2020年06月30日

デザートイーグル発売延期とな

タナカワークスのブログによると、7月第2週に発売が予定されていたデザートイーグルが、8月に延期になったとの事です。業者から部材の納入が遅れている事が原因だそう。
ブログでは平謝りですが、発売延期はモデルガンではよくある事なので、1ヶ月ぐらい普通に待てますよ。
でも確かに考えてみれば、タナカで発売が遅れるというのは珍しいですね。毎月、予告した通りにキチンと発売してきました。この業界にあっては超優等生という事になります。
せっかくなのでさらに完成度を上げて出荷してほしいですね。

そして先日発売の専門誌を見て驚いたのですが、純正でダブルキャップカートを計画しているとの事。
サードパーティーから出るだろうとは思っていましたが、メーカー純正とは予想してませんでした。モデルガンを発売し続けてくれるだけでもありがたいですが、新たなチャレンジを続ける姿勢に感服します。
ダブルキャップカートは8月発売予定となっていたので、本体の発売延期に伴い、同時発売になるのでしょうか。
いずれにしても楽しみが増えました。期待して待ってます。

写真はハドソン製、.44マグナム版。
  

Posted by Red at 19:16Comments(0)モデルガン

2020年06月28日

毎月1挺買う!ブローニングHPチャイニーズ

月に1挺モデルガンを買うシリーズ。
今月はマルシンのブローニングハイパワー チャイニーズ(ブラックHW)を購入しました。


元となった銃は、中華民國への輸出用に製造されたモデルです。

スライド左側面に「中華民國 國有」の刻印が入っています。
それ以外は、いわゆるミリタリーモデルと同じかなぁ。
中国軍の銃がモデルガン化される事は稀なため、単なる刻印バリエーションとは言ってもなかなか貴重なモデルだと思います。

しかし、中華民國というのは多くの人が「中国」と聞いて思い浮かべる中華人民共和国とは違います。現在、中華民國と呼べるのは事実上、台湾だけです。
現在からは想像し難いですが、かつて中国は民主主義国家だった時代があり、しかし共産党との内戦により分断。民主主義の中華民國は台湾島を、社会主義の中華人民共和国は中国大陸をそれぞれ実効支配し、台湾海峡を隔てて睨み合ったまま現在に至っています。日本政府や国連の立場とは異なりますが、中国は2つ存在するというのが実際です。

このブローニングHPは、中国大陸が中華民國だった1940年代後半に採用されたのだと思います。
説明するまでもなくブローニングHPは9ミリ弾、ダブルカアラムマガジン、ブローニングタイプのショートリコイルメカなどを採用しており、現代オートマチックハンドガンのお手本のような銃です。日本が戦後の混乱期だった時代に、ブローニングHPを採用していた中華民國は先見の明があったとしか言いようがありません。その後、中華人民共和国の人民解放軍が採用したのはトカレフです(笑)。

中華人民共和国が建国してからも、日本政府はしばらく中華民國(台湾)と国交を結んでいましたが、田中角栄が台湾切り捨て政策を推し進め、断交して中華人民共和国に乗り換えました。台湾から見れば日本はとんだ裏切り者という事になるわけですが、東日本大震災の際には世界一巨額の義援金を送ってくれたり、志村けんさんが亡くなった際に総統が日本語で弔意を表したりと極めて親日的です。

台湾は大陸よりも先に経済発展を遂げ、民主的な選挙によって政権交代も行われています。国のトップである総統に女性が選ばれるなど、日本よりも先進的であり、その女性総統の見事な采配により、新型コロナウイルスCOVID-19の封じ込めに成功しているのは皆様ご存知の通りです。
「正しい選択をする」
このシンプルだけど難しい行動を中華民國の人達はできるのだなあという事を、ブローニングHPのモデルガンと、コロナのない台湾を見て思うのです。
  

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2020年06月19日

カスタムトリガーをマルシンガバに使う

そこそこの期間は開きますが、一定のサイクルでマルシンガバがマイブームになります。
今ちょうどそのマイブーム中です。
ガバメントタイプのモデルガンの選択肢はいくらでもあり、マルシンよりもいいカバはウチにもたくさんあるのに、わざわざマルシンガバで遊ぶなんて、自分でも意味が分かりません。でもなんとなく惹かれるのです。

マルシンガバは比較的安価なので、カスタムベースにして遊びたいところですが、肝心のカスタムパーツがほとんどありません。MGCだったら無限にあるのに。

そこで、マルシンに使えるカスタムトリガーが何かないかと思い、試しにMGCのを組み込んでみようと思いましたが、まったく互換性なし。
次にタニコバGM-7のトリガーを入れてみたところ…

