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Posted by ミリタリーブログ at

2023年02月04日

ベレッタ92G-SDという銃


写真はマルシンのM9A1フレームに、同社の92FSブリガーディアスライドを乗せたニコイチ状態です。
こういう組み合わせの銃はベレッタから実際に発売されています(いました)。
モデル名は『92G-SD』。
日本ではベレッタ92系のバリエーションや系譜が紹介される際に無視される事が多いので、あまり知られていないと思います。

ベレッタ92に関する日本語版Wikiペディアでも92G-SDの事は掲載されていませんが、アメリカのWikiでは92G-SD単独のページが設けられて詳細に解説されています。

Beretta 92G-SD/96G-SD - Wikipedia(米国)
※リンクはGoogle翻訳による日本語訳の結果

またYahoo!(米国)の画像検索で「Beretta92G-SD」と検索しても、実銃の画像がたくさんヒットします。

このベレッタ92G-SDの姿を見ると、「M9A1のフレームにブリガーディアスライドが乗っている」と思いがちですが、先の米国版Wikiによれば、92G-SDの登場は2001年か2002年頃らしく、これが間違いでなければM9A1の登場(2006年)よりも早いです。つまり、「M9A1のほうが92G-SDのフレームを採用した」と言うのが正しいという事になります。
ただし92G-SDに関する資料は日本では少ないため、正確な事はよく分かりません。

ウィルソンコンバットの創設者であるビル・ウィルソンは、この92G-SDこそベレッタ92シリーズで最も優れた仕様だと評しています。
そしてこの92G-SDを復活させ、かつ理想のベレッタを完成させるためにウィルソン92Gブリガーディアタクティカルを製作、同社のベレッタカスタムはここからスタートしています。

前置きが長くなりましたが何が言いたいかと言うと、マルシンにはぜひ、この最高のベレッタこと92G-SDを製品化してほしいという事です。
M9A1は一昨年に新製品として登場しましたが、次かその次のM9/92FSシリーズ再販のタイミングでぜひ検討して頂きたいです。
基本的にはスライドとフレームを組み合わせるだけですので比較的簡単で、変更する必要があるとすれば刻印ぐらいでしょう。
ちなみに「92G」シリーズはマニュアルセフティがなく、コントロールレバーはデコッキングオンリーです。レバーを下げるとSIGのように跳ね上がって元の位置に戻ります。かつてマルシンが発売したフランス仕様のPAMAS G1ではこのデコッキングオンリーは再現されておらず、またCQBモデルもスライドの右側面に「92G」の刻印がありますがセフティがかかるため「G仕様」にはなっていません。
欲を言えば「G仕様」を再現してほしいところですが、まあ見た目のみの再現でも良いかと思います。

変わってこちらはマルシンのノーマルスタイルの92FSです。

自分にとってベレッタはマルシンのHW製モデルガンの印象が強いのでマットブラックのイメージなのですが、実銃の写真を見ると結構光ってるんですよね。特にスライドの側面が。
そこでスライドを塗装して側面のみポリッシュしました。確かにこうすると雑誌などで見る実銃のイメージに近づく気がします。
マルシンベレッタもまだまだ遊べますね。
  

Posted by Red at 17:29Comments(2)雑談

2022年07月31日

安倍元首相銃撃事件

当ブログはモデルガンの話題専門ですが、国内で銃器関連の事件が発生した際には時おり触れてきました。
今般、歴史に残る事件が発生しましたので、いまこの時にブログを運営している者として、やはり所感は記しておこうと思います。

令和4年7月8日、奈良県奈良市内で安倍晋三元首相が参院選の街頭演説中に銃撃を受けて殺害されました。

凶器として使用されたのは、被疑者が自作した「手製の銃」との事です。
ただし様々な情報を総合すると、撃発装置がなさそうなので我々が考える「銃」とは少し違うようです。
今ある情報から想像できる仕組みは、金属パイプに直接火薬を充填、そこに散弾の入ったカプセルを装填し、着火は電気式と思われます。
ですから銃というよりも手筒花火に近いと思います。

このニュースに接した多くの人は、「手製の銃が作れる」という事実に大きな衝撃を受けたようです。それもホームセンターで買えるような一般的な材料で。

しかし私達トイガン愛好家は以前からこの事をよく知っていました。

「悪人の立場になって考えれば、モデルガンを改造して銃など作らない。鉄パイプと釘でもあれば銃になるからだ」
だからトイガンを危険視するのはナンセンスだと周囲に力説された方もきっとおられるでしょう。
最近ではモデルガン愛好家だけでなく、3Dプリンターの関係者も同じ事を提唱しています。「わざわざ3Dプリンターで銃など作らなくても、鉄パイプを買って来て作ったほうが早い。だから3Dプリンターを危険視するのはナンセンスだ」と。

身の回りの物で銃が作れる事を理論上よく知っていた我々でも、実際にこのような事件が起きると少なからず衝撃を受けたわけですから、その事を知らなかった、あるいは私達の言葉に耳を貸さなかった人々のショックは何十倍、何百倍といったところでしょう。

同時に、事件発生直後にやりきれない思いを抱いた人も多いようです。
私の目には、その多くが「分かりやすい攻撃対象」が見つからない事によるフラストレーションのようにも見えました。
これまで凶悪事件が起きた時、人々は攻撃しやすいものを見つけては糾弾する事で心の安定を保ってきたように思います。それは例えばアニメやゲームであったり、ナイフであったり、被疑者の就労環境であったりしました。「原因探し」をして、それを袋叩きにする事で解決した気になれたのです。

しかし今回の事件では、そのような叩きやすい対象が見つけられません。
被疑者の趣味は読者や映画鑑賞、パソコンゲームとごく平凡。
もちろん被疑者がガンマニアであるとか、家からトイガンが押収されたなどという情報もありません。

●事件直後、一部のマスコミは3Dプリンターを槍玉に挙げようとしましたが、まったく関係ありませんでした。
●被疑者が自衛隊出身という経歴も当初はセンセーショナルに報じられましたが、これも今回の事件との関連は薄いです(所属していた時期はかなり前で期間も短く、被疑者が扱った可能性がある89式や64式の構造が参考にされたとも思えない)。
●元々ネット上には安倍氏の疑惑や政治姿勢を批判する声が多かった事から、「ネット上の声のせいで『安倍さんは殺されてもイイ』という雰囲気が醸成されてしまった」という理論を展開した人もいましたが、当の被疑者はむしろ安倍氏の功績を評価しているようですから、これも的外れと分かりました。
●奈良県警の警備の悪さが指摘されていますが、現職の大臣などではない事、前日に急遽演説が決まった事、以前安倍氏の演説中にヤジ馬を排除した北海道警に違法判決が出た直後である事などを考えると、警備が手薄になったのも致し方ないかなと思います。
●そうなると問題は被疑者の過激思想だけです。しかしその不遇な生い立ちが分かって来ると同情の声も聞かれるようになりました。
●最終的に(?)、批判の矛先は旧統一教会に向けられました。しかし教団への批判は故人への批判にも繋がるので(だからメディアは当初、謎の配慮をしていたようですが)、これもどこまで切り込めるでしょうか。

ステレオタイプの人たちは、「今回の事件が何のせいだったのか」理解しきれないでしょう。そしてそれができないと不安に感じるはずです。
個人的見解としては、「今はこういう世界なのだ」という現実を認め、この世界で生きる覚悟を持つしかないです。
誰でも身の回りの物で銃と弾薬を作り、要人を暗殺できるのが現在の日本です。そういう世界になったのです。平和な時代に生まれ育ち、それを自国の誇りとして来た人にとって、これを認める事は耐えがたいでしょうが現実は現実。

さて、以下は私達トイガン愛好家に関係ありそうな話を書きます。

1995年に国松警察庁長官狙撃事件が発生した後、全国の警察で違法銃器の取り締まりが強化されました。とにかく押収挺数を上げる事に躍起になった警察が反社会的勢力と結託して押収を捏造するなどの本末転倒な事も起きましたが、それをせざるを得ないほど強い指示が出ていたのでしょう。
今回も同様の大号令が発せられ、今後取り締まりが強化される可能性があります。
真正銃をはじめとした違法物品はどんどん取り締まってもらいたいですが、さすがに今は警察が反社から拳銃を買うなんて事はできないでしょうし、そもそも水際対策によって密輸拳銃は年々減っているようですから真正銃の押収数は上がらないでしょう。そうなると捜査員の目は玩具に向けられる可能性が高いです。
金属製で適切な着色や銃腔閉塞されていない拳銃タイプ(モデルガン、エアガン問わず)、売買できない時代のモデルガンの出品・購入、プラ製であっても不正な加工・改造(インサート除去など)、0.98Jを超える威力のエアガン(準空気銃)
…こういった物や行為への取り締まりが強化されるかも知れないという事です。もちろん普通にモデルガンを購入して遊んでいる私達のような層には関係ない話です。逆に身に覚えのある人は覚悟したほうが良いでしょう。

