2018年01月21日
9mmイージーCPテスト
新春プラックホールのタニオ・コバブースで購入した9mmイージーCPカートの発火テストをしました。
今回使用した銃はマルシンのベレッタ92FSと、タナカのグロック17です。
まずはカートと同時購入したデトネーターを用いて、マルシンベレッタからテストです。
発火、作動、排莢とも問題なし。
快調に1マガジン撃ちきり、銃を分解してバレルを確認すると
やはりいつものところがやられてました。
純正PFCよりもパワーが強いという事でしょう。リコイルスプリングの強化で対応できるかも知れませんが、これ以上発火するとバレルが破損し、銃にも影響を及ぼしそうなので、ベレッタは1マグで終了。
そのうちリコイルスプリングを変えて再挑戦します。
続いてタナカのグロック17です。
何度か書いている通り、M39/59用のデトネーター後端(インサートに接する側)を1mm削り、全長を52.5mmにする事で使用可能です。
以前.380ACPのイージーCPカート用に作ったこのデトネーターを使用します。
とりあえずフィードランプやリコイルスプリングはノーマルのまま、デトネーターだけ組み込んで10発発火。
装填、排莢とも問題なし。
.380ではストロークが短いためにパワー不足となり、リコイルスプリングを弱くしましたが、9mmのパワーは十分で、ノーマルのリコイルスプリングで問題なさそうです。リコイルは鋭いですが、オーバーパワーという感じはしません。
しかし、マガジンにフル装填して発火しようとすると、
初弾〜5発目ぐらいまでフィードランプに突っかかるトラブルが発生。
手動の操作ではあまり問題なかったのですが、ブローバックさせるとフィーディングトラブル。
やはりフィードランプの加工は必要みたいです。
フィードランプをチャンバー内にかけて削り込み、なだらかな角度にすると同時に、太い弾頭に合わせて凹型ではなくなるべく平らに近くします。
とりあえずこれでフィーディングはだいぶ安定します。
それでも3マガジン撃ってフィーディングトラブルが1マグにつき2〜3回ぐらい起きるので、もう少し調整が必要ですね。
デトネーターをもう少し短くすればSIG P226に使えるはずですし、さらに切り詰めればUSPもイケると思いますから、順次試していこうと思います。
このカートは、ZEKEのホローインナーを使う際のケースとしての使用も期待されます。銃との相性によっては、C-Tecよりも安定するかも知れません。
9mmカートは用途がたくさんあるので、長く楽しめそうです。
Posted by Red at 14:59│Comments(4)
│モデルガン
この記事へのコメント
こちらでもテストしてみましたが、やはりINOX、ドルフィンともにバレル基部のいつもの所に損傷が見られました。
買った時に小林先生からお伺いしましたが、マルシンのM9は色々と製品をサンプルとして測定してみた所、バネテンションはロット毎にかなり違っていたそうです。
恐らく発売に時間が掛かったのはそこの調整があったからなのかもしれません。
ブローバックはそれなりにパワーがあるみたいなので、次は強力なスプリング(KSC M93R用とか)を使ってみます。
小林先生からマルシンのM9のテスト中に気付いた不発などの原因の一つとしてセフティレバーのズレ(撃っている最中などに傾いてしまう)があると聞きました。
対策としてセフティオフの状態(水平位置)でより確実に止まるようにスライド側に窪みを新設すると良いとの事でした。
ちょうどセフティオン時にディテントが落ち込む溝をもう一個オフ側に掘るような感じです。
プロップガンなどはレバーを完全に固定してしまう場合もあるそうなのですが、可動と発火の兼ね合いを取るにはお手軽で私も手持ちで早速やってみましたが、良い感じです。
買った時に小林先生からお伺いしましたが、マルシンのM9は色々と製品をサンプルとして測定してみた所、バネテンションはロット毎にかなり違っていたそうです。
恐らく発売に時間が掛かったのはそこの調整があったからなのかもしれません。
ブローバックはそれなりにパワーがあるみたいなので、次は強力なスプリング(KSC M93R用とか)を使ってみます。
小林先生からマルシンのM9のテスト中に気付いた不発などの原因の一つとしてセフティレバーのズレ(撃っている最中などに傾いてしまう)があると聞きました。
対策としてセフティオフの状態(水平位置)でより確実に止まるようにスライド側に窪みを新設すると良いとの事でした。
ちょうどセフティオン時にディテントが落ち込む溝をもう一個オフ側に掘るような感じです。
プロップガンなどはレバーを完全に固定してしまう場合もあるそうなのですが、可動と発火の兼ね合いを取るにはお手軽で私も手持ちで早速やってみましたが、良い感じです。
Posted by MSGkenken at 2018年01月23日 13:06
>MSGkenkenさん
やはりバレル基部がやられますか。自分もKSCの93R用スプリングで試そうと思っています。
しかし、例の場所が破損するのは、スライドが後退した時というよりも、後退前にバレルが前方に押されている
時だと思うので、スプリングの強化で衝撃を緩和できるか、ちょっと心配です。
マルシンのセフティは確かに緩んで来るので、今度試してみようと思います。
やはりバレル基部がやられますか。自分もKSCの93R用スプリングで試そうと思っています。
しかし、例の場所が破損するのは、スライドが後退した時というよりも、後退前にバレルが前方に押されている
時だと思うので、スプリングの強化で衝撃を緩和できるか、ちょっと心配です。
マルシンのセフティは確かに緩んで来るので、今度試してみようと思います。
Posted by T.K.Red at 2018年01月24日 00:45
このデトネイターと、カートリッジは、MGCのM9に使えますか?
Posted by デューク at 2018年03月24日 18:46
>デュークさん
MGC(タナカ)とマルシンでは、デトネーターの長さが違うので、MGC製には流用できません。
カートリッジは無加工(もしくは小加工)で使えるはずですから、デトネーターの発売が待たれますね。
MGC(タナカ)とマルシンでは、デトネーターの長さが違うので、MGC製には流用できません。
カートリッジは無加工(もしくは小加工)で使えるはずですから、デトネーターの発売が待たれますね。
Posted by T.K.Red at 2018年03月25日 21:58