2022年07月31日

安倍元首相銃撃事件

当ブログはモデルガンの話題専門ですが、国内で銃器関連の事件が発生した際には時おり触れてきました。
今般、歴史に残る事件が発生しましたので、いまこの時にブログを運営している者として、やはり所感は記しておこうと思います。

令和4年7月8日、奈良県奈良市内で安倍晋三元首相が参院選の街頭演説中に銃撃を受けて殺害されました。

凶器として使用されたのは、被疑者が自作した「手製の銃」との事です。
ただし様々な情報を総合すると、撃発装置がなさそうなので我々が考える「銃」とは少し違うようです。
今ある情報から想像できる仕組みは、金属パイプに直接火薬を充填、そこに散弾の入ったカプセルを装填し、着火は電気式と思われます。
ですから銃というよりも手筒花火に近いと思います。

このニュースに接した多くの人は、「手製の銃が作れる」という事実に大きな衝撃を受けたようです。それもホームセンターで買えるような一般的な材料で。

しかし私達トイガン愛好家は以前からこの事をよく知っていました。

「悪人の立場になって考えれば、モデルガンを改造して銃など作らない。鉄パイプと釘でもあれば銃になるからだ」
だからトイガンを危険視するのはナンセンスだと周囲に力説された方もきっとおられるでしょう。
最近ではモデルガン愛好家だけでなく、3Dプリンターの関係者も同じ事を提唱しています。「わざわざ3Dプリンターで銃など作らなくても、鉄パイプを買って来て作ったほうが早い。だから3Dプリンターを危険視するのはナンセンスだ」と。

身の回りの物で銃が作れる事を理論上よく知っていた我々でも、実際にこのような事件が起きると少なからず衝撃を受けたわけですから、その事を知らなかった、あるいは私達の言葉に耳を貸さなかった人々のショックは何十倍、何百倍といったところでしょう。

同時に、事件発生直後にやりきれない思いを抱いた人も多いようです。
私の目には、その多くが「分かりやすい攻撃対象」が見つからない事によるフラストレーションのようにも見えました。
これまで凶悪事件が起きた時、人々は攻撃しやすいものを見つけては糾弾する事で心の安定を保ってきたように思います。それは例えばアニメやゲームであったり、ナイフであったり、被疑者の就労環境であったりしました。「原因探し」をして、それを袋叩きにする事で解決した気になれたのです。

しかし今回の事件では、そのような叩きやすい対象が見つけられません。
被疑者の趣味は読者や映画鑑賞、パソコンゲームとごく平凡。
もちろん被疑者がガンマニアであるとか、家からトイガンが押収されたなどという情報もありません。

●事件直後、一部のマスコミは3Dプリンターを槍玉に挙げようとしましたが、まったく関係ありませんでした。
●被疑者が自衛隊出身という経歴も当初はセンセーショナルに報じられましたが、これも今回の事件との関連は薄いです(所属していた時期はかなり前で期間も短く、被疑者が扱った可能性がある89式や64式の構造が参考にされたとも思えない)。
●元々ネット上には安倍氏の疑惑や政治姿勢を批判する声が多かった事から、「ネット上の声のせいで『安倍さんは殺されてもイイ』という雰囲気が醸成されてしまった」という理論を展開した人もいましたが、当の被疑者はむしろ安倍氏の功績を評価しているようですから、これも的外れと分かりました。
●奈良県警の警備の悪さが指摘されていますが、現職の大臣などではない事、前日に急遽演説が決まった事、以前安倍氏の演説中にヤジ馬を排除した北海道警に違法判決が出た直後である事などを考えると、警備が手薄になったのも致し方ないかなと思います。
●そうなると問題は被疑者の過激思想だけです。しかしその不遇な生い立ちが分かって来ると同情の声も聞かれるようになりました。
●最終的に(?)、批判の矛先は旧統一教会に向けられました。しかし教団への批判は故人への批判にも繋がるので(だからメディアは当初、謎の配慮をしていたようですが)、これもどこまで切り込めるでしょうか。

ステレオタイプの人たちは、「今回の事件が何のせいだったのか」理解しきれないでしょう。そしてそれができないと不安に感じるはずです。
個人的見解としては、「今はこういう世界なのだ」という現実を認め、この世界で生きる覚悟を持つしかないです。
誰でも身の回りの物で銃と弾薬を作り、要人を暗殺できるのが現在の日本です。そういう世界になったのです。平和な時代に生まれ育ち、それを自国の誇りとして来た人にとって、これを認める事は耐えがたいでしょうが現実は現実。

