2023年03月21日
ボブチャウver.1.5への道(3)
タニオ・コバがイベント限定品として発売したボブチャウスペシャルver.3をベースに、ボブチャウスペシャルの現在の姿であるver.1.5を再現する第3回。
ボブチャウver.1.5への道(1)
ボブチャウver.1.5への道(2)
まずは前回までに作業した部分の手直し。
リアサイト側面のネジのモールドは、なんとなくの雰囲気物で作っていましたが、実物写真を参考にデザインし直して再現性を上げました。
ついでに台座部分の刻印も埋めて再塗装しました。
グリップパネルの抉れも少し深く追い掘りしました。
これは数値化できない形状なのでいくらでも修正したくなります。
さて今回は最終回。チャンバーカバーとマガジンバンパーの製作です。
まずチャンバーカバーですが、タニオ・コバの物はお馴染みの[.45 ACP]刻印のみですが、ボブチャウはナショナルマッチバレルで[CHOW]の刻印も入っています。
これはステンレス板に自前のレーザー刻印機で文字を入れて作ります。
こんな感じにできましたが、この上からキャロムのブラックスチールで黒く塗装し、
それを剥いでエイジド風にします。
うーん、塩梅が難しけどとりあえずこんなもんで。
続いてマガジンです。
タニコバの物には、これもお馴染みの8マキシマガジンが付属しています。
銃本体ではないのでマガジンは何でもイイと言えばそれまでですが、ボブチャウVer.1.5では、真鍮製のバンパーが付いたウィルソンタイプのマガジンがセットで紹介されている事が多く、自分にとってこの金色のマガジンバンパーもボブチャウの構成要件の1つなのです。
秋葉原の大雄で、MGCのマガジンバンパーが売られているのを発見し、購入しました。
自分はコレ知らなかったんですが、MGCのウィルソンマスターグレードという銃のマガジンにこのバンパーが付いていたようです。
買ったのはバンパーだけですが、MGCのウィルソンタイプマガジンの樹脂バンパーを外して無加工ポン付けできました。
このバンパーの黒染めを落として金色にします。
金属なので、めっき工房でメッキできるかと思い試してみましたが、結論から言うと無理でした。そもそもめっき工房の対応素材に亜鉛ダイキャストは入っていませんし、知り合いに聞いても難しいとの統一見解なので諦めて塗装する事にしました。
金色の塗料で調べたら「メッキ感覚ゴールド」が評判いいので、
コチラを使用してみます。
予想を超える美しい発色!
…ただ塗膜はとても弱いです。触らない物に向いた塗料なのでしょうが、マガジンバンパーは必ず触るから剥げやすいです。まあ暫定的にはこれで良しとしましょう。
実物の写真と比べると、形状がそっくりです。
それもそのはず。実物に付いているマガジンバンパーは、MGC製らしいです(!)。実物にある[MCW]の刻印は、MGCカスタムワークスの事。つまりイチロー氏に贈られた真鍮バンパーと、ウィルソンマスターグレードの亜鉛バンパーはまったく同じ形状と考えられます(同じ金型を使ったとか?)。
おまけにマガジンチューブやフォロアーまでそっくり。まさかマガジン自体もMGC製って事はないですよね?であればMGCのマガジンは素晴らしい再現度だと思います。
というわけで、マガジンはホブチャウ氏の手になる物ではないのですが、前述した通り自分にとってはこれもボブチャウスペシャルの重要なアイテムです。
最後にハートフォード製のベルトクリップ。
これも重要。
これでボブチャウver.1.5は一旦完成です。
再現しきれない部分もあるのでどこまで行ってもナンチャッテの域は出ないのですが、なんとか「ボブチャウスペシャル」と呼んでも良い見た目にはなりました。
あとは表面仕上げなどをどうするかです。チャンバーカバーをエイジド風にしたので、スライドやフレームも使い込まれた感じにしたくなりますね。まあそれは気の向いた時にやる事にしましょう。
と、ここで!なんと!!
ボブチャウスペシャルVer.1.5がBWCから発売されるとのニュースが飛び込んで来ました!
うおっ!これは欲しい!自分のようなモドキではなく完全再現ですから!オプションで真鍮バンパー付きマガジンも用意されてる〜。
しかし…15挺限定、しかも値段ガッ!!
