2017年06月24日

チャンバーカバーコートの結果


GM-7の、黒いチャンバーカバーが錆びるので、少し前にキャロムショットのジルコニアクリスタルでコートしてみました。
防サビ剤ではありませんが、かなり硬い膜を作るというのが売りなので、ブローバック時に多少スライドと擦れてもしっかりコートし続けてくれるのではないかと、ちょっと期待してました。

果たしてサビを防いでくれるのか、発火して試してみようと思っていたのですが、発火するまでもなく結論が出ました。

ちょっとぶつけたら、あっけなく剥げました。
その後、爪で引っ掻いてみたら、結構簡単にボロボロと剥がれます。
ジルコニアクリスタルは硬化するまで数日かかるのですが、自分は1ヶ月以上放置していたので、間違いなく完全硬化しているはずです。
前にも書いた通り、ジルコニアクリスタルは金属に上手く食いつかない気がします。以前、サイドポリッシュしたハンマーにも使ってみましたが、やはり乗りが悪くて簡単に剥がれてしまいました。

下地処理にコツがあるのか?重ね塗りしたほうがいいのか?
ちょっと研究してみようと思いますが、前述した通り硬化に時間がかかるため、結果が出るまでのスパンが長いのが難点です。

とりあえずGM-7は、元のバレルに戻しました。
  

Posted by T.K.Red at 00:23Comments(5)モデルガン

2017年06月17日

イングラムM11がCAWから


CAW系列マイズファクトリーのHPによると、今度のMGCリバイバルシリーズは、イングラムM11のようです。
これは興味をそそられますね。MGCでも人気機種でしたから楽しみなニュースです。
ただパーツ供給が安定していない事、価格、いつになったら発売されるのかなど、不安もあります(AKはまだでしょうか?)。

写真のイングラムはABSで、オープンカート仕様の物です。
作動に定評のあるMGCのイングラムですが、自分のはイマイチ。
吠えるモデルガンさんが調整ポイントをかなり詳細に公開しているので、これを参考に調整しようとだいぶ前から考えているのですが手つかずです(^^;;;。色々とやりたい事があり、優先順位的に後回しになっているのですが、このニュースを機に着手しようかしら。
  

Posted by T.K.Red at 01:11Comments(2)モデルガン

2017年06月10日

エボカート用ローダー完成&販売


今年に入ってから、タナカのオート用カートリッジに5ミリキャップを一気に15発装填できるローダーを開発してきましたが、ようやく完成しました。



試作品をこのブログで紹介した際に、「ぜひ欲しい」というありがたい声を複数頂戴していました。
Vショーなどのイベントで販売する事は可能ですが、それだけだと東京近郊以外に住んでいる方は入手できません。
ネットショップのような通販ビジネスをやるバイタリティはないので、どうしようかと考えていたところ、DMM.makeが面白いサービスを提供している事を知りました。

DMM.makeは、こちらから設計データを送ると、それを3Dプリントして郵送してくれる、いわゆる3Dプリントサービスなのですが、それを「出品」する事もできるのです。

こちらが設計した3DデータをDMM.makeにアップしておく

それを見た人がDMM.makeに注文

注文を受けたらDMM.makeが3Dプリントして注文者へ発送(送料無料)


つまり、こちらはデータをアップしとくだけ。造形も発送もDMMがやってくれるし、注文を受けてから造形なので在庫も持たない。注文者の個人情報はこちらに来ないので、その点も安全。そして送料無料…とイイ事ずくめ。
ユニクロがオリジナルデザインのTシャツを、同じような方法で販売できるサービスを行っていますから、これは新しいビジネススタイルなのでしょう。
DMM.makeにはエアガンのパーツを出品している人は結構いるようで、他には鉄道模型やカメラのアクセサリーなどが多いようです。3Dプリントはあまり大きな物は作れませんから、模型のような物に適しているのだと思います。

とにかく、DMM.makeのクリエイターズマーケットにショップサイトを作りました。
アドレスは↓です。
http://make.dmm.com/shop/180012

注文を受けてから造形するので、一般的な通販よりは届くまでに時間がかかりますが、それでも1週間程度です。ご興味のある方はぜひご利用ください。

また今後も便利グッスを出品していきますし、何度か紹介しているチタン製のデトネーターをはじめとしたカスタムパーツも出品予定です。

思えば、パテと純正ローダーを貼り合わせて作った試作初号機、


初めて3Dプリントに挑戦した試作2号機、


夢の15発一発装填を可能にした試作3号機、


そして今回の完成品


…と、順調に進化を遂げられたのも、くすのき工芸さんや名古屋のフォートレスさんなど、たくさんの方からアドバイス、ご意見、激励を頂いたおかげです。
この場を借りて御礼申し上げます。
  

Posted by T.K.Red at 22:24Comments(11)モデルガン

2017年06月07日

ストライカースプリング交換


先日、グロックのスペーサースリーブを加工する不発対策を行いましたが、同じ不発対策の一環としてストライカースプリングも交換する事にしました。
かなり使い込んだグロックなので、スプリングがヘタッている可能性も考えられるからです。

タナカのグロックは、直近の再販分からリコイルスプリングとストライカースプリングが、ステンレス製に変更されているそうです。
理由はメーカーから公式アナウンスがないので何とも言えませんが、モデルガンパーツショップM9の発火店長さんは、EVO2カートに対応するための仕様変更ではないかと推測されています。


上が従来のエボストライカースプリングで、下がステンレス製になった新しいスプリングです。
材質が変わればバネの性質も変わるはずですが、巻き数は同じです。
組み込んでトリガーを引いてみた感じも、従来とあまり変化は感じません。

とりあえず今日は組み込みまで。
近く発火して性能を見てみます。でもたぶん微妙な違いなんだろうなぁ。
  

Posted by T.K.Red at 00:12Comments(0)モデルガン

2017年06月02日

チャンバーカバーをコート

GM-7用のバレルは、チャンバーカバーがシルバーの物と黒の物があり、どちらも金属板が貼られているために見た目はとてもカッコ良いです。
ただし黒のチャンバーカバーは、発火するとだんだんサビて来るという欠点があります。
毎発火後にキレイに洗い、オイルを吹いておいてもサビてきます。

金属板がサビやすい材質のようです。

そこで試しに、新品バレルのチャンバーカバーをジルコニアクリスタルでコートしてみました。
キャロムショットのコート剤で、乾燥するとガラスのような非常に強固な膜ができるというヤツです。

確かに擦れや衝撃などに強いコートだと思いますが、一方で簡単に剥がれた事もあります。原因はよく分かりませんが、得手・不得手があるのでしょう。果たしてサビ防止になるでしょうか?
金属への食いつきもあまり良くない印象があるので、どうなる事やら。しばらく試してみます。

絶対にサビさせたくないなら、シルバーのチャンバーカバーを黒く塗装するのがベストなのでしょうね、きっと。
  

Posted by T.K.Red at 00:36Comments(0)モデルガン

2017年05月27日

デトニクスPFC発火への道


昨年の今頃は、CAW製デトニクス(MGCリバイバル)をPFCで発火・作動させるための研究をしていました。
デトニクスはブローバックの衝撃でスライドのアゴの部分が破損しやすく、特にCAW製品は頑丈だという話をあまり聞かない上にパーツ供給も安定していませんから、パワーの弱いPFCでの発火を目論んだわけです。

しかしこれがなかなか苦戦しました。
オリジナルのCPカート用デトネーターは先端が細いため、爆音プラグが深く嵌まりすぎて不発が頻発(あ、ちなみに私の言う「PFC」は常に爆音プラグとセットです)。
不発が起きないように爆音プラグをロングタイプや、それよりさらにロングな物を使うと、今度はストロークが足りずにパワー不足に陥りました。

爆音プラグの全高は長いままストロークを伸ばすために、マックジャパンさんが特製の爆音プラグ(下写真)を試作してくださいましたが、それでもまだパワー不足でした。うまくブローバックする事もあるのですが、安定作動というにはほど遠い感じです。

リコイルスプリングをかなり弱くしてもスライド後退のパワーが足りないという事は、デトネーターと爆音プラグの隙間からガスが漏れているという事です。
結局、先端が細いCP用デトネーターでは、プラグ側を改良しても完璧にガスをシールできないのだと判断しました。

