2018年08月10日

GM-7バレル用フィードランプ製作中


GM-7が発売されて以来、多くの人がGM-7のバレルをMGCのガバに流用する方法を模索しています。
MGCのバレルは製造時期によって破損しやすい物が多く、しかも交換用パーツの入手は難しくなる一方だからです(現在はCAWがリバイバルしているのでだいぶ入手しやすくなりましたが)。
加えてGM-7用バレルはデトネーターが多彩で、オープンカートをはじめとした様々なカートが使えるようになる点も魅力です。

GM-7のバレルをMGCのガバに使うためには、まず変換用のバレルリンクが必要。
これも個人で作ったり、ショップがカスタムパーツとして販売したりしてきました。

私も自作のバレルリンクを使用しています。
変換用のリンクさえあれば、あとはロッキングラグとチャンバーの左側をわずかに削るぐらいで、とりあえずMGCのガバに組み込めるようにはなります。

しかし一番の問題はここからで、リアルサイズカートを使用するMGCガバ、いわゆるGM12は、インナーシャーシにフィードランプがありません。本来はバレル側にフィードランプが付いているからです。

フィードランプがないとマガジンからチャンバーへ給弾できません。

この『フィードランプをどうするか問題』は、GM-7バレルをMGCガバで使う際の一番の課題です。
最も簡単な解決策は、スモールカート用のインナーシャーシを使用する事です。

スモールカートを使用するガバ(GM5)は、GM-7と同じくシャーシがフィードランプを兼ねています。
シャーシを交換するだけで、調整なしでオープンプラカートは快調にチャンバーへと送り込まれます。
しかし、それ以外のカートを使用するとうまく給弾されません。フィードランプに突っ込んで止まってしまうのでランプをかなり削り込んで形を修正する必要があります。
また今は中古で探せるスモールカート用シャーシもいずれ入手しづらくなるであろうという問題があります。

次に簡単な方法は、シャーシに金属パテなどを盛って、スモールカート用みたいにフィードランプを作ってしまう事です。
粘土細工みたいに形作れるので簡単なのですが、問題は壊れやすい事です。これもプラカートを使用している分には問題ありませんが、金属製のカート、特に真鍮の重いカートを使うとかなりの高確率で欠けたり割れたりします。

他にはフィードランプをパテではなく金属や樹脂から削り出すなどして自作し、シャーシに取り付ける方法があります。
このやり方で頭を悩ませるのは固定方法。瞬着とかで貼りつけただけでは、簡単に取れてしまいます。JBウェルドなどかなり強力な接着剤で着けても、何度か発火を繰り返すと外れてしまいます。給弾時にカートがフィードランプに当たる勢いって、かなり強いのだと分かります。

このようにGM12がランプ付きバレルである事が、GM-7バレルを移植する際の障害になっているのです。

で、名人や達人がどうしているのかと言うと、例えば港3号さんや、吠えるモデルガンさんは、インナーシャーシに穴を空けて、ネジやピンを打ち込んで自作のフィードランプを固定しています。
作動性能や堅牢性、確実な固定を追求すると、最終的にこの方法に行き着くのだと思います。
おそらくこれが正解なのでしょう。

しかしシャーシに穴を空けて自作のランプを固定するって、並のモデルガン好きにとってはかなりハードルが高い作業だと思います

そこで、バレル側になんとかフィードランプを固定する方法がないかずっと考えていました。
シャーシにランプを着けるよりも給弾性能は少し落ちますが、銃本体は無加工でポン付けができるからお手軽のはずです。

固定方法を思いついたので、専用のフィードランプを製作中。
うまく行くかは分かりませんが、まあチャレンジする事に意義があります。続報は近日。
  

Posted by Red at 17:28Comments(0)モデルガン