2017年02月22日

H&K P8の発火性能


先週発売されたタナカ製P8を、これまたリニューアルされたエボ2カートで発火です。

購入当日にも少し書きましたが、従来のUSPから耐久性を上げるための改良が各所に施されています。

フレームのトリガー周辺の肉厚とか、


バレル底部とか。
ちなみにバレルはUSPの物より重いので、HP樹脂で作られている可能性があります。
アナウンス通りABS並の耐久性であるなら、バレルもHP樹脂で作ったってイイわけですね。

買った日には気付きませんでしたが、エジェクターの先端が細くなっています。

さらにスライドと噛み合う部分の上に、突起があるのが分かると思いますが、


なんとスライドの溝が2本。
ブローバック時の負荷を分散させる為と思われます。

このほかエキストラクターの保持力が強くなっていたり、リコイルスプリングが変更されていたりと、とくにかく発火性能アップの改良が各所に施されており、我々のような発火好きには喜ばしい限りです。


というわけでMGキャップを使っての発火です。


オッ、想像以上のガス抜け!音もかなり大きいです。しかし耳にキーンと来るような音ではなく、気持ちいい!


ドウンという感じのリコイルショック。モデルガンながら、二重リコイルスプリングの効果を感じます。
排莢はほぼ水平で、アルミのエボ2カートが軽快に飛んで行きます。

作動はとにかく快調!
5マガジン、75発撃って不発はゼロ。
ジャムは排莢不良がゼロで、閉鎖不良が2回。

閉鎖不良は、チャンバーの入り口あたりに当たって止まったか、カートのライナー内の気圧にスライドの戻る力が負けたかのどちらかだと思います。
前者ならチャンバーの入り口周辺を少しヤスリがけすれば良いし、後者ならカートの組み立てを工夫するか、発火前に一度、全カートをチャンバーに通してFピンを適切な位置まで前進させれば解消されると思います。いずれにしても大した問題ではなさそうです。

とにかく、撃って楽しいモデルを出してくれたと思います。
来月は早くもUSPがHP化されます。今回のP8を迷ってまだ購入していない人は、さらに迷う事でしょう(笑)。
グロックやSIGも順次HP化されるでしょうから、今年はタナカから目が離せません。
  

Posted by Red at 09:47Comments(11)モデルガン