おお!
スッポリぴったり入ります!シア&ハンマーもきちんと作動します。
GM-7のトリガーが使えるなら選択肢は広がりますね。

しかし1つだけ問題が。
グリップセフティが効きません。

マルシンのトリガーバー(右)は、右後端に出っ張りがあります。
タニコバ(左)はそれがありません。
この違いによるものと思われます。

タニコバのトリガーバーにパテを盛り、

ここから現物合わせで少しずつ削って調整していったら、グリップセフティがかかるようになり、正常に作動するようになりました。
やはりココがポイントだったようです。

しかしパテなので、ちょっと強めの力を加えたら欠けてしまい、再びグリップセフティが効かなくなりました。
パテではなく金属片を接着するのが良いかも知れません。
もしくは一体成形されているマルシンのパーツを、トリガーとトリガーバーに切断し、トリガーバー部分のみ流用するか。
どちらも現実的な方法と思われますので、いずれ試してみたいと思います。

別のGM-7用のトリガーと、G10グリップを装着。

マルシンガバも色々ドレスアップできるように、他のパーツ類の互換性も探っていきたいと思います。

Cusutom556からフルレングスのリコイルスプリングガイドが発売されていますが、ああいうカスタムパーツもどんどん増えて欲しいです。
  

Posted by Red at 14:16Comments(6)モデルガン

2020年06月14日

M9ヘキサゴンスクリュー

モデルガンパーツショップM9のオリジナルブランド・MPS製ヘキサゴンスクリューを、タナカのM9に付けました。
もちろん、MGCのベレッタにも付きます。

近年の専門誌に掲載されているM9の写真を見ると、確かにヘキサゴンスクリューが取り付けられているのが確認できます。
あと、最近製造のベレッタはトリガーが樹脂になってたと思います。
グリップはMGCの96FS用(HW製)を付けています。
グリップのネジが変わるだけでも、印象は結構変わりますね。
マイナスネジが製造されなくなると、今後ヘキサゴンが使用される事が多くなるのでしょうか。プラスネジだけは勘弁して欲しいですね。

写真の銃はタナカのEVOモデル(HW)です。
タナカのベレッタもEVO HPが発売されていますが、元々MGC設計で壊れにくいので、HW製のEVOモデルでもガンガン発火できます。
初心者にもおすすめできる快調モデルですので、久々に再販してほしいです。
  

Posted by Red at 00:03Comments(4)モデルガン

2020年06月10日

マルシンガバでマイルドキックを撃つ

C-Tecの.45用CPカート・マイルドキックをカットダウンしてパワーを落とし、マルシンガバに使用する実験は先日アップした記事の通りです。
先日の記事はカートを加工するアプローチですが、普通はカートはノーマルのままで、銃側で対策すると思います。

というわけで、C-Tecのマイルドキックをマルシンガバに使用する方法も考えます。
方法といっても実際には銃もカートも無加工のままで作動しますが、やはり銃の寿命は縮めるでしょう。破損防止策を考えるという事です。
パワーの強めのなCPカートを使用するためには、スプリングのテンションでそのパワーを抑え込む方法が思い浮かびます。


上がマルシンガバのノーマル、下がKSCのM93R用リコイルスプリングです。

93R用のほうが短いですが、テンションはこちらのほうが強いです。
マルシンガバに組み込んでスライドを手で引いてみると、明らかに固いです。


実際に発火してみると、強いスプリングにも関わらず正確に作動し、スライドストップもかかりました。

素人的には、このように固いスプリングを使用する事で十分にショックを吸収してくれている気がするんですが、実際にはそうではないという話を複数のプロから聞きます。

モデルガンのリコイルスプリングは固く短い物ではなく、長くてしなやかなスプリングを使用するべきだという話です。
過去にMJマガジンでその理由も詳しく解説されていましたが、理系が不得意な自分はきちんと理解はできていません。
しかし複数のプロがそう言ってるのだからそうなのだろうと思いますし、実際にGM-7のリコイルスプリングは長くしなやかだから間違いないでしょう。

マルシンガバのリコイルスプリングも長くしなやかなタイプです。そのせいで組み立ての際にクニャクニャして邪魔くさいんですが(笑)。
ここはリコイルスプリングはオリジナルのままで、GM-7用のリコイルバッファーをセット。

衝撃を吸収すると共に、下駄を履かせたぶんスプリングのテンションも若干上がるはずです。

発火して比較してみましたが、先のKSCスプリングに比べても、手に感じるリコイルショックはそんなに差がないように思いました。
手でスライドを引いた時には明らかに違うのに、不思議ですね。

リコイルは鋭いですが、銃が壊れるほどパワーを持てあましているという感触もないのでこれでOKでしょう。
マルシンガバのリコイルスプリングは、他社製カートの使用を想定してある程度強めに設定しているのかも知れませんね。
というわけで、マルシンガバでC-Tecのマイルドキックを使用するには、カートを加工するよりこちらのほうがお手軽です。

ただ、自分の作った超マイルドキックも、デトニクスやCAWガバなどに適していると思うのでアレも捨てがたいです。
  

Posted by Red at 22:36Comments(6)モデルガン

2020年06月09日

モデルガンのような物って何だ!?

