2020年08月23日

アルミ製爆音プラグ

マックジャパンのKenさんから、アルミ製の爆音プラグを頂きました。
アルミ製爆音プラグ
超軽いです。
これを先日紹介したアルミ製のPFC『MF9』にセットすると、めっぽう軽いカートになります。
アルミ製爆音プラグ

Kenさんは爆音プラグを考案された時、樹脂製、アルミ製、真鍮製の3種類を試作されています。
発火音を大きくしつつ、ブローバックパワーも維持するのに適していたのは、樹脂、アルミ、真鍮の順番です。軽いほうがプラグとキャップを前進させる事に火薬の爆発力を浪費せずに済むからです。
しかし樹脂は耐久性が低く、割れてしまったり、デトネーターに食い込んで動かなくなるなどのトラブルが発生、アルミはそういった問題は起きないものの、コストが上がってしまいます。トラブルを防ぎ、価格も抑えるという総合的なバランスから、最終的には真鍮で製品化されています(5ミリキャップカート用は樹脂製)。
爆音プラグ完成当初、MJマガジン購読者の中から、希望者に試作のアルミ製プラグが配布されたと記憶しています。
自分はその時にアルミ製の爆音プラグ(ショート)を入手し、シュマイザーで発火しましたが、確かに真鍮製よりもバランスが良いと感じました。

そして今回、アルミ製のPFC『MF9』に使ってみて欲しいとの事で、ロングタイプのアルミプラグを作ってくださいました。
アルミ製爆音プラグ
真鍮プラグとは、排莢方向が変わりました。若干、右斜め後方に飛びます。
これはカートの重心位置が変わり、強くスピンしているという事だと思います。
カートをアルミ製にするメリットのひとつとして、軽量化による排莢具合の違いが挙げられます。そういう意味では、アルミプラグによる排莢方向の変化は意義深いと思います。
発火音については、耳で分かるほど大きくなったという事はありませんが、やや音の質が変わったという印象を受けます。

いずれにしても僅かな差なので、アルミ製爆音プラグはニッチもいいところですね(笑)。理想を追い求めるならアルミ製になろうかと思いますが、コストパフォーマンスを考えると製品版が真鍮製となったのは妥当だと思いますし、アルミ製のPFC『MF9』を販売する事になっても、付属するプラグは真鍮になると思います。
しかし今回、素材や重量の変化で排莢具合にどれだけ、どのような違い出るかという貴重なデータをとる事ができました。

※アルミ製PFC『MF9』は、販売実現に向けて準備中です。ご興味のある方は、いましばらくお待ちください。


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