…ただ、今回ボブチャウをいじってみて改めて思うのは、凄まじく手のかかっているカスタムだという事です。すべてのパーツに難しい加工が施されているので、それを考えれば適正価格とも感じます。物価高騰の折ですから余計にそう思います。
少数かつ追加生産もなしとの事なので、欲しい人は早めの予約必須です。
自分の場合は…もし清水の舞台からダイブして入手したとしても、発火用は今回作ったコチラになるでしょう(笑)。
ボブチャウver.1.5への道(1)
ボブチャウver.1.5への道(2)
まずは前回までに作業した部分の手直し。
リアサイト側面のネジのモールドは、なんとなくの雰囲気物で作っていましたが、実物写真を参考にデザインし直して再現性を上げました。
ついでに台座部分の刻印も埋めて再塗装しました。
グリップパネルの抉れも少し深く追い掘りしました。
これは数値化できない形状なのでいくらでも修正したくなります。
さて今回は最終回。チャンバーカバーとマガジンバンパーの製作です。
まずチャンバーカバーですが、タニオ・コバの物はお馴染みの[.45 ACP]刻印のみですが、ボブチャウはナショナルマッチバレルで[CHOW]の刻印も入っています。
これはステンレス板に自前のレーザー刻印機で文字を入れて作ります。
こんな感じにできましたが、この上からキャロムのブラックスチールで黒く塗装し、
それを剥いでエイジド風にします。
うーん、塩梅が難しけどとりあえずこんなもんで。
続いてマガジンです。
タニコバの物には、これもお馴染みの8マキシマガジンが付属しています。
銃本体ではないのでマガジンは何でもイイと言えばそれまでですが、ボブチャウVer.1.5では、真鍮製のバンパーが付いたウィルソンタイプのマガジンがセットで紹介されている事が多く、自分にとってこの金色のマガジンバンパーもボブチャウの構成要件の1つなのです。
秋葉原の大雄で、MGCのマガジンバンパーが売られているのを発見し、購入しました。
自分はコレ知らなかったんですが、MGCのウィルソンマスターグレードという銃のマガジンにこのバンパーが付いていたようです。
買ったのはバンパーだけですが、MGCのウィルソンタイプマガジンの樹脂バンパーを外して無加工ポン付けできました。
このバンパーの黒染めを落として金色にします。
金属なので、めっき工房でメッキできるかと思い試してみましたが、結論から言うと無理でした。そもそもめっき工房の対応素材に亜鉛ダイキャストは入っていませんし、知り合いに聞いても難しいとの統一見解なので諦めて塗装する事にしました。
金色の塗料で調べたら「メッキ感覚ゴールド」が評判いいので、
コチラを使用してみます。
予想を超える美しい発色!
…ただ塗膜はとても弱いです。触らない物に向いた塗料なのでしょうが、マガジンバンパーは必ず触るから剥げやすいです。まあ暫定的にはこれで良しとしましょう。
実物の写真と比べると、形状がそっくりです。
それもそのはず。実物に付いているマガジンバンパーは、MGC製らしいです(!)。実物にある[MCW]の刻印は、MGCカスタムワークスの事。つまりイチロー氏に贈られた真鍮バンパーと、ウィルソンマスターグレードの亜鉛バンパーはまったく同じ形状と考えられます(同じ金型を使ったとか?)。
おまけにマガジンチューブやフォロアーまでそっくり。まさかマガジン自体もMGC製って事はないですよね?であればMGCのマガジンは素晴らしい再現度だと思います。
というわけで、マガジンはホブチャウ氏の手になる物ではないのですが、前述した通り自分にとってはこれもボブチャウスペシャルの重要なアイテムです。
最後にハートフォード製のベルトクリップ。
これも重要。
これでボブチャウver.1.5は一旦完成です。
再現しきれない部分もあるのでどこまで行ってもナンチャッテの域は出ないのですが、なんとか「ボブチャウスペシャル」と呼んでも良い見た目にはなりました。
あとは表面仕上げなどをどうするかです。チャンバーカバーをエイジド風にしたので、スライドやフレームも使い込まれた感じにしたくなりますね。まあそれは気の向いた時にやる事にしましょう。
と、ここで!なんと!!
ボブチャウスペシャルVer.1.5がBWCから発売されるとのニュースが飛び込んで来ました!
うおっ!これは欲しい!自分のようなモドキではなく完全再現ですから!オプションで真鍮バンパー付きマガジンも用意されてる〜。
しかし…15挺限定、しかも値段ガッ!!
…ただ、今回ボブチャウをいじってみて改めて思うのは、凄まじく手のかかっているカスタムだという事です。すべてのパーツに難しい加工が施されているので、それを考えれば適正価格とも感じます。物価高騰の折ですから余計にそう思います。
少数かつ追加生産もなしとの事なので、欲しい人は早めの予約必須です。
自分の場合は…もし清水の舞台からダイブして入手したとしても、発火用は今回作ったコチラになるでしょう(笑)。
Posted by Red at 17:43│Comments(2)
│モデルガン
この記事へのコメント
エジプトさんで過去にこの真鍮製マグパンパーを販売していたと思います。
Posted by 500C at 2023年03月23日 21:30
>500Cさん
エジプトは色々やってますね〜!
今ではかなりレア物ですね。
エジプトは色々やってますね〜!
今ではかなりレア物ですね。
Posted by T.K.Red at 2023年03月26日 22:29