次に空薬莢に関してです。
被疑者は準備段階において空薬莢を購入し、実包の製造を進めていたらしく、薬莢が複数押収されているようです(ただし今回の事件で薬莢が使用されたかは不明。想像される手製銃の構造から考えると使われていないのではないか)。
説明するまでもありませんが、薬莢は単なる金属の筒ですから、国内での流通や単純所持は違法ではありません。
しかし今回の事件を受けて空薬莢や実物の薬莢で作ったダミーカートの輸入や販売に対して締め付けが厳しくなる可能性があります。ただ、薬莢に対して風当たりが強まっているのは数年前からの傾向であり、その流れがやや加速するかも知れないといった感じでしょう。
実物空薬莢ではないダミーカートもたくさん販売されていますから、よほど実物薬莢にこだわりのある人以外はあまり影響はないかも知れません。

実物薬莢を使用していないダミーカートリッジ


最後にトイガンの安全性について。
この事件の被疑者は相当な執念を持って武器や火薬の製造方法を研究し、実際に作り上げ、実験も重ね、そして犯行にあたっています。
事件前、「喉から手が出るほど銃がほしい」とその心情を吐露したとも報道されています。
このような場合、銃を入手できない日本では多くの人が「モデルガンの改造」を真っ先に考えるのではないでしょうか。もしそれが容易に行えるなら、今回の事件も改造したモデルガンで実行されていたでしょう。
しかし実際に被疑者が凶器として選んだのがホームセンターの材料で作った自作銃だった事は、逆にモデルガンの安全性が証明されたと考えられます。これほど研究し尽くした上で要人暗殺を実行した男が、「モデルガンは使えない」と判断したのです。

今回の事件が称賛されるような事があってはいけませんが、我々が長らく提唱してきた「凶悪犯罪を起こすのにモデルガンを使う意味がない」という論理が、皮肉にもこの憎むべき凶行によって裏付けられる事となりました。
私達は今後も、「モデルガンは安全な玩具であり、健全なホビーである」という事実に胸を張ってこの趣味を愉しんでいきたいものです。
  

Posted by Red at 23:57Comments(2)雑談

2022年06月26日

中国から来た新ジャンル

昨年から一部マニアの間でじわじわと人気が高まっている、中国製の排莢式トイガンです。

このブログを開設して以来、一貫してモデルガンだけを紹介してきましたが、ついにモデルガン以外を紹介する日が来ました。もうこのムーブメントは無視できないぐらいアツいです。
amazonで「HORA.」というブランド名で販売されているトイガンシリーズで、これがモデルガンマニアのツボを突きまくっているのです。

まず人気に火が付いたのがグロックです。

モデル名、口径、セレクターの関係などが微妙にアレンジされていますが、基本的にはリアルサイズです。
で、これに弾を込めてトリガーを引くと、
ブローバックして排莢します!



これのスゴいところは、ガスや電池などのパワーソースを一切使わないのです!
我々としては「タニオアクションのようなもの」としか表現できないのですが、実際にはタニオアクションとは違います。タニオアクションであればトリガーとスライドが連動して後退しますが、このトイガンの場合、ダブルアクションのような重さのあるトリガーを引いていき、レットオフのタイミングで初めてシャコッとスライドが後退、前進します。
詳しい仕組みは不明で、とても不思議です。
そしてこのトイガンは弾を発射する機能はなく、ブローバックと排莢だけを楽しむ玩具です。想像ですが、中国ではエアガンに対する締め付けが厳しくなっている事から、メーカーがこのような方向性を模索したのかも知れません。しかしこれが日本のモデルガンマニアの琴線に触れたのです。

こちらが使用するカートです。

グロックに付属していたのは金メッキされているほうで、後になって光沢のある黄土色に変更されました。

準備や後片付けの必要がなく、パワーソースもなしでブローバック、排莢が気軽に楽しめる玩具。価格は2000円台~3000円台。話のタネに買ってもイイかなと思わせます。
とても面白いですが、触るといかにも粗悪な樹脂という感じで、重量も軽くスカスカ。自分が買った物はスライドが明るいグレーで、フレームが黒のタイプですが、フレームが青のバージョンもあり、そうなるともう見るからにチープな玩具という印象です。

「あのグロック面白いよね〜」なんてマニアの間で話題になってから数ヶ月、次に登場したのがこちら。

CZ Shadow2です。
グロックから一気に質感がアップし、スカスカ感がありません。そして外観もさらにリアルに。
それだけではなく、なんと射撃も出来るようになりました!
バレルにレーザーポインターが仕込まれ、トリガーを引くと一瞬だけレーザーが照射されます。


レーザーに反応してパタパタと倒れる、シューターワンのような専用ターゲットも販売されています(先のグロックも、レーザー照射タイプが出たみたい?です)。
一気にグレードアップして、価格も倍の6000円台になりました。ただこれだけクオリティが上がっていれば妥当でしょう。しかもモデルガンにおいてCZはマルシン製の不完全な物しかないので、CZを手にしてみたいモデルガンマニアには悪くないはずです。

このように、「モデルガンで製品化されていない銃が出たらイイな」と思っていたら、コイツが登場しました。

S&W M&P。
ここまで来るともう外観はエアガンと遜色ありません。しかもウェイトが仕込まれているのか、持つと少しズッシリします。
現在、自分が最もモデルガン化してほしい銃は、H&K VP9と、このS&W M&Pです。
というわけで、M&Pをパコパコと排莢させられるというのは、楽しくて仕方ありません。


あ、すべての銃に共通ですが、トリガーフィーリングはダブルアクションオンリーのような感じです。撃ったあとのトリガーのリセットは最初の位置まで戻す必要があり、トリガープルも重めです。

ここで紹介した3機種のほか、USPやベレッタM9A1、キンバーなどもラインナップされているので、ご興味のある方はamazonで「HORA 排莢式」と検索してみてください。

このシリーズは弾を発射しませんが、モデルガンとも違いますし、もちろんエアガンやナーフとも違います。まだカテゴライズされていないジャンルのトイガンと言えます。いくら進化しても日本のモデルガンと競合する事はないでしょうが、我々から熱い視線が注がれている事は間違いありません。

特筆すべきは、昨年グロックが注目されてから1年も経たずに凄まじい進化を遂げ、次々と新作が投入されている事です。このスピード感とフットワークの軽さは、さすが中国、恐るべしです。
SIG P320の登場は時間の問題でしょう。VP9が製品化されたら、私は絶対買います。

  

Posted by Red at 02:33Comments(6)雑談

2021年09月10日

改造モデルガンで老ユーチューバー逮捕の件

6月に改造ハイパトで逮捕の件を書いたばかりですが、3ヶ月足らずでまた逮捕者が出たので残念ながら再度このような記事を書きます。

事件のあらましとしては、
愛知県に住む70歳男性が、モデルガンを改造した拳銃8挺と、色を塗り替えた模造拳銃2挺を所持していたとして、警視庁に逮捕された。
というものです。

この男性が公開していた動画に関しては、少し前にネット上のマニアをざわつかせたので、ご記憶の方もいらっしゃると思います。
私が見たのは、龍馬の銃のモデルガンのバレル及びシリンダーのインサートを除去し、それを撮影した動画を誇示するように公開していたものです。

ハイパト事件の時も書きましたが、もう一度明確に記しておきます。

模造拳銃や模擬銃器は金属で作られている事が要件なので、樹脂製モデルガンにインサートがあるのは自主規制であって、樹脂製モデルガンのインサートを除去しても違法ではない…
…という解釈をしている人がいれば、それは大間違いです!