そうなると爆音プラグがうまく嵌まるように、先端が太いデトネーターを自作するしかありません。
これは大変です。太い物を加工して細くする事は出来ても、細い物を太くする事はできませんから、適当なベースがなければ金属棒などを切削してイチから作るしかないわけです。

そんなわけでデトニクスでのPFC発火はほとんど諦めていたのですが、今年になって3Dプリントでデトネーターを製作する方法に巡り会いました。
そこで真っ先に試作したのがデトニクス用です。

デトネーター先端には段差を設けました。
この形状はC-TecのタナカM9用デトネーターの先端形状を参考にしたものです。

タナカのM9でこのデトネーターを使用すると、PFC&爆音プラグで絶妙な作動を見せます。爆音プラグと発火ガスを段の部分で受け止め、パワーを維持するのだと思います。

で、この3DプリントデトネーターでPFCを使って発火してみたのですが、やはりパワー不足。
明らかにガスが漏れている感じがします。

そこで先日開催されたVショーで、爆音プラグの開発者であるKenさんに相談したところ、「このような段付きの形状では、発火ガスをきちんと密閉できない」と教えて頂きました。
C-Tecのデトネーターで爆音プラグが使えるのは偶然か、何かスゴイ秘密があるのかもしれません。

とにかく、Kenさんのアドバイス通りに先端形状を修正。まずは値段の安い樹脂で3Dプリントし、寸法を確認しました。

CPも兼用できるように、全長はオリジナルと同じ41〜41.5mmとしました。
そして爆音プラグの嵌まり具合も確認します。

不発/暴発が起きないようにするためには、爆音プラグを嵌めた状態の全長が44mmになるよう調整します。
段付き形状よりも爆音プラグの嵌まる深さの調整が少し難しいです。

完成したデトネーターがこちら。

最初に3Dプリントデトネーターを作った際、内部を空洞にしても強度的には十分である事が分かったので、コストを抑えるために肉抜きしてあります。
こちらが断面図です。

このような内部形状にできるのは3Dプリントならではですね。
ガス抜けのための中空構造ではないため、貫通はしていません。

銃側の調整箇所は、エキストラクターをPFCのリムに合わせて加工するのと、リコイルスプリング(外側の太いほう)を2巻きカット。ハンマースプリングはノーマルのままです。

というわけで発火テスト!

発火、排莢とも問題なし!
すご〜くマイルドな作動と感じますが、最後はスライドストップもきっちりかかるので、パワーバランスはOKなのでしょう。

これで1年がかりのデトニクスPFC発火計画はようやく完了。
思えばおととし〜昨年は、PFCを他社モデルガンに流用するのがマイブームで、GM-7をPFCで発火した時には、さすがに「意味が分からない」と友人のミントさんから指摘されました。確かにその通りだと思います(笑)。

ちなみにデトニクスについては、BWCのダブルキャップカートを使うためのデトネーターも作りました。

こちらはPFCとは正反対のベクトルで、ド迫力&強烈パワー。
近々詳細をアップします。
  

Posted by T.K.Red at 13:57Comments(6)モデルガン

2017年05月22日

グロックの不発対策


タナカのグロック17は、実銃同様のストライカー撃発方式が再現され、とてもリアルですがその半面、不発が起きやすいです。エボリューション化に伴い、ストライカースプリングのテンションが変更されてからは不発率は激減しましたが、それでもまだゼロとは言えません。
やはり質量のあるハンマーが弧を描いてFピンを叩くハンマー方式に比べ、ブリーチに内蔵されたストライカーは僅かな距離しか前進できないので、不発はストライカー方式の宿命なのでしょうか。
それでももう少し工夫する余地はあると思い、グロックのメカニズムを眺めながら不発対策を考えてみました。

ストライカーをコックするのは、トリガーグループの後端。ここがストライカーのコッキングピースに引っ掛かるわけですね。

トリガーを引くとトリガーグループが後退し、

引っ掛かっているストライカーも後退します。
この時、ストライカーにはスプリングによるテンションがかかっています。

トリガーを引き切ると、トリガーグループ後端とコッキングピースの引っ掛かりが外れ、

ストライカーが前方にリリースされ、Fピンを押し出します(実銃ではストライカーとFピンは一体になっていますが、モデルガンは安全対策のために別部品で、Fピンはブリーチブロックの分解できない場所に内蔵されています)。

この構造を踏まえると、やはり不発の防止策はストライカーの打撃力を高めるという事になるわけですが、スプリングを強化するとか、トリガーグループ後端を延長してストライカーをもっと後ろまでコックされるようにするとか、色々と考えたのですが、最終的にはスペーサースリーブの一部を削る事にしました。

ストライカーがリリースされた際、スペーサースリーブのこの部分に当たって止まっているわけですから、ここを削ればもう少し深くまでFピンを押し込めると思うのです。ガバメントのFピンリテナーを削って薄くするのと同じです。

削りすぎると強度がなくなりますから、1mmぐらい削る事に決め、さっそく作業を始めたところで気付きました。

スリーブの内側にも段がある!
ここでもストライカーを止めているようです。ならば内側も削らないといけません。


削りにく〜い!

でもなんとか完成。

最終的には1mm強、削りました。Fピンがそれだけ余計に飛び出るようになったと考えれば、十分な加工です。

さっそく発火テストです。

旧エボカート 30発中 不発0
エボ2カート 30発中 不発1


参考用に、以前カスタムして発火できるようにした、.380イージーCPカートでも発火。
イージーCPカート 16発中 不発0

というわけで、結果は76発中、不発は1発。なかなかの好成績です。たまたまかな???
加工前の発火データがなくて比較できないため、もう少しテストを続けてみないと、これが加工による発火性能のアップなのかは分かりません。しかしこの発火率ならストレスなく遊べそうです。

関係ありませんが、今回カートを撃ち比べて分かったのですが、エボ2カートは旧エボカートに比べてパワーが強いです。ハンマースプリングがないグロックは、リコイルスプリングでしかショックを吸収できないため、エボ2カートだと親指の付け根が痛くなるほど強いです。スライド破損の懸念もあるため、現状ではグロックの発火は旧エボカートを使用するか、エボ2カートを使用するなら強めのリコイルスプリングに交換したほうが良さそうです。
グロックのHP化が待たれます。
  

Posted by T.K.Red at 20:00Comments(2)モデルガン

2017年05月18日

M4用RAS


TFCというブランドのM4用RASを買いました。

ハンドガードと交換して取り付けるレールシステム・RASやRISは、エアソフトガン用が巷で無数に売られています。
しかし、タニオ・コバのM4MGに取り付け可能、できれば無加工で、さらにできれば手頃なお値段で、という条件に該当する物がどれなのか、その情報は少ないです。ショップの店員さんに聞いても、モデルガンの事はさっぱりな人が多いですし。

TFCのRASは、先頃発売されたBWCのM4A1に使用されているとの事で、タニコバ製に使える事が明らかですから安心して購入できます。値段は7,000〜9,000円で、パネルも付属していました。

さっそく取り付けてみます。

デルタリング(ハンドガードスリップリング)をクイッと引っぱって、

ハンドガードをパカッと取り外します。


あとは逆の手順で取り付けるだけ。
完成

すごく簡単。バレル周りも一切分解せず、加工なしでお手軽に付けられます。
品質も良いですし、パネルの質感も悪くないです。
M4MGオーナーは必携ですね。
  

Posted by T.K.Red at 08:54Comments(14)モデルガン

2017年05月07日

マルガバでiSDを遊ぶ


くすのき工芸製のiSDは、ピカティニーレールにデバイスを取り付け、専用のターゲットを用いる事で、モデルガンで標的射撃を実現するアイテムです。赤外線を照射するスイッチは「音」なので、ガスガンの空撃ちでも作動させる事ができます。

モデルガンの場合、レール付きフレームを持つモデルは少ないため、使用できる機種は限定されます。
しかし、グリップからダストカバーまでをすっぽり覆うリカバー・タクティカルを使えば、レールを持たないガバメントにもアクセサリーを取り付けられるようになるため、機種選択の幅がかなり広がります。
少々加工は必要ですが、写真のようにマルシンのガバメントにも取り付けられます。


マルシンガバでターゲットシューティング!新鮮です!

