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Posted by ミリタリーブログ at

2021年01月06日

P228の排莢方向2

SIG P228で、前方に排莢する場合がある事と、その対策の考察を少し前に書いたところ、結構反響がありました。
みなさん同様の現象が起きているのだなぁと確認できたと同時に、様々な対策方法のアドバイスを頂き、感謝と共にみなさんの対策アイディアに感服しました。
みんな色々考えてるなぁ〜。

当方が書いた対策では不十分でしたので、教えて頂いた対策の中から、比較的簡単にできる方法から試していきます。

まずはリオ(9パラ好き)さんから頂いた、リコイルスプリングガイドのバッファースプリングが問題ではないかという説。
破損防止として機能するものですが、このテンションのせいでスライドの戻りが早く強くなってしまい、排莢が間に合わないのではないかというわけです。

で、その方法対策ですが、リコイルスプリングガイドを分解し、バッファースプリングの前にあるパーツ(赤丸)を、ひっくり返して組み込むとの事です。


逆向きに入れて、あとは普通にネジを締めてリコイルスプリングガイドアッシーを組み立てます。

ビフォーアフターは下写真のような感じです。

バッファースプリングの圧縮が弱くなっている事がお分かり頂けると思います。

このガイドを組み込んで発火してみたら、明らかに排莢の仕方に変化が出ました!
というか、スライドの挙動が変わった感じです。
撃ち味も違います。元の撃ち味はパワーを十分押さえ込んでいる感じでしたが、こちらは結構ビシビシとした感触です。
スライドへの負荷は少し増してそうですが、破損するほどではなさそうな感じです。この組み方でもバッファースプリングとしての機能は残されていますし、作動前のバッファースプリングのテンションは下がっていますが、そのぶんリコイルスプリングのテンションが上がっているはずです。

続いては、ミントさんのブログで紹介されていた方法です。

カートのリムが変形しているせいで、エキストラクターからスムースに外れないのではないかという説です。
当方、Evo2カートのリムのボコボコ具合に関しては日本でもトップクラスではないかという自信があります(笑)。
真鍮カートであれば削ったりして形を整えると良いでしょうが、アルマイト処理されているアルミカートでは躊躇します。

そこでミントさんはカートのリム部分にシリコンオイルを塗布する方法を紹介されています。

赤枠の部分にシリコンオイルを吹いて使用したところ、これも効果がありました!
エキストラクターからスムースに外れる事で排莢が安定するのなら、エキストの爪の内側を研磨する事でも効果がありそうですが、このモデルはエキストを取り出せないので難しいです。

上記2つの対策で、前方への排莢はほとんどなくなっています。
ちなみにリコイルスプリングガイドの逆組みだけや、リムへのオイル塗布だけよりも、合わせ技のほうが効果が高まっていると感じました(当たり前ですが)。

他にもエジェクターの加工や、P226用のエジェクターを使用するなど、様々なアイディアを頂いていますので、少しずつ試して完璧排莢を目指したいところです。
カートのコンディションなども見直さないと…。
  

Posted by Red at 18:26Comments(9)モデルガン