2022年08月01日
C-Tec製Wキック+Pのローダー作ってみた

ちょっと前にC-Tecから発売されたCP-Wキック+Pカートリッジです。
これは以前発売されたWキックの進化版になります。
基本な構造は一般的なCPカートと同じで、インナーFピンの前にさらにもう1個7mmキャップをセットします。

+Pの大きな変化は、Fピンの上部に穴がある事です。穴といっても中空ではなく、ポケットのような感じです。

この穴に少量のシリコンオイルを注してセットします。
すると、
凄まじいマズルフラッシュが楽しめる優れものです。

ただ、このポケットにオイルを注入するという作業が意外と難しい。

このように普通にスプレーすると、ブシャーッと周囲にも撒き散らし、きちんと穴に入っているのかよく分かりません(笑)。
発火仲間は、まず精密ドライバーやピンポンチのような物にオイルを吹き付けそこから垂らすようにするとか、スプレーではなくボトルタイプを使うなどの工夫をしているようです。
そこで、このFピンの穴にオイルを注しやすくするための漏斗(じょうご)のような物を作ろうと思いました。
設計データの断面。

だんだんと穴が狭くなっていて、最終的にはFピンの穴と同じサイズになっています。
これを3Dプリントするわけですが、新しい材質のレジンを使ってみました。

このような透明な物が出来ました。
形状はカートに付属しているローダーと同じにしました。

ローダーとしても使え、オイルを注すのにも使えるというわけです。

このようにスプレーのノズルを入れれば無駄なくFピン穴にオイルを注せる!
…と思ったのですが、やっぱりスプレーの噴射って勢いありますね。ブシャーっと吹き戻してきます(笑)。ちゃんと穴にオイルが入ったかよく分かりません。
でも無いよりは作業しやすくなったかな?と思います。
あと、今回材質としてレジンを選んだわけですが、表面にオイルが付くとヌルヌルになり、ローダーとして使おうとすると手が滑ります(笑)。
というわけで、PA12というよく使うナイロン系樹脂でも作りました。

こちらは表面がザラザラなのでオイルが付いても問題なし。でもこれを見せた人から「透明なところがイイ」とも言われたんですよね〜。まあこの辺りは好みの問題でしょう。
Wキック+Pはとても面白いカートなのでおすすめです。デザートイーグル用も発売されていますので、そちらも入手したいです。
GM7バレル改、MGC-V10バレル。
— Red (@dark3rd) June 19, 2022
ダブルキャップ(C-Tec製Wキック+Pカート)での発火のスロー映像。#モデルガン pic.twitter.com/3FyDsZomo9