2017年11月30日
USP/P8用新型バレル
タナカのUSPやP8用のバレルがリニューアルされ、予備パーツとしての販売が始まっています。
メーカーから公式にアナウンスされていませんが、今月再販されたP8からこのバレルに変更されているようです。
新型バレルは、基部が金属の別パーツになっています。
金属になった箇所はタナカUSP/P8の泣き所で、発火を繰り返すとどんどん変形していき、そして破損します。
下写真は旧型のバレルで、わずか30発しか発火していませんが、すでに前面2カ所が潰れて来ています。
このまま発火を続けると、
こんな感じで破損。
ロッキングピースと噛み合わなくなってチャンバー側が持ち上がり、
スライドに当たってエジェクションポート周辺を破損するという最悪の結末が待っています。
タナカのUSP/P8の仕組みでは、必ずバレル基部に負荷がかかるため、自分も以前、似たような対策を試してみました。
基部をすべて削り取り、
自作した樹脂の別パーツを装着。この別パーツを消耗品として、傷んで来たら交換するという案です。
しかし、発火してみたところ、
基部が下に引っ張られ、ネジの部分からバレル本体が破損しました。
改めて旧型バレル(左)と新型バレル(右)の比較です。
基部の半分だけが金属の別パーツで、上半分は旧来通りの樹脂一体です。
確かに、これならロッキングピースと当たって削れていた部分は金属で頑丈になり、下へ引っ張られる力は従来通り樹脂一体の段の部分で受け止められます。
さっそく発火。
30発撃った後のバレルです。
変化なし。
これなら安心して発火できそうです。
気になるのは、金属パーツにした事で薄くなった樹脂部分の耐久性。
また、これまでは樹脂が当たっていたロッキングピース、
赤矢印の部分に、今度は金属が当たる事になるので、こちらの損耗がどうかです。
これらは発火を続けて検証してみようと思います。
しかし、従来型のバレルに比べて、圧倒的な安心感を得られました。
エボリューションHPのUSP/P8は、これでより一層発火マシーンになりそうです。
自分の把握しているところでは、モデルガンパーツショップM9と、御徒町のTAKE FIVEでこのバレルを取り扱っています。