2015年10月25日

SIG P226エジェクター調整

GM-7.5の塗装を仕上げようとポリッシュを始めたところ、スライド右側面の平面出しが不十分である事が発覚したので中止。後日やり直します。

気分転換に、タナカのSIG P226の排莢方向の調整をしました。
PFCで発火した際に、前へ排莢してしまうのを防ぐために、エジェクションポートを拡大したのですが、その時に1911tacさんより「エキストの噛み込が甘いかエジェクター、スプリング類の問題ではないか」とのご指摘を受けました。それがずっと気になっていたので確認したところ、

ご指摘通りエジェクターの変形が見られました。

変形した形をヤスリで整え、ついでに少し上へ飛ぶように傾斜をつけました。



これで発火テスト!

排莢方向が安定しました。1911tacさんに感謝です。
エジェクションポートの拡大よりも先にこちらをやるべきでした。

それにしてもP226は調子イイですね。不発もジャムも無し。いまウチにある9ミリオートの中では一番快調です。
  

Posted by Red at 17:57Comments(4)モデルガン

2015年10月24日

GM-7.5塗装&ポリマーCPの途中経過


本日はGM-7.5・シリーズ'70の塗装をしました。
買った状態ではHW地のグレーで、モノによってはパーカライジングのようでイイ場合もあるのですが、シリーズ'70はやはり黒、もしくは青です。
「せっかくなのでブルーイングでも」とも考えたのですが、塗装のほうが色々と楽なので。

インディのブラックパーカー、キャロムのブルースチール、同じくキャロムのブラックスチールを混ぜながら塗装。スライドのほうは下地にシルバーも使いました。
乾燥させて、明日ポリッシュする予定。
ハンマーも側面だけポリッシュしてシルバーにしようと思っていますが、放っておくと変色してくると思うので、何らかの対策が必要かな。

さて、連日試しているポリマーCPカートについてですが、何回も使い回しているうちに調子良くなって来ました。暴発はほとんど起きなくなり、けっこう快調です。
使い回すうちに何が変わったかと言うと、カート内部が荒れてキャップ火薬やピストンカップの動きに抵抗が出てきた事です。新品の状態ではスポスポと入ったキャップが、今では押し込む時にザラッとした感触がローダーを通して手に伝わります。
チャンバーに送り込む際の衝撃や慣性により、プライマー、キャップ火薬、ピストンが前進してしまっている事が暴発の原因だと仮定した場合、カートの内壁がザラついていれば前進は抑えられると思います。新品状態ではカートの内部がツルツルすぎるのかも知れません(樹脂のオープンカートとは材質が違う)。

またモデルガンパーツショップM9の店長さんや、吠えるモデルガンさんの計測によると、アルマイトのイージーCPカートと比べてポリマーCPは内径が大きいとの事です。確かに両者を比較するとピストンカップの入れやすさが違います。イージーCPにピストンカップを規定の方向で入れるには、カップの縁を押しながら入れなければならず、たくさんセットすると爪が痛くなります。対してポリマーCPでは、普通のローダーで押し込めばすんなり入ります。
内径が大きければ、前述の通り内部のプライマーや火薬が前進して暴発の可能性は高まりますし、モノによってはガスが漏れてパワー不足になる事も容易に想像できます。

M9の店長さんは、ピストンカップの外周にシリコングリスを塗る方法を紹介されています。これによりシール効果が高まり、パワー不足が解消され、スライドストップもきっちりかかるとの事。これは暴発対策にも効果ありそうです。

また吠えるモデルガンさんは、カート内部のヒケに着目し、ここからガスが漏れる可能性があるのではないかと推察されています。

ミントさんはまったく問題がなく非常に快調との事で、同様の意見も聞かれるようになりました。

調子が良ければ何よりですが、まだまだ研究の余地がありそうです。
  

Posted by Red at 22:54Comments(4)モデルガン

2015年10月21日

タナカの新製品&今日もポリマーCP発火

GM-7.5に浮かれ気味ですが、いま一番勢いのあるモデルガンメーカー、タナカも忘れてはいけません。
今月ベレッタ92Fエボリューションが発売されたばかりですが、来月も米軍仕様のM9がエボになって発売されるようです。月末に給料が出たら92Fエボを購入しようと思っていたのですが中止。来月M9を買う事にしました。決め手は色です。発売中の92Fはパーカライジング仕上げ(灰色)で、M9はブラックです。私はベレッタは黒いほうが好きです。米軍仕様との主な違いは、刻印とリアサイトのホワイドットぐらいでしょうから、その点へのこだわりはありません。
さらにパイソン用の木製グリップも発売する模様。実銃用の価格は近年大変な高騰ぶりなので、入手するには良い機会だと思います。

