2018年07月17日

樹脂プライマー


発火仲間のMSGkenkenさんが試作した樹脂製のプライマー(インナーです)。
タニオ・コバのオープンカート用に作られたそうですが、一般的なCPカートでも使用可能です。
何のために?と思われるかも知れませんが、通常、真鍮で作られているプライマーを樹脂化する事で、カート自体の重量が軽くなり、カートの飛びを良くしたり銃を痛めにくくできると考えられます。
またこれは小林社長がおっしゃっていたそうですが、プライマーが軽い事で不発も減らせるとの事です。確かに、Fピンの打撃力でプライマーとキャップを前進させて発火するわけですから、プライマーが軽ければそのぶん前進しやすくなるはずです。
そう言えばマルベリーフィールドやC-Tecの一部のカート、タナカのEVO2カートなど、発火性能を追求するとプライマーが軽量なアルミで作られる事が多いです。


写真はアルマイトオープンカートにセットしたところ。プラオープンにすれば最軽量カートになります。

発火してみましたが、特に問題は無し。普通に使えます。
GM-7自体トラブルが起きにくいので、調子が良くなったかどうかは分かりませんが、少なくとも樹脂にした事で不具合は起きないようです。

問題はこの試作品の場合、ジュラコン削り出しで作られていてコストが高くなる事です。よほどの事がない限りプライマーにお金をかけようとは思わないのですが、このような研究はいずれ何かの役に立つと思います。

ちなみに、同様のコンセプトで3Dプリンターでプライマーを作っている方がいて、そちらはDMM.makeで購入できます。
ポリマー オープンカートリッジ(タニオ・コバ)用プライマー 100個
これは色を着けられる点が面白いですね。
  

Posted by Red at 22:19Comments(0)モデルガン