2015年12月26日

木グリの手入れをレモンオイルで試す

モデルガンが乾くと、作動性や保存性、また見た目など色々と問題が起きるので、使用していなくても定期的に注油をしてメンテナンスするべきです(という事は分かっていますが、あまりやっていません(^^;;;)。
樹脂や金属パーツなど、モデルガンの大部分はシリコンオイルで事足りますが、木製のグリップだけは、やはり木に適した手入れをしなければなりません。
木グリの手入れをレモンオイルで試す
写真はヘレッツ製の木グリですが、かなり乾いて汚れています。
木グリの手入れと言えば、亜麻仁油がポピュラーですが、先日東急ハンズのDIY売場で「レモンオイル」というのを見つけました。
木グリの手入れをレモンオイルで試す
銃のグリップに使用するという話はあまり聞いた事がないのですが、植物性なら相性は悪くないだろうと思い、買ってみました。
開けてみると、当然ですがレモンのいい香りがします。
柔らかい布でグリップに塗り、しばらく放置して再度塗るという作業を数回行い、仕上げに布で拭きました。
木グリの手入れをレモンオイルで試す
写真では分かりにくいですが、なかなか味わいのある雰囲気になりました。
カラカラに乾いていたローマンのグリップ(マルベリ製)も、いい風合いです。
亜麻仁油と比較して良いか悪いかは分かりませんし、時間が経つとどうなるかも分かりません。
ネットで調べても銃に使った例はほとんどヒットしませんが、家具やギター等の手入れに使う物らしいので、たぶん大丈夫でしょう。


同じカテゴリー(モデルガン)の記事画像
X-PFC搭載M9/92FS
ハイパワーのシアースプリングを弱める
スモルトVer.3スクエアバット
イングラム用エクステンションバレル
GM-7のリアサイト用ネジを探す&10-8風サイト製作
M9がハイパワーとカート共通化?
同じカテゴリー(モデルガン)の記事
 X-PFC搭載M9/92FS (2024-03-28 16:14)
 ハイパワーのシアースプリングを弱める (2024-02-03 01:02)
 スモルトVer.3スクエアバット (2024-01-21 21:39)
 イングラム用エクステンションバレル (2024-01-15 23:24)
 GM-7のリアサイト用ネジを探す&10-8風サイト製作 (2023-11-25 00:18)
 M9がハイパワーとカート共通化? (2023-10-29 23:55)
この記事へのコメント
こんにちわ

私も表面仕上げのされていない木製グリップなどに、
白木家具用のワックスをいますが、それもオレンジの香りがします

おそらく同じような成分ではないかと思いますが、
アマニ油に汚れ落としの成分として柑橘系のブレンドではないかと思います

オレンジなどの汁がスチロール樹脂などについたままだと溶けちゃいますが、
かなりの汚れ落とし効果があり、天然成分で人体や環境に優しいということだと思います
Posted by Domino251 at 2015年12月26日 14:24
お久しぶりです。

いきなりで何なんですが、レモンやオレンジの香料が入っている木製品用オイルは、ガンストックやグリップに使ってはいけません。

と言うのは、香料入り家具用オイルは、表面の目に見える所や手に触れる所(風通しの良い場所)に塗布するオイルであって、金属と木が接して空気に触れない隠れている(密閉されている)所に塗布する用途には考えていないからです。

実証済みの話なんですが、以前MGC-GM-5HW(ナチュラル・ガンブルー仕上げ)、同モデルのABSメッキ(シルバー・スチール)フレーム、タニオ・コバ無刻印HWフレーム(ノーマルのグレー地・ブルーイング)を用いて、片側(A)は只のガンストックオイル(バーチウッド トゥルオイル・インディ 亜麻仁油・ワトコオイル W-1ナチュラル&メンテナンスムース)を、各フレームに適合する様に加工したウォルナットの端材に、お互いが混ざり合わない様に分割して塗り込み、もう片側(B)は同じウォルナット端材にホームセンターで売られている、香料入り(オレンジ・レモン・ココナッツ・せっけんの香り)を分割して塗り込み、その端材をグリップスクリューで完全に固定し、日数を掛けてどの様な影響が出るか実証実験した事が有るんですが、上記(A)側は、どれだけ日数を掛けても、どれも何ら影響は観られなかったんですが、(B)側に関しては、レモン・オレンジ香料入りは3~7日程、ココナッツ・せっけんの香り香料入りは9~14日程でどのタイプのフレームに対しても腐食攻撃性が認められ、MGC-GM-5HW・タニオ・コバHWフレームは、所々クラックや表面のただれ、ABSメッキフレームでは、メッキ層が皺が入り、所々ひび割れや水ぶくれ状の剥離が、グリップに隠れて空気が触れない所で発生していました。

特に、オレンジやレモン香料入りのオイルに関しては、成分の特徴で金属類に対する腐食攻撃性が顕著に出ておりました。

この実証結果が、僕の答えです。


因みに、僕がお客様から預かった修理銃の修理完了時の最終磨き上げの時に、木製グリップやストックの返却前の磨き上げには短時間で作業が済む、「ワトコ メンテナンスムース」を使い、リチェッカリングや各補修修理の時には、作業の時間が充分掛けられるので、「バーチウッド トゥルオイルorインディ 亜麻仁油or市販の100%亜麻仁油」を使います。

自分の銃に対しては、普段のメンテナンスは市販品の100%亜麻仁油を使い、丹念に磨き上げています。
Posted by ゴリ at 2015年12月26日 20:34
書き洩らした事が有りましたんで、連書き失礼致します。

ウッドオイルの塗布についてなんですが、純粋なウッドオイルであれ、香料添加のウッドオイルであれ、手に握る表面に塗布したとしても、塗っていない裏側にも浸透致します。

依って、香料添加のウッドオイルを幾ら薄く表面に塗布したとしても、時間を掛けて木全体に行き渡り、裏側迄何れは到達し、隠れた部分の金属成分を侵食して行きます。

こうなると、気が付かない内に大変な事態になりますので、こまめにグリップを外してフレームの状態をチェックしないといけません。
Posted by ゴリ at 2015年12月27日 00:00
ゴリ様のコメント読んで少し驚きましたが、おっしゃるとおり裏側に塗りませんし、
表面仕上げされているものにオイルを塗る意味はないと思います

そして、いずれは裏側へとのことですが、オイル仕上げするわけでもなく、
何回も何回も塗っては磨きということも通常ありえないと思うのですが?

