2015年03月19日
スライドストップとマガジンの微妙な関係

自分の持っているGM5の中で、スライドストップがかかりにくいモノがあります。
最終弾を発火してもスライドストップがかからない事が多いのです。
スライドストップがかからないのは、マガジンに原因がある事が多いと思います。
この銃に関しても、マガジンを変えると調子よくスライドストップがかかるので、原因は明らかにマガジンです。
スライドストップの仕組みは、マガジンフォロアーがスライドストップレバーを押し上げるという単純なものなので、最終弾の後にフォロアーがスムースに規定位置へすべり上がれば良いわけです。
…と、言うのは簡単ですが、いったん調子を崩したマガジンの調整はなかなか難しいです。
よくあるのはフィーディングを良くするためにマガジンリップを絞めたり広げたりしてフォロアーがうまく動かなくなっているケースです。カートの送り出しがスムースで、かつフォロアーが確実にレバーを押し上げるようにリップを調整しなければならないのです。
もうひとつ、フォロアーそのものが変形している場合もあると思います。
通常の使用でフォロアーが変形する事はあまりないですが、マガジンを分解する際の出し入れ等でフォロアーの角度が変わっている事があります。

ここの角度も少し違うだけで作動に影響が出るようです。
角度が深いとチューブの中でオジギをしてしまい、スライドストップレバーを押し上げられなくなります。
逆に角度が浅いと、前側が上を向いてレバーを押し上げる強さは上がりますが、カートのお尻が下がってしまうので送り出しがうまくいかなくなります。
結構色々なところに気を使わないといけないのがマガジンの調整。
やってもやっても納得いかず、やり直すと「さっきのほうが良かった」という事ばっかり。
調子いいマガジンを参考に、見た目はソックリにしてるのにやっぱりダメ。
もっと修行を積みます。