撃針から銃口まで一直線に筒抜けになっていれば
、弾丸を発射できる構造なので、それは模造拳銃を通り越して「真正銃」です。素材が何であろうが逮捕されます。

しかも本件の被疑者が悪質だったのは、後撃針で発火でき、なおかつ先端に弾を詰められるようなカートリッジまで自作していたと見られる事です(動画では詳細に説明せず「匂わせ」だけでしたが)。
これはもう、完全に武器を製造していますから、情状酌量の余地はありません。

念のために書きますが、今回例に挙げた龍馬の銃は、自主規制組合STGAの厳格な基準のもとで製造・販売されていますから、「改造する事はほぼ不可能」と言ってよく、危険性はゼロに近いです。当然、販売したメーカーに落ち度はありません。
被疑者が異常な執念と特殊な技術で改造したと考えられます(弾薬を自作しているあたりからして異常)。

さらに金属製モデルガンを白、黄色以外の色に塗り替えた模造拳銃も押収されていますが、被疑者の年齢と経歴からすると、モデルガンの法規制やその経緯を知らなかったとは考えられず、こちらも悪質と言わざるを得ません。

モデルガンは恐ろしく厳しい法規制、さらにそれを上回る組合の自主規制を、メーカーの工夫と不断の努力によりクリアして存在できています。
これはユーザー1人の不届きな行為によって崩壊するような微妙なバランスで成り立っていますから、「自分1人ぐらい悪さしちゃっても大丈夫だろう」という考えの人がいれば、今すぐその思考を改めて頂きたい。「誰にも見せずに自宅にしまっておけば大丈夫」というのは幻想です。必ず逮捕されます。
「法律がおかしい」と感じてそれが我慢できないのであれば、自分が政治家になって法律を変えるか、法律を変えてくれそうな人に投票してください。自分が「おかしい」と感じただけで違法行為に及ぶのは、テロに等しいです。

ちなみに、私も主催者のひとりである『モデルガンカーニバル東京』は、モデルガンを発火して遊ぶイベントであると同時に、法律遵守の啓発イベントでもあります。イベントではほぼ毎回、STGAの小林太三技術部長に銃刀法に関する講義を行って頂いています。しかし社会情勢によってここ2年ほどイベントが開催できていないので、何らかの形でまた小林社長にお話し頂ける機会を作りたいものです。

それにしても、メーカーの努力によって外観や性能に何の不満もないモデルガンが入手でき、弾を飛ばしたければエアガンをいくらでもチョイスできる時代で、このような犯罪に手を染める人がいるのは何なんでしょうか?
私はずっとその事が疑問です。どのような思考回路なのか知りたいです。
もし被疑者と同じような願望を持っている、あるいは同様の罪を犯して逮捕された事があるという方とコンタクトがとれるなら、ぜひ話を聞いてみたいです。一体何が望みなのか?

ちなみに、「前方からの見た目に不満がある」という事であれば、このようなアクセサリーも販売されています。

C-Tec製ダミーブレット。
シリンダーインサートに挟み込むように取り付ける飾りで、おまけに銃口をふさぐ黒い樹脂製のフタも付属していますのでディスプレイに最適です。前からの眺めを良くしたい方はぜひご検討ください。
  

Posted by Red at 17:50Comments(17)雑談

2021年06月18日

「けん銃」がなくなる!改正銃刀法で

令和3年6月16日に、改正銃刀法が公布されました。今から9ヶ月以内に施行されます。
今回の改正の目的は、主にクロスボウに対する締め付けです。今後は許可を受けなければ所持できなくなると、警察庁のホームページに詳しく記載されています。

クロスボウは畑違いなので当方から言及する事は何もありませんが、一応このサイトの下のほうにある、銃刀法の「新旧対照表」を見ました。
今までの銃刀法と新しい銃刀法の主な違いは、当然の事ながらクロスボウに関する記述が増えているところなんですが、他にも変更点がありました!しかも我々ガンファンが注目すべき点が…。


「けん銃」という表記が「拳銃」に変わっています。
上の画像は冒頭部分ですが、これ以外の箇所もすべて「けん銃」から「拳銃」になっています。相当な量です。たぶん、クロスボウに関する記述よりも「拳銃」への変更箇所のほうが多いです(笑)。

だからと言って、我々に何か影響があるわけではないんですけどね(あ、『モデルガン女子』『モデルガンと銃刀法』を書かれているコダマジンガーさんは改訂しないといけませんねぇ)。
そもそもなぜ法律では「けん銃」という表記だったのか、そちらのほうが謎です。草案を書いた時代は手書きだったでしょうから、書いた人が「拳」という字が思い出せなかったとか?「銃」と書き間違えないようにひらがなにしたとか?(笑)
追記:以前は「拳」は常用漢字ではなかったため、法律ではひらがなで書かれたという事を教えて頂きました。ありがとうございます!

いずれにせよ、現在では「けん銃」と表記するのは法律上だけですし、内閣府令ではすでに「拳銃」となっていますから、統一を図るという点でも変更は妥当だと思います。
先の広島ハイパト事件を報じるニュースでも、「けん銃」と表記している記事があり、これは法律用語に基づいて表記しているか、警察発表通りに書いていると思われます。今後はこのようなニュースも「拳銃」に統一されるのでしょう。

というわけで、長らく法律用語としておなじみだった「けん銃」はこれにてなくなります(たぶん)。もちろん、「模造けん銃」も「模造拳銃」に変わります。

また改正銃刀法施行時には、内閣府令も改定されますので、我々はこれにも注目すべきです。模造拳銃や模擬銃器に関する決まりは、銃刀法よりも内閣府令に細かく記載されています。
以前、内閣府令の中で「金属製」と表記されていた箇所が、一部「金属性」に人知れず書き換えられていたという事を、小林社長が指摘されていました。
我々は銃刀法及び内閣府令があるからこそ、大手を振ってモデルガンで遊べています。正しい知識は持つべきだし、最新の情報に対してアンテナをはっていなければならないと、改めて感じています。
  

Posted by Red at 01:24Comments(10)雑談

2021年06月14日

改造ハイパトで逮捕の件


残念なニュースに関して触れておきましょう。
みなさんもう報道で目にしていると思いますが、内容としては、
広島県の歯科医師が、改造したモデルガン3挺を所持していたとして銃刀法違反で逮捕
との事です。
改造されたのは、報道されている写真を見る限り3挺ともMGCのハイパトのようです。ちなみに報道では「誰が改造したか」については触れられていません。改造された物を購入したり譲り受けた可能性もあります。

ツイッターには、「どうして所持しているのがバレたのだろうか?」というツイートがありました。反社会勢力ならともかく、社会的地位のある人になぜ容疑がかかったのか?と普通の人は疑問に思うのかも知れません。モデルガン界隈の人なら、警察がどのようにしてこの容疑者に行き着いたのかだいたい予想がつきますよね。

1)持主がネット上に画像などをアップしていた

2)ネットオークションなどで取引した相手が違法な物を扱って逮捕され、そこから別の取引についても調べて容疑がかかった(いわゆる芋づる式)

3)近しい人からのタレコミ

だいたいこの中のどれかではないでしょうか。

逮捕=有罪ではないので、今回の事件も結審するまでは推定無罪が原則である事は重々承知していますが、警察が違法認定して逮捕に踏み切っていますので、少なくともバレルとシリンダーのインサートが除去されていたのだという事は容易に想像できます。そうであるなら違法認定されて当然です。

よくある勘違いとして、

模造けん銃や模擬銃器は金属性である事が認定要件なので、樹脂製モデルガンにインサートがあるのは自主規制であって、樹脂製モデルガンのインサートを除去しても違法ではない


というものがあります。
「インサートを除去した樹脂製モデルガンが模造けん銃や模擬銃器にはあたらない」というのはその通りです。しかしそれが「違法ではない」というのは間違いです。
撃針から銃口まで一直線に筒抜けになっていれば、弾丸を発射できる構造なので、それは「真正銃」です。素材が何かは関係ありません。樹脂だろうと何だろうと「ホンモノの銃」と認定されます。そうなれば所持しているだけで逮捕です。当然です。
だから報道では「改造モデルガン」と称されていますが、インサートを除去した時点でそれはもう「モデルガン」ではありません。「銃」を所持していたのです。

押収されたハイパトの、バレルやシリンダーや撃針が補強されていたかどうかは分かりません。しかしそれも関係ありません。
たとえ1発で本体がバラバラに壊れても、弾が前に飛べば違法な銃として立件されるからです。
また撃針がプライマーより柔らかい材質であっても、科捜研や科警研はその撃針で発火可能な特殊な実包を作成してテストし、実銃認定します。
実際にそのような事例が過去にあるのです。
「樹脂製であればインサートがなくても大丈夫」などというのは間違いであり、樹脂製でも不正な改造を行えば逮捕されるという事は、今回の件でもハッキリしています。

法律がおかしいとか、警察のやり口が汚いとか、トンデモ判決だとか色々な考えをお持ちの方がいるでしょうが、まあそれらは40年間言われ続けている事なので、とりあえず置いておきましょう。