比較的安価なマルシンのガバメントでこのように遊べるのなら、ビギナーにとってモデルガンの世界への入り口になれるのではないか…なんて事を思ったのですが、よく考えたら銃本体とiSDのセット、リカバータクティカルに加え、カートや火薬、メンテナンス用のオイルなどを買い揃えるとなると4万円コース。組み立てキットだとしても3万円は下らないでしょう。
「お試し」で出す金額ではないですねぇ。

やはりモデルガンカーニバルや、先日のVショーで行ったような発火イベントを開催して、まずは発火の楽しさそのものを知ってもらえるように努めるしかありません。

  

Posted by T.K.Red at 00:08Comments(0)モデルガン

2017年05月02日

デトニクスのチャンバーカバー作成


先日、CAWのデトニクス・シルバーモデルのバレルを塗装しました。
MGC時代のデトニクスは、ごく初期にメッキバレルがあったそうですが、自分の知っているデトニクスのバレルは塗装でした。それだけに、さほど違和感はないかなぁと思ったのですが、やはりもう少し金属感を出したいところです。

というわけで、チャンバーだけでも何とかする事にしました。
作戦としては、GM-7バレルのように、金属板をチャンバーカバーに貼り付ける方法です。

0.2ミリ厚のアルミ板を切って作成。
本当はバレルのチャンバーカバー表面を0.2ミリ削ってから貼るべきなのでしょうが、無精なのでやりません。塗装を落として脱脂だけです。
そこへ切ったアルミ板を接着。厚くなったぶん、スライドに組み込む時が少々窮屈でしたが、入ってしまえば作動には干渉しません。
しかし…

なんかテカテカでカッコ悪い…。
曲げた時に出来たゆがみも目立つし。

そんなわけで1000番のペーパーで擦ってみました。

表面を荒らして光沢を抑えると、ゆがみも目立たなくなりました。
仕上げにコンパウンドで少し磨くと、良い感じの金属感に。


塗装よりはだいぶマシになりました。
こうなるとマズルもなんとかしたくなりますが、まあ今回はここまでにしておきます。
  

Posted by T.K.Red at 20:59Comments(5)モデルガン

2017年04月29日

チタン製3Dプリントパーツ試作


上の写真は、3Dプリントによって作ったデトネーターとエジェクターの試作品です。
素材はチタンです。

家庭用3Dプリンタは、現在のところABSなどの樹脂で出力する物がほとんどですが、企業による3Dプリントサービスとなると、金属で出力してくれる物があるのです。
設計したデータをネットで送ると金属で出力され、数週間後には郵送されてくるのです。なんという時代でしょうか!

チタンは耐衝撃性に優れた金属ですが、自分の利用しているサービスでは、金属粉をレーザー焼結によって固める事で造形するとの事でしたので、そうして作られた物が、どれだけの強度を持つのか非常に興味がありました。
特にデトネーターやエジェクターは、発火時に極めて強い衝撃が加わるパーツです。

設計データを送って見積もりをしたところ、1点につき3,000円〜4,000円ほど。ワンオフのオリジナルデトネーターでその価格なら悪くありません。

そして届いた製品を手にした時に、その軽さに驚きました。アルミのようです。

まずはMGCのGM12用。

当然ですが横棒は打ち込んであるのではなく、一体成形です。
オリジナルの真鍮製CPカートや、C-Tecのマイルドキックで発火してみましたが、変形や崩壊などの問題は起きません。強度としては十分なようです。
先端の形状がオリジナルと異なるのは、PFC&爆音プラグの使用を想定したものですが、その用途ではうまく作動しませんでした。設計を見直す必要がありそうです。

続いてGM-7のオープンカート用。

内部は空洞で、表面に穴をたくさん空けています。
なぜこのようなデザインにしたかと言うと、デトネーターが高温になると、デトゴムが溶けて消耗するため、それを防ぐのが狙いです。風通しを良くして、熱くならないようにしようと考えたのです。
結果はというと、従来のデトネーターと比較しても、デトゴムの消耗具合に大きな差はなく、残念ながら狙ったような効果は得られませんでした。
しかし、こんなスカスカな形状でも、デトネーターとしての強度には問題がない事が分かりました。普通に使えます。そしてこのようにスカスカにするほうが、価格としては安くなる事も分かりました。使用する材料が少なくて済むからです。
3Dプリントでは形状の複雑さは価格に影響しません。従来のように金属素材を切削して作る方法では非常に手間がかかる、あるいは製造不可能な形状であっても、逆に安くあがる可能性もあるのです。
当初の狙いとは違いますが、非常に興味深い試作となりました。

続いてMGCガバ用のエジェクターです。

左はMGCのエジェクターで、右が今回試作した物です。
デトニクスなどコンパクトモデル用に、先端を延長して排莢のタイミングを早めています。試したら少し長すぎたようなので、延長ぶんを少しカットしたところ、問題なく使えました。
オリジナルのエジェクターでも結構安定して排莢するので、延長の効果があるのかどうかはイマイチ不明ですが(笑)、排莢方向が斜め後ろになりました。
そして発火後の状態を観察してみても、変形などは認められず、やはり非常に強度がある事が分かりました。

試作の結果、自分がカスタマイズした部分は設計が悪く狙い通りの効果を得られませんでしたが(笑)、
総じて言える事は、この3Dプリントによる金属パーツは、発火に対して十分な強度を持っており、実用性があるという事です。しかもチタンは変質しにくいためサビません。
表面がデコボコというかザラザラなのは「磨き」を行っていないからで、別料金でキレイに磨いてもらえば外から見えるパーツにも使えるはずです。
今後さまざまな物が作れそうで、非常に夢が広がります。

ただし、モデルガン用の金属パーツ製作にあたっては、十分な注意が必要です。銃刀法及び付随する法令をきちんと理解する必要があり、業界の自主規制も尊重しなければなりません。
スライドやフレームを作ってはいけない事は誰でも分かりますが、ハンマーやFピン、トリガーなど撃発に関係するパーツも、製造すれば違法あるいは著しいモラル違反となる可能性が高いので避けるべきです。
法律を遵守する事で、安全に楽しくモデルガンの趣味を続けたいものです。

とりあえず今回紹介した試作品は、強度面などまだまだ「臨床試験中」であり、販売できるようなものではありませんが、明日開催されるビクトリーショーで参考展示します。東京近郊にお住まいの方は、ぜひ手にとってご覧ください。
ブースは7F・GunフロアのH13です。
並びのブースではモデルガンの無料発火体験もできます!

  

Posted by T.K.Red at 19:45Comments(4)モデルガン

2017年04月25日

SFA LOADED塗装直し

以前作った、BWCのスプリングフィールLOADEDキットモデルですが、当初予定していた以上に黒く仕上がってしまったので、塗装し直す事にしました。

実銃は結構グレーがかっているんですよね。
かといってパーカライジング風に仕上げてしまうと、GM-7素のままの色みたいになってしまうので、少し黒くしようとしたのが失敗でした。

というわけで、今回はためらわずにインディのパーカーシール使用です。


完成。

グレーだと「塗装する意味ないんじゃないか?」と思いましたが、未塗装のGM-7と比べると、同じグレーでも少し違い、青みがかっています。
これでだいぶ実銃に近い雰囲気になりました。
  

Posted by T.K.Red at 22:42Comments(0)モデルガン

2017年04月22日

リカバー・タクティカルBC2

先日購入した1911用に続き、ベレッタ92系用「RECOVER TACTICAL BC2」も入手しました。

フレームをすっぽり覆うアイテムです。
ガバメントのモデルガンは様々なメーカーから発売されていますが、ベレッタはマルシン製とタナカ(MGC)製のみ。
タナカのベレッタに付かない事は試すまでもなく明らかなので、マルシンに取り付けてみました。

まずは無加工で合わせてみます。ちゃんとFSに対応していますが…

グリップの穴が小さく、ネジが通りません。
しかも穴が少しずれています。
左グリップは12時〜3時にかけて、右グリップは12時〜9時にかけて穴を拡張する必要があります。

リューターを使って、現物合わせで少しずつ削っていきましたが、

最終的には結構ずれた感じになりました。
しかし加工はこのネジ穴の拡張だけですから、フィッティングは比較的簡単と言えます。


う〜ん。カッコイイかな?どうかな?
今どきのポリマーオート風とも言えるけど、なんかオモチャのようにも見えます。
トリガーガード前面がスマートならもっとカッコ良くなったと思いますが、この部分をボルト&ナットで固定する設計なので、仕方ないですね。


スライドストップレバーの一部を覆うデザインなので、レバーが浮き上がってマガジンフォロアーを乗り越えてしまう、いわゆるマルシン病を防いでくれます。


まだ発火はしていませんが、手動操作で特に問題は感じませんので、作動に影響はないと思います。
これでベレッタにもiSDを装着して遊べます。
  

Posted by T.K.Red at 16:12Comments(5)モデルガン

2017年04月18日

ローマンのシリンダーハンド交換


2014年にCAWがMGCリバイバルとしてコルト・ローマンを発売した時、その売りのひとつがシリンダーハンドでした。
MGC時代の物から寸法を見直し、確実にシリンダーが回り切るという事をアピールしていたのです。
かくして発売されたCAWローマンは、確かにシリンダーの回転が素晴らしく、S&Wオートのようにかなり早い段階で回り切るようになっていました。DAではチチバンも可能です。
その改良型シリンダーハンドは、MGCのローマンに使用すれば回転を向上させられるともアナウンスされていたので、前々から試そうと思っていたのですが、ようやくやってみました。

左がCAWの改良型です。MGC/タイトー(右)と比べると、見慣れない突起があります。シルエットラインも、若干異なるように見えます。

30年物のABSローマンに装着。

何となくはめた時の風景も違う気がします。
たぶん気のせいです(笑)。

ハンマーコック!