さて、以下は私達トイガン愛好家に関係ありそうな話を書きます。

1995年に国松警察庁長官狙撃事件が発生した後、全国の警察で違法銃器の取り締まりが強化されました。とにかく押収挺数を上げる事に躍起になった警察が反社会的勢力と結託して押収を捏造するなどの本末転倒な事も起きましたが、それをせざるを得ないほど強い指示が出ていたのでしょう。
今回も同様の大号令が発せられ、今後取り締まりが強化される可能性があります。
真正銃をはじめとした違法物品はどんどん取り締まってもらいたいですが、さすがに今は警察が反社から拳銃を買うなんて事はできないでしょうし、そもそも水際対策によって密輸拳銃は年々減っているようですから真正銃の押収数は上がらないでしょう。そうなると捜査員の目は玩具に向けられる可能性が高いです。
金属製で適切な着色や銃腔閉塞されていない拳銃タイプ(モデルガン、エアガン問わず)、売買できない時代のモデルガンの出品・購入、プラ製であっても不正な加工・改造(インサート除去など)、0.98Jを超える威力のエアガン(準空気銃)
…こういった物や行為への取り締まりが強化されるかも知れないという事です。もちろん普通にモデルガンを購入して遊んでいる私達のような層には関係ない話です。逆に身に覚えのある人は覚悟したほうが良いでしょう。

次に空薬莢に関してです。
被疑者は準備段階において空薬莢を購入し、実包の製造を進めていたらしく、薬莢が複数押収されているようです(ただし今回の事件で薬莢が使用されたかは不明。想像される手製銃の構造から考えると使われていないのではないか)。
説明するまでもありませんが、薬莢は単なる金属の筒ですから、国内での流通や単純所持は違法ではありません。
しかし今回の事件を受けて空薬莢や実物の薬莢で作ったダミーカートの輸入や販売に対して締め付けが厳しくなる可能性があります。ただ、薬莢に対して風当たりが強まっているのは数年前からの傾向であり、その流れがやや加速するかも知れないといった感じでしょう。
実物空薬莢ではないダミーカートもたくさん販売されていますから、よほど実物薬莢にこだわりのある人以外はあまり影響はないかも知れません。

実物薬莢を使用していないダミーカートリッジ


最後にトイガンの安全性について。
この事件の被疑者は相当な執念を持って武器や火薬の製造方法を研究し、実際に作り上げ、実験も重ね、そして犯行にあたっています。
事件前、「喉から手が出るほど銃がほしい」とその心情を吐露したとも報道されています。
このような場合、銃を入手できない日本では多くの人が「モデルガンの改造」を真っ先に考えるのではないでしょうか。もしそれが容易に行えるなら、今回の事件も改造したモデルガンで実行されていたでしょう。
しかし実際に被疑者が凶器として選んだのがホームセンターの材料で作った自作銃だった事は、逆にモデルガンの安全性が証明されたと考えられます。これほど研究し尽くした上で要人暗殺を実行した男が、「モデルガンは使えない」と判断したのです。

今回の事件が称賛されるような事があってはいけませんが、我々が長らく提唱してきた「凶悪犯罪を起こすのにモデルガンを使う意味がない」という論理が、皮肉にもこの憎むべき凶行によって裏付けられる事となりました。
私達は今後も、「モデルガンは安全な玩具であり、健全なホビーである」という事実に胸を張ってこの趣味を愉しんでいきたいものです。
  

Posted by Red at 23:57Comments(2)雑談

2022年07月29日

ウィルソン92Gへの道(6)リコイルSPガイド


昨年、マルシンM9A1をベースに、ウィルソンコンバットによるカスタムベレッタ、Beretta/Wilson 92G Brigadier Tacticalを製作しました。
ウィルソン92Gへの道(1)
ウィルソン92Gへの道(2)
ウィルソン92Gへの道(3)
ウィルソン92Gへの道(4)
ウィルソン92Gへの道(5)
なんとか外観を作り上げたものの、持ち越した課題がいくつかありました。
そのひとつがリコイルスプリングガイドです。

