2019年05月30日

1911グリップ風名刺入れ

昨年末に、kibidangoというクラウドファンディングのサイトで、面白いプロジェクトを見つけました。
ガバメントのグリップ部分をモチーフにした名刺入れです。
クラウドファンディングというと投資や支援というイメージもありますが、これは「購入型」のプロジェクトで、受注生産に近いタイプです。

とても興味深い製品なので、すぐに注文(サポート)しました。このブログでも紹介しようと思ったのですが、自分が見つけた時にはもう募集期間終了目前だったのと、すでに目標金額を達成していたので記事にはしませんでした。

それから待つ事4ヶ月。
1ヶ月ほど前に製品が届きました(多忙につき紹介が遅くなりました)。

これがその名刺入れ、『M1911-h』です。

ガンマニアなら、ひと目でガバメントのグリップと分かります。
自分はブラックモデルを選択しましたが、シルバーもあります。


金属製の本体に、ウォールナット製のダイヤモンドチェッカーグリップがヘキサゴンスクリューで付いてます。
左右どちらの手でも操作できるよう側面に配置されたマグキャッチには斜めのセレーションが入っています。


マグキャッチを押すと、なんとも言えない金属音と共にマガジン(名刺入れ部分)がリリースされます。


装弾数は25枚。
ただしこれはカタログスペックで、実際に試してみたら40枚入りました。名刺の厚さにもよるでしょう。
また付属のアダプターを使うとシガーケースとしても使えます。

と、このようにガンファンの琴線にふれる面白いアイテムで、製品の到着を心待ちにしていたわけですが、実際に届いてみて最初に感じた事は
デカイ!
です。
実物のグリップと比較するとこの通り。

マガジンを挿入するという設計上、当たり前なのですが一般的な名刺入れと比べても大きいですし、これまた当然の事ながら木グリのぶん厚さもあります。そして金属製なので重いです(笑)。
普段使いにしようと思ってましたが、持ち歩くのはちょっとためらいます。
しかし、モノとしてはとても面白いですし、ガンファンとの会話では話のネタになる事は間違いなし。

プロジェクト終了後も、しばらしくはこちらから購入できたようですが、現在は売り切れです。ただし入荷通知を設定する事はできるようですので、ご興味のある方はどうぞ。

最後にプロモーションビデオを貼っておきます。

  

Posted by Red at 00:04Comments(0)雑談

2019年05月25日

グロック17がEVO2化


タナカが6月発売の製品を発表しました。
モデルガンではグロック17がエボリューション2仕様になって新登場します。
「フレームヘビーウェイトモデル」と書かれているので、その名の通りフレームがHW素材で、スライドがABSになるものと思われます。
エボリューション2シリーズはグロック18Cが先に発売されましたが、EVO2カートに合わせてバランスが調整されている他、ノッチ欠け対策が施されたり、不発率が減ったりと、地味にアップデートされていますから、マスターピースモデルであるグロック17がEVO2へと進化するのは歓迎します。

タナカのグロックは元々スライドHW、フレームABSという実銃を想起させる材質の組み合わせで登場したモデルガンですが、スライドが破損しやすかったために材質を逆転させ、スライドABS、フレームHWへとマイナーチェンジした過去があります。しかし軽いABSスライドになった事でバランスを崩し、作動性能はガタ落ちしました。
EVO2化されたグロックは、作動性の評判が悪かったABSスライドモデルのリベンジとなるでしょう。
ぜひ1挺購入したいですし、Gen2も発売されればそちらも買いたいと思います。

またガスガンのほうでS&W M19のバージョン3が発表されましたから、いずれこれもモデルガン化されるでしょう。期待して待ちたいと思います。

(写真はグロック17エボリューション)
  

Posted by Red at 00:52Comments(2)モデルガン

2019年05月18日

いいぞKSC!


KSCは2月にベレッタM93R 2ndを12年ぶりに、しかもリアル刻印で再販し、先日はこれまた久々のコルト・キングコブラを再販してくれました。

そのKSCがベレッタM93R 1stを再販するそうです。しかもHW製は今回が初だそう。
もちろん刻印はリアル。これこそ前作を持っている人でも再購入アリでしょう。

このところモデルガンに力を入れてくれているので、この勢いで新製品なんかにも期待しちゃいますね。
KSCの商品ラインナップには、グロックやトカレフ、マカロフ、Czなど、モデルガン化しても人気の出そうなガスガンがいっぱいありますから、モデルガンファンはKSCの売り上げに貢献して祈りましょう。
  

