2021年06月20日
S&W M59レストアその4
MGC製S&W M59レストアその1
MGC製S&W M59レストアその2
MGC製S&W M59レストアその3
ジャンクに近い状態のM59レストア企画。
前回までに洗浄、欠損部品の補完、仕上げ直しなどを行い、無事に組み上がりましたので発火編です。
M59は、カートが送り込まれた瞬間に発火してしまい、バーストするという持病があります。本ブログのコメント欄やメールなどでアドバイスをくださった皆様、ありがとうございます。
作動を確認するため、マガジンを抜き、トリガーを引いた状態でスライドを引きます。
で、スライドをリリースすると…
やはりハンマーがコック状態で保持されていません。
AFPBなどありませんので、これでは暴発してしまいます。
しかし、スライドを少し強めに引いて話すと、ハンマーはきちんとコックされます。
という事は、ガツン!とパワフルなブローバックであれば、問題なく作動する可能性があります。
とりあえず発火してみましょう。
デトネーター&カートは3種類あります。
上がイージーCP用、中央はタニオ・コバのオープンカート用、そして下がオリジナルのオープンカート用です。
まずはイージーCPカートから発火。
自分が子供の頃からジャンク状態だった銃が、ついに火を噴きます。
快調に作動!
15発中、不発0回、ジャム0回、バースト1回(2連発)。かなりの好成績です。
続いてオープンカート2種類でも発火しましたが、こちらはまあまあ。
不発、ジャム、バーストがボチボチ出ます。
特にオープンカートではフィーディングトラブルが顕著です。空薬莢のような形状だからだと思います。イージーCPカートもほとんどオープンのような形状ですが、わずかながら弾頭部分にアールがついているので、その微妙な違いがフィーディングに影響を及ぼしていると思います。
オープンカートでもマガジンリップの調整などで対処できると思いますが、何もせずに快調なイージーCPを採用する事にしました。
ところが!
その後発火していると、イージーCPでも調子を崩してきました。
やはり暴発が起きますね。そして不発も増えて来ました。
暴発については、ディスコネクターを潰すか叩くかして伸ばす方法が有効との事なのですが、もうひとつ簡単な対策を教わったので、そちらから先に試す事にします。
なんでも、「トリガートラベルを少なくする事で暴発しなくなる」との事です。
トリガーの裏に2ミリ厚のゴム板を貼るだけでいいとの事。
最初は外観を崩さないように、トリガーの付け根のところに1ミリ厚のゴム板を貼って実験。これでダメなら2ミリ厚の大きめを、それでもダメならディスコネ加工を、という作戦です。
結果から言うと、効果アリ!
カート内にきちんとオイルを塗布し、ガツン!とブローバックするようにしたのも良かったかも知れません。
でも本当はシアーとのディスコネクトを根本的に直したほうが良いですね。しばらくはこれで様子を見てみますが、いずれきちんとやりましょう。
不発については、ハンマーが変形してサイドが膨らみ、リリースされた時にスライドと緩衝するために打撃力不足になっているようでしたので、膨らんだぶんを削っておきました。
まだ不完全ながら、ボロくなったせいで調子が悪いというわけでもないでしょうから、ここから先はレストアというより“発火調整”という事になりますね。
モデルガンとして普通に遊べるようになったので、あとはゆっくりやっていこうと思います。
MGC製S&W M59レストアその2
MGC製S&W M59レストアその3
ジャンクに近い状態のM59レストア企画。
前回までに洗浄、欠損部品の補完、仕上げ直しなどを行い、無事に組み上がりましたので発火編です。
M59は、カートが送り込まれた瞬間に発火してしまい、バーストするという持病があります。本ブログのコメント欄やメールなどでアドバイスをくださった皆様、ありがとうございます。
作動を確認するため、マガジンを抜き、トリガーを引いた状態でスライドを引きます。
で、スライドをリリースすると…
やはりハンマーがコック状態で保持されていません。
AFPBなどありませんので、これでは暴発してしまいます。
しかし、スライドを少し強めに引いて話すと、ハンマーはきちんとコックされます。
という事は、ガツン!とパワフルなブローバックであれば、問題なく作動する可能性があります。
とりあえず発火してみましょう。
デトネーター&カートは3種類あります。
上がイージーCP用、中央はタニオ・コバのオープンカート用、そして下がオリジナルのオープンカート用です。
まずはイージーCPカートから発火。
自分が子供の頃からジャンク状態だった銃が、ついに火を噴きます。
快調に作動!
15発中、不発0回、ジャム0回、バースト1回(2連発)。かなりの好成績です。
続いてオープンカート2種類でも発火しましたが、こちらはまあまあ。
不発、ジャム、バーストがボチボチ出ます。
特にオープンカートではフィーディングトラブルが顕著です。空薬莢のような形状だからだと思います。イージーCPカートもほとんどオープンのような形状ですが、わずかながら弾頭部分にアールがついているので、その微妙な違いがフィーディングに影響を及ぼしていると思います。
オープンカートでもマガジンリップの調整などで対処できると思いますが、何もせずに快調なイージーCPを採用する事にしました。
ところが!
その後発火していると、イージーCPでも調子を崩してきました。
やはり暴発が起きますね。そして不発も増えて来ました。
暴発については、ディスコネクターを潰すか叩くかして伸ばす方法が有効との事なのですが、もうひとつ簡単な対策を教わったので、そちらから先に試す事にします。
なんでも、「トリガートラベルを少なくする事で暴発しなくなる」との事です。
トリガーの裏に2ミリ厚のゴム板を貼るだけでいいとの事。
最初は外観を崩さないように、トリガーの付け根のところに1ミリ厚のゴム板を貼って実験。これでダメなら2ミリ厚の大きめを、それでもダメならディスコネ加工を、という作戦です。
結果から言うと、効果アリ!
カート内にきちんとオイルを塗布し、ガツン!とブローバックするようにしたのも良かったかも知れません。
でも本当はシアーとのディスコネクトを根本的に直したほうが良いですね。しばらくはこれで様子を見てみますが、いずれきちんとやりましょう。
不発については、ハンマーが変形してサイドが膨らみ、リリースされた時にスライドと緩衝するために打撃力不足になっているようでしたので、膨らんだぶんを削っておきました。
まだ不完全ながら、ボロくなったせいで調子が悪いというわけでもないでしょうから、ここから先はレストアというより“発火調整”という事になりますね。
モデルガンとして普通に遊べるようになったので、あとはゆっくりやっていこうと思います。
MGC製S&W M59。
— Red (@dark3rd) June 20, 2021
カートとデトはタニコバのイージーCP。#モデルガン pic.twitter.com/DxAlnWSEmh
Posted by Red at 23:24│Comments(2)
│モデルガン
この記事へのコメント
お久しぶりです。M59をレストアしたり、忙しいそうですね。ひょんな事からMGCのABSM16が手に入りました。そこで質問なのですがデルタ型のハンドガードをA2型に交換したいのですがポン付け出来るメーカーを教えて欲しいのとタニオコバのM4バレルと互換性が有るか教えて欲しいのです。宜しくお願い致します
Posted by USP at 2021年06月27日 19:45
>USPさん
すみません、MGCのM16は持っているのですが、ほとんどいじった事がないのでまったく分かりません。。。
すみません、MGCのM16は持っているのですが、ほとんどいじった事がないのでまったく分かりません。。。
Posted by T.K.Red at 2021年06月29日 23:00