おお!
もともとABSローマンは、ゆっくりハンマーをコックするとシリンダーが回り切らなかったのですが、ハンドを交換したら、かなりゆっくりコックしても確実に回り切るようになりました。
追加された突起がどのように作用しているのかは不明ですが(笑)、とにかくイイ感じです。

ただ、CAWローマンほど早いタイミングでは回り切りません。これはもう、各所摩耗しているためかと思われますが、これだけしっかり回転してくれれば十分です。

ABSローマン、まだまだ現役です。
  

Posted by T.K.Red at 00:33Comments(0)モデルガン

2017年04月14日

ガバのハンマーが…

マルシンのガバメントシリーズ70を発火していて、ふと気付くとハンマーに異変が…。

亀裂が入ってる!
最初はゴミか何かかと思いましたが、反対側にも同様の線が見られるので、クラックに間違いないようです。
ブローバック時に、グリップセフティと強く衝突する事でこうなるのでしょう。モデルガンではビーバーテールのほうが破損する事はまれにありますが、ハンマー側がやられる事もあるんですね。
モデルガンを発火すると、予想だにしないところが損耗するから難しいです。
ちなみにこのガバメントの正確な発火総数は分かりませんが、おそらく1000〜1500発といったところでしょうか。…マルシンの想定は遙かに超えているでしょうね(笑)。

発火時に折れて顔へ向かって飛んで来たら怖いので、機会を見て交換しようと思います。
  

Posted by T.K.Red at 21:46Comments(4)モデルガン

2017年04月09日

デトニクスのバレル&グリップ塗装


CAWのMGCリバイバルシリーズ、デトニクスのシルバーモデルです。
スライドとフレームのメッキはとても良い雰囲気なのですが、バレルが黒なのが残念です。

というわけでシルバー塗装しました。

塗料はキャロムショットのステンレスシルバーを使用。
バレル塗装は剥げやすいのですが、黒いままよりはマシです。

ついでにグリップも塗装しました。

店頭で初めて見た時は、グリップは黒だと思ったのですが、実はCAW定番の暗い茶色でした。
フレームが黒ければグリップは茶色だとはっきり分かるのですが、シルバーモデルに付けると黒っぽく見え、しかしよく見ると黒じゃないという中途半端な感じ。
というわけで黒く塗りました。塗料はトビカの黒染めスプレーです。

とりあえず完成。

バレルの色味はMGCの塗装バレルとほぼ同じなので違和感はありませんが、やはりもう少し金属感があるといいですね。
CAWはパーツ供給が不安定なので、発火するなら壊れやすいHWではなくこちらのほうが安心かな?
それにしてもデトニクスはやっぱりカッコイイですね〜。特にMGC製のバランスは最高です。
  

Posted by T.K.Red at 20:58Comments(0)モデルガン

2017年04月07日

リカバー・タクティカルCC3H


少し前から気になっていたRECOVER TACTICAL(リカバー・タクティカル)CC3Hという物を買ってみました。

ガバメント用のアクセサリーで、分類的にはグリップパネルという事になるのですが、トリガーガードからダストカバーまですっぽり覆います。

これを付ければアンダーマウントレールのないガバにも、各種アイテムを取り付けられます。
2ピース構造でフレームを挟むように取り付けるので、幅が厚めなトイガンに適合するか不明でしたが、とりあえず色々なガバで試してみました。

まずは実物大のCAW製1911A1。

ノーマルのミリガバが、タクティカルな雰囲気に大変身!かなり印象が変わりますね。
取り付けは無加工でピッタリ。さすがの再現度です。

続いてタニオ・コバのGM-7。

これも無加工で付きましたが、グリップのネジ穴の位置がわずかに異なるようで、マズル側が少し下に傾いたようになります。ネジ穴をちょっと広げる事で対応できそうです。
試してませんが、たぶんマルイのガスブロも同じでしょう。

続いてマルシンのシルバーモデルに装着。

マルシン製に取り付けるためには、まずプランジャーチューブに当たる箇所を削る必要がありました。
下写真はダストカバーの上部が、スライドと接触しているように見えると思いますが、実際に干渉しています。

上部を全体的に削る必要がありそうです。ただし、撃ち込んでスライドとフレームのクリアランスが緩くなっている個体では、スライドの干渉はありませんでした。
要加工ですが、まあなんとかマルシン製にも付きます。シルバーモデルに付けるのもなかなかイイですね。

ちなみにMGC製もマルシンとほぼ同じ状況ですが、スライドとの干渉がより顕著なため、さらに多くの切削が必要なようです。
とりあえず今回はMGCガバへの取り付けは諦めました。時間がある時にMGC用のフィッティングもやろうと思います。

最後にマルシンのコマンダーにも装着。

このサイズだと、最新のポリマーオートのようです。新鮮!

これを装着すると銃のイメージがかなり変わるので、気分を変えたい時には良いアイテムだと思います。
CAWやエラン以外には少々フィッティングが必要ですが、気に入りました。握り心地も良い!

カラーバリエーションがあるほか、ベレッタ用もあるのでぜひ試してみたいですね。
  

Posted by T.K.Red at 23:33Comments(2)モデルガン

2017年04月05日

P8のバレル補修(失敗例)


「エボリューションHP」シリーズとして登場したタナカ製P8/USPは、従来品の問題点が見直され、とびきりの発火性能を誇っています。

購入初日に気付いた変更箇所のひとつとして、バレル底部のネジがあります。

バレル基部の下にネジが2本締めてあります。
この部分は旧USPの泣き所のひとつで、破損しやすい箇所でした。
下写真は旧USPの破損したバレル基部です。

ショートリコイルするためのロッキングピースと噛み合う箇所がなくなっています。
ここはバレルがティルトする際にロッキングピースと擦れて摩耗する上、発火の衝撃で持ち上がろうとするバレルを受け止める箇所でもあり、極めて強い負荷がかかるようです。
このように破損すると、ロッキングピースでバレルを保持できなくなり、バレル後部が持ち上がり、スライドを壊してしまいます。

ポート付近にクラックが入っています。
このスライドはABS製なのでヒビが入るだけで済んだため、うまく接着して表面を仕上げ直せば問題なく使用できます。しかしHW製スライドだと割れてしまうでしょう。
バレルの破損だけならともかく、スライドの「もらい事故」は回避したいと思うのは当然ですから、HP化されたバレルに追加されたネジは、この問題への対策と思われました。
しかし「ここにネジを追加する事で、どのような効果があるのか???」はイマイチよく分かりませんでした。グロックの場合にはバレル基部を金属の別パーツとし、それを下からネジで固定していましたが、P8/USPのバレルは、ネジがあるだけだからです。

そうこうしているうちに、このHP化された新バレルも破損。

発火数150発を越えたあたりで、問題の箇所が写真のように小さく欠けました
反対側は無事なのと、毎発火後に注意して観察していたために早期発見できたためにスライドを傷つけずに済みましたが、底部のネジは根本的な対策とはならないようです。

