2017年09月28日

10月はミリガバとイングラム

タニオ・コバ×MULEのミリガバは、今月中旬発売予定でしたが、月末〜月明けへと延期。
タナカの92F Inoxとの同時発売が回避されたと思ったら、来月はCAWからイングラムMac11のリバイバルと、興味深い製品の発売が続きます。
先頃、C-Tecからイングラム用のカートリッジが発売されたので、それも試してみたいところです。
でも、イングラムはやっぱりセットの楽なオープンカートが良いですよね…。

写真はMGC製のABSモデル。
  

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2017年09月16日

ベレッタ92F Inox


タナカからベレッタ92FのInoxが発売されました。
今月はMULE×タニオ・コバのミリガバも控えていますが、もう腹をくくって2挺とも買いです(SIG P230JPはさすがにパス)。


素材はタナカが今年から展開しているHP(ハイフォーマンス)樹脂、シルバーはセラコートにて再現されています。
マルシンのシルバーメッキとは、かなり印象が違います。


スライドとフレームの色の違いも再現されています。
セラコートと知っていると「塗装感」を覚えますが、Youtubeなどにアップされている実銃の動画を見ると、マットな質感を非常によく再現していると分かります。
ハンマーやスライドストップ、デコッキングレバーなどの金属パーツはメッキです。


Inoxの特徴である、スライド前面のSTAINLESS刻印。
…ですが、塗料でやや埋もれています。おそらくこれは個体差があると思うので、店頭で購入する際には確認したほうが良いかも知れません。


バレル上部の刻印も再現。
これはマルシンのモデルには入っていません。


マガジンはボトムプレートのみシルバーです。


フロント、リアサイトともレッドが入っていますが、軍用のM9と同じドット&ポストです。
自分の認識では、民間用92Fのリアサイトは2ドットだと思うのですが、こういう仕様もあるのでしょうか?
単にスライドと一体だから、金型的に変更できないという事?

追記(2017/09/16)
コメント欄にてご教示頂いたのですが、サイトが3ドットシステムになったのはFSになってからで、92F時代は民間用も軍用と同じだったそうです。普段目にするのは大抵FSなので知りませんでした。
このモデルは92Fなのでこれで正しいという事になりますが、そもそも92FでInoxは考証的におかしいとの指摘も…。確かに!
ともあれ、情報ありがとうございました。


とりあえずファーストインプレッションはここまで。
自分はセラコートの耐久性はかなり信用しているので、ガンガン発火もしようと思います。
今後のタナカオートのセラコート展開が楽しみになる1挺です。
  

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2017年09月12日

5連ローダーを作ってみた

キャップ火薬をカートに装填する際のローダーを5本並べた物を3Dプリンターで作ってみました。

先日作った、50発カートを立てられるスタンドに対応する寸法です。

50発となると火薬を1個1個押し込む作業も面倒なわけです。
GM-7が発売されて、オープンカートでバカスカ撃ちまくるようになってからは、プラカートを実弾用のアモケースに立て、両手にローダーを持って左右同時に押し込む技を習得しました。
それでも25回押し込まないといけないわけです。


これなら10回の押し込みで50発セットできます。
こんなC-Tec15発なんてあっという間です。

本当なら、タナカのエボカート用に作ったダイナミックローダーみたいに…

こんな感じで15連も出来るでしょうし、究極的には50発同時装填も出来ると思いますが、装填時の摩擦や、ロッドの先とカートの口をすべて合わせなければならない事を考えると、5連で十分かなと思います。

ちなみに、カート立てはもともと…

16発立てられるコンパクトな物が欲しいと思って作ったんですが、コレ用の8連もしくは4連は必要かな〜?
まあ設計はコピペで簡単に出来るので、何かのついでに作ってみるか。
  

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2017年09月10日

グリップセフティの調整(マルシンガバ)

MULE×タニオ・コバのM1911A1がまもなく発売になりますが、それを楽しみにしながらマルシンのガバメントをいじりました。
以前、マルシンガバのハンマーに亀裂が入っているのを見つけました。

パーツを交換しようと思いながらも、そのまま発火を続けていたら案の定、折れました。
おまけにグリップセフティも破損です。

発火時にハンマーがグリップセフティにぶち当たって、徐々に浸食されて破損したのでしょう。このガバメントは、自作したカスタムパーツの耐久テストをするために発火しまくったため、1,000発はゆうに超えています。おそらくマルシンの想定を上回る発火総数なのだと思います。
ハンマーの裏に緩衝用のゴムを貼る人もいるようですが、パーツを長持ちさせたいならばそれもひとつの方法でしょう。

