2016年07月22日

iSDでターゲットシューティング

iSDでターゲットシューティング
先日のVショーで購入した、「iSD」です(くすのき工芸製/イベントでの出店名は「サークル切粉」)。
これはアクセサリーレールに取り付けるデバイスとターゲットをセットで使用する事で、弾を飛ばさずに射撃を楽しめるシステムです。
そもそも弾の出ないモデルガンはもちろん、ガスガンや電動ブローバックガンなどでも、BB弾を使わずに安全に遊べます。銃は無加工で、デバイスをアンダーマウウントレールなどに取り付けるだけです。

仕組みとしては、デバイスから発射された赤外線をターゲットの中心が感知して、ヒット判定が為されるというものですが、その赤外線発射のスイッチとなるのは、「音」です。
発火音(ガスブロの場合は空撃ち音)を感知して赤外線が照射されます。だからトリガーと連動させるなどの加工は不要で、デバイスを取り付けるだけで良いわけです。

ターゲットのほうは、モデルガンファンなら一見して分かる通りシューターワンへのオマージュであり、ヒット時の挙動も、シューターワンと同じパタパタです。
iSDでターゲットシューティング
底部にはネジ穴があり、カメラの三脚などに取り付けられます。細かい部分ですが、これは便利です。

iSDでターゲットシューティング
グロックで遊んでみます。

iSDでターゲットシューティング
バ〜ンと発火した瞬間、ターゲット左の緑のランプが点灯。
iSDでターゲットシューティング
直後に白い的が、パタッと一瞬倒れます。

まさに現代版のシューターワンなわけですが、デバイスを使用する事で照射角が狭められ、シューターワンのように明後日の方向を撃ってもヒットするという事はありません。
試しに狙点を10センチずらしてみたところ、反応しませんでした。きちんと狙わないと当たらないわけです。モデルガンでこのシビアさは今までありませんでした。これは面白い。

iSDでターゲットシューティング
GM-7でもチャレンジ。
…と思ったら、なんかデバイスが前後にカタカタ動きます。ウチにあるピカティニーレール付きの銃すべてに付けてみましたが、このようにガタつくのはGM-7だけ。そう言えばGM-7のレールは、きちんとしたピカティニー規格になっていなくて、アクセサリーによってはうまく付かないという話を聞いた事があります。とりあえず厚紙を挟んで固定しましたが、これは何らかの対策を考えないといけません。

iSDでターゲットシューティング
快調作動のGM-7は、射撃に集中できます。
GM-7のように「動いて当然」なモデルガンの場合、漫然と発火してしまう事が多いですが、これによってさらに一歩踏み込んで、目的を持った発火遊びになります。
発火音とリコイルショック、排莢、そしてターゲットの反応、まさに実弾射撃に近い感覚です。目が行くのもカートの軌道ではなく、ターゲットのほう。おかげでカートを1個紛失しました(笑)。
またターゲットがパタッと動くだけでなく、緑のランプが点灯するのも良いです。小さな部分ですが、分かりやすいし爽快感が増します。

ちなみにデバイスが反応する音の感度は調整できます。敏感にすれば空撃ちでも反応しますが、モデルガンの場合にはかなり鈍感にします。そうする事で、不発の場合には反応しなくなります。できれば、スライド操作でも反応しないように調整したいところです。ジャムが発生した際に、スライド操作でクリアするわけですから、それでターゲットが反応してほしくないので。

かなり野心的で、今後の展開が楽しみな商品です。
使用するにはピカティニーレールが必須なので、ハンドガンのモデルガンでは、グロック、SIG P226、GM-7のレイルドフレームシリーズ(要対策)と、機種が限定されますが、それでも楽しいです。デバイスを装着した状態では、ホルスターを選ぶという問題もありますが、しかしそれらの問題を解消すべく改良、開発を進めているそうです。

フォリッジグリーンときがわの発火イベントでは、すでにこのターゲットを使用してのシューティングマッチをテスト開催しているそうですし、モデルガンの遊びをさらに広げる、革新的な一歩を記した商品だと思います。ぜひ応援したいです。

製造元、くすのき工芸さんのブログです。
http://blog.livedoor.jp/kiriko02/
基本的には「サークル切粉」名義で出店するイベントでの販売のみとなっていますが、通信販売にも対応できるとおっしゃっていたので、ご興味のある方は問い合わせてみてください。


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この記事へのコメント
なかなか、面白そうですね!
機会があったら、買おうかな?
Posted by ミントミント at 2016年07月22日 10:31
これは、素晴らしいですね。
モデルガンの新たな可能性を感じます!
Posted by シリーズ70 at 2016年07月22日 18:39
>ミントさん
発火イベントでも活躍しそうだし、家でも楽しめそうです。

>シリーズ70さん
まだまだモデルガンには可能性がありますね。色々な遊び方が広がっていけば良いと思います。
Posted by T.K.RedT.K.Red at 2016年07月23日 16:43
T.K.red様 お世話になります。

シューターワン世代なので、これは嬉しい商品です。
ピカティニーは、colt純正タイプが搭載された例のタンカラーがB.W.C.から発売されましたので、是非、ご検討を!
小市民の私は、レイルだけ別売されたらと密かに期待しておりますが(笑)
Posted by 専務取締役 at 2016年07月24日 10:51
>専務取締役さん
シューターワンは、画期的でしたが性能は甘い部分もありました。
特にヒット判定が甘すぎましたが、これなら実弾射撃やエアガンシューティングの練習にも使えます。
B.W.C.のフレームは新規製作なのですかね?タニコバ製ベースでも、寸法が修正されていれば良いですね。
買えるかどうかは別として(^^;;;
Posted by T.K.RedT.K.Red at 2016年07月24日 23:10
>B.W.C.のフレームは新規製作なのですかね?タニコバ製ベースでも、寸法が修正されていれば良いですね。


TK.red様
新規製作と聞いております。
寸法も修正されているそうです。
電話で社長さんに聞きましたので、間違え無いかと(笑)
本体は、懐の具合で買えませんので、
フレーム単体販売を希望しておきました。
Posted by 専務取締役 at 2016年07月25日 09:03
>専務取締役さん
さすがBWC、こだわってますね!
夏のブラックホールでは、パーツ類の販売もあるそうなので注目してます。
Posted by T.K.RedT.K.Red at 2016年07月25日 21:14
 
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