2014年07月06日

コルト・ローマン(MGC)



今週の『GUNプロフェッショナルズ』誌の『ヴィンテージ・モデルガン・コレクション』コーナーは私の大好きなMGCのコルト・ローマンとトルーパーです。
ローマン好きは私だけでなく大勢いますし、これほどローマン好きの多い国は、世界広しといえども日本だけだと思います。日本にローマン好きが多い理由は、言うまでもなくアクション刑事ドラマで大活躍したからで、海外の映画などでローマンを見る事はほとんどありません。記憶にあるのは香港映画の『狼/男たちの挽歌最終章』と、ジャッキーチェンの『五福星』ぐらい。後者に至っては、使われているのは日本製のモデルガンです(たぶんコクサイ)。

刑事ドラマへの登場回数が多かった以外にも、確実に作動し、壊れにくいというのもローマン/トルーパー人気の理由のひとつだと思います。その信頼性たるや、今でも映画やドラマのプロップ屋さんがトルーパーのバレルをパイソンのものにすげ替えて発砲用パイソンとして使っているほどです(「トルーパイ」というらしい)。
私もローマンはクラシックABS、ニューローマンABS、ニューローマンHWと3挺買い、特に2代目のニューローマンABSはかなりコキ使いましたが、未だにバリバリ動きます。

そんなわけでローマンと言えばMGCのそれこそが我々にとって本物のローマンなわけで、実銃を見るとパチモノに見えます(笑)


ローマンの実銃

パッと見で分かるMGCとの違いはマズルフェイスの形状と、サイドプレートのネジ周りの形状。GUN誌1982年6月号のローマン特集を見ると、他にも細部が色々と違う事が分かりますが、その形状やバランスの良さはまさにMGCのローマンがピカイチで(ただ慣れているからそう思うだけですが)、デトニクスと同様に実銃を超えたカッコ良さを持つモデルだと思います。
  

Posted by Red at 13:36Comments(4)モデルガン