2017年02月20日

SFA. LOADED制作過程


SFA. LOADED制作過程
先日作った、BWC製スプリングフィールドアーモリーLOADEDの組み立てキットです。
購入を検討している方から、「買ってもちゃんと作れるか心配」というコメントを頂いたので、少しでも参考になればと思い、製作過程をアップする事にしました(全部は写真撮ってないんですが)。

SFA. LOADED制作過程
購入時の状態。当然バラバラです。
最初に書いておくと、この製品は中〜上級者向けです。
マルシンのキットと違い、初心者でも頑張れば作れるというものではありません。
初心者が買った場合、最も障害となるのが、組み立て手順の書かれた説明書が入っていない事です。完成品と同じ説明書だけです。つまりガバメントの基本構造を知っている事が前提です。小さなスプリングやピンを見て、それがどこに使うものかひと目で分かる必要があるのです。それが分からない人は、パーツ表の分解図を参考にするしかありません。
しかもGM-7の内部構造は一部オリジナルのアレンジがなされていますから、他のモデルガンや銃器全般に精通していても、GM-7シリーズを知らない方は少し苦戦すると思います。
お手本となるGM-7の完成品があるとベストですね。
(組み立て説明書が入っていないのは、自分の購入したものがイベントでの先行販売品だからかも知れません)

またキットに入っているパーツ類は、型から出たままか、それに近い状態のものが多く、何カ所か加工しなければ素組みすらできません。
SFA. LOADED制作過程
金属パーツは黒染めもされていません。


さてさて、自分はまず表面処理から始めました。
フレームにはパーティングラインがバッチリ残っているので、それを削り落とし、
SFA. LOADED制作過程
全体をペーパー掛け。
フレーム、スライドとも側面は平面が出るまでペーパー掛けしました。
これは作動にあまり関係ないので、やらなくてもOK。
しかし、せっかくのBWC製品ですから、やはり表面もキレイに作りたいところです。

フレームには「要らないもの」が残っています。
SFA. LOADED制作過程
右グリップの穴の上に突起。
そしてグリップセフティの入る部分には、“橋"がかかっています(マルイのフレームにもある)。
これらは、あっても作動に問題は生じませんが、気分的に嫌なので取り除きます。
しかし、グリップセフティのところにあるやつを早めに取ってしまったのは失敗でした。フレーム側面を平面出しする場合、これがあったほうがしっかりと支えになるからです。

SFA. LOADED制作過程
スライドは、フレームと噛み合うレール部分を削る必要があります。
溝の途中に段があり、そこにフレームが当たるのです。「素組みできない」理由のひとつがここです。
以前、イベントで購入したGM-7のアウトレットスライドも同じだったので、型から出した状態ではみんなこうなのだと思います。
インナーシャーシをはめたフレームと組み合わせて、スムースに動くようにレール部分を削るわけですが、この銃はCP(ダブルキャップ)カート専用となるので、オープンカート用ほどスルスル動かなくても良いかなと思い、少々スライドの動きが渋い状態でやめました。

マグキャッチやスライドストップも研磨。
SFA. LOADED制作過程
金属パーツもパーティングラインを消したり、平面を出すと、塗装後の印象が変わります。
まあこれも気分の問題なのでやるかどうかは好き好きです。

表面処理が大体終わったところで、塗装する前に組んでみます。
塗装後に問題が判明して削る事になった場合、結局塗装し直さないといけなくなるからです。
SFA. LOADED制作過程
案の定、マグキャッチの穴と、シアーピンの通る穴(シャーシ側)が小さい事が判明。
フロントサイトもキツすぎて入らない事が分かりましたので、これらを削って調整です。

ちゃんと組めたところで塗装。完成まであと少しです。
実銃を参考に色を決めます。
これとか。
SFA. LOADED制作過程

こんな写真とか。
SFA. LOADED制作過程

こういう動画とか。


実銃はパーカライジングという事で、結構グレーなんですよね。
でもちょっとは黒いほうが良いので、
キャロムのブラックスチール
インディのダークパーカー
の2種類を混ぜてみました。
SFA. LOADED制作過程


実銃に合わせてバレルも塗装。
SFA. LOADED制作過程
マズルフェイスは文字通り銃の顔なので、黒か銀かでイメージはだいぶ変わると思います。


というわけで完成。
SFA. LOADED制作過程
スライドとフレームは、予定よりも黒くなってしまったので、パーカーシールで塗装し直す予定です。
またバレルの塗装も強度に難あり。ここは別の方法を考えます。
自分はグリップパネル、ハンマー、サムセーフティの3点は、別途用意したものを使いました。

GM-7に馴染みのある人には、組み立てそのものは難しくないはずです。そして組んでしまえば、発火性能は最高級です。
ただそれ以外の人が購入すると、最初に書いた通り苦戦するかと思いますので、どうしてもこのSFA. LOADEDのモデルガンが欲しいという事であれば、素直に完成品を購入される事をお勧めします。


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この記事へのコメント
早速のアップありがとうございます。
結構な手作業が必要ですね。
若い頃はヤスリがけによる微調整や切った張った等の作業は苦とせずせっせといじくっておりました。
が、最近ではあれをしたい、ここをこう直したいと思っても手付かずの状態が続いております・・・

T.K.Redさんは金属パーツ類を染めて仕上げますか?それとも塗装で仕上げていますか?
塗装のほうがスライドやフレームとの一体感が出ますが。
Posted by kenkenpa at 2017年02月21日 23:41
>kenkenpaさん
自分もやりたいと思って手つかずとか、やり始めて放っぽらかしの案件が結構多いです(^^;;;
金属パーツも樹脂パーツも、自分は塗装が塗装が多いですね。
失敗した時にやり直しやすいですから。自信の無さのあらわれです。。。
Posted by T.K.RedT.K.Red at 2017年02月22日 10:48
 
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