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Posted by ミリタリーブログ at

2023年05月08日

C-Tec Wキック+P .50AE/9mm

C-Tec製の『Wキック+P』というカートについて、その.45ACPバージョンをV10バレル製作の記事で紹介しました。

同ブランドのWキックカートと構造的には大差がありませんが、インナーFピンの頭に小さな窪みがあり、ここにシリコンオイルを垂らしておくと凄まじいマズルフラッシュを実現する大変おもしろいカートです。



これの.45以外のカートも購入したので紹介します。
まずは.50AEです。

使用する銃はもちろんデザートイーグル。専用のデトネーターも購入する必要があります。

カートの構造は.45ACPと同じで、一般的なCPタイプにオイルポケットのあるインナーです。

インナーにシリコンオイルを垂らすのは意外と難易度が高いので、自分は以前、漏斗(じょうご)のような物を製作しました。
すると、オイルはスプレーではなく液体タイプを使用し、シリンジ(注射器)を使用してはどうかとのアドバイスを頂きました。なるほどなぁ!と思いつつも、これ用にわざわざ注射器を購入するのも何だか…と二の足を踏んでいたところ、川崎緑さんのYouTube動画で、プラリペアのニードルが使えると紹介されているのを見ました。プラリペアのニードルは余ってるのでこの方法を採用!

これで確実にインナーのポケットにオイルを注入できます。

というわけで、デザートイーグル発火!

凄まじい火球と轟音を吐きだし、重いリコイルショックが襲ってきます。
もう実銃撃ってるみたい!これはスゴく楽しい!
作動も快調でジャムは起きないし、パワーもうまくコントロールされていて銃が壊れる心配もなさそうです。

そして.50AEに続いて発売されたのが、9mmです。

これまでのCPタイプと違い、複雑怪奇な構造をしています。
組み立ても複雑で、これまでのモデルガン用カートリッジではなかった構造です。


まずはリム側ケースにプライマー部分と火薬をセット。


その上に先端の尖ったスリーブを、尖ったほうを下向きにしてセット。この下の部分がFピン(前撃針)となり、さきほどセットした火薬を発火させます。


その上にインナーをセット。このインナーはピストンの役割のみで、Fピンではありません。
そして上のポケットに例によってオイルを垂らします。

あとはブレット側ケースをねじ込んで完成。う〜ん、複雑。
若干組み立てには手こずりますが、多くのモデルガンで使用できるのが魅力です。
デトネーターは現在までにタナカSIG P220/226用、SIG P228用、グロック用、トカレフ用、マルシンM9用、KSC93R用が発売されています。他の機種用も順次発売されるでしょう。

いくつか試しましたが、調子が良いのはP228とマルシンM9です。

マルシン92FSの発火様子。
15発のハイキャパシティを、この迫力で連射できるのは爽快の一言。
今後もこの+Pシリーズの展開に期待です。


  

Posted by Red at 16:52Comments(0)モデルガン