2020年08月17日

オラベレを作る(2)延長トリガー

今までブログの本文で言及した事はなかったのですが、コメント欄にて「マルシンのM9系はトリガーが短い」と何度か話題に上りました。
自分はそんなにベレッタマニアではないので、正直言われるまで気付きませんでした。
しかしタナカのベレッタと比較すると、その違いは一目瞭然です。
オラベレを作る(2)延長トリガー
言われるまで気にも留めていなかったのに、意識して見るとマルシンの短さは確かにマヌケに見えて来ます。

そんなコメント欄でのやりとりを見た知り合いが、なんと延長トリガーを作ってくださいました。
写真の右がそれです。
オラベレを作る(2)延長トリガー
マルシンの純正トリガーに、金属パテで延長分を成形したそうです。
強度は十分なので、折れる事はないでしょうとの事。

オラベレを作る(2)延長トリガー
正面から見ると、その長さがよく分かります。
4ミリ延長しています。

ありがたく使わせて頂く事にし、表面を研磨した後、塗装しました。
オラベレを作る(2)延長トリガー
塗料は自分の定番、ミッチャクロン→ブラックスチール→ダークパーカーの順番で重ねています。

塗装が出来たところで、せっかくなので現在製作しているカスタムベレッタ↓
オラベレを作る(2)延長トリガー
こちらに組み込む事にしました。写真は前回、トリガーガードをラウンドにした時の物です。

ところが、ここで問題発生。
トリガーが長すぎて、引き切れないのです。
そう言えば送って頂いた時に、「削らないとトリガーガードに当たって引き切れないから、好みの長さに削ってください」と言われていたのを失念してました。。。

塗装してしまいましたが、先端を削り、削ったところだけ再塗装しました。
オラベレを作る(2)延長トリガー
上写真はトリガーを引き切った時。
トリガーガードに当たるギリギリのところまで詰めました。

トリガーリセット状態ではこんな感じです。
オラベレを作る(2)延長トリガー
タナカほどの長さではありませんが、元の状態よりは良いです。
気にしない人はまったく気にならない違いだと思いますが(笑)。

しかし、タナカのトリガーはあんなに長いのにトリガーガードに当たらないという事は、引いた時の弧の軌道が違うのでしょうね。
そっくりに見えるマルシンとタナカ/MGCのベレッタですが、細かい点で色々違いがあり、日々新しい発見があります。


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この記事へのコメント
確かマルシンベレッタのトリガーは厚みも実銃と比較すると太くてとてもブサイクだとベレッタ好きな方のブログ記事を読んだことがあります。恐らくトリガーそのもののR形状も微妙に違うのでしょう。
そう考えるとモデルガンの設計ってどうやっているのでしょう?実銃用の図面がそんな簡単に入手出来るとは思えないですし、そもそも図面があるならそこまで違いのある物は出来ないと思いますし。
Posted by m&m at 2020年08月18日 04:29
>m&mさん
現在はエアガンでも海外で実銃を採寸して設計されていますが、昔は写真などの限られた資料から寸法を割り出して設計するしかなかったそうです。
グリップでもセフティでも何でもいいから実物パーツが1つでもあれば格段に寸法の割り出しがやりやすくなったそうです。
いずれにしても想像を働かせるしかなかったわけですから、同じガバでも小林さんと六人部さんで作風の違いみたいな物が出ていて、それはそれでイイものだと思います。
ただ、ベレッタに関してはマルシンもMGCも実銃を採寸して設計されたと聞きますから、ガバと比べて非常にリアルですし、両社の製品同士はパッと見では区別がつかないぐらいよく似ています。
それだけに、細かく見ると違いがあるというのは、とても興味深いと思った次第です。
それにしても、マルシンベレッタはトリガーも太いとは知りませんでした。
ベレッタも奥が深いですね〜。
Posted by T.K.RedT.K.Red at 2020年08月19日 02:02
私の場合、WAガスガンのトリガーに換装しようと試みましたが惜しい所で諦めました。記事の様な問題に加え、トリガーバーが入る穴が合いません。ヒゲの長いトリガースプリング、通称カモメがほしいなあ、なんて思ってもいました。P38ではこんな思いしないのですから、今になっても共感の声があると知った日には何とも
 嬉しいものですよ!
しかし、金属パテなるものがあるとは初めて知りました。
Posted by コンバット渡辺 at 2020年08月19日 23:16
誤解の無いようもう一度コメント失礼します。
私もどちらのベレッタも、マルシンガバもMGCガバも所有しておりますし、よくおデブと言われるマルシンCzも大切にしています。とにかくその形の銃をモデルガン化してくれただけでも嬉しいものです。
否定的な意見として違いがあると発言したわけではないので念のため・・・
ある程度のリアルさは欲しいですが、鉄砲の玩具全般が好きなのです。
Posted by m&m at 2020年08月20日 13:23
>コンバット渡辺さん
他社製トイガンパーツを頑張って流用しても満足いく結果にはならなかったのですね。
ベレッタも多くのメーカーがトイガン化してますから、ポン付けできるのがありそうなものですけど、難しいですね。
金属のパテというのは、おそらく車のホイールに付いた傷を修復するためのアルミを含有したパテだと思います。数種類販売されていて、自分も機会があれば試したい思っています。

>m&mさん
貶める意図がない事は、もちろん分かっています!
色々な違いを知ったり、自分好みにカスタマイズするのもモデルガンの醍醐味です。
引き続き有益な情報をお待ちしております!
Posted by T.K.RedT.K.Red at 2020年08月21日 18:45
TKレッドさま
組み付けありがとうございます。長さ調整してからお渡しすれば良かったですね。個体差を考慮したつもりでした。お手数掛けました。
アルミパテは デブコンF500と言う製品を使いました。トリガー背中側に凹加工してますのでアンカーになってます。2液タイプで、硬化が始まるまで半日とゆっくりなので、形を整えるまで腰が無いのがタマニキズです。ただ固まればこっちのモノです!
詳し過ぎる皆さんの情報から、モデルガンの設計の奥深さを改めて感じました。
コンバットさんの分も造って差し上げたい!でもどうやって渡そう??
Posted by タオル at 2020年08月23日 10:09
>タオルさん
この節はありがとうございました!
長さ調整せずに塗装してしまったのは、完全に自分のミスです。
デブコンF500というのは、結構高価なんですね。でもそれだけに質がよさそうです!長時間固まらないという事は、型に流し込んで成形するなんて使い方もできそうですね。

コンバット渡辺さん、当方宛にメッセージをお送り頂ければ、タオルさんからトリガーをお送りする取り次ぎを致します!
Posted by T.K.RedT.K.Red at 2020年08月23日 22:19
 
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