2015年12月29日
タナカM9、オープンカートに挑戦中

タナカのベレッタM9エボです。
純正パラカート、変換デトネーターを用いたPFCとも非常に快調に作動しますが、何事も面倒くさがりの私としては、やはりオープンカートでの発火に挑戦しようと考えていました。
使用するのは、数年前にタニオ・コバが作った9ミリアルマイトオープンカートです(MGC M39/59用ではありません。リアル径です)。

このカートは一般には流通していませんが、一時期イベントなどで販売したほか、全日本BLK化計画で課題になった事もあります。タニオ・コバは大量に作ったはずなので、同社に問い合わせればまだ購入できるかも知れません。ただし動作保証は無し、ノークレーム・ノーリターンでの購入になると思います。
私はこのカートを用いて、グロックについては比較的安定した作動に成功しました。
その後、他の機種でも挑戦しましたが、挫折したり途中で放ったらかしになったりです。
オープンカートは弾頭に相当する部分がないため、チャンバーに送り込まれる際にカートの縁がフィードランプなどに引っかかりがちです。従ってフィードランプやチャンバーの入り口を削ってカートをスムースに送り込めるようにする加工が必須です。

この加工を行うと、オープンカートだけでなく、他のカートを使用する際にもフィーディングが良くなる傾向を感じます(すべてではないと思いますが)。
最大の関門はデトネーターですが、私は幸いにも流用できるものを持っていました(だから挑戦したんですが)。
以前、別の用途でカスタムショップに特注したデトネーターです。

全長は62mm。これで正解だと思います。
あとはカートストッパーが必要です。とりあえず仮のストッパーとして、針金をコイル状に巻いてバレル内に入れました。この方法でだいたいの高さを決め、あとは同じ高さに金属のパイプなどを切ってバレル内に接着するわけです。
スプリング類などはノーマルのまま、とりあえず発火してみました。
結果、不発はなく、排莢不良も起きませんが、バーストと閉鎖不良が頻発しました。また発火する毎にデトゴムの状態が顕著に変化していくようで、1マグ内でリコイルの強弱に差があります。
すごく不安定な感じです。
挑戦を始めたばかりなので、とりあえずここまで。
また経過は書きます。