2017年11月18日

BWCガバをシングルキャップで発火


GM-7ベースの良質なカスタム製品を作り続けるBWC製モデルガンの売りのひとつが、ダブルキャップカート

これを使用しての発火です。
添加物なしで、お手軽に迫力ある発火が楽しめる点は優れものですが、時と場所によっては、あまり大きな音が出せない事もあります。
そんな時にはシングルキャップで発火したいわけですが、近年のBWCのモデルガンに、一般的なCPカートは使用できません。
GM-7でCPカートを使用するためのデトネーターは発売されていますが、砲底面がフラットになっている最近のBWCモデルガンには使えないのです。

フラット砲底面。
タニコバ製はブリーチ面が少し下がっているため、デトネーターの全長や、カートストッパーの位置が変わって来ます。
フラット砲底面対応のCPカート用デトネーターはないので、なんとか工夫してシングル発火してみようと思います。

方法としては、
1)BWCカートのFピンインナーに5ミリの空キャップをセット
2)ケースとプライマーはBWC製だが、Fピンを一般的なCPカートの物を使用

のいずれかになりますが、今回は(2)の方法で行いました。
デトネーターはダブル用そのままです。
エランのモデルガンは、デトネーターを変更する事なく、カートのFピンを変えるだけでダブル発火/シングル発火を変える事ができますが、BWCの場合はどうでしょうか。

下写真右側の一般的なCPカート用Fピンを使用します。

BWCのダブル用と比較してもそれほど全長は変わりませんが、少し短いので、発火前に7ミリの空キャップをカートにセットし、チャンバーに入れてプライマーを押してみました。

結構深く押し込めてしまいます。
これだと不発が起きるかも…と予想しながら発火テストです。

今回は2マグだけ発火です。

■1マガジン目
 初弾がチャンバーに送り込まれると同時に、3バースト発生。
 その後2バーストも発生。

予想外に暴発が起きたのでビックリ。
2マグ目は、発火前に手動にて全弾、装填/排莢を繰り返し、Fピンを適切な位置にしてやってから発火。

■2マガジン目
1発、2発と順調に発火したものの、3発目でやはり2バースト発生。あとは問題なし。

今回のテストでは不発、ジャムは起きなかったものの、暴発しがちという結果になりました。
デトネーターとカートの寸法関係はあまり問題なさそうなので、あと少し工夫すれば快調に作動するかも知れません。

しかし、ダブル用のデトネーターをそのまま使用する方法では、一般的なCPカートリッジが使えません。太いデトネーターが弾頭の開口部に通らないからです。
C-Tecなど一般的なCPカートを使用するためのデトネーターが欲しいところですね。
  

Posted by Red at 23:10Comments(4)モデルガン