2024年01月21日

スモルトVer.3スクエアバット


タナカからスモルトのスクエアバットバージョンが発売されました。
「スマイソン」の別名もあるスモルトは、S&W Kフレームとコルトパイソンのバレルが合体したカスタムガンです。
2021年に発売したモデルはラウンドバットでした。現在、S&Wリボルバーはランウドバットに統一されているそうなので、現代仕様という事になりますが、4インチや6インチにはやはりスクエアバットが合います。そんなユーザーの声に応えての発売です。


スクエアになった事でターゲットグリップが装着されています。ラウンドにはホーグ風のラバーグリップが付いていました。やはりこちらのほうがKフレ感ありますね。

ラウンドバット(写真上)との比較。

形状が変更されているのはHW製のフレーム部分のみで、シャーシは共有できるように巧みに設計されている事が分かります。

ラウンドバット版と比べると、フレーム以外にもいくつか変更点があります。
まずはワイドハンマー。

前回はセミワイドでした。


トリガーにはグルーブが入り、こちらもワイドになっていて正面から見るとトリガーガードからはみ出ています。
このハンマーとトリガーのワイド化によって、操作性は明らかに向上しています。

フロントサイトはレッドランプインサートになりました。

これら3パーツの変更でCMC製に似た仕様になっていますが、タナカ製はバレル固定ピンやシリンダーのリセスがなく、S&Wロゴが左側面に刻印されているのでフレームの年代は異なります。
スモルト/スマイソンは様々なガンスミスやショップによって作られているので、「パイソンバレルがS&Wフレームに付いている」ということ以外は、細かい仕様に「正解」はありません。従ってユーザーが好みに応じて積極的にカスタマイズして良い銃だとも言えます。

さて、スクエアバットになった事でグリップは選択肢が増えました。
私もさっそく交換しました。

ハートフォード製です。
CMC製を復刻したグリップで、味のある形状で好きな人が多いです。私もこの日のために何年も前に買ってあたためていました。見た目が良いだけでなく、とても握りやすい絶妙な丸みです。

無加工で着きましたが、フレームがわずかにはみ出ます。グリップ内部を少しだけ削ればぴったりフィッティングできると思いますが、このままでも問題にならないレベルです。

というわけで何年も待った甲斐がある大満足スモルト・スクエアバットです。
タナカは今月、このスモルト以外にもS&W M627やチーフのエアクルーマンを発売。
さらにこの後はS&W M28ハイパトやM10ユージモデルを発売する事もすでに発表されており、今年もタナカのリボルバー攻勢は続きそう。楽しみですが財布が心配。
  

Posted by Red at 21:39Comments(3)モデルガン

2024年01月15日

イングラム用エクステンションバレル


MGCのイングラム用のエクステンションバレルを入手しました。
イングラムと言えばサウンドサプレッサーのほうが馴染みがあり、私はこのようなアクセサリーが存在した事を最近まで知らなかったですし、中古でもあまり見かけません。こんなカッコイイ物があると知ってからは時折ネットで探すようになり、運良く出物を見つけたので購入できました。

サプレッサーと同じネジが切られているので、そのまま取り付けられます。


減音効果はありません。文字通りバレルを延長しているだけで、外径はサプレッサーよりも細いです。
メーカーは不明。MGC製?マルベリーフィールド製?

先日のビトクリーショーで小林社長にこのエクステンションについてうかがったところ、アメリカでこのような物が実際に販売されていたとの事です。ただし、バレル延長による命中精度向上などはあまり期待できず、持ちやすくなるぐらいだろうとおっしゃっていました。

さて、これを入手したのは、以前『M11近代化改修キット』を使ってカービン化したイングラムに装着するためです。


予想通り、超かっけぇ!!
全体が近代化されているので、M-LOKシステムっぽく見えます(笑)


金属なので感触が良いですし剛性も高く最高。
中古ながらまったく使用した形跡がない超美品です。
美品すぎるところが難点です。発火前提で購入したのですが、こんなに状態が良いとさすがの私でも発火を躊躇します(笑)。
  

Posted by Red at 23:24Comments(2)モデルガン