そして今日もポリマーCPカートを3マグほど発火してみました。
組み立て時に「金属製のヘッドを締めるのがやりづらい」と昨日書いたのですが、それは従来の閉鎖式カートのクセでヘッドのほうを回転しようとするからで、写真のようにプラのケースのほうを回せば、コインを使わなくても比較的しっかり締められる事が分かりました。

発火後にバラす時は、やはりコイン等を使わないとやりづらいです。

発火しての結果は昨日とあまり変わらず。
1マグあたり1回バーストが発生、スライドストップは毎回ちゃんとかかりました。
1マグ分だけピストンカップを使い回してみましたが(2回目)、パワー不足になる事もありませんでした。
頂いたコメントやネットの情報を見ると、プラカートを使用しての結果にはかなりバラつきがあるようです。私と同様にバーストが発生するという意見も見られれば、パワーが足りずに後退量が不足、スライドストップがかからないという意見も見られます。
私は20発入り1セットしか持っていないので比較できませんが、樹脂製のために個体によるバラつきが結構あるのかも知れません。
いずれにしても使いこなすためにはもう少し研究が必要なようです。
  

Posted by Red at 22:38Comments(4)モデルガン

2015年10月20日

ポリマーCPカート初使用


ポリマーCPカートを使ってみました。

銃はGM-7.5/シリーズ'70。
ピストンカップは純正の新品で、規定通りの方向(キャップ火薬とは逆向き)にセットしました。

■セット
 説明書では、カート内部にオイルを吹くように指示されています。どれだけ効果が違うのか試すべく、1マグはオイル無し、1マグはオイルありで試してみる事にしました。
 しかし、火薬やピストンカップをセットしてみると、内部の動きはスムースで「これはオイル必要無いかも」と感じました。何度か使い回して内部が荒れてきた時にどうなるか?です。
 金属製のヘッドは、手でも締められない事はないですが、やりづらいのでコイン等を使うのが賢明です。しかしヘッドを締めるのに別の機具が要るというのは、少々煩わしいです。

■発火
 発火音は甲高く、イージーCPカートよりも圧倒的に小さいです。
 しかし軽快にポンポン飛ぶのはプラならではで、これはやはり楽しいです。
 事前情報として複数の筋から聞いていた話では、ややパワー不足でスライドストップがかかりにくいという事だったのですが、今回のテストでは3マグ発火して毎回ちゃんとホールドオープンしました。オイルを吹く/吹かないの違いは、あまり感じませんでした。
 問題点として、バーストが頻発しました。ダブルかトリプルです。初弾の装填時にも発生しました。
 結局、バースト無しで1マグ撃ちきる事はできませんでした。
 デトネーターの位置が悪いのかと思い、一度分解してデトネーターをセットし直したのですが状況は変わらず。その状態で従来のイージーCPカートを使用してみると、バーストは起きませんでした。
 内部が緩い事が関係あるのかも知れませんが、原因はよく分かりません。

とりあえず、ポリマーCP初使用の結果はこんな感じでした。もう少し使い方を研究してみる必要がありますが、製品自体も改良の余地があるのなら改良を望みます。「なくしても気にならない安価なカート」として、今後サブマシンガンなどへの使用も期待されるからです。プラカートには夢があります。

最後に銃本体に問題がない事を確認するため、デトネーターを交換してプラオープンでも発火してみたら絶好調!50発ノートラブルです。申し訳ないですが、GM-7の楽しさはやはりプラオープンの楽しさが大きいと再認識してしまいました。
  

Posted by Red at 22:04Comments(21)モデルガン

2015年10月19日

GM7.5 シリーズ'70 開封後20秒で発火

ついに来ましたね、タニオ・コバ社渾身の新作・コルトガバメント マークIV シリーズ'70が!
GM-7がリリースされてから6年、ファンが待ち続けたノーマル形状ガバメントです。

みんな大好きなモデル、しかも2万円台というお求めやすい価格(今までと比較すると)という事で、たぶんヒットするでしょう。モデルガンの入門機としても最適だと思います。