我々モデルガン愛好家は、
インサートをいじらない
こんな簡単なルールを守るだけで、何ら問題なく平和に趣味を続けられます。

逆に、インサートを除去すれば必ず逮捕されます。
あなたの部屋は隠しカメラで監視されていて、インサートを除去した瞬間に警察が踏み込んできます。そう思っておいたほうがいいです。
交通違反や軽犯罪と同様に考えてはいけません。たとえ不起訴になって前科がつかなくても、逮捕されれば20日間臭い飯を食わされ、社会的地位も失います。年配の方なら晩節を汚す事になるでしょう。人生台無し。そこまでしてモデルガンを違法な状態へ改造したいでしょうか。
インサートは、我々マニアを守るための物です。そう考えればインサートが愛おしく思えます。


がんじがらめと思えるような銃刀法ですが、そんな規制の中でも素晴らしい作動性能や外観を持つモデルガンを我々は手にする事ができます。メーカーの弛まぬ努力のおかげです。どこに不満があるでしょうか。メーカーの努力を無にするような事はしないでもらいたい。

今回の事件で残念でならないのは、樹脂製モデルガン時代の幕開けを告げるべく小林さんが魂を込めて誕生させた名作・ハイパトが、このような形で世間の好奇の目にさらされた事です。

銃器やトイガンを愛好している方は、あなたの愛するガバメントやパイソン、ベレッタ等が、このような不埒な事件の押収品として世にさらされる事がないよう、その愛銃を守ってあげてください。

最後に念のために明記しておきますが、モデルガンのインサートを除去する事はほぼ不可能と言えます。インサートを除去できるようでは組合の認可が下りず、販売できないからです。
今回押収されたハイパトも特殊な工法で超鋼材がインサートされていますので、製品の安全性に問題があったとは言えません。かなり特殊な道具を用いて、異常な執念で改造したと想像されます。
モデルガンのインサートを除去しようとしても無駄です。まあ、99%のマニアはそんなこと百も承知なのでやろうともしないでしょうけど。挑戦するのはアホだけです。
  

Posted by Red at 23:28Comments(12)雑談

2021年05月04日

ガンダムメッキシルバーを試す


模型界隈で話題沸騰、売り切れ続出、プレミア価格もついている塗料、ガンダムマーカーEX・メッキシルバーを運良く定価で購入できました。
名前の通りガンプラ用の塗料なのですが、すごい金属感になると噂です。
ガンダムマーカーという塗料は初めて買いましたが、ペンのようになっていて直接塗れるのですね。筆などを用意する必要がなく便利です。

まずは壊れたスライド(HW)に試し塗りしてみます。

おお!ペン先が映り込むほどピカピカ。
ただ、結構厚く塗らないと鏡面にはなりません。


マルシンガバメントのバレル。
このチャンバー部分に塗ってみます。



うひょ、すごい!
これはもう、塗料というよりも液体金属のよう。
ペンの形なので表面に描くように使おうとしてしまいますが、そうではなくてペン先から多めに塗料を出し、それを表面に泳がせるように広げていったほうがうまく行きました。


セラコートで暗めのシルバーに塗装してあるGM-7用バレル。
このセラコートの上に塗装してみます。



広い箇所に手塗りしたので、ムラができました。うまい人だともっとキレイにできるでしょう。

これまでの塗料では考えられないような鏡面が表現できる塗料ですが、プラモ用ですので塗膜の強度には期待できません。
ベタベタ触ったり、激しく擦れたり、高温にさらされたりするモデルガンへの使い道は限定的でしょう。今回のようにバレルに塗装しても1回発火しただけでおしまいだと思いますけど、観賞派の方ならアイディア次第で面白い使い方ができるかも知れません。

モデルガンにはおそらく向いていないけれども、すごい技術革新という事は間違いないと思います。塗装でもここまでの金属感が表現できるという可能性を示しています。
食い付きが良く、硬度の高いトイガン用塗料にも、こんなシルバーがラインナップされる日を期待して待ちたいと思います。
  

Posted by Red at 15:58Comments(5)雑談

2021年01月22日

自宅で鋳造


先月発売されて注文が殺到しているらしい『INSTANT CASTING KIT』を買いました。自宅で安全、簡単に鋳造ができる商品です。
何と70〜80℃程度で溶ける金属なので、溶鉱炉は必要ありません。鍋で湯煎すれば良いのです。型に入れて冷ませば10分程度で固まります。ほとんどバレンタインのチョコ作り。
子供の工作や実験にも良さそうで、そんな用途を意識していると思われるパッケージングです。もちろん大きな子供である我々ガンマニアにとっても興味深い製品です。

価格は3,520円。お手頃です。

キット内容はこんな感じです。

低融点金属、ひしゃく、原形製作用の粘土(茶色いブロック状の物)、型取り材(青白い粉)、型作りに使う発泡スチロール板がセットになっています。
金属は別売りもしているので、2個追加で買いました。

肝となる合金材。

箱に記載されている成分を見ると、<錫(スズ)、ビスマス、鉛、カドミウム>となっています。はんだみたいな感じでしょうか。それにしても70℃で溶けるというのはスゴイです。体に悪そうな成分が多いので、身につけるアクセサリーを作るのはやめたほうが良いのかしら?

今日は購入報告だけです(笑)。まだ使ってません。
ハイパワーの製作が一段落したら、早く何か鋳造してみたいです。

自宅で簡単にキャスティングできるというと、「アレもできる、コレもできる」と夢が膨らむかも知れませんが、実際にはモデルガン用途としては限定的だと思います。

まず、デトネーターは作れません(一瞬で溶ける!)。

金属の硬さがどのぐらいかはこれから検証していきますが、それによっても作れるものと作れないものがあります。
材料に含まれるそれぞれの金属のブリネル硬度を調べると柔らかい金属が多いので、それほど硬くはならないと思いますが、それならばエジェクターなど極度に負荷がかかるパーツは無理でしょう。
逆に、とても硬く仕上がるようなら撃発に関係するパーツを製作するのはモラル違反です(金属モデル用なら違法)。真鍮や亜鉛合金と同等の硬さであれば使い勝手が良いんですが。

また、これが最も重要ですが、スライドやフレームを作ってはいけません。
特に拳銃全体のシルエットを作ると、それが作動しない文鎮であっても違法です。型から出した瞬間に犯罪です。タイホです。
そういえば先日、龍馬の銃の文鎮モデルを製造・販売して捕まったお間抜けな業者がいましたね。なんで白or黄色に塗らなかったのでしょうか。

そう考えると作れるのは、例えばフロント/リアサイト、セフティ系など負荷のかからない外装パーツや、重量を増すためのウェイトなど、限られてくるのではないかと思います。

あとはそうですね〜、自分より上の世代に限られる話ですが、
「規制前に買った古いモデルガンが実家の物置から出て来た!所有し続けるために合法化処理をしなければ!」
という状況。
規制前の金属製モデルガンを法律に則って所持するためには、表面を白または黄色に着色するだけでは不十分で、銃腔(バレル)内を金属で完全閉塞しなければいけません。
そういう時に役立ちそうです(今どきこんなシチュエーションあるか?・笑)。

そんなわけで、使えそうであまり使えない、でもアイディア次第でいくらでも用途が広がりそうな面白いアイテムです。自分もいくつかアイディアを練っています。
  

Posted by Red at 15:08Comments(3)雑談

2020年09月07日

デザートイーグルのカート立て再出品


DMM.makeのクリエイターズマーケットに出品していた.50AE用のカートスタンドと7連ローダーが、なぜか出品取り消しになった問題。
DMM.makeに問い合わせところ、あらためて出品が認められました。
DMM.makeからのメッセージは下記の通りです。

造形すると、銃器、弾薬あるいは主として武器や凶器として使用される可能性があるデータにつきましては、利用規約にも記載されておりますが、禁止データとさせていただいております。

お問い合わせを頂き、再度確認させていただきましたが、
該当商品は直接「武器や凶器となる可能性があるデータ」ではないと判断させていただきました。
ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。

つきましては、弊社のシステム仕様上の都合で申し訳ございませんが、再度3Dデータをアップロードしていただき、クリエーターズマーケットへの出品申請をお願いできますでしょうか。
お手数をおかけして誠に申し訳ございません。


このメッセージを受け、再アップ、再審査を経て本日、再出品しました。
また、前回の審査で落とされた7連ローダー単体についても、「承認されたセットに同じデータが含まれているので再審査してほしい」とついでにお願いしたところ、これも審査を通りました。
色々とルールは変わったものの、DMM.makeがまだ「話せば分かってくれる相手」だった事に少し安心しました。これからの世の中で飛躍する企業というのは、こういう柔軟な対応ができる企業だと思います。

デトネーターなどのパーツ類については、半ば諦めています。というか、あまり派手な事はやめておこうという感じです。
自分用に作るぶんにはこれまで通り造形してもらえるので、まああんまり問題ないです。もともとこれで収益を上げるという事はほとんど考えていませんし。