とりあえずハンマーとグリップセフティを注文し、新しいパーツに交換したのですが、どうも動きがおかしい。
トリガーが切れないのです。思いっきり強く引くと、やっとハンマーが落ちる感じです。
ハンマーとシアーの接点を削ったり磨いたりしてもまったく変化がないので、これはグリップセフティの問題だろうと判断。
自分はガバメントの調整をする時、旧Gun誌が発売した『コルト1911系のすべて』というDVDをよく見ます。

このDVDは、ジョン・ブローニングの生い立ち紹介や、ガバと他機種との撃ち比べで精度や威力を比較したりと、純粋に映像作品としても楽しめますが、特にガバメントの構造をCGで丁寧に解説するコーナーが非常に役に立ちます。
ガバの構造はだいたい理解していますが、あれこれ頭の中で考えるよりも、このCGを見てしまったほうが遙かに早く調整箇所を特定できます。
というわけで、グリップセフティに関する部分を見てみます。

グリップセフティON


グリップセフティOFF


グリップセフティとトリガーバーがこういう位置関係で、セフティOFFでもトリガーが引けないという事は、

きっとココが干渉しているのだろう、とすぐに分かるわけです。
やはり削ったら調子よく動き出しました。

気分転換にパックマイヤーのグリップを装着。

マルシンガバは、グリップフレームの高さが短いため、実物グリップをつけると下がはみ出したり、取り付けに加工を要したりするのですが、パックマイヤーのグリップは無加工ではみ出る事もなくピッタリ。これは知りませんでした。
パックマイヤーのラバーグリップを付けると、ガバメントの印象が変わるので良いですよね。
調子にのってシルバーモデルにも装着。おまけにHWスライドを載せてツートンにしました。

こうするとマルシンガバもオシャレになりますね。
ハーフシルバーにラバーグリップが付いているだけでハイカラなカスタムに見えてしまう世代なのでそう感じるだけかも知れませんが(笑)。
  

Posted by Red at 20:59Comments(4)モデルガン

2017年09月08日

USPレバーの動きを向上させる

タナカのUSP/P8のコントロールレバーは、動きが固いです。
特に跳ね上げる時が非常に固いですね(USPならセフティON、P8ならセフティOFF)。
P8が発売された時、Gun Pro誌のくろがねさんによるレビューで、片手で操作できないと書かれていましたが、新品状態では本当にそれぐらい固いと思います。

構造を見てみると、コントロールレバーの動きの渋さは、ディテントプレートが関係しているようです。

レバーを跳ね上げると、ディテントプレートも一緒に時計回りに動くわけですが、シアーピンが山型の部分を乗り越える必要があります。ここでつっかえているわけです。
つまり、

赤矢印の部分を削れば、跳ね上げがスムースになり、青矢印の部分を削ればデコッキング時の動き出しがスムースになるはずです。
ただし、削りすぎるとコントロールレバーが止まらなくなったり、発火の衝撃で動いてしまうという事態も予想されますから、慎重に少しずつ削っていく必要があります。

で、慎重に少しずつ、何度もフレームにセットし直して動きを確認しながら削っていきましたが、
結果的にはだいぶ形が変わりました。

この加工で、明らかにレバー操作は軽くなりました。ピンとの接触面をコンパウンドで磨いたり、オイルやグリスを塗布すればさらにスムースになるでしょう。
デコッキング側も少しは削りましたが、ただでさえUSPはコック&ロックからのロック解除時に勢い余ってデコッキングしてしまうという心配があるので、あまりいじらないほうが良いかも知れません(デコッキングの動き始めは、そんなに固くないし)。
発火もしてみましたが、特に誤作動も起きないので、とりあえずこれで良しとします。

USPは、過去にディテントプレートが割れた事が1回、コントロールレバーの軸が折れた事が2回あるのですが、もしかしたら操作が固いために無理な負荷がかかって破損に至った可能性も考えられます。
レバー操作がスムースになる事で、そのような破損の防止にもなれば良いですが、この点はしばらく使ってみないと分かりません。
  

Posted by Red at 00:55Comments(2)モデルガン

2017年09月04日

C-Tec中空ピンインナー

先月発売された、C-Tecの中空ピンインナーです。

同ブランドのCPカートリッジに付属のインナーFピンと交換して使用する事でガス抜けが良くなり、マイルドキックに使用すればさらにマイルドな撃ち味になるとの事です。
写真をご覧頂ければ分かる通り、非常にユニークな形状です。
中空インナーと言うと、Fピンの先端から真っ直ぐに穴が空いているのが普通ですが、このインナーはFピンの脇に4箇所穴があり、内部で合流して後端の穴から抜ける構造です。