GM-7.xシリーズの並外れた性能の高さを伝えるため、開封動画を撮る事にしました。
あらかじめ予備マガジンと火薬セット済のイージーCPカートを準備。
開封したら調整はおろか、擦り合わせも慣らしも行わずに発火。
開封から発火までの時間はわずか20秒。

コチラがその動画です。

当たり前のように完動!疑う余地のない「箱出し快調」です。
これで「モデルガンは難しそう」というイメージを払拭できればいいですし、昔のモデルガンしか知らない人には、21世紀のモデルガンを知ってもらいたいです。

発火の後はゆっくり細部を見ていきます。

トリガーガード周辺のラインは、かなりこだわってデザインされたと小林社長から聞いていました。とにかく細部まで吟味され、こだわって作っているのが分かる1挺です。
刻印もシャープで素晴らしい。各部のエッジも立ってます。

ちょっと気になったのは、トリガーガード上からダストカバーにかけて、何やら黒ずんでいる事です。ヒケでしょうか?いくつかのショップの写真でも同じようなものが見られます。全部がそうなのか、ハズレ個体なのかは分かりません。
でもまぁどのみちシリーズ'70はグレーのままではしっくり来ないので、塗装かブルーインすると考えると、あまり問題ではないのかも知れません。「表面仕上げを省略して低価格が実現した」と考える事もできます。

ポリマーCPカートはまだ使ってません。シリーズ'70共々、ゆっくり遊びたいと思います。

追記:2015年10月20日
ダストカバーの黒ずみについて、多くの情報を頂きました。情報をまとめると、私のモノと同様にヒケのように黒ずんだ個体は確かに多いようです。ただしキレイな個体もあるようなので、購入の際はできるだけ店頭で現物を見て決めるのが良さそうです。


  

Posted by Red at 20:43Comments(19)モデルガン

2015年10月16日

GM-7用バレル破損(初)

GM-7用のバレルが割れました。初めての出来事です。

バレルリンクピンの穴からクラックが入ったようです。
このバレルはMGCのGM-12コマンダー用に加工して使用していたもので、発火総数は何千発だろう?
1,000発や2,000発ではきかないと思います。
メーカーが想定していない用途に使用していますし、強度確保のためにチャンバー下が三角に出っ張っている最近のバレルでもないので、GM-7やGM-7.5の耐久性能の参考値にはなりません。
GM-7ではこれよりはるかに多く(1万発ぐらい?)発火してもバレルの破損はありませんでしたし、MGC製品で使用してももっと多く使用できた例もあるので、とにかく頑丈なバレル。それだけに新鮮な出来事。ちょっと嬉しいです(笑)。
  

Posted by Red at 00:15Comments(4)モデルガン

2015年10月14日

BWCはシリーズ80/CAWはシリーズ70

先ほどLAホビーショップのHPを見てビックリ。
タニオ・コバのGM-7.5が発売もされないうちに、BWCがGM-7.5ベースのカスタムモデルを発表。
それもシリーズ80
仕様表を見ると別体サイトやリアルサイズの貫通エキストラクターなど、BWCらしい様々なこだわりが見られます。AFPBの事は書いてないのでおそらく省略でしょうが、ブリーチフェイスがフラットになった新型ブリーチのようです。タニコバのガバがBWCの手でどんどんリアルになっていきます。11月発売予定だそうです。

さらにCAWのMGCリバイバルシリーズ。
なんとシリーズ70

(写真はMGC製)
何で?何でわざわざこのタイミングで出すの???小林さんの設計モデルが競作という不思議なパラドックス。しかも10月中旬発売って、もう明日にでも発売って事???
色々と不思議です。

とにかく、この秋は素ガバ祭りのようです。
  

Posted by Red at 18:17Comments(6)モデルガン

2015年10月12日

旭工房製カールコード


旭工房製の、日本警察風カールコードを買ってみました。
私は実物同等品をマルゴーで買って持っているのですが、旭工房製は税込みで2,980円という、あまりの安さに興味を持っての購入です。
旭工房の製品はプロップ(小道具)としての使用を想定されていると思うので、「なんとなくソレっぽいもの」だと思っていました。
しかし、開封した時に「オッ!」と思いました。
かなり雰囲気は出ています。