で、このバレルの補修を試みました。
せっかくネジ穴があるので、それを活用しようと考え、

思い切って問題箇所をすべて削り落とし、自作した別パーツを取り付けました。

素材はナイロン樹脂です。
固い金属で作ると、今度は接する側のロッキングピースが削れてしまいます。どちらも摩耗・変形せずに済むならそれが一番ですが、無理そうなのでバレル側の基部を安い樹脂で作り、傷んで来たら交換する消耗品とする方針にしました。

発火・作動は問題ありません。
これイケるかも!?と思ったのですが、数十発発火すると、

追加した樹脂の部分は無事ですが、その上がネジのところから割れてる!
どうやら別パーツ部分が引っ張られた時に、それを保持しているネジだけに負荷がかかるようになるみたいです。だからタナカはグロックのようにはしなかったのかも知れません。
だったらなぜネジがあるのか?は未だ不明のまま。
この別パーツ作戦は良いアイディアだと思ったのですが、諦めてストックしてあった旧USP用のバレルに換装しました。

極めて完成度の高いエボリューションHP版のP8/USPだけに、この部分は非常に惜しいと感じます。
発火する以上、バレルは消耗品と割り切るべきですし、ショートリコイルをこのメカで表現する以上、限界があるのかも知れませんが、もう少し寿命は延ばしたいですね。
  

Posted by T.K.Red at 20:08Comments(7)モデルガン

2017年03月21日

ガバ用PFCの変形対策をあれこれ考える


マルシンのガバメントを発火していると、PFCのFピンが変形して来る話を、以前書きました。
以前の記事1
以前の記事2
Fピンの、赤矢印部分が太って来るのです。

発火時に勢いよくFピンが後退し、カートの底に激突してこのように変形するのだと思われます。
空き缶を縦に潰したような感じでしょうか。
この対策として、自分はリムケースの底にOリングを追加しました。Fピンが後退して来た時のクッションにしようというわけです。

この状態でしばらく使用していますが、何も対策しないよりは明らかに変形を防止できています。
お手軽対策としては良いと思うのですが…。

しかし完璧とは言えないようで、何度も(相当な回数ですが)使用していると、やはり同様の変形が発生して来ます。Oリングは弾力があるので、外側(内壁側)に逃げてしまい、やはり底ぶつかっているのでしょう。何もないよりは相当マシですが、もう少しなんとかしたいところです。

そこで対策をアレコレ考えてみました。(まだアイディアのみ)

1つ目は、カートの底に設置しているクッションを、Oリングではなく、ゴムシートを打ち抜いて製作する事です。
それなら外側へ逃げる事はなくなると思います。たぶん。
厚さは1ミリぐらいでしょうか。しかしこの方法だとカートを組み立てると、Fピンがわずかに前進した状態になると思われます。

2つ目は、爆音カートのFピンのように、Oリングの位置を下へ変更する事です。

爆音カートのFピン。
リムケースとぶつかる箇所にOリングがあるので、これなら十分なクッションになると思います。
ただし、火薬とOリングが離れたぶん、発火時に内部のガス圧は少し下がるはずです。ブローバックに影響するほどのパワーロスはしないと思いますが、気になるところです。
またこの方法は、Fピンをイチから作り起こさないといけないという点も、難易度が高いです。

3つめは既存のFピンを加工し、ベレッタ92系のように、Oリングを1本追加する方法です。

ベレッタのFピン。
これもリムケースとぶつかる箇所にクッションがあるので良いですね。
適当なサイズのOリングを調達するのは良いとして、それが嵌まる溝を上手く切れるかどうかがポイントです。1個作るだけならともかく、最低でも7個は作るわけですから、家庭用の工具で安定した加工ができるかどうか、少し不安です。
いっその事、↓写真のようにしてしまうのはどうでしょうか

※合成写真です。
Oリングの下の部分をすべて削り落とし、同じOリングをもう1本追加するわけです。
こちらのほうが、大雑把に削ってもできそうな気がします(気がするだけ?)。
爆音プラグを使用すれば、純正プラグ用のOリングが余るため、それを使う事もできます。
Oリングが2本あると、Fピンが前進する際の抵抗も増えるので、不発の原因になりそうですが、しかしマルシンガバは慣性打撃方式ではないため、ハンマーが落ちれば、スライドのFピンが、カートのFピンをしっかり押し込んでくれそうな気もします。

ひとつ気になるのは、2番目や3番目の方法だと、Fピンが後退してきた時にOリングが潰れるわけですから、一瞬でもプライマー部分がカートから飛び出てしまうのではないかという事です。
ベレッタ92系のカートで、ブリーチを痛めてしまうのと同じ問題が起きる可能性が考えられます。

どれも机上の空論なのですが、こうしてあれこれ構想を練っている時間も、モデルガンの楽しみです。
  

Posted by T.K.Red at 09:35Comments(2)モデルガン

2017年03月13日

P8マガジンの利点


H&K P8と、USPとの分かりやすい違いのひとつに、マガジンの色があります。
P8のマガジンは白。
購入して初めてマガジンを抜いた時には、思わず「おわ〜っ!」と声を上げました。雑誌で見て知ってはいたものの、やはりピストルからこんな色のマガジンが出て来るのは超新鮮です。
先日、発火仲間に見せたところ「なんか試作品みたい」と言っていました。

しかし、ちょっといじっていればこの色も普通に見えて来ます。そして実銃のマガジンがどうなのかは分かりませんが、このタナカのP8マガジンは、表面がツルツルで触り心地が良く、そのおかげでマガジンフォロアーの動きも非常にスムースです。

さらに仲間が「この色だと訓練後などに落ちているマガジンを見つけやすい」と言っていたのを聞いて、なるほどと思いました。ドイツ軍がそんな事まで想定して白にしたのかは分かりませんが、確かにその通りです。(単にコストの問題かも)、

そして昨日、初めて分解してみたら、さらなる利点が分かりました。
ボトムプレートを外し、スプリングを抜いて中を覗いてみると…

火薬カスがよく見える!
これは掃除しやすい!

プラマガジンは錆びないのですが、さらにキレイな状態を保てます。

ちょっと違和感のあったマガジンも今ではお気に入り。USPにも使いたいぐらいです。
  

Posted by T.K.Red at 23:37Comments(2)モデルガン

2017年03月07日

Evo2カートのライナー・オーリング

タナカのEvo2カートは、ケースがアルミになっただけでなく、中に入れるライナーも改良されています。
上部の外周に細いOリングが追加されました。説明書では「ライナー・オーリング」という名称ですが、これは一体なんの為の物なのか?

自分は当初、ケース内部でライナーがガタつかないようにする為の物だと思っていました。Evoカートを説明書通り組み立てて振ると、中でライナーがカタカタと揺れる音がするからです。
しかし、Gun Pro誌のくろがねゆう氏によるリポートでは、これは「ガスシールのOリング」と書かれています。
ここにOリングがある事で、一体どんなガスシール効果があるのか?正直よく分からなかったのですが、旧Evoカートと撃ち比べてみて、その意味がやっと理解できました。

下写真は発火後のライナーで、左3個が旧Evoカート、右3個がEvo2カートです。

一見して分かる通り、旧Evoカートはキャップが前進しています。一番左のものはあまり動いていないように見えますが、それでも少し前進しています。バラつきはありますが、旧Evoカートでは比較的このようにキャップが前進しがちで、対するEvo2カートはセットした位置のままです。

ライナー内で火薬が爆発し、発生したガスはFピンを前方へ押しやると同時に、キャップは後方へ押し戻されます。つまり、旧Evoカートのようにキャップが前進する事は、ありえないはずです。
にも関わらず、実際にキャップが前進しているという事は、何らかの理由で発火ガスがキャップの後方に回り込み、キャップを前に押していると考えられるのです。
ではなぜキャップの後ろにガスが回り込むのか考えてみると、ライナー内壁とキャップとのわずかな隙間からガスが漏れている事も考えられますが、それはあったとしても、わずかだと思います。

私の予想は下図の通りです(寸法などは適当に書いています)。

燃焼ガスはFピンをライナーから押し出した後、残ったガスがマズルへと抜けるわけですが、Evoカートの独特な二重構造により、ガスの一部がライナーとケースの隙間に流れ込んで、循環するようにライナー内へと戻されているのだと思います。
特に旧Evoカートはライナーにスリットがあるため、余計にガスが漏れやすいのかも知れません。
このようなガスの流れが起きても、ブローバックのスピードに貢献するわけでも、発火音が大きくなるわけでもなく、キャップが前へと押されるだけです。つまり単にエネルギーをロスしている事になります。