この銃にはウィルソン製のカスタムガイドロッドが組み込まれています。
その特徴はスパイラルフルート、すなわち螺旋状の溝が切られている事です。

ウィルソンコンバットのオフィシャルショップより画像を拝借
アナウンスでは、この溝によって表面に汚れが付きにくくなり、スプリングの動きがスムースになるらしいです。本当にそんな効果あるのか分かりませんが。

昨年の製作時には、暫定的にマルシン純正のガイドロッドに手で溝を掘って再現しました。
その結果…

非常に残念な仕上がりとなりました(笑)。

私の腕と貧弱な工具では無理だと分かりましたが、旋盤やフライス盤を扱える人にとっては溝を掘るぐらい造作もないだろうと考え、外注しようと思っていました。
しかしそういった加工に詳しい知り合い何人かに話を聞いてみたら、私が思っていたほど簡単にできる加工ではない事が分かりました。
特にマルシン純正のガイドロッドを加工するには、パーツを固定する方法を工夫しなくてはならず、しかも失敗も出来ないため、ガイドロッドそのものを新たに材料から削り出すのが現実的だろうとの話です。
…そんな大げさな事になるなら、3D造形で作ってしまう事にしました。

昨年自分で彫った時は溝4本でしたが、「おそらく3本」とのアドバイスを知人からもらい、120度ずつ回転する溝を作りました。CADソフト上でもこの溝を作るのは結構難しかったです。

造形された物がこちら。

素材はアルミです。
後端に飛び出ている突起はわざと作りました。

突起部分をドリルやリューターに咥えさせて回転し、ヤスリやペーパーを当てて研磨するのと、塗装時の持ち手にするためで、あとで切り落とします。

研磨、焼き付け塗装して完成したウィルソンタイプのベレッタ用リコイルスプリングガイド。

もう少し溝を太くしても良かったです。

銃に組み込んでスライドをホールドオープンした状態。

カスタムガイドロッドだと分かるのはこの状態になった時だけです(笑)。
ウィルソン製ガイドロッドは溝があるだけでなく、先端に丸みがあるのも特徴なのでその部分も再現しました。
だからスライドが閉じていても、よく見れば先端形状が違うのが分かるはずです。

…まず誰も気付きませんね(笑)。
しかし、とりあえず宿題を1つ片付けられました。
  

Posted by Red at 22:52Comments(2)モデルガン3D造形

2022年07月25日

トカレフのマガジンフォロアー加工の話など


タナカのトカレフ絶好調です!
快調作動動画もどんどんネットに上がっていますから、これはもう発火式モデルガンの傑作と言って良いでしょう。

一点気になったのが、マガジンフォロアーの動きがイマイチな事です。
マガジン内でカートがおじぎしたり、マグキャッチがかかる穴に引っ掛かって止まってしまったり。このような報告も結構ネット上で見られます。
自分の個体は、空マガジン挿入状態でスライドを手で引いても、スライドストップがかからないか、かかっても非常に浅くしかかからない状態でした。これもマガジンフォロアーの動きが悪いのが原因と思われます。

そこでマガジンフォロアーをちょっと加工しました。

マガジンから取り出し、側面にペーパーを掛け、コンパウンドで磨きました。
削るというよりも磨いたという感じです。マガジンチューブの内側との摩擦抵抗を減らす事が目的です。

さらにスライドストップがかかる部分の側面も同様に磨きます。


これをやった後は、手動でスライドを引いても、シャキッとスライドストップがかかるようになりました。
そしてカートがおじぎしてのフィーディングトラブルも減った気がします。…気がしますというのは、もともとフィーディングトラブルもほとんど起きなかったから、減ったのか元々の快調作動なのか判別がつきません。

ちなみに不発が起きている方もいるようですが、カートをセットする際、ライナー内部にオイルを塗布しましょう。キャップが内部でスムースに動かなければ不発の原因になるでしょう。

また手動での排莢がうまく行かないとの話を聞いて自分も試してみましたが、確かにカートが排出されにくいです。エジェクターに当たるところでかなり強く引かないと排出されません。
おそらくこのモデルガンは発火作動を前提としたセッティングなのでしょう。非発火派の方は手動での装填排莢用に調整されると良いと思いますが、それをすると発火時のバランスを崩す可能性があるでしょう。
発火するとトラブルはほぼゼロですから、自分はこの神がかり的なバランスは触らないようにしようと思います。

