇的に美しい見た目になったわけではありませんが、ザラザラだったフレームはツルツルになり、ギシギシ動いていたスライドはスルスル作動するようになりました。

しかし、この木グリだとあまりM59っぽくありませんね。
M459からグリップを拝借して換装。

やあやあ、やっぱりM59はコレですね。
シビれるカッコよさです。


作動重視の発火マシーンとして設計されているので、ショートリコイルはオミットされています。
まさにMGC。小林イズムの化身と言っても良いかも。


父は箱も残していました。
発泡スチロールの特製ケースと黒バレルは、初期の仕様らしいですね。
という事はやはり40年物。
次は発火調整です。
  

Posted by T.K.Red at 20:13Comments(2)モデルガン

2021年06月14日

改造ハイパトで逮捕の件


残念なニュースに関して触れておきましょう。
みなさんもう報道で目にしていると思いますが、内容としては、
広島県の歯科医師が、改造したモデルガン3挺を所持していたとして銃刀法違反で逮捕
との事です。
改造されたのは、報道されている写真を見る限り3挺ともMGCのハイパトのようです。ちなみに報道では「誰が改造したか」については触れられていません。改造された物を購入したり譲り受けた可能性もあります。

ツイッターには、「どうして所持しているのがバレたのだろうか?」というツイートがありました。反社会勢力ならともかく、社会的地位のある人になぜ容疑がかかったのか?と普通の人は疑問に思うのかも知れません。モデルガン界隈の人なら、警察がどのようにしてこの容疑者に行き着いたのかだいたい予想がつきますよね。

1)持主がネット上に画像などをアップしていた

2)ネットオークションなどで取引した相手が違法な物を扱って逮捕され、そこから別の取引についても調べて容疑がかかった(いわゆる芋づる式)

3)近しい人からのタレコミ

だいたいこの中のどれかではないでしょうか。

逮捕=有罪ではないので、今回の事件も結審するまでは推定無罪が原則である事は重々承知していますが、警察が違法認定して逮捕に踏み切っていますので、少なくともバレルとシリンダーのインサートが除去されていたのだという事は容易に想像できます。そうであるなら違法認定されて当然です。

よくある勘違いとして、

模造けん銃や模擬銃器は金属性である事が認定要件なので、樹脂製モデルガンにインサートがあるのは自主規制であって、樹脂製モデルガンのインサートを除去しても違法ではない


というものがあります。
「インサートを除去した樹脂製モデルガンが模造けん銃や模擬銃器にはあたらない」というのはその通りです。しかしそれが「違法ではない」というのは間違いです。
撃針から銃口まで一直線に筒抜けになっていれば、弾丸を発射できる構造なので、それは「真正銃」です。素材が何かは関係ありません。樹脂だろうと何だろうと「ホンモノの銃」と認定されます。そうなれば所持しているだけで逮捕です。当然です。
だから報道では「改造モデルガン」と称されていますが、インサートを除去した時点でそれはもう「モデルガン」ではありません。「銃」を所持していたのです。

押収されたハイパトの、バレルやシリンダーや撃針が補強されていたかどうかは分かりません。しかしそれも関係ありません。
たとえ1発で本体がバラバラに壊れても、弾が前に飛べば違法な銃として立件されるからです。
また撃針がプライマーより柔らかい材質であっても、科捜研や科警研はその撃針で発火可能な特殊な実包を作成してテストし、実銃認定します。
実際にそのような事例が過去にあるのです。
「樹脂製であればインサートがなくても大丈夫」などというのは間違いであり、樹脂製でも不正な改造を行えば逮捕されるという事は、今回の件でもハッキリしています。

法律がおかしいとか、警察のやり口が汚いとか、トンデモ判決だとか色々な考えをお持ちの方がいるでしょうが、まあそれらは40年間言われ続けている事なので、とりあえず置いておきましょう。

我々モデルガン愛好家は、
インサートをいじらない
こんな簡単なルールを守るだけで、何ら問題なく平和に趣味を続けられます。

逆に、インサートを除去すれば必ず逮捕されます。
あなたの部屋は隠しカメラで監視されていて、インサートを除去した瞬間に警察が踏み込んできます。そう思っておいたほうがいいです。
交通違反や軽犯罪と同様に考えてはいけません。たとえ不起訴になって前科がつかなくても、逮捕されれば20日間臭い飯を食わされ、社会的地位も失います。年配の方なら晩節を汚す事になるでしょう。人生台無し。そこまでしてモデルガンを違法な状態へ改造したいでしょうか。
インサートは、我々マニアを守るための物です。そう考えればインサートが愛おしく思えます。


がんじがらめと思えるような銃刀法ですが、そんな規制の中でも素晴らしい作動性能や外観を持つモデルガンを我々は手にする事ができます。メーカーの弛まぬ努力のおかげです。どこに不満があるでしょうか。メーカーの努力を無にするような事はしないでもらいたい。

今回の事件で残念でならないのは、樹脂製モデルガン時代の幕開けを告げるべく小林さんが魂を込めて誕生させた名作・ハイパトが、このような形で世間の好奇の目にさらされた事です。

銃器やトイガンを愛好している方は、あなたの愛するガバメントやパイソン、ベレッタ等が、このような不埒な事件の押収品として世にさらされる事がないよう、その愛銃を守ってあげてください。

最後に念のために明記しておきますが、モデルガンのインサートを除去する事はほぼ不可能と言えます。インサートを除去できるようでは組合の認可が下りず、販売できないからです。
今回押収されたハイパトも特殊な工法で超鋼材がインサートされていますので、製品の安全性に問題があったとは言えません。かなり特殊な道具を用いて、異常な執念で改造したと想像されます。
モデルガンのインサートを除去しようとしても無駄です。まあ、99%のマニアはそんなこと百も承知なのでやろうともしないでしょうけど。挑戦するのはアホだけです。
  

Posted by T.K.Red at 23:28Comments(8)雑談