2014年06月01日
GM-7用アルマイトオープンカート
タニオ・コバのGM-7用アルマイトオープンカートです。
当方、このカートは発売直後に購入しました(つまり1stロット)。
樹脂カートと違ってさほど劣化するわけでもないのでしばらく買い足す事もなかったのですが、最近購入して少々驚きました。
上の写真は左が最近のもの、右が1stロットです。横から見ると違いは分かりませんが、上から見るとその差は歴然。
最近のカート(左)は、明らかに薄いです。
この薄さは内径が大きくなったためのようで、キャップ火薬をセットする際のスムースさが違います。以前のものはかなり力を入れて押し込む感覚でした(特に底のほうがキツイ)。新しいカートは、樹脂カートのセットと感覚的にはほとんど一緒です。
薄くなっているという事は、当然重量も軽くなっています。以前のカートを触り慣れているので、その重量差は持った時の体感でも分かります。
という事はエジェクト時の飛びも良くなっているし、銃への負担も軽減されているはず。
私は樹脂カート派でしたが、これならアルマイトカートも悪くないかな、と少し思いました。
当方と同じように発売直後に買ってそれっきり、という方はぜひ最近のものと比較してみてください。
Posted by Red at 23:57│Comments(5)
│モデルガン
この記事へのコメント
このカートリッジ、どちらも持っていないので知りませんでした。
軽くなるとカートリッジの跳びが良くなるので、そういうメリットもあっていい感じです。
で、径を大きくした理由ですが、モデルガン的には2つ考えられます。
「モデルガン的」というのは、ビジネス上の理由とは別の理由のことです。
①ブロゥバックパワーのアップ
②発火性能のアップ
ボアアップすることでデトネイターを押すトータルパワーが上がり、つまりはブロゥバックパワーのアップです。これは、モデルガンでは、過去にMGCがイングラムM11で行いました。5mmキャップ火薬を使いながら、内径は7mmでした。
また、ボアアップという意味では、エランのガバのカートリッジ内径がMGCのものよりも0.05mm程大きく、それはちょうど、ここで紹介されている新しいカートリッジに近いと思います。
キャップ火薬を押し込む時、一方はきつく、一方は緩めなら、その差は0.05mm程です。
気づき難いのは②です。エランのガバが発火しやすい理由はいくつかありますが、その中の1つが、実は内径が大きいことです。
調べたところ、プライマーを押す力は、MGCが480gなのに対し、エランは120gでした。ということは、ここで紹介されているタニオコバのカートリッジでも、似たような結果が得られるはずです。
こういった、カートリッジの話のようなマニアックな気づきは、T.K.REDさんのような詳しい人でないと、なかなか気付かない部分です。そういった、貴重な気づき、知識を、MJマガジンで執筆願えれば幸いです。
軽くなるとカートリッジの跳びが良くなるので、そういうメリットもあっていい感じです。
で、径を大きくした理由ですが、モデルガン的には2つ考えられます。
「モデルガン的」というのは、ビジネス上の理由とは別の理由のことです。
①ブロゥバックパワーのアップ
②発火性能のアップ
ボアアップすることでデトネイターを押すトータルパワーが上がり、つまりはブロゥバックパワーのアップです。これは、モデルガンでは、過去にMGCがイングラムM11で行いました。5mmキャップ火薬を使いながら、内径は7mmでした。
また、ボアアップという意味では、エランのガバのカートリッジ内径がMGCのものよりも0.05mm程大きく、それはちょうど、ここで紹介されている新しいカートリッジに近いと思います。
キャップ火薬を押し込む時、一方はきつく、一方は緩めなら、その差は0.05mm程です。
気づき難いのは②です。エランのガバが発火しやすい理由はいくつかありますが、その中の1つが、実は内径が大きいことです。
調べたところ、プライマーを押す力は、MGCが480gなのに対し、エランは120gでした。ということは、ここで紹介されているタニオコバのカートリッジでも、似たような結果が得られるはずです。
こういった、カートリッジの話のようなマニアックな気づきは、T.K.REDさんのような詳しい人でないと、なかなか気付かない部分です。そういった、貴重な気づき、知識を、MJマガジンで執筆願えれば幸いです。
Posted by mac-japan at 2014年06月02日 12:15
>mac-japanさん
こんにちは。発火性能のアップというのは、おっしゃる通りだと思います。
プライマーを押す力が軽いと言うのは、小さな打撃力でもプライマーと火薬が簡単に動くという事ですよね。
旧アルマイトカートでは、打撃力不足で不発が発生し、メインスプリングにゲタを履かせるか、
スプリングそのものを強いものに交換しなければ安定して発火できませんでしたが、新しいカートではそのような事はありません。
どノーマルの状態でも安定して発火できます。
MJマガジンで寄稿したい企画もありますので、またぜひ相談させて頂きます。
こんにちは。発火性能のアップというのは、おっしゃる通りだと思います。
プライマーを押す力が軽いと言うのは、小さな打撃力でもプライマーと火薬が簡単に動くという事ですよね。
旧アルマイトカートでは、打撃力不足で不発が発生し、メインスプリングにゲタを履かせるか、
スプリングそのものを強いものに交換しなければ安定して発火できませんでしたが、新しいカートではそのような事はありません。
どノーマルの状態でも安定して発火できます。
MJマガジンで寄稿したい企画もありますので、またぜひ相談させて頂きます。
Posted by T.K.Red at 2014年06月02日 15:19
やはり発火し難かったんですね。そう思いました。
そのため、タニオコバの取り説では、カートリッジ内(奥)にオイルを塗ることを推奨していたのだと思ったので。
GM-7はいろいろ楽しめていいですね。
そのため、タニオコバの取り説では、カートリッジ内(奥)にオイルを塗ることを推奨していたのだと思ったので。
GM-7はいろいろ楽しめていいですね。
Posted by mac-japan at 2014年06月02日 15:31
キャップを詰めるところの径が大きくなってしまうと発火時のキャップ抜けが心配なんですが、
そこのところは変わりないですか?
そこのところは変わりないですか?
Posted by リオ at 2014年07月08日 01:25
>リオさん
こんにちは。
初期のカートの底のほうが特にキツかったのは、キャップ抜け防止のためだったとと推測するのですが
とりあえず現行のカートではキャップ抜けは発生していません。
小林社長の話では、キャップの抜けは、キャップと内壁の隙間からガスが回り込む事によって
押し出されてしまうらしく、キャップ火薬をシートから切り取った時のバリなどをきちんと取り除く事で
防止できるそうです。
私はめんどくさがりなのでやりませんが(^^;;;
こんにちは。
初期のカートの底のほうが特にキツかったのは、キャップ抜け防止のためだったとと推測するのですが
とりあえず現行のカートではキャップ抜けは発生していません。
小林社長の話では、キャップの抜けは、キャップと内壁の隙間からガスが回り込む事によって
押し出されてしまうらしく、キャップ火薬をシートから切り取った時のバリなどをきちんと取り除く事で
防止できるそうです。
私はめんどくさがりなのでやりませんが(^^;;;
Posted by T.K.Red at 2014年07月20日 22:17