2025年01月05日
CAWガバをアルミPFCで撃つ

2024年夏にマルシンからコルトガバメントシリーズが再販され、そのカートリッジがアルミ製のX-PFCとなりました。
私は.45ACPのPFCがアルミ化される日をずっと待っていました。マルシン製のガバメントに使うのはもちろんですが、CAWオリジナルのガバメントでも使いたかったからです。

CAW製のコルトM1911A1は外観から内部パーツの形状に至るまで非常にリアルでマニアを喜ばせますが、作動に関しては要調整箇所が多い中級〜上級者向けのモデルです。そしてなんとか快調に動くようになっても破損しやすいという欠点があります。
そこで以前、使用カートをマルシンのPFCにして試したところ、スプリング類やデトネーターはそのまま、エキストラクターの調整のみできちんと作動し、パワーも破損の心配がなさそうなぐらいに押さえ込めました。
そのPFCがアルミ製であれば、なおさら銃にかかる負担も減らせるだろうし、排莢時の飛び方も軽快になるはずです。
というわけで、CAWガバにX-PFCを使うテストをするのがこの記事のメインですが、その前にデトネーターを固定するイモネジの穴がバカになってきているので、バレルのイモネジ穴の位置を移設します。

CAWガバのネジ穴はバレルの下に空いてます。この位置でネジ山がバカになってくるとネジが自重で落ちてしまい、デトネーターが抜けてしまうだけでなく、抜けたネジがリコイルスプリングに引っ掛かって動かなくなってしまいます。
そこでGM-7のように、ネジ穴をバレル上部に移設します。
まずはバレル上部に2.5mmのドリル刃で穴を空けます。
この作業は以前にMGC系ガバのバレルでも行ったのですが、その時は新しい穴の位置を目測で決めていました。その時の記事へのコメントで、「元の穴からドリルを挿入して上部へ貫通させれば正確に反対側に空けられるのでは?」とのアドバイスを頂きました。なるほど!という事で今回はその方法で穴を空けます。

新しく空けた穴に、M3×0.5のタップでネジを切ります。

元の穴を塞ぎます。

前回はプラリペアを使いましたが、今回は超強力接着剤のJ-Bクイックウェルドで塞いでみました。
これで移設完了。

イモネジを上部にすれば、多少ネジ山が潰れても自重でバレル内に落ちるだけなので作動に影響がありません。
というわけでここからが本題。マルシンの新型カートリッジを使っての発火です。
プラグのみマックジャパンの爆音プラグ(ショート)に変更。

銃はデトネーターやスプリング類などノーマルのまま。ただしエキストラクターはPFC用に爪を削って調整してあります。

きちんと作動、排莢してスライドストップもかかりました!CAWオリジナルのミリガバに、X-PFC&爆音プラグ(ショート)での発火。
— Red (@dark3rd) January 4, 2025
CAWガバにはこれぐらいのパワーが丁度いい〜#モデルガン pic.twitter.com/VH7Dt1Ucvn
撃った手応えもちょうど良いです!CAWガバを発火する時のカートは自分的にはもうコレしかないです!
CAWのガバメントは模型的な素晴らしさがあるので、見た目がカッコイイX-PFCが使えると一層楽しくなります。
これからCAWガバを発火して遊ぶ機会が増えそうです。