残念な情報としては、このトカレフを購入された方の中で、1発でバレルが破損した事例があるようです。
私の知る限り3件あり、どれも初弾でロッキングラグのあたりから破損したらしいです。
新製品にトラブルは付きものですが、メーカーが耐久性に自信を見せていた製品なので、このようなネガティブな事例が発生した事は残念です。ただ、今回のトカレフは全国で予約完売かそれに近いショップが多く、かなりのヒット商品となっているようですので、その状況で破損報告が続々と上がっているわけではないという事は、破損は稀な事例かと思います。
いずれにせよ1発破損という事は明らかに初期不良ですので、今後そのような個体に当たってしまった方は、メーカーか購入店に連絡して対応してもらってください。

そして、取り扱い説明書でその存在が明らかになった中国トカレフ“五四式拳銃”が、早くも来月登場します!
スライドのセレーションやリアサイト、さらにグリップも結構違うようなので非常に楽しみです。
人民解放軍の銃がモデルガン化される日が来るとは想像もしていませんでした。しかもまたオールHW製!これは買うしか!
  

Posted by Red at 19:42Comments(10)モデルガン

2022年07月16日

トカレフTT-33(タナカ)モデルガン入門にも最適!


「モデルガン初心者の入門用にはトカレフがいい。箱出しで快調に作動し、モデルガンの楽しさを知るのに適した製品だ」
もし10年前にこんな事を言ったら、狂人扱いされたでしょう。
しかし現実にそんな世界がやって来ました。
タナカの新製品、トカレフTT-33です。

モデルガンにおいてトカレフは発火作動を望めない「動かない」モデルの代名詞。
それを発火マシンを次々と送り出しているタナカが出すという事で、一体どうなるかと思っていたところ、想像を遙かに上回る絶好調!
スライドがキビキビと動き、まったくジャムる気配もなくカートを勢い良く吐き出します。


しかも本体にはカートが1マガジン分8発付属しているので、キャップ火薬とオイルだけ追加で買えば快調ブローバックが楽しめるという、まさにビギナーにうってつけのパッケージに仕上がっています。これは間違いなく発火して遊ぶためのモデルガン。かつてのトカレフを知っている人は信じられないでしょうが、ホントにホントです。

発火性能だけでなく、外観も素晴らしい、撃ってよし見てよしのモデルガンです。

細身のボディが再現されているだけでなく、かつてのモデルでは入ってなかった刻印の数々もしっかり入っています。


右側面。
こちらもフレーム側面やトリガーガード、トリガーなどに色々な刻印が再現されています。
スライドストップはクリップで固定。トカレフの特徴のひとつです。分解する時にはこのクリップをずらして外します。


特徴的なスライドの滑り止めとラウンドスパーハンマー。
スライドトップには、フレーム左と同じシリアル番号と製造年が刻印されています。

通常分解。

実銃の写真と見比べてもソックリですが、至るところにモデルガンならではの破損防止対策が施されています。


リコイルスプリングガイドとリコイルスプリングリテイナー。ここにバッファーが仕込まれています。他にも各所バッファーが取り付けられているようです。


バレルはタナカのSIGなどで採用されている樹脂と同じように見えます。耐久性が期待できます。
ガバと同じブローニングタイプのバレルリンクが付いており、ショートリコイルが再現されています。発火性能を高めるためにストレートブローバックになると予想していました。ショートリコイルを再現しながら完璧作動とは本当に凄い。
さらにデトネーターは一本の金属棒ではなく、4パーツで構成されています。これも破損対策と思われますが、詳細は不明です。


トカレフはシアーやハンマーなどのメカがユニット化されているのが特徴で、そのユニットはピンなどで固定されているわけではないので、簡単にスポッと抜けます。


これがトカレフの心臓部・メカユニット。なんとこの中にメインスプリングまで内蔵されています。

新規で作られた7.62mmトカレフ弾を再現したカートリッジ。

パーツ構成はパラカート時代から続くタナカ伝統の二重構造ですが、ライナーの形状が新しいし、Fピンは最新仕様の快音トップ。
そして外側のケースは超ジュラルミン。非常に軽量で、全長の長いカートがスポンスポン飛んでいきます。