そこでEvo2カートはライナーの上のほうにOリングを設け、燃焼ガスが後方へ回るのを防いでいるのだと考えられます。

後方へのルートを塞がれたガスは、前方へ抜けるしかありません。この時、Fピンはすでに開放されているわけですから、ガスのエネルギーは発火音とマズルフラッシュに変化するはずです。
どうりでMGキャップ1発で、↓このガス抜けなわけです。

発火音量も、前述したくろがね氏の記事によれば、リボルバーに迫るデシベル値との事です。
これがライナー・オーリングによるシール効果であるなら、繰り返しの使用によってOリングは消耗するはずです。発火後にキャップが前進するようになったら、交換のタイミングという事かも知れません。

アルミ化されたケースにばかり目が行きがちですが、こういう地味にスゴイ改良で発火性能を上げてくれるタナカに、今後も期待です。
  

Posted by T.K.Red at 20:18Comments(3)モデルガン

2017年03月04日

スピードローダー試作2〜3号機(EVOカート用)

P8と同時に発売された、タナカの新型カートリッジ・EVO2カートが売れているそうです。非常に完成度の高いカートリッジですが、他社の物に比べて部品点数が多いため、組み立ての面倒くささは相変わらず。
そこで自分は発売に先立ち、EVOカート用のスピードローダーを試作しました


パテで作った台座と、純正ローダーを5個接着した物。これを使うと、5ミリキャップをシートからちぎり取らずに、5発同時にセットできます。
大雑把に作ったものながら、この試作初号機のおかげで結構セットが楽になりました。
しかし問題点が2つ。

1つはローダーで押し込んだ時に、1度だけ起きた暴発です。キャップ火薬をブチッと切り離すためには、力を入れて押し込む必要があるのですが、勢い余って台座の底で火薬を押し潰したようです。
解決策として、ロッドが底まで到達しないように短くするという方法をまず思いつきましたが、それだと発火後の撃ち殻キャップを取り出すのに使えなくなってしまいます。

2つ目の問題は、やはり手作りなので、仕上がりが精密さに欠けるという事です。この初号機も、ロッドの向きが反対だとうまく入ってくれません。
ちゃんと寸法を割り出して設計したとしても、手作業で部材を加工して設計通り正確に作れるか…いや、ハンドメイドでもちゃんと作れる人は作れるでしょうが、自分のような適当な人間には無理です。
しかも自分は最終的に15発同時装填できるローダーを作りたいので、そうなるとなおさら精度が要求されます。

というわけで、これはもう3Dプリンターで作るしかありません。
まったく経験がありませんし、3Dプリンターも持っていませんが、そのあたりは何とかするとして、とりあえずアナログで寸法を考えるところから始めました。

コピー用紙に実寸で図面を書いてみました。
これをiSDの製作者である、くすのき工芸さんに見てもらい、アドバイスを受けたりしながら修正しました。

寸法が決まったところで、3Dデータの作成に初挑戦です。

フリーの3DCADソフトを使ってモデリングしました。
形状としては複雑なところは全然なく、直方体と円柱と穴だけのシンプルなものですが、まったく初めての経験なので悪戦苦闘。
先に紙の上で寸法を決めておいて良かったです。ソフトの使い方を覚えながら寸法も考えるなんて無理でした。
ロッドの部分は3Dプリントではなく、別部材の丸棒から作ったほうが強度的にもコスト的にも良いはずですが、設計の練習も兼ねているので、今回は一体成型としました。

データができたところでいよいよ出力ですが、3Dプリンターを持っていないので、出力サービスを利用する事になります。しかし、調べてみると料金が高いところが多いですね。
その中でも、都内で最も安いと思われる出力サービスにデータを持ち込み、3Dプリントしてもらいました。

出力中。

こうして試作2号機が完成。

手作り感満載の初号機から、一気にグレードアップした感じです。
中央にあるのは、今回新たに加えた「ストッパー」。


台座にある突起とストッパー底部の穴を合わせて固定します。


これによってローダーが深く押し込めなくなるので、ロッド長を短くする事なく暴発を防げました。
また、それ以外にもさまざまな利点があり、

キャップのシートを押さえつけて、動かないように出来ます。

さらに初号機では火薬を押し込む前に、↓の写真のように、ロッドと火薬の位置を5箇所すべて正確に合わせる必要がありました。

この時にずれているとうまく押し込めないため、毎回そこに気を使っていたのですが、今回追加したストッパーは、台座と適切な位置で固定されているので、

ストッパーの穴にロッドを挿し込むだけでOK。
これは、使い勝手の向上にかなり貢献してくれています。


3Dプリンターで出力したものが、どれだけ剛性があるのか分からなかったので、絶対に安全な寸法で製作したわけですが、完成してみると明らかに「肉厚」です。
使用には問題ありませんが、これは材料と出力時間の無駄です。ローダーの持ち手の部分なんて、タナカのローダーを5個貼り合わせた初号機を元に設計したため、完全にオーバースペックです。こんなにデカイ持ち手は必要ありません。
また出力する前はツール同士が組み合わさる箇所のクリアランス、例えば穴と棒や、ストッパーと台座が噛み合う凹凸部分の隙間をどれぐらい取ればよいのかも分からなかったため、ややタイトに仕上がり、後加工が必要でした。
しかしそれらは実際に3Dプリントしてみないと分からない部分でもあったので、問題点を知るためにも、この2号機を作った意義はありました。

というわけで、2号機の問題点を元に設計を変更。
完成した試作3号機がこちらです。


ここに来て、夢の15発同時装填可能モデルになりました。


1マガジン分を一発装填。イイ感じです。
これでEVO2カートでの発火が快適になりそうです。
火薬のセットが楽になれば、発火性能の良いタナカのカートは、一気に実用品になります。
まだもう少し修正をしますが、いずれこのローダーの設計を公開するなどして、ひとりでも多くの方の発火ライフに貢献したいと思っています。
  

Posted by T.K.Red at 22:52Comments(9)モデルガン

2017年03月01日

BWCカートの色

SFAローデッドのキットが完成し、BWCのダブルキャップカートで発火する機会が増えました。
現在、12発持っているのですが、それだと2マガジン撃つ事が出来ないので、新たにもう1セット追加購入。
すると、

色が結構違う。
右が今回新しく買ったもの。先ごろイベントで販売されたシルバータイプではないですよ。
左のが元々持っていたもので、たぶん初期ロットだと思います。
別のタイミングで加工されたアルマイトの色をまったく同じにするのは難しいと、以前どこかで聞いた覚えがあります。
ウチにあるカートでは、タニオ・コバのM4用カートも、購入時期によってこのような色の違いがあります。やはりアルマイトって難しいんですかね。
まあ我々発火マニアは、発火性能と耐久性が重要なので、色については、よっぽどサイケな色でもない限り問題ないです。
それより、モデルガンのカートって6発1セットが多いですが、これがなんとも中途半端です。
MGCのカートも6発で1セットでしたが、たぶん奇数にすると箱に入れづらいからでしょう。
しかし、どうしても足りないor余る事になります。これは…7セット買えという事なのか!?
  

Posted by T.K.Red at 00:16Comments(2)モデルガン

2017年02月22日

H&K P8の発火性能


先週発売されたタナカ製P8を、これまたリニューアルされたエボ2カートで発火です。

購入当日にも少し書きましたが、従来のUSPから耐久性を上げるための改良が各所に施されています。

フレームのトリガー周辺の肉厚とか、


バレル底部とか。
ちなみにバレルはUSPの物より重いので、HP樹脂で作られている可能性があります。
アナウンス通りABS並の耐久性であるなら、バレルもHP樹脂で作ったってイイわけですね。

買った日には気付きませんでしたが、エジェクターの先端が細くなっています。

さらにスライドと噛み合う部分の上に、突起があるのが分かると思いますが、


なんとスライドの溝が2本。
ブローバック時の負荷を分散させる為と思われます。

このほかエキストラクターの保持力が強くなっていたり、リコイルスプリングが変更されていたりと、とくにかく発火性能アップの改良が各所に施されており、我々のような発火好きには喜ばしい限りです。


というわけでMGキャップを使っての発火です。


オッ、想像以上のガス抜け!音もかなり大きいです。しかし耳にキーンと来るような音ではなく、気持ちいい!


