2021年12月03日

ウィルソン92Gへの道(3)

マルシンM9A1をベースに、ウィルソンコンバットのカスタムベレッタを作る第3回。

ウィルソン92Gへの道(1)
ウィルソン92Gへの道(2)

前回までにフレームの形状を作り、刻印を入れるところまでいきました。
こうなるともうほとんど完成したも同然。
あとは一部のオリジナル形状パーツを完成させ、塗装するだけです。

とりあえずスライドとフレームを塗装しました。
ウィルソン92Gへの道(3)
塗料はブラックスチール(キャロム)とダークパーカー(インディ)です。
ズボラな自分にしては、いつになく慎重に塗装しました。

ウィルソン92Gへの道(3)
見た目を良くしたいので、コントロールレバーやスライドストップなどの金属パーツも一度塗料を剥いで塗装しなおします。

トリガーも延長しました。
ウィルソン92Gへの道(3)
これは別にウィルソンカスタムだからというわけではなく、マルシンのトリガーがやや短いからです。
以前、知り合いに作ってもらったのがとても良かったので、真似してジーナスを盛って作りました。これに焼き付け塗装をするわけですが、ジーナスが熱に耐えられる事も確認済みです。

順調に製作が進んでいたところで…
気付いてしまったんです!
ウィルソン92Gは、ウィルソンコンバット製のリコイルスプリングガイドが組み込まれているという事を!!
↓がそのウィルソン製のガイドロッドです。
ウィルソン92Gへの道(3)
ウィルソンコンバットのオフィシャルショップより画像を拝借
らせん状の溝が彫ってある!
やだーーー!なにコレーーーー!
これやらなきゃいけないの!?面倒くさーい!
実際には、スライドがホールドオープンした状態でしかこの溝は見えないわけで、それもダストカバーに隠れてほぼ見えないからやらなくてもいいんですけど…。
しかし、ウィルソンカスタムならではのポイントなので、一応チャレンジしてみます。
ウィルソン92Gへの道(3)
どうやって彫るのかよく分かりませんし、手持ちの貧弱な工具でキレイにできるとも思えませんが、とりありずハンドリューターで彫ってみます。

ウィルソン92Gへの道(3)
…汚い(笑)。
手作業じゃあやっぱり無理よね〜。
まあスライドオープンしても、先端のほうが少し見えるだけ。妥協してノーマルのままにしてもあまり問題ない箇所なので、ひとまずこんなところにしておきます。これが出来ないために銃が完成しないのは嫌だし。
しかし引き続きキレイに作る方法は模索していきます。

あとはオリジナル形状のリアサイトとマグキャッチを仕上げ、塗装したら完成です!


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この記事へのコメント
お疲れ様です、管理人様。HANAREIKOです。
順調に作業がお進みのようで、なによりです。しかし、このリコイルSPガイドは……。見えないとはいえこういうところに拘りたくなるお気持ち、分かります。高く付きそうですがいっそのことモデリングしてチタンで出力してみるというのはいかがでしょう。って、管理人様のことですしそんなことはもうきっと考えていますよね……。他社製のもので使えそうなものがないか探ってみましたが、そうそう簡単には出てこないものですね。全く他機種ですが、マルイのG17用にこのタイプのフルートが彫られたリコイルSPガイドが販売されているようです。それを切り離して元の92用のガイドと太さを合わせ、M3ボルトで合体させるというのはどうでしょうか。といってもステンレスだそうなので、切り離すのも切削するのも大変そうな感じもします……。やっぱりナシですかね……。
Posted by HANAREIKO at 2021年12月03日 22:38
オリジナルに徹底的にこだわりたいお気持ちはよ~くわかります。が、ここはひとつ見方を変えて、『こんなモデルもある』と、思い込んでみるというのはいかがでしょうか。『ピエトロベレッタ社が、92Fのパーツで制作した数量限定の特別モデル』と解釈して、それを忠実に再現したと考えれば、もはや悩むこともありません。せっかくここまで素晴らしい作品に仕上がったのですから、あとは完成品として、大いにお楽しみになってみては。私も、金属ピーメの、SⅯG刻印を、リアリィティーを損なうものとして、最初は嫌でしたが、『スペシャルミリタリーガン』を表す印であると思い込むことで、気にならなくなってきました。また、マルゼンのPPK/Sベースで、PPKの制作を考えているのですが、これも、スライドの刻印はPPK/Sのままで、『こんな仕様のPPKもあったかもしれない』と強引なストーリーで自分を納得させています。
Posted by 温故知新 at 2021年12月04日 23:05
先の方もおっしゃってますが、TKさんならモデリングしてしまうのが1番手っ取り早いとは思いますし1番安上がりになるかと思います。

真っ直ぐなフルート加工なら丸ビットやボールエンドミルを固定して、加工物を真っ直ぐスライドさせればそれなりに形にはなると思いますが、螺旋状のフルート加工となればまず回転工具を強固に固定出来るクランプ台、そしてその螺旋形状通りにしかワークを動かせない治具を用意する必要があると思います。
旋盤のネジ切り加工のピッチ(1回転する時に進む量)をめちゃくちゃ荒く(というかフルート溝は1周してませんが)したようなイメージですかね。少なくとも簡易旋盤的な工作機械が必要になるかと思います。私もそんな加工したことないので正解なのかわかりませんが何となく思いついたことをば。
完成楽しみにしております。頑張って下さい。
Posted by m&m at 2021年12月04日 23:54
>HANAREIKOさん
1911やグロックと違い、ベレッタはあまりカスタムする銃ではないので、カスタムパーツも少ないですね。さらにこのガイドロッドは最近できた物っぽい(2014年頃?)ので、たぶんトイガン用パーツとして再現されていないと思うのです。
3Dプリントや外注は考えましたが、他の銃用のガイドロッドを流用するというのは考えていませんでした!
確かにロッドの径が合っていれば、根元の部分を合体させればいけますね!選択肢として考えたいと思います。ありがとうございます。

>温故知新さん
脳内設定はモデルガンマニアには必須ですね(笑)。
もちろん、実銃でも自分の好みでパーツを一部交換するというのは当然あるわけですから、オリジナルパーツを組み込んだという設定はアリだと思います。
そもそも自分がこのカスタムを作り始めた動機は、外観に魅了されたからであって、ガイドロッドに惹かれたわけではないので、妥協してもまったく悔いはありません(笑)。

>m&mさん
プロに外注すれば比較的簡単にできるのかと思いましたが、そんなに大がかりな事になるんですね!
それでしたら確かに3D造形にしてしまったほうが早いです。
一番効率的で、経済的な方法に辿り着こうと思います。
Posted by T.K.RedT.K.Red at 2021年12月05日 03:23
 
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