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Posted by ミリタリーブログ at

2020年12月17日

P228の排莢方向

SIG P228はとても発火・作動性能が高く、ほとんど調整する箇所は見当たらないのですが、唯一気になるのは、たまにおかしな方向に排莢する事です。

右斜め前方に飛ぶ事があるのです。
ひどい時は正面に飛ぶ時もあります。
YouTubeなどで様々な発火動画を見ても、同様の現象が起きている方がいるようです。
私の個体では1マガジンに2〜3発ぐらいこのようになる事があり、なんかだんだんと頻度が増えて来た気がするので、色々と考えてみました。

カートが前に飛ぶという事は、カートが前進するスライド当たって、前方に押し出される格好になっているのだと思います。
P228はスライドが後退するストロークが短い、つまりP226と比べてスライドが後退しきって前進し始めるタイミングが早いです。スライドの前進が始まった瞬間にカートがエジェクションポートから完全に抜けていれば正常な角度に排莢されるはずですが、たまに抜けきれないカートがあるのだと思います。

という事は、カートがきちんと(早めに)エジェクションポートから抜ければ良いはずです。

手動で操作してみると、エキストラクターの上あたりのブリーチにカートが当たる可能性が考えられました。

排莢ルートの邪魔になりそうなので、ブリーチのこの角の部分を削りました。


チャンバーカバーで隠れる範囲内で削ってます。
あまり削りすぎると、スライド閉鎖状態でも削った部分が見えてしまいます。
これでカートが当たらなくなればいいんですが、発火してみるとまだ少し前に飛ぶ事がありましたので、エジェクターも少々触りました。


エジェクターの上の部分を少し削って角度をつけました。
本当はこれはやりたくなかったです。なぜなら、エジェクターにこのように角度をつけると、排莢方向が上になるように調整できるはずですが、エジェクターが短くなる事でエジェクトタイミングが遅くなる可能性も考えられるからです。エジェクトタイミングが遅くなると逆効果です。
しかもP228のパーツ販売はまだ始まっていないので、失敗だった場合に後戻りができません。
なので、ほんの少しだけ削りました。効果があるか分かりません(笑)。

これで発火してみたところ、以前よりは前に排莢する回数は減った気がします。
それでもまだパーフェクトでは有りません。60発中2〜3回ぐらいは前に飛ぶ感じです。

なので、この調整に効果があったのかはよく分かりません。
カートの消耗が原因の可能性もあります。

しかしジャムや不発が起きるわけではないので、このモデルの価値は1ミリも下がりません。
いやあ、本当にいいモデルガンです。

  

Posted by Red at 01:12Comments(6)モデルガン