話は少し変わりますが、ツイッター上で3Dプリンタと銃に関するやりとりを見掛けました。
概要としては、
一般社団法人3Dデータを活用する会に、映画・ドラマの制作会社から「撮影で使いたいので3Dプリンタを貸してほしい」と問い合わせがあり、用途を確認したら「3Dプリンタで拳銃を作るという設定」だったため断ったとの事。3Dプリンタで銃を作る事自体が現実的でないという事と、観た人が3Dプリンタに対して誤った認識を持ってほしくないという理由を添えて。

まったくもって真っ当すぎる対応とご意見だと思いますが、これに対してトンチンカンな困ったちゃんが湧いてきて絡まれていました。しかも「VP70というポリマー製の銃が存在するため、3Dプリンタ銃の実現は時間の問題」とか隙だらけの根拠(笑)を以て言いがかりをつけられていて、本当に気の毒な限りです。

我々ガンマニアは常に世間の誤解と偏見にさらされているので慣れっこですが、これからは3Dプリンタに関わる人達もそんな世間との戦いを強いられるのかも知れませんね。頑張ってほしいです。

3Dプリンタで実銃を作れない/作る意味がないという根拠はいくらでも挙げられますが、このブログを見てくださっている方々にとっては言わずもがなであるのと、実銃どころか玩具のパーツを作る事に注意喚起を続けている私がわざわざ論じる事でもないので割愛します。
ただ、「3Dプリンタで実銃を作れる論者」の方々には、ぜひ1度マルシンのキットあたりを完動するように作ってみてもらいたいです。銃を作る事の難しさを体験してほしいですな。

そして(一社)3Dデータを活用する会の、「全国の作家脚本家の皆さま「銃は3Dプリンターで作ったよ」というのはダサいです。」というコメントに激しく同意。
先日の八王子での高校生拳銃自殺事件のニュース第一報が入った時、「3Dプリンタで作った銃ではないか」というお花畑なコメンテーターもいましたが、ああいうコメントもアホ丸出しで観ているこちらが恥ずかしくなりますので、ぜひご注意頂きたいところです。
  

Posted by Red at 21:15Comments(4)雑談DMM.make出品3D造形

2020年08月15日

大門死す!

渡哲也さんが亡くなりました。
世代によって色々思い出はあるでしょうが、自分にとってはもちろん大門軍団の団長です。
西部警察の団長のショットガン捌きのカッコ良さが、自分が銃好きになるキッカケでした。

2003年、テレビ朝日開局45周年記念作品として西部警察の連続ドラマ復活が企画され、撮影を開始したものの役者が運転する車が暴走、撮影を見物していたギャラリーに突っ込む事故が起きて製作は中止となりました。
この後、渡哲也さんは負傷者1人1人の病室を訪れ、土下座して謝罪したといいます。
事故自体は褒められたものではないにも関わらず、逆に渡さんの株が上がる結果となりました。その男気を象徴するエピソードだと思います。
そして石原プロの解散を決めてこの世を去りました。葬儀は家族葬、お別れ会なし。
まさに立つ鳥跡を濁さず。最後までなんとカッコイイのでしょうか。
自分もかくありたいと思わせる生き様でした。
ご冥福をお祈りします。
  

Posted by Red at 00:05Comments(5)雑談映画・テレビ

2020年06月09日

モデルガンのような物って何だ!?

昨日から銃関連のニュースが2件報道されています。

1つがあおり運転。
報道では、あおり運転をしながら「モデルガンのような物を向けた」とされていますが、「モデルガンのような物」って何だ?「銃のような物」じゃないの?「モデルガンのような物」って見聞きする度に、あまりにもアホな響きで笑っちゃいます(苦笑)。

●色が金色っぽい
●銃腔が閉塞、もしくはインサートが入ってるっぽい
●SPGマークが刻印されてるっぽい

こういう特徴がおぼろげにでも判明しているのであれば、それは確かに「モデルガンのような物」と言えますが、ドライブレコーダーの映像を見る限りそれらの特徴は確認できませんので、私には「銃のような物」に見えます。

なぜ「銃のような物」と言わないのか?仮にモデルガンだったとしても銃のような物に違いないのに。
どのメディアも一様に「モデルガンのような物」と言っているので、警察の発表がそうなのかも知れません。
そうだとしても、「モデルガンのような物」という表現に何も疑問を持たないのでしょうか?
きっと馬鹿のような人が発表、報道しているのでしょう。
しかし、あんな狂気に満ちた人間に、デリケートなモデルガンを扱えるとは到底思えないので、あれはきっとモデルガンではないのでしょう。


2つ目は東京・八王子市での15歳高校1年生による回転式拳銃での自殺事件。

この事件の一報が入った時、「モデルガンを改造したか」「3Dプリンターで作ったか」というテレビ司会者やコメンテーターが結構いましたが、私は真正銃だろうと思いました。
実包を入手できるルートがあるのなら、銃も入手できると考えるのが自然だからです。モデルガンを改造するとか、3Dプリンターで回転式拳銃を製造するなんて途方もない難易度、自殺するような人がそんなバイタリティ溢れているとも思えません。
こういう事件の場合、弾薬をどうしたのか?が重要なのに、なぜそっちに考えが回らないのだろうと、これも馬鹿のような人達だなと思いました。

報道によると、使用されたのは案の定実銃、S&W製のリボルバーで銀色、シリンダーには4発残っていたとの事です。
フル装填していたのであれば、チーフスの系統である可能性が高そうですね。暴力団などの押収拳銃の写真にも、チーフスは結構映っている事があります。
もちろん6連発以上のリボルバーに5発しか装填していなかったという可能性もありますが。

いずれにしても、15歳の高校生が実銃と実包を入手できたというのは想像を絶する恐ろしい話です。
当局には、おもちゃの摘発で得点を稼ぐのもいいですけど、真正銃とそのルートの根絶に力を注いで平和な世の中を維持してほしいと思います。
MK43MOD0
写真はコクサイ製S&W M60。シリンダー内撃針の旧タイプです。
  

Posted by Red at 18:31Comments(6)雑談

2020年05月03日

5月4日ライブ配信やります

先日書いた通り、
明日5月4日(月・祝)の15時〜
Youtubeでライブ配信します。

モデルガンに興味あるけど購入に踏み切れない方
モデルガンを買ったけど調整や手入れがよく分からない方
筋金入りのマニアの方

ぜひチャット機能でご参加ください!
(チャット機能の使用には、Youtubeのアカウントが必要です)

当方のチャンネルトップ
https://www.youtube.com/channel/UCL0vDsJb1LLy230kLNdwDLw
こちらから入ってください。

※追記:終了しました!ご試聴頂いた方々、ありがとうございました。アーカイブは数日後に削除します。


昨夜、配信のテストをしてみましたが、ネットが少々不安定でした。
うまく行くかどうか分かりませんし、内容もグダグダになりそうなんですが、とにかく実験的にやってみますのでお時間のある方はお立ち寄りください。
  

Posted by Red at 17:31Comments(8)雑談ライブ配信

2020年05月01日

ライブ配信でもしてみようかと

例年ですとゴールデンウィークには恒例のブラックホールがあり、今年はさらに当方もディーラー参加するビクトリーショーも開催予定だったわけですが、どちらも中止です。
で、代わりというわけではありませんが、Youtubeでライブ配信をしてみようかと思います!