今回、特筆すべきはフレーム、スライド共HW製であるという事です。
近年のタナカの傾向では発火の衝撃に堪えられるよう、スライドはABSにしてくると誰もが想像していたと思いますが、良い意味で期待を裏切られました。
オールHW製だと重量がアップし、触った時の硬質感が高いのも勿論ですが、ブルーイングが出来る点もポイント高いです。

しかし、これほど華奢なトカレフをオールHWで完成させるには、そうとう破損対策を研究された事は間違いないでしょう。タナカの技術力は凄まじいの一言です。
ハドソン製とのパーツ互換が気になる方もいるかも知れませんが、ここまで完璧作動に仕上げて来たという事はもはや別の製品と考えるべきだと思います。ちょっとやそっとの違いではないはずです。

そして発売と同時にモデルガン界隈を驚かせ、狂喜させたのが説明書の部品図です。

54式のパーツが記載されている!!
つまり、近い将来に中国製トレカフ、54式手槍が発売される事を意味しています!ここに記載されている以上は数ヶ月以内、もしかしたら来月発売かも知れません。メッキモデルにも期待しちゃいますね。
今年下半期はトカレフフィーバーになりそうです。
  

Posted by Red at 00:01Comments(16)モデルガン

2022年07月13日

タナカ新製品【トカレフTT-33】開封ライブ


いよいよタナカの新製品・トカレフTT-33が発売されます。
というわけで!
7月14日(木)23時〜
開封の様子を、恒例のYouTubeライブにて生配信しますので、お時間のある方はご試聴ください。

当方のYouTubeチャンネルにて配信しますので、配信枠への直リンクか、当方のチャンネルトップからお入りください。

個人的に、今年一番の注目製品です。事前情報のように、本当に快調に動くのでしょうか?壊れないのでしょうか?まだ信じられません。
ご試聴頂ける方は、よければチャットにもご参加ください。

※ライブ配信をしていると、YouTubeの運営に(AIに?)銃器と勘違いされて強制終了される可能性がありますが、予備枠を設けてありますので、途中で配信がストップしたら説明文の下にあるリンクより予備枠に移動をお願いします。

※アーカイブは数日後に削除します。
  

2022年07月12日

グロック用カービンキット(APS製)


グロックをカービンにしました!
タナカのグロックは新旧色々と所有しているので、1挺ぐらい変わった感じにしたいのと、Gun Pro誌でToshiさんがグロックをカービン化している記事を見て影響されました(笑)。ついでに最近観た映画『レイジング・ファイア』でもグロックのカービンが登場していてカッコイイです!

で、グロックのカービン化キットは色々と販売されているのですが、その中からAPS製を購入しました。理由はフォアグリップが付属していてお得なのと、コッキングハンドルがブローバック時に前後するタイプだからです。

こちらがカービン化キット。


パカっと開けてグロックを入れるだけなので簡単です。

エアガン用ですが、モデルガンでも加工なしでポン付け(ポン入れ?)です。


銃の後部に、このようにコッキングレバーを取り付けますが、これもただ被せるだけで、しかもセレーション部分に噛み合ってるだけです。
こんなもんで外れないの?ガスガンならともかく、モデルガンのコッキングは固めなので大丈夫かなぁ?と思いましたが、まったく問題ありませんでした。

発火も問題ありません。

不発はグロックのほうの問題です(笑)。
映像では分かりにくいですが、撃つ度にコッキングレバーが前後します。動くほうが絶対に面白いと思ってこのカービンを買ったわけですが、実際に構えて撃つとレバーが顔のすぐ前なので結構怖いです(笑)。


エジェクションポートは前後幅は十分ですが、上に空間がないのできちんと排莢するか心配でしたが、エジェクショントラブルは起きません。でも排莢方向がほぼ水平に変わったので、たぶんカービンキットに衝突して真横に飛んでいるのだと思います。

今回はグロック17を入れていますが、やっぱりグロック18(C)のほうがイイですね。今度はフルオートで撃ちます。
そうなると、やっぱりロングマガジンが欲しくなるわけです。。。

カービン化って楽しいですね!グロック用やベレッタ用など、他にも色々と売っているので少しずつ試していきたいと思います。
  

Posted by Red at 00:41Comments(0)モデルガン