2015年07月24日

タニオ・コバ/マガジン脱落対策と総評

機種を変えて何度かテストをしてきた、タニオ・コバのノーマル形状7発マガジンです。
GM-7で発火時に脱落するという事例が何件か聞かれました。
私の場合には所有する複数のGM-7で試しましたが、一度も抜け落ちる事はありませんでした。
底部にバンパーがないノーマル形状のマガジンでは、銃への挿入が甘くなりがちなので、その点は注意したいところです。実際に、しっかりと叩き込んだら脱落が解消したというコメントも頂きました。
ただし、原因はそれだけではないようです。
ミントさんのブログによると、最近のGM-7では問題なく使えたものの、GM-7のごく初期モデルである、タクティカルベーシック(2ではない)では脱落が発生したとの事です。さらに詳しく話を聞くと、GM-7としては3番目のモデルであるMEUでも同様の現象が起きたとの事です。
ミントさんは、これらのGM-7のマグキャッチは、現行のソレと形状が異なっており、その形状が新マガジンと相性が悪いのではないかと結論づけています。
私もGM-7でのテストの記事で述べたように、GM-7のマグキャッチは複数のバージョンがある事を把握していたので、ミントさんのおっしゃる通りだと思いました。
というわけで、GM-7でマガジンの脱落が発生する場合には、マグキャッチを最新のモノ(?)に交換すれば問題が解決する可能性があります。

それでもダメな場合や、GM-7以外の機種に対応させる場合には、マガジンを少しだけいじります。
これは以前、ショップの方に教えてもらった方法で、自分はマガジンが抜けるトラブルは大抵以下の方法で解決しています。

基本的にはマガジンキャッチがかかる切り欠き状の穴の、上の部分を少し変形させるだけです。
穴の下に平らな板を添え、マイナスドライバーなどを穴に差し込み、テコの原理で穴の上部を内側から膨らませます。これでマガジンキャッチの引っかかりが良くなります。
穴の下に平らな板を添えないと、支点になる部分が内側にヘコんでしまうので必須です。写真では下にヤスリをあてています。
一度に大きく変形させず、現物合わせで(できれば発火テストも行いながら)少しずつやるべきです。あまり変形させてしまうと、マガジンの出し入れがしにくくなります。やりすぎた場合には上から押せばある程度は戻せますが、やはり元のようにキレイには治りませんので、やはり様子を見ながらやるのが良いでしょう。
私の場合は、少しぐらいマガジンの抜き差しがしにくくても、発火中に抜け落ちるよりはマシなので、ややタイトにしますが、そのへんは好き好きです。自分が納得のいく形を探ると良いと思います。

さて、脱落のトラブルが解消されれば、この7発マガジンの完成度は素晴らしいと思います。
特に樹脂製フォロワーがいいです。錆びないし変形する心配もありません。また前面まですっぽりとチューブに収まっているので、おじぎする事もないです。従来の8マキシマガジンのフォロアーも樹脂製でしたが、ノーマル形状のマガジンで採用されたのは嬉しいです。
ブラックホールでは、大きく変形させたマガジンチューブを展示し、レーザー溶接で背面や底が絶対に外れない事もアピールされており、その点も安心して使えます。
GMマガジンの新定番。たくさん買い込みたいと思います(^^;;;。
  

Posted by Red at 23:56Comments(4)モデルガン