2017年09月08日

USPレバーの動きを向上させる

タナカのUSP/P8のコントロールレバーは、動きが固いです。
特に跳ね上げる時が非常に固いですね(USPならセフティON、P8ならセフティOFF)。
P8が発売された時、Gun Pro誌のくろがねさんによるレビューで、片手で操作できないと書かれていましたが、新品状態では本当にそれぐらい固いと思います。

構造を見てみると、コントロールレバーの動きの渋さは、ディテントプレートが関係しているようです。
USPレバーの動きを向上させる
レバーを跳ね上げると、ディテントプレートも一緒に時計回りに動くわけですが、シアーピンが山型の部分を乗り越える必要があります。ここでつっかえているわけです。
つまり、
USPレバーの動きを向上させる
赤矢印の部分を削れば、跳ね上げがスムースになり、青矢印の部分を削ればデコッキング時の動き出しがスムースになるはずです。
ただし、削りすぎるとコントロールレバーが止まらなくなったり、発火の衝撃で動いてしまうという事態も予想されますから、慎重に少しずつ削っていく必要があります。

で、慎重に少しずつ、何度もフレームにセットし直して動きを確認しながら削っていきましたが、
結果的にはだいぶ形が変わりました。
USPレバーの動きを向上させる
この加工で、明らかにレバー操作は軽くなりました。ピンとの接触面をコンパウンドで磨いたり、オイルやグリスを塗布すればさらにスムースになるでしょう。
デコッキング側も少しは削りましたが、ただでさえUSPはコック&ロックからのロック解除時に勢い余ってデコッキングしてしまうという心配があるので、あまりいじらないほうが良いかも知れません(デコッキングの動き始めは、そんなに固くないし)。
発火もしてみましたが、特に誤作動も起きないので、とりあえずこれで良しとします。

USPは、過去にディテントプレートが割れた事が1回、コントロールレバーの軸が折れた事が2回あるのですが、もしかしたら操作が固いために無理な負荷がかかって破損に至った可能性も考えられます。
レバー操作がスムースになる事で、そのような破損の防止にもなれば良いですが、この点はしばらく使ってみないと分かりません。


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この記事へのコメント
自分のP8は弄ってたら、片手で解除できる固さになりましたねー
単に調整がめんどいという話もありますが(笑)

メーカーでバレル交換して貰ってから、純正カートの調子がイマイチなんで調整中です。ランプ削り過ぎんようにせねば・・・
Posted by HAYASHI at 2017年09月09日 12:17
>HAYASHIさん
弄ってるうちに、当たりがとれて動きやすくはなりますが、KSCのガスガンなどと比べると、やはり固いと
思います。そのKSCのディテントプレートを見ると、山の部分はかなりなだらかなんですよね…。
交換したバレルが不調とはまた困りものですね。そろそろバレル基部の前面が削れるのも対策してほしいところです。
Posted by T.K.RedT.K.Red at 2017年09月10日 12:37
 
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