2018年01月31日
さよならコクサイ
皆さんご存知の事と思いますが、本日を以てコクサイが活動休止となりました。
スナッブノーズ好きの自分は、小学生の時にコクサイのS&W M36チーフスのブルースチールモデルを購入しました。リボルバー全盛の時代でしたので、自分の周りにもMGCに次いでコクサイ愛用者は多かったですね。
コクサイは何度か存亡の危機に直面しながらも、シリンダーの仕様変更、メガヘビーウェイトモデル、スタンダードモデルなどのバリエーション展開を行い、冬の時代のモデルガン業界を支えてくれていたと思います。
最近はタナカなど他メーカーからも良質なリボルバーがリリースされ、お株を奪われていた感はあります。今回の活動休止も、時代の流れを感じずにいられません。
コクサイ製品を新品で購入できるのは、流通在庫が最後という事になります。記念にチーフスのスタンダードモデルか何かを購入するかも知れません。もしくは考え方を変えて、現在進行形で活動しているメーカーのモデルガンをこの機に何か1挺購入し、コクサイが支えてくれたモデルガン業界に貢献するという方法もあります。
今後コクサイの金型がどこかへ引き継がれ、復活する可能性もあるかも知れませんが、ひとまずここでコクサイに関わった方々にお疲れさまでしたと伝えたいです。
2018年01月29日
キンバーをセラコート
写真は2年前のブラックホールで購入したBWCのキンバーです。
比較的シンプルなスタイルに、外装式エキストラクターのアクセントが素晴らしく、お気に入りの1挺です。
非常にキレイに仕上げられていますが、使用に伴う塗装の剥がれが気になり、スライド、フレームともセラコートを施す事にしました。
実際にセラコートの作業を行う鈴友は、一般から直接の依頼は受け付けていないため、トイガンショップなどの代理店窓口を通しての依頼となります。自分はいつも秋葉原のショップでお願いしています。
今回、施工をお願いしたのは昨年10月下旬。最近は完成まで2ヶ月以上かかる事も多くなりましたが、今回はさらにかかって3ヶ月以上。
ようやく戻って来ました。
色はアーマーブラック。最もマットな黒です。本当は少し光沢のあるグラファイトブラックという色にしようと思っていたのですが、様々な事情からアーマーブラックに落ち着きました。
ムラなどなく、キレイに仕上がってます。セラコートの技術もさる事ながら、BWCによる丁寧な下地処理も効果を上げていると思います。
スライド、フレームの他、グリップセフティ、メインスプリングハウジング、サムセフティも同じ色でセラコートしてもらいました。
ガバのグリップセフティは、所有する物すべてセラコートしてしまいたいとすら思います。どれだけいじっても白くならないというのは、やはりイイです。
以前、自前で黒ニッケルメッキをした外装式エキストラクターも、ようやく組み込めました。
スライドとの統一感はありませんが、この銃の特徴的な部分なので、目立っているのは自分的にはOKです。
メッキ層の強度と、対サビ効果はどうでしょうか。発火テストを続けたいと思います。
これで何の心配もなくキンバーを弄り回せそうです。
2018年01月27日
BWCカート対応5連ローダー
カートリッジに火薬をセットする際に5発同時に行える5連ローダーを以前作りましたが、BWCのダブルキャップカートのインナーを規定位置まで押し込むのにも対応したバージョンも作りました。
短い側を使って、5ミリキャップをセットしたインナーを押し込みます。
BWCカートは、この規定位置までセットしないと、5ミリキャップが暴発する可能性があります。
ブラックホールのBWCブースでは、毎回発火体験用のカート作りが大変そうなので、ブースでスタッフとして活躍されているKUROさんに試作をお送りしたところ、ブログで紹介してくださったので、せっかくの機会なのでDMM.makeへ出品しました。
マルシンのPFCに火薬をセットする際にも有効です(メーカー規定位置よりは少し浅くセットされますが)。
また、このローダーはMTMのアモケースにも対応していますので、当方の作ったカートスタンドとセットじゃなくても使えます。
もっと効率的にセットできるように改良を続けますし、BWCカートについてはインナーに5ミリキャップを楽にセットするツールも開発中です。これが出来れば、だいぶセットが楽になりそうです。