昨日から銃関連のニュースが2件報道されています。

1つがあおり運転。
報道では、あおり運転をしながら「モデルガンのような物を向けた」とされていますが、「モデルガンのような物」って何だ?「銃のような物」じゃないの?「モデルガンのような物」って見聞きする度に、あまりにもアホな響きで笑っちゃいます(苦笑)。

●色が金色っぽい
●銃腔が閉塞、もしくはインサートが入ってるっぽい
●SPGマークが刻印されてるっぽい

こういう特徴がおぼろげにでも判明しているのであれば、それは確かに「モデルガンのような物」と言えますが、ドライブレコーダーの映像を見る限りそれらの特徴は確認できませんので、私には「銃のような物」に見えます。

なぜ「銃のような物」と言わないのか?仮にモデルガンだったとしても銃のような物に違いないのに。
どのメディアも一様に「モデルガンのような物」と言っているので、警察の発表がそうなのかも知れません。
そうだとしても、「モデルガンのような物」という表現に何も疑問を持たないのでしょうか?
きっと馬鹿のような人が発表、報道しているのでしょう。
しかし、あんな狂気に満ちた人間に、デリケートなモデルガンを扱えるとは到底思えないので、あれはきっとモデルガンではないのでしょう。


2つ目は東京・八王子市での15歳高校1年生による回転式拳銃での自殺事件。

この事件の一報が入った時、「モデルガンを改造したか」「3Dプリンターで作ったか」というテレビ司会者やコメンテーターが結構いましたが、私は真正銃だろうと思いました。
実包を入手できるルートがあるのなら、銃も入手できると考えるのが自然だからです。モデルガンを改造するとか、3Dプリンターで回転式拳銃を製造するなんて途方もない難易度、自殺するような人がそんなバイタリティ溢れているとも思えません。
こういう事件の場合、弾薬をどうしたのか?が重要なのに、なぜそっちに考えが回らないのだろうと、これも馬鹿のような人達だなと思いました。

報道によると、使用されたのは案の定実銃、S&W製のリボルバーで銀色、シリンダーには4発残っていたとの事です。
フル装填していたのであれば、チーフスの系統である可能性が高そうですね。暴力団などの押収拳銃の写真にも、チーフスは結構映っている事があります。
もちろん6連発以上のリボルバーに5発しか装填していなかったという可能性もありますが。

いずれにしても、15歳の高校生が実銃と実包を入手できたというのは想像を絶する恐ろしい話です。
当局には、おもちゃの摘発で得点を稼ぐのもいいですけど、真正銃とそのルートの根絶に力を注いで平和な世の中を維持してほしいと思います。
MK43MOD0
写真はコクサイ製S&W M60。シリンダー内撃針の旧タイプです。
  

Posted by Red at 18:31Comments(6)雑談

2020年06月01日

グリップをラバーコート


CAWのモデルガンに標準で付いているグリップは、独特の暗めの茶色です。
それが黒い銃に付いていると結構渋いんですが、シルバーモデルだと何だかよく分からない中途半端な色に見えます。

パッと見は黒に見えるんだけど、よく見ると茶色。
同じ色なのに周りの色が違うとだいぶ違って見えます。なんかこういう目のテストありますよね。

シルバーにはあまり合わないという事で、このデトニクスのグリップは黒に塗ってました。
その塗装がちょっと落ちて来たので、再塗装しようと思ったんですが、今回は普通の塗料ではなくこれでやる事にしました。

以前、友人のミントさんがブログで紹介していた、液状ゴムです。
スプレーするだけでゴムになる優れもの。

食器用洗剤で脱してしてからスプレーします。

確か実銃はメインスプリングハウジングもラバーだった気がするので、一緒にスプレー。
乾かしながら3回ほど重ね塗りしました。

完成。

おお、これはイイ!
もちろんコーティングなので本物のラバーグリップのような柔らかさではありませんが、結構それっぽい握り心地。手に吸い付く感じありますし。

これイイですね!とミントさんに話したら、
「スプレーする前にグリップの表面をペーパーで荒らすか、ミッチャクロンのようなプライマーを塗布しないと取れますよ。HW製のグリップだと特に。」
との事。

なにぃ!!
…しばらく様子見て剥がれてきたら再チャレンジします。。。

  

Posted by Red at 00:17Comments(2)モデルガン