2017年08月16日

DMM.makeからメールが

以前書いた通り、デトニクスでBWCのダブルキャップカートを使用するためのデトネーターをDMM.makeに出品しています。

で、本日DMM.makeよりメールがあり、
「武器や凶器となりえるデータは造形できない」
「クリエイターズマーケットから取り下げて欲しい」

との指摘を受けました。

どうやら、注文された方へも「商品に問題がある」との事でキャンセルメールが届いているようです。

言うまでもなく、デトネーターは実銃には存在しないパーツですから、どう頑張っても武器や凶器にはなりえません。デトネーターを使って実銃を作る事は出来ないわけです。
それどころか、バレルにデトネーターを組み込むと、弾丸の発射は100%不可能になりますから、むしろ「武器や凶器にならないようにするための物」であると言えます。

DMM.makeへは、上記の趣旨を返信し、再考を求めています。
というわけで、結論が出るまではご注文されてもキャンセル扱いとなってしまうのでご注意ください。

そもそも小林太三さんが前撃針(デトネーター)方式を考案したのは、改造防止が目的のひとつであると、『Gun Magazine』2013年10月号の『ヒゲKOBA回顧録』に明記されています。
それまでの、コブラキャップをカートのお尻にセットする後撃針方式だと、カートの中に物を詰めて発火の力によって詰め物を前方へ飛ばせるからです。

これに対し、デトネーターを用いる方式であれば、

発火のためにはデトネーターが必要

デトネーターを保持するためにインサートも必要

デトネーターとインサートがあるから弾は飛ばせない

となりますから、改造防止策として極めて効果的かつ合理的です。
つまりデトネーターこそ、モデルガンが武器にならないための重要なパーツであり、モデルガンが健全なホビーとして発展してほしいという小林さんの願いが込められているのだと思います。

…という話を、モデルガンのモの字も知らない人に分かってもらうためには、一体どこから説明を始めれば良いのか悩みますね。特にDMMのような一般企業に、このような特殊な物を正しく理解してもらえるかは分かりません。
一般企業の一次判断としては正しいとも考えられますし、文句を言っても仕方ないので、自分としては可能な限り丁寧に説明し、正しく理解してもらえるように努めていこうと思います。

3Dプリンターによるチタン製のデトネーターを作った例が過去にないので、今後も予想だにしないトラブルが発生するかも知れませんが、その時のために出来る事は、「絶対に大丈夫な物しか作らない」事です
このブログでも繰り返し述べている事ですが、トイガンには、(特に金属で)「作って良いパーツ」と「作ってはいけないパーツ」があり、3Dプリントで手軽にパーツ類が作れるようになった以上、クリエイターも買う側も、銃刀法を遵守し、業界自主規制も尊重する義務があります。
自分も3Dプリンターによる違法なパーツ製造を行う者が現れないよう、積極的に注意喚起して行きたいと思います。




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この記事へのコメント
拳銃、鉄砲に似た形の物、あるいはそれに使用される部品は、部外者から見たら危険かどうかの判断が出来ないので、判断できないものは扱わない。

こういうケースは対処が難しいですね。
私も似たような経験をしたことがあります。

企業の担当者は、自分に責任が降りかかるのを怖れる為、自分の頭で判断しようとしません。
警察など信用できる機関からのお「お墨付き」があれば、すんなり受けてもらえるでしょうね。
Posted by とんぼ at 2017年08月16日 22:14
BB弾しか発射できないエアガンを改造して実銃扱いした警察ですから何でも理由付けできますよね。?
この業界は、何度も規制を受けてきました。
タニコバさんも言われてましたが、私もエアガンの
メタル化は、反対です。難しい問題ですが、頑張っください。応援してます。
Posted by ディスカバリー at 2017年08月17日 11:55
モデルガンが大好きで、昨日もコマンダーを発火して楽しんでいました。
デトネーターが改造防止に有効とは考えたこともありませんでしたが、
正にその通りですね。
「デトネーターはおもちゃの部品として何十年も前から使われているものです」
と言っても納得して貰えないですかね?
解決するまでに時間がかかるかも知れませんが、根気よく頑張って下さい。
これから先モデルガンのいろいろな部品を、安心して3Dプリンターで作成
できる為にも!
Posted by デビル at 2017年08月18日 09:11
>とんぼさん
すでに新しい記事をアップしましたが、無事販売を承認されました。
おっしゃる通り、現在はリスク回避しか考えない人や企業ばかりですが、DMMはクリエイターの創造性に
重点を置くサービスを展開しているので、その辺りはスタンスが違ったのかも知れません。
海外でモデルガンの趣味を続けるのも大変だろうという事は、お察しします。

>ディスカバリーさん
応援ありがとうございました。
これ以上の規制を受けないためには、法律やルールをきちんと理解し、遵守する事が重要だと思います。
ちょっとでもヤバイ事はやらない。
フルメタルエアガンの問題も根深いですが、業界全体で締め出しに力を入れてますから、良い方向に行けば
良いですね。

>デビルさん
まさにデビルさんのおっしゃる通り、「デトネーターは半世紀以上、取り付けられて販売されています」という
内容のメールを送りました。
根気よく説明しようと覚悟していましたが、スピード解決を見ました。
自分もコマンダー大好きです!コマンダー仲間として、今後ともよろしくお願いします。
Posted by T.K.RedT.K.Red at 2017年08月19日 00:05
 
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