発火はマイルド志向の自分としては、とても嬉しい商品なのですが、実際に購入してみると、残念な事に「デトネーターを選ぶ」という事が分かりました。
後端の穴は、爆音プラグのようにデトネーターの先端が嵌まるようになっているのですが、この仕組みだとデトネーター先端の形状によって嵌まり具合が変わって来るのです。
つまり、先端が細いデトネーターでは深く嵌まり、先端が太いデトネーターでは浅く嵌まります。
そして先端が太くてデトネーターの嵌まりが浅いと、デトネーター+Fピンの全長が長くなってしまいます。
下の写真は、マルシンベレッタのデトネーター2本に、それぞれノーマルFピン(上)と、中空インナーFピン(下)を並べて比較した状態です。

ご覧の通り、下のほうがデトネーター+Fピンの全長が長くなってしまいます。
これは下のデトネーターがサビだらけだから嵌まりにくくなっているわけではなく(笑)、デトネーターを入れ替えても結果は同じです。
デトネーターの先端が細ければもっと奥まで嵌まり、ノーマルと変わらない全長になるはずですが、これだと暴発が起きる可能性が増します。実際に暴発が起きました。
そしてモデルガンで暴発が起きた場合、ハンマースプリングによるテンションもかかっていないため、通常の発火よりも銃にダメージを与える事が予想されます。
従ってこのインナーを使用する際には、事前にデトネーターとの相性を見て、暴発が起きない事を確認すべきだと思います。
方法は簡単で、カートに撃ち殻キャップとこの中空インナーをセットして組み立て、デトネーターのついたバレルに入れて、プライマーを押してみるだけです。

これでプライマーが1.5mmぐらい前進するならOKですが、それ以下だと暴発注意です。

色々と試したところ、
●マルシンガバとCAWガバは1mmも動かないのでフルオート確実。
●マルシンハイパワーも危険。
●MGCガバ(GM12)はOK
といった感じです。

MGCのガバメント(M1911A1トランジション)で発火してみると、暴発もなく快調に発火、排莢を続けましたが、何度やってもスライドストップがかかりませんでした。普通のインナーに変えるときちんとストップするので、ぎりぎりパワー不足なのだと思います。まあ銃に優しいのは良い事です。最終弾だけノーマルインナーにすれば良いでしょう。

パワーが控えめになるなら、PFCの代用としてマルシンの銃に使いたいところですが、マルシンのデトネーターはPFC用に先端が太いため、この中空インナーとは相性が良いとは言えません。
このようなデトネーターの先端形状による問題を解決するため、爆音プラグはショートとロングの2種類があります。
C-Tecの中空インナーも、1mm短いショートタイプか、1mm深く嵌まるように後端の穴が大きいタイプがあれば、多くのモデルガンをカバーできるようになるはずですが、それが無いならデトネーターの形状を加工するなどして対応するしかありません。
モデルガンパーツショップM9ではこの中空インナーに最適化されたSIG P226用デトネーターも発売になっていますが、そういう物が必要になってくるでしょう。

とりあえず今のところ「この銃に最適!」という物は発見できていません。
ミントさんのブログによれば、タナカM9+C-Tecデトネーター使用であれば問題ないようです。
C-Tecのデトネーターには適合化しているはずですから、同ブランドのUSP/P8用デトネーターにもたぶん対応しているのでしょう(推測)。
  

Posted by Red at 22:45Comments(2)モデルガン

2017年09月02日

M31用のショットシェルが再販中なので


MULEからMGCのレミントンM31用ショットシェルが発売されています。基本的にはMULEからの直販のみですが、TAKE FIVEでも取り扱っています。
吠えるモデルガンさんやミントさんが既に購入してブログに記事をアップされていますが、とても評判が良いので自分も購入しようと思い、それに先だって久々にM31を動かしてみたら、何やら挙動がおかしい。
フォアグリップを前進させた瞬間に、トリガーを引いていないのにハンマーがリリースされてしまうのです。

調べた結果、トリガー上部にあるネジの締めすぎが原因のようでした。

内部の状態を確認すべく分解を始め、ここのネジを少し緩めたらパチッという音がして、正常な動きに戻りました。簡単に解決して良かったです。
M31のようにトラブルの少ないモデルは、ほとんど調整した事がないので、いざトラブルが起きると何が原因なのか想像もつかずに焦ります。

で、そのMULEのショットシェルです。

赤い部分がMGC純正のプラで、銀色のリム部分はMULEが新規に製作したアルミ製。
入手困難になりつつあったM31用のシェルが購入できる事も良いのですが、リムが金属製というのも良いです。ミントさんによると、このリムのおかげで発火性能も上がってるとか。耐腐食性がどうなのかだけが気になります。
いずれにしても在庫限りとの事なので、新品でシェルを購入できる最後のチャンスかも知れません。
  

Posted by Red at 22:30Comments(0)モデルガン