2018年12月15日
M36が活躍する映画『ポリス・ストーリー/香港国際警察』

今週はタナカのS&W M36スチールジュピターフィニッシュVer.2を購入し、ずっといじっていましたが飽きませんね。まさにS&Wリボルバーの傑作です。
世界的にもスナブノーズの代名詞的な銃なので、チーフスペシャルが登場する映画やドラマは数えきれません。その中でもチーフスペシャルの活躍する映画で思い出深いのは、ジャッキー・チェンの『ポリス・ストーリー/香港国際警察』です。ジャッキー映画で育った世代なので。

製作年は1985年。人気も体力も全盛期のジャッキーが作った傑作です。
同作が語られる時、常に強調されるのは当時の香港映画でしかできないような狂気に満ちた危険なスタントの数々なのですが、実は銃器描写にこだわった最初のジャッキー映画でもあるのです。
ジャッキーをはじめ、刑事全員が使用しているのがチーフスペシャルで、冒頭のバラック集落での大銃撃戦から、ワナにハメられたジャッキーが殺人犯に仕立て上げられる映画終盤まで、実に印象的にチーフスペシャルが用いられています。
アンクルホルスターで携行したり、ジャックされた2階建てバスが迫り来る中で行うリロードなど、カッコいいシーンが盛りだくさん。
今になってよく見ると、スクエアバットのモデルだという事が分かります。日本でトイガン化されるチーフは、大抵がラウンドモデルなので少し新鮮でした。しかしそんな事など気付かなかった小学生の頃には、コクサイのチーフでよくジャッキーのマネをしたものです。

特にバスが突進してくる緊迫した中、ゆっくりとリロードする場面はこの映画の隠れた名シーンです。
スピードローダーで装填すると、シリンダーをジーッと回して片手で振り込み、ゆっくりと2ハンドで構える。今じゃシリンダーの振り込みなんて御法度だと分かっていても、何度見てもシビれます。ジャッキー映画にはガキんちょがマネしたくなるような要素が溢れているのです。
その後の映画を見ても、ジャッキーはアクションやスタントだけでなく、銃器の扱いにもこだわっているのがよく分かります。
そして“カッコイイ銃器の取り回し”というこの映画の隠れた見どころは、2004年に自身がリメイクした『香港国際警察/NEW POLICE STORY』においては、グロックの早組み対決という形で進化を見せています。
このシリーズの新作『ポリス・ストーリー REBORN』が現在公開中。年内には観に行きたいところです。
最後は昔の洋画劇場のオープニング風、縦長画面。

Posted by Red at 16:37│Comments(3)
│映画・テレビ
この記事へのコメント
チーフの思い出として鮮明にあるのは、
ドラマ「刑事貴族2」第19話「ラストシーン」の回で、
高樹 沙耶氏演じる順子さんが、
コクサイ製メタル・フィニッシュ「チーフ」を
白のタンクトップに茶色ショルダーホルスターで、
撃ちまくっていたのが印象的。
スピードローダー(メーカー不明)も使用してましたね。
ちなみに相手は「セキュリティー・シックス」4inでした。
機会があればチェックしてみてください。
ドラマ「刑事貴族2」第19話「ラストシーン」の回で、
高樹 沙耶氏演じる順子さんが、
コクサイ製メタル・フィニッシュ「チーフ」を
白のタンクトップに茶色ショルダーホルスターで、
撃ちまくっていたのが印象的。
スピードローダー(メーカー不明)も使用してましたね。
ちなみに相手は「セキュリティー・シックス」4inでした。
機会があればチェックしてみてください。
Posted by のりゆき at 2018年12月15日 21:29
ジャッキーチェン香港映画スターですよね!
私の好きな映画は、チーフかディティクティブどちらかわかりませんが、
フレンチコネクションのポパイ刑事です。
FBIを撃っちまった。⬅信じられません。
教えてください。スティーブンセガールのたくさんあるシリーズの大阪ロケ作品ご存知ないでしょうか?
ネットで、調べましたが、わかりません。
日本製ステージガンが、使われたらしいです。
私の好きな映画は、チーフかディティクティブどちらかわかりませんが、
フレンチコネクションのポパイ刑事です。
FBIを撃っちまった。⬅信じられません。
教えてください。スティーブンセガールのたくさんあるシリーズの大阪ロケ作品ご存知ないでしょうか?
ネットで、調べましたが、わかりません。
日本製ステージガンが、使われたらしいです。
Posted by ディスカバリー at 2018年12月15日 23:25
>のりゆきさん
やはりチーフは登場機会が多いだけにそれぞれに思い出が違いますね。
自分は日本の刑事ドラマでのチーフと言えば、西部警察の石原裕次郎か、あぶない刑事の浅野温子という王道しか思いつかないです。
刑事貴族2のエピソードをピンポイントで記憶されているとはさすがです!
>ディスカバリーさん
昔の映画でスナブノーズが登場すると、大抵はチーフかディテクティブですね!
セガールの映画は作品数が多すぎて分かりかねます。。。
大阪ロケかどうかは分からないのですが、日本を舞台にした作品としてはイントゥ・ザ・サンがありますが、これの事でしょうか?2005年の映画なので、使われたとすればMGCなどの可能性が高いですね。
セガールが日本のモデルガンのガバをどう思ったのか興味深いところです。
やはりチーフは登場機会が多いだけにそれぞれに思い出が違いますね。
自分は日本の刑事ドラマでのチーフと言えば、西部警察の石原裕次郎か、あぶない刑事の浅野温子という王道しか思いつかないです。
刑事貴族2のエピソードをピンポイントで記憶されているとはさすがです!
>ディスカバリーさん
昔の映画でスナブノーズが登場すると、大抵はチーフかディテクティブですね!
セガールの映画は作品数が多すぎて分かりかねます。。。
大阪ロケかどうかは分からないのですが、日本を舞台にした作品としてはイントゥ・ザ・サンがありますが、これの事でしょうか?2005年の映画なので、使われたとすればMGCなどの可能性が高いですね。
セガールが日本のモデルガンのガバをどう思ったのか興味深いところです。
Posted by T.K.Red
at 2018年12月17日 21:25