2018年01月23日
モデルガンクロニクル
ホビージャパンから発売になったムック『モデルガンクロニクル』を購入しました。
歴史的傑作のGM2と、その系譜の最新作GM7.5の2挺が並ぶ表紙が素敵です。
内容は大きく2部構成で、前半はMGCを中心としたモデルガン誕生〜黄金期までのヒストリー、そして後半はくろがねゆう氏が旧Gun誌やGun Professionals誌に連載しているビンテージモデルガンの紹介記事の中からの再掲載。
特に前半のMGCモデルガンヒストリーは、MGCの広告やカタログが多用されており、眺めているだけでもワクワクします。
宣伝が非常に上手かったというMGCのこれらチラシ類は、それだけで写真集を作ってもよさそうなほどハイセンス。もちろん記事も読み応えありそうなので、久々にじっくりと読みたい1冊です。
モデルガン関連本は毎年出版されるものではないので、2年前に『モデルガンクラシックス』が発売された時の記事では「この周期で行くと、次にモデルガン本が出版されるのは、2020年でしょうか?」と書いたんですが、意外と早く新しい本が出版されて嬉しい限りです。
2018年01月21日
9mmイージーCPテスト
新春プラックホールのタニオ・コバブースで購入した9mmイージーCPカートの発火テストをしました。
今回使用した銃はマルシンのベレッタ92FSと、タナカのグロック17です。
まずはカートと同時購入したデトネーターを用いて、マルシンベレッタからテストです。
発火、作動、排莢とも問題なし。
快調に1マガジン撃ちきり、銃を分解してバレルを確認すると
やはりいつものところがやられてました。
純正PFCよりもパワーが強いという事でしょう。リコイルスプリングの強化で対応できるかも知れませんが、これ以上発火するとバレルが破損し、銃にも影響を及ぼしそうなので、ベレッタは1マグで終了。
そのうちリコイルスプリングを変えて再挑戦します。
続いてタナカのグロック17です。
何度か書いている通り、M39/59用のデトネーター後端(インサートに接する側)を1mm削り、全長を52.5mmにする事で使用可能です。
以前.380ACPのイージーCPカート用に作ったこのデトネーターを使用します。
とりあえずフィードランプやリコイルスプリングはノーマルのまま、デトネーターだけ組み込んで10発発火。
装填、排莢とも問題なし。
.380ではストロークが短いためにパワー不足となり、リコイルスプリングを弱くしましたが、9mmのパワーは十分で、ノーマルのリコイルスプリングで問題なさそうです。リコイルは鋭いですが、オーバーパワーという感じはしません。
しかし、マガジンにフル装填して発火しようとすると、
初弾〜5発目ぐらいまでフィードランプに突っかかるトラブルが発生。
手動の操作ではあまり問題なかったのですが、ブローバックさせるとフィーディングトラブル。
やはりフィードランプの加工は必要みたいです。
フィードランプをチャンバー内にかけて削り込み、なだらかな角度にすると同時に、太い弾頭に合わせて凹型ではなくなるべく平らに近くします。
とりあえずこれでフィーディングはだいぶ安定します。
それでも3マガジン撃ってフィーディングトラブルが1マグにつき2〜3回ぐらい起きるので、もう少し調整が必要ですね。
デトネーターをもう少し短くすればSIG P226に使えるはずですし、さらに切り詰めればUSPもイケると思いますから、順次試していこうと思います。
このカートは、ZEKEのホローインナーを使う際のケースとしての使用も期待されます。銃との相性によっては、C-Tecよりも安定するかも知れません。
9mmカートは用途がたくさんあるので、長く楽しめそうです。
2018年01月17日
デトニクス用ノーマルデトネーター
年末に古いGM5のデトニクスを修復し、その修復箇所はまったく問題無いのですが、
発火していたらデトネーターが…
折れました。
スモールカート仕様のデトニクス用デトネーターは、樹脂を挟み込む3ピース構造になっており、以前も接合部が折れたのですが、今回は樹脂の真ん中が破断。もうダメだこりゃ。
この樹脂部分だけを新たに作り起こしても良いのですが、金属部分も汚いから、一体成形で全部作っちゃいました。