ドウンという感じのリコイルショック。モデルガンながら、二重リコイルスプリングの効果を感じます。
排莢はほぼ水平で、アルミのエボ2カートが軽快に飛んで行きます。

作動はとにかく快調!
5マガジン、75発撃って不発はゼロ。
ジャムは排莢不良がゼロで、閉鎖不良が2回。

閉鎖不良は、チャンバーの入り口あたりに当たって止まったか、カートのライナー内の気圧にスライドの戻る力が負けたかのどちらかだと思います。
前者ならチャンバーの入り口周辺を少しヤスリがけすれば良いし、後者ならカートの組み立てを工夫するか、発火前に一度、全カートをチャンバーに通してFピンを適切な位置まで前進させれば解消されると思います。いずれにしても大した問題ではなさそうです。

とにかく、撃って楽しいモデルを出してくれたと思います。
来月は早くもUSPがHP化されます。今回のP8を迷ってまだ購入していない人は、さらに迷う事でしょう(笑)。
グロックやSIGも順次HP化されるでしょうから、今年はタナカから目が離せません。
  

Posted by T.K.Red at 09:47Comments(11)モデルガン

2017年02月20日

SFA. LOADED制作過程



先日作った、BWC製スプリングフィールドアーモリーLOADEDの組み立てキットです。
購入を検討している方から、「買ってもちゃんと作れるか心配」というコメントを頂いたので、少しでも参考になればと思い、製作過程をアップする事にしました(全部は写真撮ってないんですが)。


購入時の状態。当然バラバラです。
最初に書いておくと、この製品は中〜上級者向けです。
マルシンのキットと違い、初心者でも頑張れば作れるというものではありません。
初心者が買った場合、最も障害となるのが、組み立て手順の書かれた説明書が入っていない事です。完成品と同じ説明書だけです。つまりガバメントの基本構造を知っている事が前提です。小さなスプリングやピンを見て、それがどこに使うものかひと目で分かる必要があるのです。それが分からない人は、パーツ表の分解図を参考にするしかありません。
しかもGM-7の内部構造は一部オリジナルのアレンジがなされていますから、他のモデルガンや銃器全般に精通していても、GM-7シリーズを知らない方は少し苦戦すると思います。
お手本となるGM-7の完成品があるとベストですね。
(組み立て説明書が入っていないのは、自分の購入したものがイベントでの先行販売品だからかも知れません)

またキットに入っているパーツ類は、型から出たままか、それに近い状態のものが多く、何カ所か加工しなければ素組みすらできません。

金属パーツは黒染めもされていません。


さてさて、自分はまず表面処理から始めました。
フレームにはパーティングラインがバッチリ残っているので、それを削り落とし、

全体をペーパー掛け。
フレーム、スライドとも側面は平面が出るまでペーパー掛けしました。
これは作動にあまり関係ないので、やらなくてもOK。
しかし、せっかくのBWC製品ですから、やはり表面もキレイに作りたいところです。

フレームには「要らないもの」が残っています。

右グリップの穴の上に突起。
そしてグリップセフティの入る部分には、“橋"がかかっています(マルイのフレームにもある)。
これらは、あっても作動に問題は生じませんが、気分的に嫌なので取り除きます。
しかし、グリップセフティのところにあるやつを早めに取ってしまったのは失敗でした。フレーム側面を平面出しする場合、これがあったほうがしっかりと支えになるからです。


スライドは、フレームと噛み合うレール部分を削る必要があります。
溝の途中に段があり、そこにフレームが当たるのです。「素組みできない」理由のひとつがここです。
以前、イベントで購入したGM-7のアウトレットスライドも同じだったので、型から出した状態ではみんなこうなのだと思います。
インナーシャーシをはめたフレームと組み合わせて、スムースに動くようにレール部分を削るわけですが、この銃はCP(ダブルキャップ)カート専用となるので、オープンカート用ほどスルスル動かなくても良いかなと思い、少々スライドの動きが渋い状態でやめました。

マグキャッチやスライドストップも研磨。

金属パーツもパーティングラインを消したり、平面を出すと、塗装後の印象が変わります。
まあこれも気分の問題なのでやるかどうかは好き好きです。

表面処理が大体終わったところで、塗装する前に組んでみます。
塗装後に問題が判明して削る事になった場合、結局塗装し直さないといけなくなるからです。

案の定、マグキャッチの穴と、シアーピンの通る穴(シャーシ側)が小さい事が判明。
フロントサイトもキツすぎて入らない事が分かりましたので、これらを削って調整です。

ちゃんと組めたところで塗装。完成まであと少しです。
実銃を参考に色を決めます。
これとか。


こんな写真とか。


こういう動画とか。


実銃はパーカライジングという事で、結構グレーなんですよね。
でもちょっとは黒いほうが良いので、
キャロムのブラックスチール
インディのダークパーカー
の2種類を混ぜてみました。



実銃に合わせてバレルも塗装。

マズルフェイスは文字通り銃の顔なので、黒か銀かでイメージはだいぶ変わると思います。


というわけで完成。

スライドとフレームは、予定よりも黒くなってしまったので、パーカーシールで塗装し直す予定です。
またバレルの塗装も強度に難あり。ここは別の方法を考えます。
自分はグリップパネル、ハンマー、サムセーフティの3点は、別途用意したものを使いました。

GM-7に馴染みのある人には、組み立てそのものは難しくないはずです。そして組んでしまえば、発火性能は最高級です。
ただそれ以外の人が購入すると、最初に書いた通り苦戦するかと思いますので、どうしてもこのSFA. LOADEDのモデルガンが欲しいという事であれば、素直に完成品を購入される事をお勧めします。
  

Posted by T.K.Red at 23:09Comments(2)モデルガン

2017年02月15日

H&K P8(タナカ)発売

タナカの新作、H&K P8が発売になり、さっそく購入しました!

見た目は従来のUSPと大きく変わりませんが、様々な新しい要素が盛り込まれており、単なるUSPのバージョン違いとは言えません。“タナカの新作モデルガン"と呼んでも良いと思います。
まず、噂のハイパフォーマンス樹脂について。HWの重量とABSの耐久性を併せ持つという新採用の素材です。
触るとひんやりとしていて、ズッシリとした重量感もあり、HWと遜色ありません。HW製のUSPと持ち比べてみると、「少し軽いかな」と感じますが、単体で持っただけではまったく気付かないと思います。
耐久性については発火してみないと分かりませんが、かなり期待しています。


USPとの外観上の一番の違いはコントロールレバーの使い方。下げてセフティ(コック&ロックも可能)、そこからさらに下げてデコッキングです。
USPのようにセフティを解除する勢いでデコックしてしまう可能性がありません。跳ね上げでセフティ解除は、好みが分かれるところでしょう。


乳白色のマガジンです。今回タナカが発表するまで、こんな色のマガジンだとは知りませんでした。
雑誌で初めて見た時はスケルトンなのかと思いましたが、そうではありません。透けて見えるのは、インナーシャーシです。


以前、HWスライドの右側のレール付近がやたら薄くなっているという記事を書いたのですが、ここはABS時代と同じぐらいの厚さに戻っています。これなら安心ですね。


スライドを外してみると、必ず割れるフレームの薄い部分が変更されていました
バンザーイ!!