左が旭工房、右が実物同等品です。

ご覧の通り、かなりイイ線いってます。

細部の比較。左が旭工房です。

付け根の膨らみ部分の形状が違うのと、コードの太さが違います。実物同等品のほうが、線径が細く、巻き幅が太い感じです。

最も異なるのが、留め金です。

実物同等品は、フックをかけた後にさらにネジを締めて簡単には外せない構造になっています。また横幅も広いです。
対する旭工房製は「よくあるヤツ」です。
これは何かいい代替パーツがあれば交換したいところです。


MGTS製のレプリカホルスターと。
どちらも実物同等品を揃えると「モデルガンを何挺買えるやら」という出費になってしまいますが、この組み合わせなら1万円チョイです。
本格的な警察マニアの方はともかく、コスプレや演劇の小道具用としてなら十分。定形外郵便で送ってもらったらわずか3,120円。コストパフォーマンス高いです。
  

Posted by Red at 14:43Comments(6)モデルガン

2015年10月10日

Jフレーム用スピードローダー

小学生の頃、コクサイのS&W M36チーフと、専用のスピードローダーを持っていました。今なら実銃用のスピードローダーが簡単に、しかもさほど高額ではなく入手できますが、当時の事ですからトイガンメーカーの製品だったかも知れません(覚えていない)。
あの時のスピードローダーはとっくにどっか行ってしまったのですが、このほど久々にJフレーム用のスピードローダーを買いました。HKS製です。


なんか…やりにくい。
同じHKS製でもS&W Kフレやコルトマーク3/パイソンなどでは感じないような使いにくさを感じます。

Jフレはシリンダーの直径が小さいので、中心の取っ手がフレームに近くなり、つまりはそれを操作する手もフレームに近づくので、操作しているとなんか狭苦しく感じるのです。慣れの問題かも知れませんが、携帯性を重視すると色々な部分が犠牲になるという事を、こんなところでも感じます。

自分にとってチーフとスピードローダーと言えば、ジャッキー・チェンの『ポリス・ストーリー/香港国際警察』です。
ジャックされた2階建てバスが迫り来る正面で、悠然とスイングアウトして排莢、スピードローダーで弾薬を入れ、親指でシリンダーを勢いよく回転。ジーーーッと音を立てるシリンダーをスチャッと振り込む。小学生の頃に憧れましたね。
もっと早くリロードしとけよ!とか、シリンダーを振り込んじゃいけません!とかツッコミどころはありますが、今見てもシビれるシーンです。
  

Posted by Red at 13:35Comments(3)雑談

2015年10月09日

GM-7.5発売前のおさらい


10月初旬〜中旬とされていたGM-7.5シリーズ70の発売日ですが、どうも10月下旬にずれ込むようです。
そろそろ手に入るかと思っていたのですが、もう少しかかるようなので、これまでイベントなどで見聞きした事をもとに、GM-7.5シリーズ70の情報をまとめてみます。

1)スライドはGM-7の金型を改修し、ノーマル形状に変更。
2)サイトはスライドと一体成形。
3)エキストラクターは従来通り非貫通式だが、リムにかかる爪が大型化されている。
4)チャンバーカバーはシリーズ70刻印。
5)リコイルスプリングガイドが新型(長い)。
6)フレームは新規金型。
7)ハンマー、セフティ、トリガー、ハウジングなどの金属パーツも新規金型。
8)ディスコネクターはGM-7の方式と同じ
9)グリップパネルはメダリオン付フェイクウッドHWで、重量がある。
10)マガジンは新型の7発ノーマル形状のもので、先行して発売中。
11)使用カートはイージーCPを標準とし、デトネーターもイージーCP用が付属。
12)デトネーターの変更により、オープンカートやヘキサゴンCPも使用可能。
13)同時発売のポリマーCPカートは「イージーCPの廉価版」という位置付け。
14)定価は税込み32,184円で、実勢価格は2万円台になりそう。
15)シリーズ70は限定生産ではない。


こんなところでしょうか。並べて書くと新規設計によるものが多い事がよく分かり、従来のGM-7とは一線を画す、まさにGM-7.5という名称に相応しいスペックです。
昨年夏のブラックホールでスライドのみ発売されましたが、そのリアサイトは別パーツになっていました。サイトが別パーツだと発火しているうちに外れてしまうため、スライドと一体に変更したそうです。リアル派には不満かも知れませんが、発火重視の小林さんらしいと思います。
入手したら、速攻で発火しようと思います。
  

Posted by Red at 20:57Comments(5)モデルガン