例によってチタン製で、コストダウンのため中空構造。ただし貫通はしていないためガス抜け効果はありません。あくまでもオリジナル品の復元です。
下写真の上は知り合いから頂いた奇麗なデトネーターで、今は別の個体に取り付けています。
デトネーターの設計もだいぶ慣れました。
このようにオリジナルと同じデトネーターを作るだけなら、採寸と設計合わせても1時間程度です。
発火してみましたが特に問題なし。
寸法などにアレンジした部分は特にないから、何か問題が起きるとも考えにくいので、もうDMM.makeに出品しました。
ついでにこちらもオリジナルを復元したエジェクターも出品。チタンはサビないところが良いです。
2018年01月13日
ブラックホールで購入
浅草で新春ブラックホールが開催中です。当方は本日の昼間に参加してきました。
タニオ・コバ及びBWCブースで購入した物は以下です。
BWCブースにて、
ダブルキャップカート
バンパー付きステンレス7連マガジン
VZグリップ
アシストスプリング
そしてタニオ・コバブースにて
新製品9ミリイージーCPカート
マルシンベレッタ用デトネーター
9ミリのイージーCPカートは、発表からだいぶ経ちましたが、とうとう発売です。
イージーCPカートはその仕組み上、弾頭の開口部を大きくとらなくてはならないため、フィーディングに問題が起きがちです。
フィードランプの加工は必須と思われましたが、マルシンの92FSにて手動での装填/排莢をテストしてみたところ、バレル無加工でフィーディングに問題は起きませんでした。
さらにタナカのグロック、SIG、HK P8などでも手動装填を試してみたところ、すべてフィードランプを加工する事なくスムースに装填されました。マガジンリップやスプリングテンションなどの調整は必要かも知れませんが、「汎用カート」を目指して設計された跡がうかがえます。これは傑作の予感。
ベレッタ以外のデトネーターも順次発売されるでしょうが、以前.380カートでの発火記事に書いた通り、M39/59用のデトネーターの後端を1ミリ削り、全長を52.5ミリにすればグロックで使えるはずです。
近々ベレッタとグロックで発火テストしようと思います。
タニオ・コバ及びBWCブースで購入した物は以下です。
BWCブースにて、
ダブルキャップカート
バンパー付きステンレス7連マガジン
VZグリップ
アシストスプリング
そしてタニオ・コバブースにて
新製品9ミリイージーCPカート
マルシンベレッタ用デトネーター
9ミリのイージーCPカートは、発表からだいぶ経ちましたが、とうとう発売です。
イージーCPカートはその仕組み上、弾頭の開口部を大きくとらなくてはならないため、フィーディングに問題が起きがちです。
フィードランプの加工は必須と思われましたが、マルシンの92FSにて手動での装填/排莢をテストしてみたところ、バレル無加工でフィーディングに問題は起きませんでした。
さらにタナカのグロック、SIG、HK P8などでも手動装填を試してみたところ、すべてフィードランプを加工する事なくスムースに装填されました。マガジンリップやスプリングテンションなどの調整は必要かも知れませんが、「汎用カート」を目指して設計された跡がうかがえます。これは傑作の予感。
ベレッタ以外のデトネーターも順次発売されるでしょうが、以前.380カートでの発火記事に書いた通り、M39/59用のデトネーターの後端を1ミリ削り、全長を52.5ミリにすればグロックで使えるはずです。
近々ベレッタとグロックで発火テストしようと思います。
2018年01月06日
Vショーありがとうございました!
ビクトリーショーは本日、明日の2日間開催ですが、当方は本日のみの参加でした。
当ブース及びモデルガン発火体験にお越し頂いた皆様、ありがとうございました!
我々の出店はありませんが、明日もぜひ足をお運びください。
先日予告した通り、ルガー・セキュリティシックス用のエジェクターロッドなど、補修パーツの試作品を展示しました。どれだけの需要があるか分からなかったのですが、予想以上に関心を寄せてくださる方が多く、激励の言葉を頂戴しました。頑張って完成させます!
明日のVショーが終われば、1週間も経たずに同じ場所でブラックホールです。こちらはタニオ・コバやBWCの出店があるのでまた楽しみです。
当ブース及びモデルガン発火体験にお越し頂いた皆様、ありがとうございました!
