2016年04月03日

フラッシュホールデトネーターの先端形状


前回の記事で、9ミリカートダブルキャップ化の失敗事例を書きました。
失敗の要因のひとつに、5ミリキャップがデトネーターに突き刺さってしまうという現象がありました。
しかし、GM-7でBWCのフラッシュホールデトネーターを使用すると5ミリキャップが刺さる事はありません。
その理由は、デトネーターの先端形状によるものであると、コメント欄で教えて頂きました(ありがとうございます)。

BWCのフラッシュホールデトネーターの先端は、段になっています。


写真のように、先端の段がインナー上部、もしくは5ミリキャップのフチに当たって止まり、それ以上は奥へ行かないようになっているとの事です。

デトネーターと5ミリキャップの合成画像。

先端が火薬だけに接触し、キャップの底には到達しない事が分かります。
確かにこれなら発火はしても、キャップを突き抜く事はありません。
普通のデトネーターで突き刺さる事を経験して、初めてこの形状の意味が理解できました。

さて、それならばデトネーターの先端をBWCのように、段差のある形状にすれば解決!…かと思ったんですが、その太さにすると、一般的な9ミリCPカートの穴に入らない事が判明。

段のところで引っかかります。
ちなみに.380イージーCPカートの穴にも入りませんでした。.45ACPならある程度、穴を大きくできても9ミリでは限界があります。

デトネーターを必要最小限ギリギリまで細くし、カート先端の穴をイージーCPぐらい大きくすれば通るかも知れませんが、そもそも「インナーを変えるだけで快調なダブルキャップ発火ができるかも」と思って試した事なので、お手軽にはできないと分かった以上、潔くあきらめる事にします。

話は変わりますが、C-Tecの新しい9ミリCPカート【マイルドキック】を入手しました。
レビューは明日アップする予定です。

  

Posted by Red at 21:41Comments(3)モデルガン