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Posted by ミリタリーブログ at

2023年05月16日

BWCをCPカートで撃つ


BWCのガバメントは、同社オリジナルのダブルキャップカートを使う仕様です。とても優れたカートですが、一般的なCPカートを使いたい場合もあり、時と場合によってどちらのカートでも使えるようにしたいと以前から考えていました。

まずはデトネーターを製作しました。

一番上がBWC標準のダブル用、真ん中は寸法を確認するために自分の3Dプリンターで出力したもの。問題なかったのでこれを3Dプリントサービスでチタン製に仕上げてもらいました。
全長は44.5mm、後端(インサート側)からカートストッパーまでの距離は29.5mmです。

デトネーターができればそれでOKと思いきや、そうではありません。
一般的なCPカートをBWC/GM-7のバレルに入れると、リムが飛び出た状態になります。

カートはここまでしか入りません。
タニオ・コバのGM-7ならブリーチフェイスが窪んでいるので、これでも問題ありません。
しかしBWCのブリーチフェイスは実銃と同様にフラットです。

これだと閉鎖しません。
ちなみにBWCのカートは一般的なカートと比べて全長が若干短く、このバレルにもすっぽり入ります。
一般的なCPカートが入らない原因は、デトネーターを支える4本のラグに当たってるからです。

ココを削ってカートが奥まで入るようにする必要があります。
やり方は単純に、リューターを突っ込んでグリグリと削るだけです。


カートがチャンバーにすっぽり入るようになりました。

スライドストップレバーの、マガジンフォロアーに掛かる部位も内側を少し削ります。

CPカートを使うと弾頭部分が当たる可能性が高いからです。

加工は以上。スプリング類はBWC標準のままです。
シリーズ'80 1991に、C-Tecのマイルドキックを装填して発火テスト!

快調に作動しました!
元々パワーの強いBWCカートに堪えられるので、CPカートでもオーバーパワーではありません。
なお、バレル内のラグを削りましたが、BWCカート使用時はデトネーターのカートストッパーで止まるため、奥に入りすぎる事はありません。
これでTPOに合わせてダブルキャップカートと、普通のCPカートを使い分ける事ができるようになりました。他のBWC製品のバレルも順次加工していこうと思います。

  

Posted by Red at 00:38Comments(2)モデルガン
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