日時はビクトリーショーの開催予定だった5月4日(月・祝)。
詳細な時間はこれから考えますが、夕方か夜ぐらい。
内容は、ひとりでモデルガンを発火して遊んだり、モデルガンの事を話すだけ。


イベントはマニアの方と直接会ってモデルガントークで盛り上がれる機会ですし、ビクトリーショーでは仲間と共にモデルガン発火体験コーナーを併設し、ビギナーの方に発火を体験してもらったり、購入や調整の相談を受けたりしていますが、どれも出来なくなったので、ちょっと新しい事を試してみたいと思います。

発火を体験してもらう事はできないので、代わりに自分がライブで色々撃ちます(笑)。
モデルガン購入前や、購入後のご相談なども、チャット機能で質問してもらえれば、分かる範囲でお答えします。自分が分からない事はマニアの方に、同様にチャットでご助言頂ければと思います。

見る人がいるか分かりませんが、誰も見てなくても発火したり調整してるところを黙々と配信します(笑)。

つきましては、明日5月2日の22時頃から30分ぐらいテスト配信してみます。
ライブ配信はやった事ないので、とりあえず短時間だけ実験です。うまくいけばイイのですが。


話は変わりますが、GM-7.5のシリーズ'70が再販になるようです。実勢価格2万円台で買える快調モデルですから、こういうのをぜひビギナーの方に買って頂きたいですね。

  

2019年11月29日

ライブ用耳栓


最近はオートでもダブルキャップで遊ぶ事が増えましたし、リボルバー用であればトリプルキャップや4キャップ用のカートまで販売されているので、発火音は大きくなるばかりです。
それはそれで楽しいですが、耳が痛くなります。
市販の耳栓をすれば耳はかなり保護できますし、実銃用のイヤーカフも持っているので、それを使用すれば音はほとんど聞こえなくなります。

でも、そんな事するぐらいならダブルだのトリプルにしなければいいじゃん、というパラドックス。

音の迫力は感じながら、耳を保護する方法はないか。
自分の場合には、ティッシュペーパーを軽く丸めて、フワッと耳に入れる方法に行き着きました。
ティッシュは固めず、押し込まず、フワッと。耳にフィルターを貼るような感じです。
こうすると発火音の迫力はそのままに、鼓膜は保護されていると感じます。感じるだけで実際にはどうか分かりませんが、耳は痛くならないです。

そして先日、音楽のライブなどで使用するための耳栓が売られているのを見つけて購入しました。


ライブ会場で使用すると、音質はキレイに聞こえながら、耳にダメージを与える音域はフィルタリングするものらしいです。
これは…モデルガンにもピッタリ!

明日のモデルガンカーニバル東京は轟音必至。
これを使って耳を保護します。
  

Posted by Red at 16:07Comments(2)雑談

2019年06月17日

吹田市の事件で奪われた拳銃


大阪府吹田市で巡査の拳銃が奪われた事件では容疑者の逮捕前から、やれ「ガンマニアの犯行ではないか」とか「ゲームの影響ではないか」など相変わらずサブカルチャーを敵視するコメンテーターに辟易された方も多いと思います。
今まで多くのガンマニアと接していますが、警察官を襲撃してまで拳銃を手に入れたいガンマニアなんて会った事もないですし、そもそも銃器愛好家であればコンビニのレジ袋で銃を持ち歩いたり保管したりするとも考えられません(容疑者の逮捕時に発見された拳銃は白いビニール袋に入っていたという情報)。

その奪われた拳銃ですが、「5発装填されていた」との事ですから、リボルバーである事は容易に推測できます。
という事は、

ニューナンブM60
S&W M37 エアウェイト
S&M M360 SAKURA

のいずれかになるわけですが、大阪の警察官はどれを装備している事が多いのでしょうか?
ちなみに都内で警察官のホルスターを後ろから見ると、M37が最も多く、SAKURAをチラホラと見掛けるようになった、という感じです。ニューナンブはもうだいぶ前から見なくなりました。
しかし地方に行くと、まだまだニューナンブをぶら下げているお巡りさんをよく見ます。
国内第2の都市である大阪は、東京とその他地方との中間ぐらいで、M37&ニューナンブという感じなのでしょうか?警察の情報は少ないのでよく分かりませんね。

警察庁は警察官の拳銃が奪われる事件が続いている事から、本人以外は抜きにくい新型ホルスターへの変更を急いでいるとの報道も見ました。
しかしその場合、上記のように現在3種類使用されている各拳銃への対応はどうなるのでしょうか?
まさかニューナンブ用の新型ホルスターも作る?考えにくいですね。
3種類に対応できるサイズにする?銃によっては抜かれやすくなりそうです。
これを期に銃も一気にSAKURAへの交代が進む?

いずれにせよ交番勤務の警察官の装備は、市民の安全を第一線で守るものですからしっかりした物にしてほしいですし、少しぐらい情報を開示して安心させてほしいとも思います。
  

Posted by Red at 19:48Comments(3)雑談

2019年05月30日

1911グリップ風名刺入れ

昨年末に、kibidangoというクラウドファンディングのサイトで、面白いプロジェクトを見つけました。
ガバメントのグリップ部分をモチーフにした名刺入れです。
クラウドファンディングというと投資や支援というイメージもありますが、これは「購入型」のプロジェクトで、受注生産に近いタイプです。

とても興味深い製品なので、すぐに注文(サポート)しました。このブログでも紹介しようと思ったのですが、自分が見つけた時にはもう募集期間終了目前だったのと、すでに目標金額を達成していたので記事にはしませんでした。

それから待つ事4ヶ月。
1ヶ月ほど前に製品が届きました(多忙につき紹介が遅くなりました)。

これがその名刺入れ、『M1911-h』です。

ガンマニアなら、ひと目でガバメントのグリップと分かります。
自分はブラックモデルを選択しましたが、シルバーもあります。


金属製の本体に、ウォールナット製のダイヤモンドチェッカーグリップがヘキサゴンスクリューで付いてます。
左右どちらの手でも操作できるよう側面に配置されたマグキャッチには斜めのセレーションが入っています。


マグキャッチを押すと、なんとも言えない金属音と共にマガジン(名刺入れ部分)がリリースされます。


装弾数は25枚。
ただしこれはカタログスペックで、実際に試してみたら40枚入りました。名刺の厚さにもよるでしょう。
また付属のアダプターを使うとシガーケースとしても使えます。

と、このようにガンファンの琴線にふれる面白いアイテムで、製品の到着を心待ちにしていたわけですが、実際に届いてみて最初に感じた事は
デカイ!
です。
実物のグリップと比較するとこの通り。

マガジンを挿入するという設計上、当たり前なのですが一般的な名刺入れと比べても大きいですし、これまた当然の事ながら木グリのぶん厚さもあります。そして金属製なので重いです(笑)。
普段使いにしようと思ってましたが、持ち歩くのはちょっとためらいます。
しかし、モノとしてはとても面白いですし、ガンファンとの会話では話のネタになる事は間違いなし。

プロジェクト終了後も、しばらしくはこちらから購入できたようですが、現在は売り切れです。ただし入荷通知を設定する事はできるようですので、ご興味のある方はどうぞ。

最後にプロモーションビデオを貼っておきます。

  

Posted by Red at 00:04Comments(0)雑談

2018年09月23日

気付けばもう秋


ここ数週間はとても忙しい日が続き、モデルガンをまともにいじってませんでしたが、仕事も一段落ついたので久々にBWCのキンバーを発火しました。
調整テストとかでなく、純粋に撃って遊ぶなら、やはり安定のGM-7です。
発火ジャンキーとしては、2〜3週間も発火しないと超久々の発火という気がします。
これからのんびり発火して遊びたいところですが、買ったきり手つかずのマルシンやBWCのキットがあったり、それ以外でもカスタムしたいプランがあったり、塗装し直したい銃があったり、気付けば次のVショーまであと1ヶ月ちょっとなので販売用のパーツを準備したりと、結構やる事が山積です。
まあ、趣味に追われるというのは幸せな事ですね。

来月はタナカからトレンチガンが再販との事。破損しやすい箇所が改良されているなら、買ってみたい一挺ではあります。
  

Posted by Red at 21:39Comments(5)雑談

2018年08月06日

タニオ・コバがBH出店取り止め

今度の週末は浅草の都立産業貿易センター台東館でブラックホールが開催されますが、出店予定だったタニオ・コバが、出店を取り止めるようです。
タニオ・コバのホームページによると、社長の体調不良及び新製品の生産の為との事です。
社長の体調不良というのが心配です。とてもパワフルな方ですが、もう80歳を超えていますので、くれぐれもお体は大切にして頂きたいです。まだまだモデルガンを作ってもらわなければなりません。

今回のブラックホールでは、モデルガンファンはBWCやむげんのブースで盛り上がりましょう。
  

Posted by Red at 19:20Comments(2)雑談

2018年05月04日

ブラックホールで発火できます

Vショーから1週間足らずですが、同じ都立産業貿易センターでブラックホールが開催中です。
本日、昼頃に参加してきました。
目当てはいつも通りタニオ・コバとBWCブースで、パーツなどを購入しました。
両ブースではこれまでも発火スペースを設けて自社製品の発火を体験できたわけですが、今回はもうひとつ発火スペースが設けられました。

この発火ブースはむげんが中心となって設置したらしく、モデルガンの持ち込みがOKとなっています。
さらに火薬をセットするためのテーブルなども用意されているので、普段発火できない方はブラックホールで愛銃の発火を楽しめるようになりました。

