2017年01月23日

C-Tec.45マイルドキック


C-Tecの新製品、.45ACPマイルドキックです。
.45ACPでアルミ製のCPカートと言うと、C-Tecの従来型やエラン製、マルベリーフィールド製、タニオ・コバのヘキサゴンCP、イージーCP、BWCのダブルキャップカートなどたくさんありますが、いわゆる“一般的な寸法のCPカート"でアルミ製のものは、実はこれが初めてだと思います。
C-Tecの従来型とエランは、リム側のケースが長いためにパワーがかなり強く、タニオ・コバやBWCのものは寸法や構造が特殊です。
例えば、“MGCのGM12にそのまま使えるアルミ製のCPカート"というのは、今までなかったのです。そんな状況だから、自分は以前、ヘキサゴンCPのケースに一般的なCPのFピンを入れてGM12で発火、なんて事もやってみました。
そういう意味では、今回の.45ACPマイルドキックは待望の製品です。
またマルゴー問題が長期化する中、その動向が懸念されていたC-Tecから新製品が発売されたのは喜ばしい事です。
ちなみに私はモデルガンパーツショップM9で購入しましたが、他のショップではあまり取り扱っていないような…。今後、どのような流通形態になるのかも気になるところですが、とりあえず製品を見ていきます。

9mmルガーのマイルドキックと同じく、従来型との大きな違いはリムケースの全長が短くなっている事です。

従来型(右)に比べると、2ミリほど短くなっています。
このほか、Fピンの形状と、色が金色になっているのが変更点。9mmカートと同じですね。


BWCのキンバー(CP仕様)で発火しました。
不発・ジャムなしの完璧作動です。
「マイルドキック」とは言っても、C-Tecの従来型と比べてという事なので、パワーは一般的なCPのソレと同等です。CP特有のビシッと来るシャープなキック力は十分。しかしこれなら銃が壊れる心配も少なく、安心して使えます。

ちなみに、撃ち終わった後にカートを分解する際、

このように横向きにしてバラすのが一般的だと思いますが、C-TecのCPカートの場合、

こんな感じで、Fピンが横向きに引っかかって出て来ない事があります。
ブレット側のケースが長いからでしょう。
軽く振ったり叩いたりすれば出て来るので大した問題ではないのですが、少し煩わしいです。

そこで、自分はC-Tecのカートをバラす際には、

このように縦にして分解します。
これだとFピンが引っかかる事はないので、もし引っかかってイラッとしてる人がいたら、試してみてください。

少し前に、マックジャパンのKenさんが「これからはアルミカートが主流になる」と予言された通り、確実にアルミカートの波が来ていますね(タナカのパラカートも、まもなくアルミになる)。
アルミカートの軽快な飛びっぷりは楽しいし、銃を傷つけたり、排莢によって壁や床を傷つけたりする心配が少ないなど、利点は多いです。
そんな中、C-Tecのマイルドキックシリーズは、汎用型CPカートの決定版になりそうです。
MGCの銃でも発火してみようと思います。
  

Posted by Red at 08:59Comments(3)モデルガン