2015年01月03日

USP×KSC380カート

以前、タナカのUSPで爆音カートを試したところ、PFCよりも快調に作動し、それは爆音カートのほうがPFCよりも全長が短いためではないかという記事を書きました。
PFCでも快調に排莢するSIG(写真左)とエジェクションポートを比較すると、USP(写真右)のほうが明らかに小さいです。


実銃ではエジェクションポートから排出するのは弾頭のない空ケースですが、モデルガンの場合は弾頭付きのフルサイズではき出すため、USPのようにエジェクションポートが小さい機種ではスライドの戻りと排莢タイミングが少し狂うだけでジャムる可能性が高いわけです。
PFCと爆音カートの全長差はわずか1ミリですが、USPでは明らかに作動性に違いが見られました。
他に使えそうなカートはないか?というわけで、コレです。

KSCのP230用380カート。


写真左が一般的な9ミリリアルカートで、右が380。
これなら9パラと比べて圧倒的に短いのでジャムの心配はほとんどなくなるはず。ただし付属のFピンは小さく、これだとデトネーターを長くしなければならいので、Fピンだけは一般的な規格のものに変えました(使用したのはマルベリーフィールド製)。
デトネーターはマルベリーフィールドのCP用を持っていたはずなんですが、見つからなかったのでマックジャパンのPFC用です。

マガジンに装填するとこんな感じ。

短い!
カートの全長が短いと、Fピンの動くストロークも少なくなるため、パワー不足の心配があったんですが…

快調に作動!ジャムっ気はまったくありませんし、スライドストップもきっちりかかります。リコイルも強すぎず、適度な感じでイイですね。
ちなみに、爆音カートの時もそうだったんですが、今回も装填、発火時にはエキストラクターだけでカートを保持しています。本来ならバレル内かデトネーターにカートストッパーを設けるべきなんですが、なくても問題なさそうです。

この380カートは、他の9パラ機種にも色々と使えそうですね。作動性能の悪いP230と一緒にほったらかしていたカートですが、急に万能カートに思えてきました(笑)。

理論的にはデトネーターを作れば、タニオ・コバの380イージーCPカートも使えるはず。
同社からは9ミリのイージーCPカートが発売される予定ですが、待ちきれない方は試してみるのも良いかと思います。
  

Posted by Red at 23:03Comments(0)モデルガン