今回は事前の告知がほとんど行われなかったのですが、定着すればブラックホールが発火イベントとしても楽しめるようになります。今後に期待。

ブラックホールは明日まで開催しています。
  

Posted by Red at 17:25Comments(0)雑談発火イベント

2018年04月15日

各社動向

タニオ・コバからGM-7.5のシリーズ'80が発売されました。
なかなかの売れ行きだそうで、未入手の人は早く購入したほうが良いようです。かくいう自分もまだ入手していないのですが、近々購入予定です。
刻印バリエーションという扱いのようで、サイトやトリガーはS'70と同じため所謂S'80の印象と少し異なりますが、S'80も初期の頃にはこのような仕様もあったとか??しかしやはりサイトはぐらいは変更したいところ。そのようなバリエーションの発売も希望します。

B.W.C.はマニア垂涎のボランド9ミリメジャーの後、SW1911の3インチモデルを発売するようです。キンバーやデフィェンダーなどの3インチモデルが先日発売されましたが、S&Wは外装式エキストラクターなど特徴的な部分が多く、イメージが異なるのでこちらも楽しみです。

タナカは毎月何らかの新作や再販があるので、一番頼りになるメーカーです。M1カービンも人気のようです。外観のバージョンアップだけでなく、発火性能も常に改良を重ねてくれるタナカのようなメーカーには、ぜひ頑張ってもらいたいです。今週も発表があると思いますが、毎月下旬の翌月発売分の発表が楽しみです。
またガスガンのほうで、インナーシャーシの形状を変更した「IC」モデルというSIG P220(自衛隊仕様)を発表しているので、このシステムがモデルガンにも転用され、新たなSIGが展開されるのか注目しています。

マルシンは再販がメインですが、以前に比べると精力的にリリースするようになっていると思います。注目は7月に発売予定となっている「ガバーメント100周年記念モデル」です。マルシンのHPにその仕様が一部掲載されていますが、A1ではなく1911スタイルで限定品、予備パーツなし。そしてLAホビーショップによると、定価が4万円近いかなり強気の設定です。あえて「ガバーメント」という古い表記にしたのはどのような意味があるのか?色々謎ですが、価格に見合う出来に、そして予定通り発売される事を期待しています。
そう言えば「スッピン」キットはどうなったのでしょうか?結構楽しみにしているんですが。マルシンは発表したまま発売しないのも問題ですが、発売したとしても発表からかなり時間が経ってしまうのも良くないと思います。その点タナカは新作発表後、購買意欲が衰えないうちに発売するのが上手いです。発表後にユーザーの声が反映されるならともかく、そうでないなら各社ともぜひ見習ってもらいたいところです。

CAW系はここのところ静かですね。MULEはデリンジャーを発売し、刻印やエングレーブなどのバリエーション展開をしていますが、マイズファクトリーは全然動きが見られません。MGCリバイバルシリーズもイングラム以降ありませんし、AKも音沙汰なし。何だかんだで個人的に好みの製品を出してくれるメーカーなので、今後の動きに期待したいです。

ハートフォードは代名詞であるSAAのほか、アニメとのタイアップ製品をモデルアップし、相変わらず熱烈なマニアに支持される製品展開です。またオートやDAリボルバーでも新たな展開をしてほしいと思います。

コクサイのように廃業するメーカー、ブランドがある一方、こうして見ると既存のモデルガンメーカーは頑張ってくれていると思います。我々ユーザーも、可能な限り購入したり、モデルガンの魅力をPRしたりして、盛り上げていきたいです。KSCもモデルガン、頼みます!
  

Posted by Red at 22:45Comments(4)雑談

2018年03月25日

第3回爆裂祭に行きました

今回で3回目となる爆裂祭に行って来ました。
昨年の秋から年始まではイベントが立て続けに行われていた感があるので、すごく久しぶりなイベントという気がします。


場内は相変わらずの盛況。
第1回と比べると装備品だけでなくトイガン関連の出品が増えて来たように思えます。
しかしモデルガンはやはり薄めです。


なんとKSCが出店!珍しいです。
しかし残念ながらモデルガンは無し。仕方ないのでシリコンオイルだけ購入。
「モデルガンもどんどんやってくれ」と要望だけは伝えておきました。
このようにメーカーへ直接リクリエストできる機会は少ないので、メーカーのイベント出店というのはありがたいです。


まさかの自衛隊も参加。
防衛省の旗の下、車輌が展示されて、制服の着用体験なども行われていました。

回を重ねて、だいぶ独自色が出て来た印象を受ける爆裂祭でした。
願わくば、モデルガン関連がもう少し充実すれば…という感じです。


買った物はシリコンオイルに、ZEKEのP8/USP用デトネーター、5mmキャップ、ガンプロの早売り。
  

Posted by Red at 21:55Comments(2)雑談

2018年01月03日

コルト・コブラ

今売りの『Gun Professionals』誌のToshi氏による新旧コルト・コブラの記事が興味深いです。
コルト製のスナッブノーズリボルバーというのは、それだけでワクワクするはずですが、昨年4月号のショットショーリポートで初めてその写真を見た時には、松尾副編集長のキャプション通り、あまりのカッコ悪さに愕然としました。特にトリガーガードの形状の悪さにはガッカリ。あれが全体の印象にもかなり悪影響を与えていると感じます。
ところが今回のToshi氏の性能に対する高評価を読み、印象がかなり変わりました。ゲンキンなもので、性能が良いと分かると、それが機能美としてカッコ良く見えて来るものです。グロックと同じですね。
Youtubeで実銃レビューを見ても、やはり評価は高いようです。

こうなるとS&Wの近代リボルバーをモデルアップしているタナカさんに、ぜひともこのコルト近代リボルバーもトイガン化をお願いしたいものです。

写真はタナカのディテクティブスペシャル。刻印違いで、旧コブラも作ってほしいですね。

そのGunPro誌に掲載されていた広告によると、今月22日に『モデルガンクロニクル』というムックが出るようです。
MGCの特集らしいので、これは非常に楽しみ。さっそく予約しようと思います。
  

Posted by Red at 17:46Comments(2)雑談雑誌・メディア

2017年10月01日

爆裂祭行きました


本日、第2回爆裂祭に行って来ました。
今年2月に初開催された新しいイベントです。
前回は非常に狭い会場でしたが、今回はサンシャインシティ内の大きな展示場に場所を変えての開催です。

会場は広くなっても、たくさんの来場者で混み合っていました。

モデルガン関係は前回も参加していたむげんやアングスで販売していたほか、今回からマックジャパンも参戦し、モデルガン関連のアイテムやグリップ、ホルスターなどを販売していました。
前回同様、装備品の販売が多かったですが、トイガンの出品も少し増えた気がするので、「トイガン業界の活性化」という、イベント本来のカラーも少しずつ出て来ているのかも知れません。

新しいイベントですが、勢いを感じるので、次回以降にも期待です。

爆裂祭を後にし、その足で御徒町へ。予約していたMULE×タニオ・コバのM1911A1が入荷との連絡を受けましたので、買いに行きました。
これについては明日か明後日アップします。
  

Posted by Red at 20:30Comments(1)雑談

2017年05月14日

空砲でサバゲー(英)

ミリブロNewsに、
空包とレーザー射撃シミュレータを使った超リアルなサバイバルゲームがイギリスで登場
という記事が掲載されています。

弾の飛ばないレーザー銃を使用する銃撃戦ゲームのシステムを、ブランクガン(空砲用の銃)に取り付け、リアルな銃声や排莢と、撃ち合いを同時に楽しめる、イギリス発の新感覚サバイバルゲームです。
グロックに取り付けたデバイスからレーザーが照射され、胸と背中につけたセンサーにヒットすると緑のランプが点灯する仕組み。

動画を見ると、ブランクガンの迫力と参加者のエンジョイぶりが伝わって来ます。
BB弾が飛ぶだけではなく、マズルフラッシュや排莢も楽しみたいという欲求は世界共通なのかも知れませんね。

我々もモデルガンを使った同様の遊び『コンバットゲーム』を行っています。
1回目の記事  2回目の記事

コンバットゲームはサバイバルゲームのルーツとなった遊びで、エアソフトガンの登場以前から行われていたものです。
そのコンバットゲームを現代に甦らせようという取り組み(と言うほど大げさなものではなく、単に遊びたいだけなんですが)で、基本的なルールはモデルガンで撃ち合い、当たり判定は自己判断。「撃たれた」と思ったら倒れるだけです。
昨年、モデルガンに取り付けて射撃を楽しめるiSDが開発され、その精度も非常に高いので、今回のNewsにあるような遊びは、日本においても技術的にはすでに可能です。

  くすのき工芸製“iSD"セット

ただしNews記事にある通り、センサー部分を隠してしまえばヒットしなくなる等の課題もあるため、勝ち負けにこだわるシビアな競技には向きません。現状では、あくまでも迫力ある撃ち合いの雰囲気を楽しむ事が最大の目的なのだと思います。
そうであるならば、照射装置とセンサーは必要なく、「撃たれた〜!」とか言いながら倒れるだけでも良い気がしますが、やはり一定の判定基準はあったほうが盛り上がるのでしょうかね?

