2017年10月31日

モデルガン発火体験の予習2【モデルガンの扱い方(前編)】

11月5日(日)のビクトリーショーに出展する『モデルガン発火体験』コーナーに参加予定の人向け、予備情報の第2弾です。
前回、【発火の楽しさを知る】では、モデルガンの発火に関する基礎知識を書きました。

今回と次回は、【モデルガンの扱い方】を2回に分けて紹介します。前編は、発火前の扱い方の話です。

「モデルガンの扱い方」と言っても、普段からエアソフトガンをいじっている人を対象に書きますので、「銃口を人に向けない」とか「撃つ直前までトリガーに指をかけない」なんて初歩的な話は省きます。ここではエアガンと異なるモデルガンならではの部分を中心に書きますが、エアガンと同じところもあるのでその辺りは復習のつもりでお読みください。

『モデルガン発火体験』ブースではタニオ・コバ製の1911系モデルガン、そして樹脂製のカートリッジを使用します。
「カートリッジ」というのは「薬莢」の事で、中に火薬をセットして使用します。以後「カートリッジ」または「カート」と呼びます。
モデルガン発火体験の予習2【モデルガンの扱い方(前編)】
タニオ・コバの1911用カートリッジには金属製もあり、本当はそちらを使用したほうが雰囲気もあるのですが、『モデルガン発火体験』コーナーでの発火総数は毎回1,000発前後にのぼるため、紛失した際のリスクなどを考えると樹脂製カートのほうが安価ですし、スタッフが準備をしやすいなどの利点もあるため、樹脂製を使用しています。

『モデルガン発火体験』にお越し頂いた方には、火薬がセットされたカートリッジと空マガジンを渡し、ご自身でマガジンに弾を込めるところから体験して頂きます。
エアガンはケースレス(薬莢を使用しない)方式が主流ですので、まずここで新鮮に感じる方が多いようです。
海外で実弾射撃を経験された方であれば戸惑うことはないと思いますが、エアガンオンリーで遊んでいると意外と手こずる方もいるようです。
モデルガン発火体験の予習2【モデルガンの扱い方(前編)】
装填するカートリッジを、前方から後方斜め下方向へ、押し下げるように入れていきます。この時、マガジンを持っている手の親指か人差し指でも、先に入っているカート(初弾の場合にはマガジンフォロアー)を押し下げてアシストしてやると良いです。

参加者の中には、装填し終わったマガジンを叩く人が結構いらっしゃいます。
モデルガン発火体験の予習2【モデルガンの扱い方(前編)】
映画や実銃動画などでよく見られる動作なので、たぶん皆さんやってみたいのだと思います。
あれはマガジン内で弾をキレイに整列させる目的があり、モデルガンでやってもある程度効果はあると思います(やらなくてもあまり問題はありません)。
ただしモデルガンのカートリッジは、火薬や内部のパーツが押し込んであるだけなので、あまり強く叩くとこれらのセッティングが外れてしまい、あとで作動不良の原因となります。
この動作をされる場合には、軽くポンポンと叩く程度にしましょう。

続いてマガジンの挿入です。
モデルガン発火体験の予習2【モデルガンの扱い方(前編)】
実銃ではマガジン前面から最上段の弾の前方に人差し指を這わせるテクニックがあります。マガジン挿入口と素速く位置を合わせられるのと、指の感触でマガジンに弾が装填されているのを確認できるそうです。単にマガジンを挿入するだけでも良いですが、せっかくカートリッジを使用しているのだから、色々なテクニックを試してみるのも良いかも知れません。

ホールドオープンした銃にマガジンを入れると、エジェクションポートから装填したカートリッジが見えます。
モデルガン発火体験の予習2【モデルガンの扱い方(前編)】
エアガンとは違う風景です。
エキストラクターやエジェクターなど、エアガンにはないパーツも実銃通りあるので、ぜひ見てみてください。
細部のリアルな構造から実銃に想いを馳せるのも、モデルガンの醍醐味のひとつです。

スライドのリリースは、エアガンと同様、
●スライドストップレバーを下げる
●ホールドオープンしているスライドをさらに少し引いて放す

…の、いずれかの動作で行います。
どちらでも良いですが、ガスガンよりもリコイルスプリングが強いモデルガンは、スライドストップレバーを使用すると「ノッチ欠け」が起こりやすいため、「ホールドオープンしているスライドをさらに少し引いてリリース」が推奨される傾向にあります。

スライドが前進すると同時にカートリッジが1発チャンバーへ送り込まれ、いつでも撃てるホットな状態になります。
モデルガン発火体験の予習2【モデルガンの扱い方(前編)】
弾は飛ばないと分かっていても、火薬が入っていると思うと少しドキドキするはずです。
撃つ前の緊張感は、実銃もエアガンもモデルガンも一緒です。

発火とその後の扱い方は【モデルガンの扱い方(後編)】に続きます。


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