Posted by Red at 11:27Comments(4)モデルガン

2019年05月15日

キングコブラのグリップ換装

先日KSCからコルト・キングコブラが再販されました。
同モデルはもともと実物のパックマイヤーグリップを付けて販売されていましたが、前回だったか前々回だったかの再販時からは、ホーグのグリップに変更されました。理由は、パックマイヤーがキングコブラのグリップ生産を終了したため、KSCが確保するのが困難になったためです。
当然、今回の再販分もホーグ製の1ピースグリップが付いています。

ホーグのグリップは細身でとても握りやすいです。実用品としてはこの上ない性能ですし、実物グリップをおごってくれているKSCには感謝しかないですが、ことルックスという点では正直いまひとつです。まあこれは好みの問題かも知れませんが。
というわけで、グリップを交換する事にしました。


パックマイヤー製の、ウォールナット&ラバーのコンビです。
さっそく装着。

どんなもんでしょうか。
やっぱりリボルバーには少しでも木目が付いているほうが良い気はしますが、格好良くなったかどうか、正直よく分かりません。


フレーム後部のラインが従来のコルトDAリボルバーとは違うので、どうしたってパイソンのような優雅なシルエットにはなりません。しかしツーハンドでの使い勝手はこちらのほうが上。機能美という事で、やがて美しく見えるようになるのかも知れませんね。


作動は確実でハンマーやトリガーをゆっくり操作しても、確実にシリンダーはロックします。非常にカッチリとした動きで、KSCの“モデルガン屋”としての底力が分かる傑作リボルバーですね。
KSCはこのメカを搭載したトルーパーやピースキーパーもかつて販売していましたから、それらの再販にも期待したいですし、もしマークVローマンなんて作ってくれたら泣いちゃうかも。
  

Posted by Red at 10:54Comments(0)モデルガン

2019年05月13日

LLデトをMGCガバで使う

タニオ・コバの新型オープンデトネーター、ロングライフデトネーターをMGCのGM系で試しました。
だいぶ前にGM-7のバレルを組み込んだコマンダー

これに、BWCリンクを試した際に21発ほど発火したLLデトネーターを組み込んで発火。
カートは現行のプラカートにブローバックトリートメント使用です。

MGCコマンダー改のオープン仕様は、発火音が小さいと感じていたのですが、LLデトネーターと現プラカートの組み合わせでかなり大きい音がしました。
そしてリコイルも強い。

25発ほど気持ちよく発火したあと、そのデトネーターをMGC末期のMEUに付け替え、また25発発火。
最後までまったく調子を変える事なくパワフルに動きました。

新しいラバーヘッドは、ゴムではなく柔らかい樹脂との事なので、カートに焼き付いたり、カートの内側を削る可能性が低くなっているとの説明を小林さんから聞きました。
さらにトリートメント使用なので、カートが焦げてない事を臭いで実感できます。
現行のプラカートは発火するとビニールが焦げるような臭いがしましたが、それがほとんどしません。
気分もいいしカートにも優しい。
新しいデトネーターは、カートにとってもロングライフだと思います。
  

Posted by Red at 15:26Comments(0)モデルガン

2019年05月11日

H&K P8のスライドストップ不良改善

タナカのP8で最終弾発火後、スライドストップがかからない現象が発生し、現行のリコイルスプリングに交換したところ、改善が見られた事を前回の記事で書きました。
しかしまだ完全ではないため、多少の調整が必要と感じました。
トリガーを引いた状態で手でスライドを引いてみると、ディスコネクターが引っ掛かって抵抗になっている感触があります。エボHPモデルのディスコネクターは、それ以前のディスコネクターに比べ形状が丸くなっているため、この個体以外のHPモデルではむしろ以前の物よりもディスコネクターの動きはスムースになっていると感じました。
しかし抵抗を感じるので、ディスコネクターが嵌まるスライドのリセスを削ろうと思ったのですが、その作業に取りかかる前にブリーチブロックがガタついている事に気付きました。

というわけで、接着剤でブリーチブロックをガッチリと固定。
予定していたリセスの加工はせずにテスト発火したところ、バッチリスライドストップがかかるようになりました。

ガタついたブリーチが、ディスコネターの動きやスライド後退の抵抗になっていたか、マガジンフォロアーの動きを阻害していたか、というところでしょうか。

現在は快調そのもの。
エボHPのUSP/P8は、モデルガン史に残る名機と言えるぐらいの快調作動に到達していると思います。
  

Posted by Red at 12:42Comments(2)モデルガン