オイル仕上げをするためのものではなく、
ヨゴレを落として表面を保護ツヤ出しをするワックスです

1~3回塗ったとしても、乾かして重ね塗りをするのでしょうし、
私の経験上、木材全体に行き渡る(染み込む)ほど塗るなんて想像出来ません、
表面の皮一枚程度ではないのでしょうか?

そして、グリップを本体に取り付けたままで塗るなどもありえないでしょうし、
未乾燥でトイガン本体に取り付けるというのもありえないと思います


他人様のブログで応答してしまい恐縮ですが、私の過去20年近い経験でも、
白木用の柑橘系の香りのするワックスを説明書どおりに使用して、
金属や樹脂が劣化した経験はありません
Posted by Domino251 at 2015年12月27日 00:46
>Domino251さん
初めまして。

私のコメにレスを戴き、ありがとうございますm(_ _)m

只、私はレス中、ウッドオイルのお話をさせて頂いた迄で、Domino251さんがお使いのワックスの話では無いのです。

それで、オイルの浸透についてですが、私の言葉が足らずに誤解を与えた様で、大変申し訳無いんですが、1911シリーズのウッドグリップを想定してコメントしたもので、1911シリーズのグリップの基本デザインは、前後に握り易く細く、センター部分を厚くして居るのは、ご存知だと思います。

センターの厚い部分に幾らオイルを指で塗りこんでも、然程浸透した様には見えないでしょう。

しかし、グリップの前後の薄い部分だと乾性油を指で少量擦り込みをしても結構染み込みが速く、乾燥する迄に其処からオイルが回り込む様に浸透して行きますよ。

これは、33年前に初めて買ったモデルガンGM-2のスムースタイプ
木グリで、やった失敗を元に判った事です。
Posted by ゴリ at 2015年12月27日 02:54
またまた言葉足らずでしたので加筆致しますが、私はグリップの手入れ作業で、今迄一度足りとも本体に着けたまま作業をした覚えは有りません。

ウッドオイルなどの乾性油は、乾燥の最中火災を引き起こす恐れが有りますから。

勿論、33年前の失敗の時も、本体から外してグリップ単体で作業をして居ましたので、誤解無き様宜しくお願い致します。
Posted by ゴリ at 2015年12月27日 03:10
>Domino251さん
情報ありがとうありがとうございます。
確かに柑橘系の汁で汚れを取るという裏技のような知恵も聞いた事がありますから、クリーニング効果は
高そうです。
発泡スチロールが溶けるというのは知らなかったので、注意します。
樹脂に対してどれだけ影響があるか分かりませんが、Domino251さん、ゴリさんのコメントを参考に、
注意深く経過を観察したいと思います。

>ゴリさん
貴重な実験レポートをありがとうございます。
商品説明にはプラスチックやステンレスにも使えると記載されているので安心していましたが、樹脂に悪影響を
与える可能性もあるのですね。特にHWは金属粉が混入されているので、金属が腐食するのなら、HWにも
問題は起きる事は想像できます。
銃表面のメンテナンスには疎いので、失敗も成功もすべて実験のつもりでやっていますが、皆様のアドバイスは
大変ありがたいです。
とりあえず注意して経過を見てみます。
Posted by T.K.RedT.K.Red at 2015年12月27日 11:46
T.K.Red様、ゴリ様

自身のブログでもないのに大そうな事を書いてしまい恐縮です、
釈迦に説法のようなことをしてしまいました、どうかお許しください

読ませて頂いて思ったのですが、
そもそもの使い方自体(使用方法や目的)が、
私はお二人と違うのかと思いました

私自身はスポンジに少し吸わせて取り、表面に塗る(塗装のような感じ)で、
乾燥させて拭くのですが、おっしゃるとおりで床などと同じで、
表面の汚れを落として塗装するような感覚です

革製品などでもミンクオイルを塗りこみ吸い込ませ残った余分なオイルを拭く、
クリーナーWAXを布につけて表面を拭くという違いのように感じました

ゴリ様の書いた内容を読ませて頂くと、
「塗り込む」という表現があり、そういう行為そのものを私はしていないので、
根本的な使い方や期待する仕上げ内容が違うのだと思いました
Posted by Domino251 at 2015年12月27日 13:09
使用から10ヶ月近く経ち、その間基本的にグリップは銃につけたままにしていますが、
目に見える範囲においては、心配された腐食などの問題は今のところないようです。
見えない部分で腐食などが起きている可能性はありますが、とりあえず10ヶ月経過しても、通常の使用に
おいては、見た目も作動も、金属・HW樹脂とも無事なので、安心しています。
ただ腐食攻撃性が見られたという実験に基づいた報告も頂いていますので、使用したオイルのメーカーや種類の
違いによるものかも知れません。
また今後の経過も注意深く見ていこうと思います。
Posted by T.K.RedT.K.Red at 2016年09月21日 12:25
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。