我々の出店はありませんが、明日もぜひ足をお運びください。
先日予告した通り、ルガー・セキュリティシックス用のエジェクターロッドなど、補修パーツの試作品を展示しました。どれだけの需要があるか分からなかったのですが、予想以上に関心を寄せてくださる方が多く、激励の言葉を頂戴しました。頑張って完成させます!
明日のVショーが終われば、1週間も経たずに同じ場所でブラックホールです。こちらはタニオ・コバやBWCの出店があるのでまた楽しみです。
2018年01月04日
6日(土)はVショーで発火体験
今週の土日は都立産業貿易センター台東館にてビクトリーショーが開催されます。
当方は6日(土)のみディーラー参加で、いつものようにモデルガンフリークスと共に『モデルガン発火体験』ブースも設置します。
場所は5階E13〜15です。
『モデルガン発火体験』コーナーにお越し頂ければ、どなたでも無料でモデルガンの発火を楽しんで頂く事ができます。
モデルガン未体験の方や、モデルガンの発火から久しく遠ざかっている方など、多くの方に発火を体験して頂きたいと思っています。
使用するモデルガンは主催者準備の物に限りますので、持ち込みでの発火は不可となっています。
基本的にはタニオ・コバの1911系を使用しますが、不定期に抽選が行われ、幸運にも当選された方には1911以外のモデルガンも発火して頂けます。
例えば
多弾数オートとか、
M4をフルオート発火とかできちゃうかも?
ランダムな抽選ですので、こういうのを撃てた方はラッキーですが、そうでなくてもタニコバ1911発火だけでも十分楽しめますので、ぜひともお立ち寄りください。
またご来場予定でご興味のある方は、前回Vショー開催前に投稿した記事『モデルガン発火体験の予習』シリーズもぜひご覧頂ければと思います。
モデルガン発火体験の予習
第1回 モデルガン発火の楽しさを知る
第2回 モデルガンの扱い方(前編)
第3回 モデルガンの扱い方(後半)
第4回 モデルガンの種類と購入のすすめ
2018年01月03日
コルト・コブラ
今売りの『Gun Professionals』誌のToshi氏による新旧コルト・コブラの記事が興味深いです。
コルト製のスナッブノーズリボルバーというのは、それだけでワクワクするはずですが、昨年4月号のショットショーリポートで初めてその写真を見た時には、松尾副編集長のキャプション通り、あまりのカッコ悪さに愕然としました。特にトリガーガードの形状の悪さにはガッカリ。あれが全体の印象にもかなり悪影響を与えていると感じます。
ところが今回のToshi氏の性能に対する高評価を読み、印象がかなり変わりました。ゲンキンなもので、性能が良いと分かると、それが機能美としてカッコ良く見えて来るものです。グロックと同じですね。
Youtubeで実銃レビューを見ても、やはり評価は高いようです。
こうなるとS&Wの近代リボルバーをモデルアップしているタナカさんに、ぜひともこのコルト近代リボルバーもトイガン化をお願いしたいものです。
写真はタナカのディテクティブスペシャル。刻印違いで、旧コブラも作ってほしいですね。
そのGunPro誌に掲載されていた広告によると、今月22日に『モデルガンクロニクル』というムックが出るようです。
MGCの特集らしいので、これは非常に楽しみ。さっそく予約しようと思います。
コルト製のスナッブノーズリボルバーというのは、それだけでワクワクするはずですが、昨年4月号のショットショーリポートで初めてその写真を見た時には、松尾副編集長のキャプション通り、あまりのカッコ悪さに愕然としました。特にトリガーガードの形状の悪さにはガッカリ。あれが全体の印象にもかなり悪影響を与えていると感じます。
ところが今回のToshi氏の性能に対する高評価を読み、印象がかなり変わりました。ゲンキンなもので、性能が良いと分かると、それが機能美としてカッコ良く見えて来るものです。グロックと同じですね。
Youtubeで実銃レビューを見ても、やはり評価は高いようです。
こうなるとS&Wの近代リボルバーをモデルアップしているタナカさんに、ぜひともこのコルト近代リボルバーもトイガン化をお願いしたいものです。
写真はタナカのディテクティブスペシャル。刻印違いで、旧コブラも作ってほしいですね。
そのGunPro誌に掲載されていた広告によると、今月22日に『モデルガンクロニクル』というムックが出るようです。
MGCの特集らしいので、これは非常に楽しみ。さっそく予約しようと思います。