2014年09月06日

セラコートしました!

モデルガンをいじっていると、金属パーツが退色します。
当たり前ですが一番触るところが一番色落ちします。
ガバだったらグリップセフティとメインスプリングハウジング。
セラコートしました!
このグリップセフティとハウジングなんて、「何色か?」と聞かれたら間違いなく「白」です。
お気に入りの銃ほどいじくりまわすから、もどかしいところです。手袋をしてモデルガンを触る人の気持ちも少し分かりますね。
退色したら塗装かブルーイングしていますが、すぐに剥がれたり退色してしまいます。ブルーイングに関しては個人的に臭いがあまり好きではないので、握る部分に施すのは好ましくありません。。

そこでセラコートです。
実銃にも施される事の多い、極めて強力な塗装です。『Gun Professionals』6月号のカレイドスコープ・エッセイで詳しく紹介され、同誌8月号ではセラコートしたGM-7を実銃用の固いホルスターから1,000回ドロウして塗膜の耐久性をテストする記事が掲載されていました。結果は一切塗装は剥がれておらず並外れた耐久性が証明されています。

何度も塗装し直すぐらいなら、強力なセラコートをしてしまおう!
と思い立ったわけです。
セラコートの開発会社の日本総代理店である鈴友は、個人からのオーダーは受け付けていないので、代理店を通しての注文になります。代理店はこちら
結構たくさんあるので、特に困る事はないです。僕は秋葉原のガンショップに依頼しました。

とりあえずお試しという事で数点だけやってもらおうと思ったのですが、店で話を聞くと、現在鈴友はマルイからM4のセラコートを大量に受注しているらしく、その作業にとりかかると長く待たされるとの事。ちょっとあせって多めにパーツを持ち込みました。

価格は小パーツは1点1,000円(+税)、スライドやフレームなどの大物は5,000円から。代理店によって価格は異なるらしいですが、どこも大体こんなもんらしいです。

期間は早ければ2週間ほどとの事ですが、お盆を挟んだこともあってか、結局1ヶ月ぐらいかかりました。店から連絡をもらい、さっそく受け取りに行きました。
これが今回依頼したパーツの一部です。
セラコートしました!
黒だけでも4〜5種類あり、今回はその中でも2種類を試してみました。
セラコートしました!
ベーシックな形状のグリップセフティは、少し光沢と青みのある「ミッドナイトブルー」、ビーバーテールのほうはマットで真っ黒な「アーマーブラック」です。

実は今回、一番期待していたのはマガジンです。
セラコートしました!
色はミッドナイトブルーですが、塗装とは思えない美しい仕上がり!
元の写真を撮っていませんが、錆び錆びでした。それが内側まで奇麗に処理され、新品同様に。
オープンカートで発火すると、どうしてもマガジンが錆びてくるので、これは非常に嬉しいです。
小パーツで1,000円は少々割高な気もしますが、マガジンについてはこの仕上がりで1,000円だとかなりお得感がありますね。
ちなみに今回はマガジンのチューブだけですが、金属製のフォロアを使用している場合は、フォロアも処理したほうがよりイイでしょう。
僕のはウィルソンタイプのような樹脂製のフォロアを使用するので問題ないです。

組み込んだ状態。
セラコートしました!
1枚目の写真と比較してみてください。何気にサムセフティもセラコート済みです。

これで思う存分いじくりまわせます。
実際の耐久性は使い込んでみないと分かりませんが、ひとまず満足な出来。
鈴友のブログにあった記事によると、劇薬につけて実験しても塗装は剥がれなかったとか。
これで剥がれたら僕の手汗は劇薬以上という事になります(笑)。

セラコートは塗装なので、当然黒以外の色もたくさん選べます。店で見せて貰った色見本は100色ぐらいあったと思います。シルバーもありました。メッキのような色ではないのでモノは選びますが、目立たないパーツなどにはいいと思います。

セラコートおすすめです。特にマガジン。


同じカテゴリー(モデルガン)の記事画像
X-PFC搭載M9/92FS
ハイパワーのシアースプリングを弱める
スモルトVer.3スクエアバット
イングラム用エクステンションバレル
GM-7のリアサイト用ネジを探す&10-8風サイト製作
M9がハイパワーとカート共通化?
同じカテゴリー(モデルガン)の記事
 X-PFC搭載M9/92FS (2024-03-28 16:14)
 ハイパワーのシアースプリングを弱める (2024-02-03 01:02)
 スモルトVer.3スクエアバット (2024-01-21 21:39)
 イングラム用エクステンションバレル (2024-01-15 23:24)
 GM-7のリアサイト用ネジを探す&10-8風サイト製作 (2023-11-25 00:18)
 M9がハイパワーとカート共通化? (2023-10-29 23:55)
この記事へのコメント
これ以前から興味あったんですが、塗膜の厚みってどんなもんでしょう?
感触とかなんとなくな印象で構わないので教えてもらいたいです。
お書きになっている通り普通の黒染めマガジンは本当に錆びやすくて困りますよね。
ベレッタやガバはミルコートの物やステンレス製、メッキ品が入手できますがそれ以外だとどんなに手入れしても多少錆びます。
特にタナカのシグシリーズは頻繁に撃つのでなんとかしたいですね。
Posted by 1911tac at 2014年09月07日 04:00
塗膜の厚さはほとんど感じないですね〜。
塗装前に丹念にサンドブラストしてくれるそうなので、そのおかげかも知れません。
塗膜の分、作動が渋くなったという感じはしないし、オイルを塗ると逆にスムースになった気がします。
タナカの金属パーツは錆びやすいですね。PFC+爆音プラグではガスが大量に放出されるので、さらに錆びやすく
なると思います。
SIGのマガジンにセラコートするのはイイと思います!
Posted by T.K.RedT.K.Red at 2014年09月07日 11:17
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。