Posted by Red at 01:01│Comments(3)
│モデルガン
この記事へのコメント
ネジ穴がバカになってしまったら、リコイルタップを通すという方法もありますよ。
「リコイル」「ヘリサート」「イリサート」「Eサート」とメーカーによって呼び名が様々ですが、コイル状に巻かれた金属線(バネのようなもの)を埋め込み補強するというものです。
樹脂や非鉄金属(アルミ、銅、真鍮等)でもボルトがしっかり締め込めるようにする為に使います。
専用のコイル挿入工具、専用のネジ切りタップ、指定の穴径をあける必要がありますが一度加工してしまえば半永久的にネジ山は使うことが出来ます。
ただしM3ならばφ3.2、M4はφ4.2とそのネジよりも大きい穴をあける必要があるので、肉厚の無い部分に加工すると周辺が割れる原因にもなったりします。私はマルシンベレッタのM4グリップスクリュー穴に加工したら割れました。専用の工具類を揃える必要もあるので初期投資がかかる点もご注意ください。
たまーにヤフオクで中古品が出回ってたりすることもあるのでそれを狙うのも良いかもです。
「リコイル」「ヘリサート」「イリサート」「Eサート」とメーカーによって呼び名が様々ですが、コイル状に巻かれた金属線(バネのようなもの)を埋め込み補強するというものです。
樹脂や非鉄金属(アルミ、銅、真鍮等)でもボルトがしっかり締め込めるようにする為に使います。
専用のコイル挿入工具、専用のネジ切りタップ、指定の穴径をあける必要がありますが一度加工してしまえば半永久的にネジ山は使うことが出来ます。
ただしM3ならばφ3.2、M4はφ4.2とそのネジよりも大きい穴をあける必要があるので、肉厚の無い部分に加工すると周辺が割れる原因にもなったりします。私はマルシンベレッタのM4グリップスクリュー穴に加工したら割れました。専用の工具類を揃える必要もあるので初期投資がかかる点もご注意ください。
たまーにヤフオクで中古品が出回ってたりすることもあるのでそれを狙うのも良いかもです。
Posted by m&m at 2025年01月09日 04:32
REDさん、こんばんは♪
11日のブラックホールには遊びに来られなかったようですね。
僕は、CAWのガバメントには、タニオコバのイージーCPカートのケースを使って、ヘキサゴンCPカート用のインナーFピンにP3サイズのOリング(MGCと同じ太さ)を組み合わせて撃っております。将来的にもしもCAW純正バレルが割れてしまったら、REDさん製の
ステンレス製バレルリンクを使用してGM7用バレルに交換するつもりです。
※1. 今月末のVショーでまたバレルリンクを購入させてください。フィードランプも。
※2. 昨年9月のVショーの際に立ち話程度にご相談したマルシンワルサーP38用のトリガーバーを3Dでsus製で複製の件もご検討いただけると幸いです。パーツは1982年までマルシンが作っていた初期仕様のロストワックススチール製の手持ちがあるのでお預けすることもできます。以上、よろしくお願いします。
11日のブラックホールには遊びに来られなかったようですね。
僕は、CAWのガバメントには、タニオコバのイージーCPカートのケースを使って、ヘキサゴンCPカート用のインナーFピンにP3サイズのOリング(MGCと同じ太さ)を組み合わせて撃っております。将来的にもしもCAW純正バレルが割れてしまったら、REDさん製の
ステンレス製バレルリンクを使用してGM7用バレルに交換するつもりです。
※1. 今月末のVショーでまたバレルリンクを購入させてください。フィードランプも。
※2. 昨年9月のVショーの際に立ち話程度にご相談したマルシンワルサーP38用のトリガーバーを3Dでsus製で複製の件もご検討いただけると幸いです。パーツは1982年までマルシンが作っていた初期仕様のロストワックススチール製の手持ちがあるのでお預けすることもできます。以上、よろしくお願いします。
Posted by たけさん at 2025年01月14日 19:11
>m&mさん
金属製のネジ山を埋め込む感じですね!
それだと確かに半永久的にネジがダメになる事はなさそうです。その前にバレルが壊れますね(笑)。
バレルは消耗品なのでいつもはプラリペアで埋めて穴を空け直しタップでネジ山切るというお手軽方法でバレル寿命ぐらいまでは大丈夫なのですが、長期にわたってネジを維持したいパーツには試してみようと思います!
ご教示ありがとうございます。
>たけさん
ブラックホールには行ったんですが、お昼過ぎにはもう帰ってしまいました。
イージーCPのケースは少し短いので、パワーが抑えられてCAWガバには良いかも知れませんね。
GM7バレルがCAWに使えるかは試してないので分からないので今度試してみようと思います。加工は必要になると思います。
CAWバレルは結構耐久性あるのであまり心配ないですけどね。
Vショーでバレルリンクを販売する準備はできていますのでご来場お待ちしています!P38のお話もお聞かせください。
Vショーは1/25(土)のみ出店予定です。よろしくお願いします。
金属製のネジ山を埋め込む感じですね!
それだと確かに半永久的にネジがダメになる事はなさそうです。その前にバレルが壊れますね(笑)。
バレルは消耗品なのでいつもはプラリペアで埋めて穴を空け直しタップでネジ山切るというお手軽方法でバレル寿命ぐらいまでは大丈夫なのですが、長期にわたってネジを維持したいパーツには試してみようと思います!
ご教示ありがとうございます。
>たけさん
ブラックホールには行ったんですが、お昼過ぎにはもう帰ってしまいました。
イージーCPのケースは少し短いので、パワーが抑えられてCAWガバには良いかも知れませんね。
GM7バレルがCAWに使えるかは試してないので分からないので今度試してみようと思います。加工は必要になると思います。
CAWバレルは結構耐久性あるのであまり心配ないですけどね。
Vショーでバレルリンクを販売する準備はできていますのでご来場お待ちしています!P38のお話もお聞かせください。
Vショーは1/25(土)のみ出店予定です。よろしくお願いします。
Posted by Red
at 2025年01月18日 17:55