左がP8で右がUSP。
こうしてみると、インナーシャーシの形状が結構変更されているのが分かります。


他のパーツ形状も変更されています。
スライドがスムース動くよう、ディスコネクターの角がなくなっています。さらにコントロールラッチの形状も変わっていますね。


バレルの下にネジが2本。補強のためでしょうか?グロックのように別部品をネジ止めしているというわけではないようです。
バレル下部は破損しやすい場所なので、耐久性アップに期待しています。
ちなみにパーツリストには、このネジが書かれていないので、バレルの一部という扱いなのでしょう。


エボ2カートです。
ケース、弾頭ともアルミ&アルマイト加工。プライマーもアルミのようです。
Fピンは形状が変更され、Oリングが太くなっています。
ライナーには細いOリングが追加されています。おそらくケース内でガタつかないようにするためでしょう。またライナー入り口は斜めにカットされていて、これによりFピンを入れるのが格段に楽になっています。

とりあえず気付いた点はこのぐらいでしょうか。
うーん、期待通りの出来映え。発火が楽しみです。
  

Posted by T.K.Red at 00:29Comments(19)モデルガン

2017年02月12日

エボカート用スピードローダーテスト中


先日作ったエボカート用のスピードローターをバリバリテストしています。普段はPFCやCPで発火しているベレッタM9も、久々にエボカートでたくさん撃ちました。
やはり火薬のセットは楽になったと感じますし、作業が少しだけ楽しくなったのも、些細な事ですが結構重要だったりします(まあこれは最初だけでしょうけど)。

ちなみに、発火後のスリープをローダーに立てて、


グイッとやれば

撃ち殻キャップの排出も少し楽になります。

基本的には問題なく使えているのですが、一度だけ火薬を押し込んだ際に暴発がありました。

グイッと押し込んだ瞬間に、1発だけバンッと爆発してビックリしました。

キャップがシートからちぎれると同時にスリーブ内に押し込まれるというシステム上、どうしても力を加えながらローダーを押し込む事になります。その勢いで押し込まれると、台座の底でキャップがひしゃげてしまい、結果ローダーで火薬を潰したのではないかと想像します。
以後は力を加減しながら作業しているので暴発は起きていませんが、根本的な解決先が必要だと考えています。

一番簡単なのは、ロッドを短くしてしまう事なんですが、それだと上で紹介した、発火後のキャップの取り出しに使えなくなってしまいます。
他にもいくつかアイディアがあるので、追々試していこうと思います。

カートのセットが楽だと、発火が一層楽しくなります。
  

Posted by T.K.Red at 19:49Comments(5)モデルガン

2017年02月07日

エボカート用スピードローダー試作


タナカのP8が間もなく発売されますが、銃本体だけでなく、一新されるカートリッジにも注目しています。

下写真はエボリューションシリーズに対応した現行のカートリッジですが、これがEVO2カートリッジへとリニューアルされます。

EVO2カートの一番の特徴は、ケース全体がアルミになり、アルマイトコートされる事です。
アルミカートは銃への負担が少なく、エジェクト時の飛びも軽快。アルマイトは汚れにくいなど、利点が多いです。モデルガンメーカー純正の9ミリカートがアルミ化されるのは、おそらくこれが初めてだと思いますし、作動性能もアップしているらしいので期待が膨らみます。

しかし、タナカのパラカートは、
セットが面倒くさい。
性能が良い事は分かっているのですが、他のカートより部品点数が多くて非常に煩わしいのです。
だから、つい変換デトネーターを使って、PFCなど他社製のカートを使ってしまいます。

しかし、今回はせっかくカートリッジが一新されるわけですから、ぜひともこれを使い倒したいと考えてます(従来のエボリューションシリーズの銃にも使えるようですし)。
そのためには、少しでもカートの組み立てを楽にする必要があります。

そこで、スピードローダーを試作してみました。

下の写真はスリーブを5本立てる台座です。

本当は樹脂ブロックか何かに穴を空けて作ろうと思いましたが、とりあえず今回はパテで作りました。
これに立てた時点で、スリーブ内にオイルを吹いておきます。
そしてそこへ、

5ミリキャップを、シートから切り取らずに、そのままかぶせます。

続いてコレ。

タナカの純正ローダー5本。
間に1ミリ厚のABS板を挟んで接着した物です。
これを使って、

ズボッ!

一気にキャップ5発装填完了です。

思い付きで作ってみたのですが、ちゃんとできました。これで少しはセットが楽になりそうです。
このスピードローダーの利点は、5発同時にセットできるというだけでなく、5ミリキャップをシートからむしり取る手間が省ける事です。
7ミリキャップと違い、5ミリキャップはひとつひとつちぎらないといけないので面倒ですよね。
逆に言えば、この方法は5ミリキャップとスリーブを用いるパラカートだからできる技です。

そして台座の穴とロッドを3倍に増やせば15発同時装填もできるはずですし、理論上は最大50発同時装填まで可能なので夢が広がります。
しかし実際に数を増やすには、台座の穴やロッドの間隔が正確である事や、ロッドに曲がりが無いなどの精度が求められるでしょう。
実は今回の試作品は、タナカの純正ローダーや、ウチにある一番薄い1ミリ厚のプラ板など、あり物で作ったため、キャップ火薬の間隔とローダーの間隔が微妙に合っていません。プラ板が少し厚いのです。とりあえず今回は5発だけなのでそれでも使えましたが、ちゃんと寸法を決めて樹脂棒などの部材から作り起こしたほうが良さそうです。3Dプリンタがあれば一番ですね。
キャップ火薬の中心から、隣の火薬の中心までが8ミリ。
ローダーの太さが5ミリなので、ここから算出して寸法は決められます。
興味のある方はぜひ作ってみて欲しいですし、カートのセットを楽にするアイディアがあればぜひ教えて頂きたいです。
  

Posted by T.K.Red at 18:05Comments(5)モデルガン

2017年02月04日

グリップウェイト再び


以前、GM-7.5に、サンプロジェクトのグリップウェイトというのを付けました。
グリップパネルの裏に貼り付けると、若干ウェイトをアップできます。
なかなか良い感じだったので、先日組み上げたBWCのSFAローデッドにも付ける事にしました。
グリップはキットに付属のものではなく、スプリングフィールドロゴが入ったアルタモント製です。

木目の感じも美しいローズウッドですが、キットに使用するにあたって、自分で適当なアンビ加工もしてしまったので、コレクション的な価値はもうありません。
というわけで、遠慮なく接着剤でガッチリ接着。

近年のBWC製品は、スライド内に重いブリーチブロックが付いているので、それも合わせてノーマルのGM-7よりも重量が結構アップしました。
マニアの中にはグリップ部ばかりが重くなる事を嫌う人もいます。フロントヘビーの実銃とは重さのバランスが異なるからです。確かにその考え方も合っているとは思うのですが、やはりGM-7に木グリの組み合わせというのは、軽すぎると感じます。
実銃とバランスが異なるとはいえ、重量がアップすると持った時の「存在感」もアップすると思います。

そしてSFAローデッドは既に何度か発火してますが、トラブルなしの絶好調。最高です。
  

Posted by T.K.Red at 19:50Comments(0)モデルガン

2017年01月30日

SFA. LOADED完成



BWC製、スプリングフィールドアーモリーLOADEDの組み立てキットが、ひとまず完成しました。
塗装の仕上がりがイマイチなので近々やり直すと思いますが、とりあえず。
2月発売という事で各ショップでは予約が始まっていますが、自分はひとあし先に新春ブラックホールで先行販売されたものを購入できました。
集中して作れば数日で完成すると思いますが、毎日寝る前に少しずつの作業という、のんびりペースだったので1ヶ月近くかかりました。


グリップパネル、ハンマー、サムセーフティの3点は、セットに入っていたものではなく、別途用意したものを使いました。デルタハンマーとウィルソンタイプのセーフティはGM-7用です。


刻印はGM-7のものより細く、実物に近いイメージです。


この製品でもっとも特徴的なのは、リコイルスプリングガイドの先端だと思います。
とてもリアルで良いですね。
バレルも塗装しましたが、どれだけ発火に耐えられるかな。


グリップ前面はスムースタイプで、これもSFA刻印のフレームとしては初めてだと思います。
マガジンはシルバーのものが付属しています。実銃ではブラックモデルには黒のマガジンが付いているので、タニオ・コバの7連マガジンと交換しても良いのですが、シルバーを使ってもあまり違和感がありません。それにとてもキレイだし、マガジンフォロアの動きが非常にスムースで、これを使いたいと思わせる出来です。


スライド後部は、構えた時に必ず見る場所なので、貫通式のエキストラクターは、やはり嬉しいです。
ファイアリングピンリテナーもリアル。本来ディスコネクターが入るブリーチの凹みも再現されています。ホールドオープンした時に、これがチラッと見えるだけで雰囲気が違いますね。


ブリーチフェイスは、エジェクションポートとツライチです。
見た目がリアルなだけでなく、これによりローディングインジケーターがちゃんと機能します。

チャンバーカバーの穴から、カートのリムがちゃんと見えます。
ブリーチフェイスが一段下がっていると、リムではなく、くびれの部分がここに来てしまいます。まあそれでも見えなくはないんですけど、やはりちゃんとリムが来たほうが見えやすいです。

完成までに色々と手間はかかりますが、BWCのカスタムパーツがたくさん盛り込まれている事を考えると、このキットはなかなかのお値打ち品だと思います。同モデルの完成品だって8万円しますからね。

さて、発火でもするか。
  

Posted by T.K.Red at 13:45Comments(2)モデルガン