久々にコンバットゲームやりたいです。
  

Posted by Red at 17:09Comments(4)雑談

2017年05月04日

ブラックホール行きました

先日のVショーに続き、数日あけてのブラックホール。東京近郊のガンマニアは大忙しです。
特にブラックホールは、タニオ・コバやBWCの出展があるので見逃せません。


BWCブースでは、新作の M16A4やM4A1の発火体験ができます。

そのBWCブースで買った物。

カートリッジと新型のフラッシュホールデトネーター、バンパー付きマガジン。

タニオ・コバブースでは、

バレルとM84用イージーCPデトネーター。

その他ラッキーポイントにて、

ガバメント用ホルスターなど、今回は小物を中心に色々と買い物できました。

イベント特価品も多数あり、モデルガンの発火も楽しめるブラックホールは、明日5日まで都立産業貿易センター台東館にて開催しています。
  

Posted by Red at 17:44Comments(0)雑談

2017年03月31日

3Dモデリング練習中

タナカのエボカート用ローダーは試作を重ねています。
色々な方の意見を参考に改良を進めた結果、実用的な物になってきました。同時に、欲しい人が誰でも入手できるような環境も整いつつあります。これを欲しいという人がどれだけいらっしゃるかは不明ですが、カートのセッティングを楽にして、多くの人に発火を楽しんでもらいたいと考えています。

今回、初めて3DCADソフトでの製作に挑戦したわけですが、これをきっかけに3Dモデリングの練習を始めました。
3DCADソフトはクセがあって、これまで使った事のあるパソコンソフトとは操作感が異なる部分が多いです。直感的に扱えない部分もあり、最初は苦戦を強いられましたが、徐々に慣れて来ました。レゴブロックを組み立てるように自在にデザインできるようになりたいものです。

3Dプリンタは相変わらず持っていませんが、出力サービスが色々あるので、さほど問題ではありません。3D出力サービスはそれぞれ特徴があり、用途に合わせて使い分ける事になります。
金属で出力できるサービスもあるため、

オリジナルのデトネーターも現在試作中です。
今まで作れなかったり、作るのが困難だった物も比較的簡単に作れるようになるのではないかという可能性を感じます。
価格、強度などまだまだ問題点もありますが、3Dプリントが物作り革命と呼ばれている理由を、わずかながらも実感している近頃です。
  

Posted by Red at 22:29Comments(2)雑談

2017年02月19日

新しいガンショー“爆裂祭"

本日は新宿で行われた“爆裂祭"という新しいイベントに出掛けてきました。
東京ではブラックホールやビクトリーショーなどのガン/ミリタリーイベントが定期的に開催されていますが、「ガン業界の活性化と色分け」を目指し、銃や装備品のみに特化したイベントという、ガンマニアにとっては嬉しいコンセプトです。
なんせWW2装備など、主旨と異なるコスプレは禁止と明示するほど、ガンに特化しようとしているのが分かります。

とはいえ、あまり大きな宣伝もしていなかったし、会場図を見ても小規模なイベントである事は分かるので、「どれだけお客さんが来るのだろう?」と他人事ながら心配していました。

自分が会場に着いたのは14時前でしたが、

歩くのも大変なほどの賑わい。
まぁ会場が狭いという事もありますが、それを考慮しても予想以上の盛況ぶりでした。

むげんブースには、ZEKE製の中空デトネーターを搭載したマルシン製ガバメント&コマンダー、それにM84が展示されていました。デトネーターと中空インナーがセットで近日発売との事です。ちなみにケースとして使用するのはタニオ・コバのイージーCPカートです。

モデルガンはもとより、エアガンを販売するブースも思ったより少ないのが気になりました。装備品のブースが大多数。ガン業界の活性化を狙うイベントにしては、トイガン販売が少ないというのはちょっと寂しい感じです。
しかし、まだ第1回なのでこれからどのように発展していくか楽しみにしたいと思います。
いずれは東京近郊のガンショップが一堂に会するようなイベントになるといいですね。
  

Posted by Red at 21:53Comments(2)雑談

2017年01月08日

新春ブラックホール行ってきました

新春恒例のブラックホールが開催中です。
自分はタニオ・コバやBWCが出店する本日の朝から行って来ました。

タニオ・コバのブース。

今回は先頃発売されたM4のカスタム品や、GM-7のB級パーツなどの出品で注目を集めています。
もちろん、発火スペースもあります。

前回から単独でブースを出しているBWC。

今回も様々なイベント特価品やカスタムパーツが売られ、大盛況でした。
BWCはガバメント系を精力的にリリースしていますし、M16A4も発売予定なので、今年は大注目のメーカーです。

そのBWCブースで購入しました。

スプリングフィールドLOADEDの組み立てキット!
美しい木グリや、カスタムパーツが入っています。
表面仕上げや擦り合わせは自分でやらないといけませんが、パーツ代と考えてもお買い得。
買う前はヒマな時にでも組み立てようと思っていましたが、実際に手にすると早く作りたくなっちゃいます。

ブラックホールは明日まで開催しています。
  

Posted by Red at 16:11Comments(2)雑談

2017年01月02日

SATによるP226の使用


Gun Pro2月号は、日本警察拳銃特集の第2弾です。
その中に、「警視庁特殊部隊に採用された? シグザウエル社製のハンドガンP226」という記事がありました。
警視庁特殊部隊というのは、いわゆるSATの事ですよね。
自分の中では、SATの使用拳銃はUSPというイメージがあります。
自分は特段、警察マニアというわけではありませんが、過去に何度か公開されたSATの訓練映像でUSPが使われているのを見た事があるので知識として知っていました。映画やドラマに登場するSATも、USPを使用しています。

ところが、2015年にたまたまこの訓練映像を見た時、「おや?」と思いました。


ミドルショットで映された拳銃射撃の場面。

「これってP226?」と思ったのです。
今回の記事を読んで、やはりそうだったのかと納得した次第です。
数年前からUSPに代わってP226が配備されているとの事ですが、記事にある通りUSPがP226に比べて極度に劣っているとは思えないので、拳銃の交代には、政治的な都合もあるのかも知れません。
USPが劣っている部分があるとすれば、アクセサリーレールがピカティニー規格ではない事でしょうか。
逆にP226が劣っているのは、やはり重量でしょう。USPは771g、P226が964gとの事なので、200g近く重いです。しかし交番のお巡りさんと違い、年中腰に下げて勤務するわけでもないでしょうから、これぐらいの重量はあまり問題にならないのかも知れませんね。

この2挺だったら自分はUSP派ですが、どちらもプロが選ぶ道具として間違いないでしょう。
ベレッタのような華やかさはないものの、質実剛健のいぶし銀という感じですね。
  

Posted by Red at 19:57Comments(8)雑談雑誌・メディア

2016年12月14日

マルゴー問題

もう各所で話題になっているので詳細は書きませんが、マルゴーが大問題に見舞われています。
いつも親切に接してくれる店員の方々の生活が心配ですし、何か応援できる事があればしたいとも感じます。
今年は特に精力的にモデルガンのオプション製品を発売してくれていたC-Tecはマルゴーのブランドです。面白い潮流が来ていると感じていたのですが。
そして都市部にはもうモデルガンショップがない事に気付かされました。東京の端のほうにはまだモデルガンショップと呼べる店はあるにはありますが、都内の大多数は「モデルガンも扱っているエアガンショップ」です。他県ではそんな状況はもはやザラですが、「東京にはマルゴーがあるから大丈夫」と無根拠に考えていました。
うまい具合にこの問題が解決し、再開される日が来る事を願うばかりです。

さて、CAWから年末にMGCリバイバルシリーズのコルト・ローマンが発売されるそうです。
前回と同じニューローマンの再販のほか、今回はシュラウドなしのクラシックも発売になるようです。
クラシックは金型がないという話を聞いていたので、これは意外でした。
マイズのHPではクローズアップの写真が見られますが、バレルの刻印はMGCのものとは異なるようです(おそらくリアルになっているのでしょう)。
価格に見合うかは別として、CAWのローマンは丁寧な仕上げで表面もキレイ(少なくともMGCグループ末期のものより)なので、ローマン好きとしては今回も購入したいと思います。

しかし、マルゴーで買えないのなら、どこで買おうかな…。
  

Posted by Red at 23:50Comments(8)雑談